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八戸水産科学館マリエント(青森) [水族館レポート(認定)]

昨年のゴールデンウィーク、先の震災で被災した岩手のもぐらんぴあが5年ぶりに復活を遂げた。
それに合わせて、青森の水族館も回ってきたのだけど、ブログに登場させるのをすっかり忘れていた(汗)
というワケで、訪問から1年半も経過した今、青森の水族館の話を……

青森には認定水族館が2つあって、そのひとつは言うまでもなく浅虫水族館!! なのだけど、もうひとつが八戸にあるマリエント。
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正しくは八戸水産科学館マリエントという施設で、厳密な意味では水族館ではないのだけれど、館内の展示には水族展示が多く、いわゆる水族館相当施設に当たる施設。
そこそこ大きな水槽もあることから、水族館の全国制覇を目指す人にとっては“行かなきゃならない”認定施設にもなっている。

余談だが、マリエントの周辺の地名は“鮫”というらしく、最寄り駅も鮫駅。
サメ好きにとっては、なんとなくワクワクしてしまう感じだが、残念ながらマリエントにサメはほとんどいない。
そんなマリエントだけど、建物はかなり大きい。施設の向かいにはウミネコの繁殖地としても知られる蕪島があるし、八戸港からもすぐ近くなので、比較的分かりやすい場所にあると言っていいと思う。
しかし、建物の大きに反して、展示があるのは3Fのみ。
その上のフロアは広大な展望スペースになっていたりして、建物の大きさから想像するほど展示規模は大きくなくて、というかむしろ少ない。
ただ、展示がある3Fフロアは結構な広さがあって、水族展示はその2/3程度を占めている。

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フロア中央にある大水槽を除くと、大きな水槽がある訳ではないけれど、水槽の数自体は多く、水族館気分はそれなりに楽しめる。
ただ、大水槽の主役は2匹のアオウミガメ。ちなみに、震災後、もぐらんぴあのアオウミガメ、かめ吉が避難していたのもこの水槽だ。
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ただ、カメ以外の住人は数えられるほどしかおらず、一見、何もいない水槽に見えてしまうほど。その後、魚が追加されているとよいのだけれど、少なくともオレが行った時は、閑散とした少々寂しい水槽だった。

それ以外の展示も、八戸水産科学館という館名に反して? 八戸に関係する水族展示は少なく、むしろ色鮮やかな熱帯魚などが多め。
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それらもここでしか見られないものや、すごく珍しいものなどはなく、見られるものは比較的馴染み深いものが中心。
とは言え、タッチプールなども用意されていて、ひと通り見終えると、何となく水族館に来たような気分にはなれると思う。
同じ県内でも浅虫水族館まで行くにはちょっと遠い八戸の人たちにとっては、十分水族館としての役割を担っているのだろうと思う。

余談ながら、八戸は青森県内でも南側に位置していて、岩手県に近い。
もぐらんぴあがある久慈までは、浅虫水族館より近く、クルマなら十分ハシゴが可能。
実際、オレはハシゴしたし。
展示のボリューム的にも、両館のセットはちょうどいいくらい? ではないかと思うので、水族館巡りをしているという人には、セットで回ることをオススメしておきたい。

また、マリエントのほぼ向かいに位置している蕪島(かぶしま)も、ウミネコが営巣している時期なら、ついでに足を運ぶには面白い場所だと思う。
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野生の海鳥の繁殖地を、あれだけ間近で見られる場所もなかなかないだろうからね。
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サケの産卵シーン展示@標津サーモン科学館 [淡水魚]

9月、サケの遡上を見るため、標津サーモン科学館に行った時のこと。
西尾副館長にいろいろと話を聞かせていただいていた中で、

「産卵は是非、見てみて欲しい!!」

と、力強く仰る。

毎年11月になると、魚道水槽が産卵展示に切り替わること、そして、運が良ければ目の前で産卵シーンを見られることは知っていたけれど、遡上を見に来たばかりで、そうそう何度も来られないよ…… と思った反面、西尾副館長の熱を帯びたトークを聞いている内に、

「うんうん、そうだよな。見に来なきゃいけないよな!!」

となり、

遡上を見に行ってから2ヶ月後、オレは再び根室中標津空港へと降り立っていた。

早速、サーモン科学館へ。
目的の水槽の前へと向かうと、既にペアがスタンバイ中。
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館長や副館長への挨拶もそこそこに、水槽横でカメラを構える。
水槽前の観覧席には、多くの人たちが座り、その瞬間を待ち構えていた。

サケの動きのひとつひとつに、ドキドキ感が高まってくる。
別にオレが産卵する訳でもないのに、何故か全身に力が入り、緊張感が高まってくる。
この時何故か、美ら海水族館でマンタの出産待ちをしていた時の記憶が鮮明に蘇ってきて、目の前のサケ、記憶の中のマンタの両方からプレッシャーを受け、意味もなく非常にドキドキしていた。

そんな時、館長の合図で“産卵1時間予報”が出された。
この館内放送の1時間以内に産卵がありますよ、という予報なのだけど、サケの動き、産卵床のでき具合などを見ながら、産卵のタイミングを見極め、アナウンスされる。
その放送から15分ほどした頃、2匹のサケが並び、口を大きく開け、産卵が始まった。
凄いシーンのはずなのに、呆気ないくらいに簡単に見られてしまった。
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でも、ここがまさに標津サーモン科学館の凄いところ。
本来、魚主体で不確定なもののはずの産卵行動を、展示として成立させるため、水槽内のレイアウト、展示に使う個体の選定など、さまざまなノウハウが投入されているのだ。
だからこそ、産卵シーンなんて、いかにも不確実なものを驚くほど簡単に、きわめて高確率で見ることができてしまうのだ。
お陰で、2泊3日の旅程の内、ほぼずっと館内にはいたとは言え、産卵シーンを7回も見ることができてしまった。

遡上とか、チョウザメとか、いろいろ凄いとは思っていたけれど、産卵シーンの展示は、実際に目の当たりにすると、あらためて“サーモン科学館、スゲェ!!”と思わずにはいられなかった。
そうそう簡単に見られないはずの産卵シーンも、標津まで行けば、かなり簡単に、しかも高確率で見られてしまう。
その展示が行われているのは、11月いっぱい。週末など人が多く集まる日なら、館内スタッフの気合い? も、より入るらしく、見られる可能性はさらに高まるのだとか。

サケの産卵シーンを見ていると、不思議なもので、ついつい擬人化したくなるというのか、人の男女関係が重なって見えてくるような気がしてしまうのだ。
例えば、サケにももてるオスともてないオスとがいて、もてないオスと組み合わされた時のメスは産卵までに長い時間を要したにも関わらず、オスをもてるイケメンに変更したら、あっという間に産卵したとか、そんなのを見てると、種族は違えど、同じオスとしては何だか切ないなぁ、と。

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体の大きなイケメンオス。もてる。

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体の小さいもてないオス。でも、律儀。

見てみて感じることは、性別やその人のいる環境、境遇などによっても変わってくるようなので、何を思うかは、是非、自身の目で見て確かめてみて欲しい。

標津サーモン科学館と言えば、最近、チョウザメ腕ガブが全国的な注目を集めているけれど、そちらも相変わらず絶好調。
やけに怪物っぽく撮れたので、そいつで締めにしたいと思います!!
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クニマス展示館(山梨) [水族館レポート(マニアック)]

絶滅したはずの魚が再発見された……

もう7年も前の話だけど、かつて、秋田、田沢湖の固有種だったクニマスが、山梨の西湖で再発見されたというニュースを憶えている人もいるだろう。
クニマスが絶滅するより前、各地に移入されたものの内、西湖に放流されたものが細々と命をつなぎ続け、人知れず種としての絶滅を免れていたのだ。
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そんなクニマスを展示した水族館相当施設が、西湖のすぐ近くにあると聞き、行ってみた。
元を辿れば田沢湖の魚とは言え、今や、西湖にしかいない魚であるからして、その近くにクニマスの展示施設があるというのは、自然な成り行きと言えるのかも知れない。

クニマス展示館があるのは、富士の裾野の観光スポット? のひとつ、コウモリ洞窟のすぐ隣。正確には山梨ネイチャーセンターに隣接している。
真新しい建物にクニマス展示館の看板が提げられているので、そこまで行けばすぐに分かる。

ウミガメ上陸地にあるウミガメ博物館(水族館)と同じような成り立ちの施設だけれど、規模はそれらの数分の一程度のとても小さなもの。クニマスだけの資料館としては十分な情報量なのだろうけれど……

館内はクニマスに関するパネル展示や、液浸標本が並んだ博物館的な部屋と、生体を展示した部屋に分かれている。
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生体展示を行っているスペースには、主役のクニマスが入った水槽が2つと、これまた小さな水槽で西湖やその周辺に住まう魚と、ヒメマスが展示されている。
水槽はいずれも小さいので、水族館というよりは、企画展とかのイベントみたいな感じ。
そもそもこの建物が、クニマス展示を目的に作られたものではないのかも知れない。

それでも、主役たるクニマスは、比較的大きな個体と、小さな個体が2つの水槽で展示されていて、大きな個体がいる方の水槽は、擬岩でデコレートもされている。展示館の主役らしい扱い、と言ったところかな!?
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小ぶりなマスなので、見た目は地味だが、貴重な存在であることだけは確か。
絶滅したと思われていた魚が、常設展示されているのは田沢湖にもできたクニマス展示施設を除けば、ここだけなのだから。

深場に住まう魚らしく、大きい方の個体の水槽は暗くされていて、さらに見学者が側まで近寄れないようになっているので、少々見にくい。
また、これも仕方がないことではあるのだけど、展示されている個体はどれも、いかにも飼育下のサケ科魚類の短く丸い顔つき。
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クニマスならではの青みを帯びた体色は生体でなければ見られない反面、本来の精悍な顔つきは標本の方がそれらしいという、サケ科魚類ならではの残念さがあった。
ちなみに、大きい方の個体の体色は“真っ青”だが、これはライトの影響によるもので、流石にここまで青くはならない。通常の照明で展示されている小さな個体の色が、本来の体色に近いはずだ。
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ただ、先にも書いた通り、貴重な存在であることは間違いないし、並べて展示されているヒメマスと生きた状態で見比べれば、ずっと同じものとされてきたけれど、両者に差があることも分かるはずだ。
そんな比較観察ができてしまうのも、生体展示ならではの大きなメリットだ。そんな貴重な体験が、東京からそれほど遠くはない場所でできてしまうということが、この施設の何よりの価値だと思う。

山梨の水族館と言えば、富士湧水の里水族館があるけれど、道が混んでなければ、30分ほどで行けるので、両館のハシゴもオススメだ。
どちらの施設もほぼマスと淡水魚ばかりだが、本州でこれだけマス類が見られる水族館はそう多くないし、クニマスは北海道でも見られないので、淡水魚好きやサケ・マス好きは足を運んでおくべき施設、ではないかな?
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福山大学マリンバイオセンター水族館(広島) [水族館レポート(認定)]

日本各地にある水族館や相当施設は250ほどあることが分かってしまったのだけど、それらの施設には、意外なことに、無料で見学できる施設が少なくない。

無料…… とは言え、中にはかなりしっかりした水族館もあって驚かされることも。
そんな無料水族館の中で、恐らく、日本最大の規模だろうと思われるのがマリンバイオセンター水族館だ。
その名称から分かるように、福山大学の研究所付属の施設であり、小規模ながら100tを超す大きな水槽も備えた結構本格的な水族館だ。
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水族館があるのは、瀬戸内海の因島という島で、船に乗る必要はないものの、風光明媚でサイクリストに人気の高いしまなみ海道を通っていく必要があり、少々行きにくい。
広島の水族館と言ったら、今が旬は注目の新星、マリホ水族館や、規模、歴史ともにトップの宮島水族館が有名だが、このマリンバイオセンター水族館も広島の水族館なのだけど、全国的にはあまり有名ではないような気がするのは、その微妙な行きにくさと、水族館がある場所のせいなのかも!?

水族館はしまなみ海道、因島北インターを降りて5分ほど走った海沿いの集落にひっそりと存在していた。
通り沿いに控えめな案内看板もあったけれど、それすらも見落としてしまいそうなほど、ひっそり。とても静かな場所にあった。
敷地内の適当な場所にレンタカーを止めて、水族館へと入館する……のだけれど、当たり前ながらチケットカウンターみたいなものがどこにもない。入り口に置かれていたのは、記帳用のノートと、募金用の貯金箱のみ。

でも、無料の水族館だからと侮る無かれ。
ひとつの大きな部屋の中に、水槽は大小22本あって、入館すると、大きな存在感を放つ150tもの大水槽が目に飛びこんでくる。
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暗い館内にそびえる大水槽は、水族館に来たということを強く意識させてくれる。
中を泳ぐのはタイやイサキ、メジナなど、馴染み深いものが中心で、別段驚かされるようなものはいなかったけれど、広々とした、でも、大きすぎるほどではない水槽は、中を泳ぐ魚たちをじっくり眺めるのにちょうどいいサイズ感で、ついつい見入ってしまう。
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他の水槽には、カレイやベラなど、瀬戸内海の魚を中心に展示されている。
大学付属の施設なので、展示されている魚の多くは、研究の対象だったり、行われている研究を紹介するために展示されているものなのだろう。
だが、堅苦しい雰囲気ではなく、小さなタッチプールなどもあり、オレが行った時にも、水槽をひと通り見学して、タッチプールで海の生き物に触れて、みたいな楽しみ方をしている子供連れが何組みかやってきていた。そんな楽しみ方をするには、規模的にもピッタリだろう。
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個人的には、館内が暗く、水槽は明るく、見やすい水槽が多いことも好印象だった。
また、場所柄か、オレが出掛けたのが平日だったからなのかは分からないけれど、とにかく静かで、オレがいる間、やってきた家族連れが帰ってしまうと、聞こえてくる音はオレのカメラのシャッター音と、ほぼ水槽いっぱいの大きさに育ったタマカイの若魚が時折暴れる時の水音だけ。
じっくりと展示を楽しむことができた。
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無料で楽しめる施設であることを考えれば十分以上の内容ではあるのだけど、水族館ブロガー的には、強く印象に残る部分もなかったのかなぁ、と。
というのも、展示されている魚は、どこででも見られる馴染み深いものだし、水族館自体も大規模ではないものの、適度な水族館感のある規模、水槽サイズ感など、ネガティブな印象を抱く部分がない。

という訳で、冒頭の“日本最大級の無料水族館”という結論に落ち着くのだ。

もちろん、行って損のない施設だとは思うのだけど……
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厚岸グルメパーク水族館プティ(北海道) [水族館レポート(マニアック)]

9月、標津にサケ遠征に行った時のこと。
北海道道東エリアの地図を見ていて、標津から厚岸がそれほど遠くないことに気が付いた。

そうだ、厚岸行こう!!

厚岸の道の駅「厚岸グルメパーク」には、水族館プティという小規模施設があり、9月の時点では認定水族館としてリスト入りしていたし、3月に開催させてもらったイベント「水族館巡りのゴール」で、かめきちかめぞうさんがオススメ施設として紹介した施設でもあった。
これは行くしかない!! とばかりに、厚岸に向けてレンタカーを走らせた。

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目的の道の駅は厚岸の街を見渡せる高台に建っていた。
眼下には厚岸湾が広がり、カキの養殖筏が浮かんでいるのが見える。
早速、施設内の水族館へ。
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あれっ!! 小さい!!
そもそも、水族館プティと名乗ってるくらいだから、小さいことは分かっていたけれど、考えていたよりも小さかった。
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水槽は1.5mほどのものが4つ。そこに厚岸周辺の魚が展示されているのだけど、マス、カレイ、ウグイ、以上。そんな感じ。
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もちろん、無料の施設だし、水族館というよりも、道の駅に来た人に、食事のついでに水槽展示を楽しんでもらおうという施設であることは分かっている。
水族館を目的に出掛けてしまったオレからすると、ちょっと拍子抜けした、というのが正直なところ。

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この水族館でもっとも色鮮やかな魚、ニジマス。


でも、大丈夫!!(何が?)
イベントの時、かめきちさんは言っていた。
そこには美味しいものが沢山ある、と。
何せ、この道の駅は「グルメパーク」なる名前が付いているのだから。
厚岸と言えばカキである!! そんなことはグルメ情報に疎いオレでも知ってるくらいだ。
幸せな気分で厚岸を後にするため、レストランがある施設の2Fへ。

あれっ!! やってない!!

この時、時間は朝の10時。3軒ほどあるレストランはいずれも11時から。
1時間待つには、水族館が少々物足りない。ちょっとした敗北感とともに厚岸を後にしたのだった……

という訳で結論。
厚岸の水族館プティの見学は、11時以降に!!
そうすればきっと、幸せな気分で厚岸を満喫できる…… はず…!?
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「水族館巡りのゴール」その後、プラスα [雑談]

3月に開催させてもらったイベント「水族館巡りのゴール」では、日本に存在する約240の水族館や相当施設の中から、ここだけ行っておけば“日本の水族館は制覇しましたよ”、と宣言していい? 水族館の認定を、オレを含めた水族館ブロガー3名(めnち、かめきちかめぞう、ミストラル)によって、勝手に行わせてもらった。

その数、110施設。

認定水族館の基準は、

・展示種類数50種類以上
・展示総水量10t以上
・水族館と名乗っていること
・動かせない水槽があること

の4点。

手前味噌ながら、なかなかいい基準だったと思っていた…… のだけど、この基準には“穴”があった。
個人的には、ライカム問題と呼んでいるのだけど、この基準に照らし合わせると、水族館とは言いにくい施設(水槽)なのに、認定水族館になってしまう施設があることが分かったからだ。

問題となった水槽は、沖縄のイオンライカムにある「ライカムアクアリウム」。
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アクアリウム(水族館)と名乗っている、どう見たって10t以上ある動かせない水槽。50種類はいなかったけれど、3ポイント獲得で認定というルールでは、認定水族館になってしまうのだ。

友人の水族館人にその話をしたら、

「ライカムは水族館か!?」と言われた。オレもそう思う。
立派な水槽だけれど、水族館として出掛ける場所ではない。でも、基準は満たしてる。
他にも「博多ベイサイドプレイス」の大水槽など、基準を満たしてしまう非・水族館施設があること発覚。
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これはもう、基準を見直す必要があるだろう、ということになった。

他にも、リストには載ってない施設が見つかったこと、「マリホ水族館」のオープンで認定施設が増えること、認定はしているけれど、行ってみたら基準を満たしていなかったことなど、認定基準と認定施設の見直しも行うことにした。

まず、認定基準。
上記4つの基準に加えて、“入館料”“専用の建物”“専用の入り口”“水槽の数”などの案が出され、その中から“水槽が10本以上あること”を新基準として追加。
5つの認定基準の内、4ポイントを満たす施設を認定水族館とすることになった。

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また、「マリホ水族館」「やながわ有明海水族館」の2施設が新たに認定施設となり、「厚岸グルメパークミニ水族館プティ」「小笠原水産センター 小さな水族館」が認定から外れたため、10月14日現在、認定水族館はこれまでと変わらず“110”となった。

ただし、未判定施設として、

志布志大黒イルカランド
別府温泉白池地獄
はんざきセンター
イヨボヤ会館
オホーツクタワー

あたりが今後、認定施設になるかも?
意識して情報収集、あるいは、行ってみなきゃ、と思っているところ。

個人的には、今回落ちた「小笠原水産センター」や「黒島研究所」あたりも怪しいのではないか、と思っているけれど……

施設認定はその基準も含めて、3人の話し合いで決めたこと。
今回の会議で、かめきちさんから「他の人の意見も聞いてみたい」と提案があった。
確かに、ここで言う水族館認定は、何ら公式なものではないのだけれど、かめきちさんが言うように、自分たち以外の巡ラーの話や意見を聞いてみるのも、これまで知らなかった施設を知るきっかけになったり、これまでにない認定基準が生まれる、みたいなこともあるかも知れない。

もちろん、開催の予定はないけれど、次にイベントをやらしてもらう機会があったなら、そうした自分たち以外の巡ラーを巻き込んだ“水族館巡ラー会議”みたいなものになるのかも!? なんて思ったところで、3人による今回の会議は終了したのでした。

続く…… のか!?
タグ:水族館
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南郷水産センター(滋賀) [水族館レポート(マニアック)]

魚は見られる。でも、水族館かと言われると、微妙なところ……
でも、行ってみたら楽しめちゃった…
というワケで、南郷水産センター、である。
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琵琶湖から流れ出る瀬田川のほとりにある、魚の餌やりや釣り堀など、魚と遊べるテーマパーク(かなり盛った言い方だけど)みたいな施設だ。

でも、水族館的な展示も少しだけある。
入場ゲートを潜って右手側にある水産資料館がそれ。
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中にはやや大きめな水槽を筆頭に、5本ほどの水槽で周辺地域の魚が展示されている。
大きな水槽にはビワコオオナマズと思しき、大きなナマズもいたが、その水槽も含め、キズや汚れが多く、また、魚名板などもほとんど設置されていなかったりと、“ちゃんと見せる”ものには残念ながらなっていない。
“ビワコオオナマズと思しき”なのも、中がきちんと見えなかったからだ。
資料館自体、作ったからそのまま開けてます、みたいな雰囲気。魚がいるのがここだけなら、超絶ガッカリ施設になるところだが、屋外に沢山並ぶ池にいる魚たちが楽しませてくれるので、ここは“こういうのもあるんだ”程度に思っておくのがいいだろう。

目の前は広大な公園のような敷地の奥へ進む前に、餌を買っておくことをオススメしたい。
餌は施設内へと入る入場ゲート付近で、いろいろな種類の餌が売られていて、そこを通った時には“やけに充実してるな”と思ったくらいで、買わずに入園したのだけど、結局、買いに戻るハメになった。

池にいる魚に餌をやるか、釣り堀の魚を釣るか。
そのどちらかこそが、この施設の正しい楽しみ方であることに気付かされたからだ。
ちなみに、オレが買ったのは小袋に入って売られている浮上性の餌と、棒麩。締めて250円!!
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施設内を進むと、観賞池という大小の池がいくつか並んでいる。
観賞池、即ち、釣りができない池のことだが、そこには巨大なアオウオやソウギョがひしめいており、人影を見ると餌をもらおうと一斉に集まってくる。つまり、入場ゲートで買った餌の出番、というワケだ。
でも、そこで浮上性の餌を撒いてはいけない。
池にいるのは1mを越す巨大な魚たちだ。そこで撒いてしまうと、瞬間、グワッと群がってくるので、服や持ち物を濡らされてしまうからだ。ちなみにオレは、履いてたズボンを漏らしたみたいな感じにされた。
入り口で買った棒麩が活躍するのはここだ。
40㎝はあろうかという長さがある麩の先を池に差し込むと、アオウオたちが水面から顔を突き出し、バキバキと音を立てながら咥え取っていく。
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これがなかなか楽しい。
池のアオウオはいずれも巨大で、しかも数が多い。小さな子供なら怖いと感じる子もいるんじゃない? くらいの迫力だ。
長い麩もあっという間に食べ尽くされてしまうので、すぐまた入場ゲートまで買いに走らなければならなくなる。あらかじめ2~3本買っておくことをオススメしておく。



アオウオがいる観賞池から、さらに奥に進むと、チョウザメなどがいる池を経て、右手に大きな池が現れる。
ここで浮上餌の出番だ。
池には無数のコイがいて、人が近付くとやはり集まってくるので、節分の豆まきよろしく、餌を盛大に撒いてやる。
すると、その瞬間、水面から魚が沸き立つような状態となり、池なのに水が見えないほどの状態になる。大げさに言い方をすると、コイの津波状態。
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不気味なほどの迫力に、思わず後ずさってしまったくらいだ。
でも、この時、あまり池に近付きすぎないこと!! コイたちは盛大に跳ね回るので、やはり水濡れ要注意だからだ!!




アオウオの餌やりはさいたま水族館でもできるけれど、手に持った麩という点で、魚とのやりとりがより濃密な感じがして、ちょっと標津のチョウザメ指パクに通じる楽しさがあったような気がした。
先にも書いた通り、水族館としてはかなり微妙な施設だが、魚が好きな人ならそれなりに楽しめる施設ではあった。

余談ながら、南郷水産センターの向かい、道を挟んだ反対側にある「ウォーターステーション琵琶」には、水槽がいくつか並んでいて、琵琶湖の魚が展示されている。
これまた水族館とは言いにくい施設だが、展示種類数に限って言えば、南郷水産センターの水産資料館よりも多い。
こちらは無料なので、ついでに見学するくらいでちょうどいいと思う。
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サケ遡上遠征2017@標津サーモン科学館 [淡水魚]

今年もサケの遡上を見るべく、9月の標津に行ってきた。
3月に開催したイベント「水族館巡りのゴール」で、参加者プレゼントを提供いただいたお礼もあったのだけど、それ以上に、昨年の“借り”を返したくて、いつも以上に? 気合いが入っていた。

というのも、昨年は北海道を連続で襲った台風の影響で、遡上サケの姿を1匹も見ることができなかったから。
大増水の標津川は、渦巻く濁流が大量の流木と共に押し寄せ、川には近付くこともできず、館内から遡上サケを観察できるはずの魚道水槽も開通していなかった。
今年こそ!! と期待が高まる反面、9月が近付いてくるにつれて、“また台風が来るんじゃないか!?” と、ドキドキする日々。
遡上を考えればある程度の増水はして欲しいものの、台風は困る……

幸い、北海道が台風に襲われることはなかったが、標津から意外な情報がもたらされた。
「標津川の水が少なく、遡上もまばら」と。
予想に反する情報だったけれど、いないワケではなさそうだし…… と、深く気に止めることもなく、標津へと飛び立った。

標津サーモン科学館へ到着するや否や、まっすぐ標津川に架かる観覧橋へ。
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ホントに(水が)少ない!!

やはり聞くと見るのとでは大違い。標津川の水は考えていた以上に少なく、川底がくっきり見えるくらい。
少ないとは聞いていたものの、ここまで少ないとは思ってなかったので驚くことに。
目的のサケはというと、水が少なく川底までくっきり見えるお陰で、カラフトマスが数匹、泳いでいるのが見えたが、2年前のような、川幅いっぱいにサケが並んでいるような光景とはほど遠い状態だった。

同じく館内の魚道水槽も魚影はまばら。
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とは言え、昨年は魚道水槽は開通しておらず、川に近づくことさえできなかったことを考えれば、よほどマシだ。ちょっぴり強がりも入っているけれど……
館長曰く「昨年は史上最大の大増水。今年は過去に例のない大渇水」とのことで、2年連続で最大レベルの悪条件を引き当ててしまったらしい。

でも、川は不発でも、サーモン科学館でなら、海水の大水槽で成熟が進んだカラフトマスやシロザケの姿を見ることができる。
これが水族館のいいところで、ひとまず目的は達せられたような気分になれる。
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これらを見ると、ひと足早く秋を実感できるような気になるが、正直言えば、やはり、川を遡上する姿が見たいものだ。

その日の夜、というか明け方、標津は強烈な雷雨に見舞われた。
科学館周辺で落雷があり、強烈な音に目を醒ますと、ゴーッと強烈な雨音が響いていた。
普段なら、遠征先での雨はガッカリ以外の何物でもないのだけど、今回ばかりは違う。
凄い雨!! これで明日の遡上が増えるかな? となるからだ。

翌朝の標津川の水位は少し増え、茶色く濁った川には、前日より多くのサケがいるように見えた。
魚道水槽の入り口の水路に、カラフトマスやシロザケが何匹も入っていくのが見えたので、今日こそ!! と、期待を高めつつ魚道水槽へ足を運ぶと……

あれっ!? 誰もいない……

川とつながった水路に入っていった魚たちはどこに行ってしまったのだろう?

いないものは仕方がない。
ということでチョウザメプールへ。
最近、標津サーモン科学館はチョウザメの腕ガブや指パクが全国区の注目を集めているけれど、指パクプールにいる個体も1年前より確実に大きくなっていた。
指4本行ける!! と言われていた最大個体の「ボス」に至っては、指4本どころか、拳そのまま行けそうな感じ。手の小さな人や子供なら、腕ガブまで行けそう!?
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しかもこの日のボスはかなりやる気だったのか、それともサイズアップの効果か、ガブガブされてる手に伝わる圧力はこれまで以上。
1年前よりパワーアップした“ライト腕ガブ体験”を楽しませてもらった。

そして翌日。その日の午後には帰らなくてはならない最終日。

朝の標津川は、濁った川の中を、時折サケが動いているのが見える程度。
館内の魚道水槽へ行くと、小ぶりなカラフトマスが数匹とやはり低調。
どうせなら、背中がモリッとなった個体に会いたかったけれど、いないよりは全然マシ!!
と強がっていたら、濁った水の中からカラフトマスではない魚が姿を現した。
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サクラマスだった。
サクラマスは9月の魚道水槽ではそこそこのレアキャラだそうで、そういう意味では最後にラッキー!? を引き当てられたようだ。

ただ、オレが標津を後にして数日後、この魚道水槽がカラフトマスやサケでいっぱいになる、みたいな状況が訪れたらしく、自然のこととは言え、タイミングが難しいなぁ、と、あらためて思わされたサケ遡上遠征2017でありました。
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花園教会水族館(京都) [水族館レポート(マニアック)]

日本を代表する、いや、世界屈指の観光都市である京都。

そんな京都だからして、水族館もちゃんとある!!
京都駅近くの京都水族館に、日本海側の丹後魚っ知館…… だけじゃないのだ!! 実は。
そんな知られざるもうひとつ? が、花園教会水族館だ。
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その名の通り、教会付属の水族館だが、上記2施設と比べると、それはそれは小さな施設。
弥勒菩薩で有名な広隆寺や、太秦映画村からほど近い場所にあるけれど、「えっ!? こんなところに水族館あるの? じゃあ行ってみよう」という人にはオススメしない。
魚自体にそれほど興味がないとか、水族館で“水塊感”を楽しみたいという人にとっては、魅力を感じにくい施設かも知れないからだ。
そもそも、平日の見学は予約制なので、思い立って行ける場所ではないのだけれど。

最寄りの花園駅から、狭く入り組んだ路地を歩くこと7~8分。
住宅街の中にある教会の1F部分が水族館になっている。かつては駐車場だったスペースだそうで、ここに水族館があると知らなければ気付かないかも知れない。
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ガレージを改装して作られた私設水族館は、水槽は大きくても2mほどと、所謂、水族館的な大水槽はないけれど、所狭しと積み上げられていて数は多い。
水槽の中を泳ぐのは、世界各地の淡水魚。普通の水族館ではあまり見掛けないようなものもいるけれど、とは言えどれも、観賞魚として流通しているものだ。
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個人的には、展示されているものの多くはウチでも飼っていたことがあったりしたから、親しみを感じられた。
教会という場所柄、近所の子供たちのための施設、みたいな意味合いも強いようで、もし、オレがガキの頃、近所にこんな施設があったなら、間違いなく入り浸ってただろうなぁ、と。それができるここの近所の子たちがちょっぴり羨ましく思えた。


この水族館を最初に知った時、水槽の中身や、ギュウギュウに圧縮された水槽群などから、マニアをこじらせちゃった系だと思った。
教会という人が集まる場所なら、その人達に見せるという大義名分も立つだろうし、魚の飼育に深くハマった人なら、水槽を置くスペースさえあれば、誰でもこの領域に辿り着く、そう思ったからだ。

もちろん、そういう部分もあるのかも知れないが、実際に行って話を聞いてみると、オレの想像とはちょっと違っていた。
水族館がある花園教会は、地域の子供の遊び場として、または孤立児童の拠り所としてなど、地域の子供のための活動をいろいろと行っている。
そんな子供たちが楽しむため、生きた魚に触れて、興味を持ったり、学習のきっかけになったりと、子供たちのための学習施設としての役割も担っているのだそうだ。
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そのため、魚やカメたちは、餌を与えたり、触ったりなどの体験ができるようになっていたりする。
実際、ここの水族館がきっかけで、将来は水族館で働きたい!! と夢を抱くようになった常連の少年もいたのだとか。

ただ、魚たちを見ていて気になったのは、ヒレが欠損していたり、体が曲がってしまっていたりなど、綺麗じゃない個体が少なからずいたこと。
マニアがやってる私設水族館らしくない…… そう思った。
でも、これにも理由があった。
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これまた教会という場所柄か、不要魚の引き取りは原則行っていないにも関わらず、流れ着くようにそういう魚がやってきてしまうことがしばしばあるらしい。
不要となった魚は哀れなもので、大抵、ろくに世話もされなくなるため、ボロボロになり、花園教会に辿り着く時にはほとんどが瀕死に近い状態。
水槽を泳ぐ綺麗でない魚は、何とか復活し、生き存えたものだったのだ。

個人的には生き物の展示施設では、その種類本来の魅力を伝えられるようなものを展示して欲しい… そう思っている。
でも、ちゃんと飼われなかった魚がどうなってしまうか、こんな酷い状態にしてしまう身勝手な飼育者がいること、生き物を飼うということがどういうことなのか、など、ここへ魚を見に来る子供たちには反面教師的な教材として、意味のある存在なのかも、と思った。

水族館は入館無料だが、先にも書いたように、平日は予約制だ。
すべてを教会の牧師さんひとりで管理している施設だが、普段は当然、本業に従事しており、専業ではない水族館に常駐することが難しいから。
だから、行く前にブログなどで開館スケジュールを確認するか、見学予約をしてからいくことをオススメする。
人が多く集まる日、例えば、週末などは普通に開館していることが多いようだ。

そのため、ボランティアなども募集しているらしいので、例えば、水族館での就職を志す学生の修行の場としても、悪くない環境のように思う。
オレも、次に行く時があったなら、ホースなどの道具を持って、水換えボランティアでもしてこようかな? なんて思っている。

水族館を運営する牧師さんは、やっぱり魚好きだったから、飼ってる人のところに行って、魚の話をして帰ってきた、そんな感じだったけれど、魚を飼ってる、飼ってきた、みたいな人なら、そんな楽しみ方ができる施設だった。
魚が好きな人なら、きっと楽しい時間が過ごせるはずだ。
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人生が変わる水族館・3 [雑談]

意外と好評なので、第三弾(笑)

2006年から全国制覇に向けた水族館巡りを始めた。
行けば行くほど、お気に入りの施設が増えていき、また、知らない水族館が次々と見つかるので、全国制覇のゴールが見える気がしないけれど、この水族館巡りを始めたことも、オレの人生の大きな転機だったと思っている。

いろいろな考えがあって始めたことだけれど、出掛けるのが嫌いなセミ引きこもりのオレが、見知らぬ地に出掛けるきっかけとなり、普通に生きているだけでは行く機会がなさそうな場所に行くことができた。
そこで見たもの、知ったことはオレの大きな財産だし、水族館がきっかけでいろいろな人たちとのつながりができたことは、人生にさまざまな影響を与えてくれている。


今みたいに頻繁ではないけれど、小さい頃から水族館へはよく行っていた方だと思う。
そんな頃から必死に? 見ていたのがピラルクーを筆頭に、アロワナ、コロソマ、レッドテールキャットなどの大型ナマズが泳ぐアマゾン水槽。オレの原点とも言うべき展示だ。
もちろん今でも好きだし、思い入れも強い。

だけど、淡水の大水槽は海の大水槽にはいろいろな意味で敵わない、そう思っていた。
でも、淡水の水槽でも海の水槽に負けないものができる、ということを教えてくれたのがなかがわ水遊園のアマゾン大水槽だった。
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とりわけ、仕切られた大水槽の浅い方、カラシンやシクリッドが群れ泳ぐ方の部分は、水槽があるのが蒸し暑い温室内というのも手伝って、本当にアマゾン川を覗いているみたいな気分になれること。
そして、そこに泳ぐよく知ったはずの魚たちの綺麗さや大きさに「こんなになるの!!」と驚かされ続けたこと。
そして、比較的最近では、大水槽を泳ぎ、水底を走るカピバラを見た時、カピバラは好きじゃないはずなのに、カッコいい!! と思えてしまったこと。
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興味があるものへの興味をより高め、興味がないものは、それに興味を持てるようにする……
なかがわ水遊園のアマゾン水槽は、まさにそれを体現した水槽だった。
アマゾン水槽は今でも各地の水族館にあるけれど、日本最高!! と断言してるのは、まさにそれが理由だ。

同じく、展示の仕方で“水族館を見る目”をいろいろな意味で研ぎ澄ましてくれたのはアクアマリンふくしまだ。

アクアマリンふくしまには、コレを見に行く!! みたいな、所謂、看板生物がいない。
でも、帰る頃には、スゴイもの見た!! と思えてる。
そうさせるのが、驚くほどに作り込まれた水槽だ。
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こんな生き物を展示するのに、こんな水槽を作っちゃうのか!! みたいな手の込んだ水槽。
それによって、こう見せるとこう見えるのか、とか、そこで展示される生き物の見え方にいろいろな発見があり、すごく勉強になった。
まるで絵画のような水槽景観は、魚や生き物に特別な興味や思い入れがなくても、それだけを眺めているだけで十分楽しめてしまう。
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でも、そういう水槽は、作るのにも、維持するのにも、お金が掛かる。
アクアマリンにはここでしか見られないものも多いのに、それらはド直球でないものも多い。
つまり、水槽も展示生物も、お金や手間が掛かってる割に、その凄さが伝わりにくい。
なのに、ぶれることなく自己満足系(敢えてこう言ってます!!)展示に邁進できる予算や環境が整っているというのも、アクアマリンならではの魅力じゃないかと思っている。

何度も足を運んだ今では、初めて行った時の、凄すぎるが故の胸焼けみたいな感覚はもうないけれど、それでもやっぱり、スゴイ水族館だよなぁ、とは今でも行く度に思う。


アマゾン水槽と同じく、原体験が効いているのがサケに対する思い。
オレが育った70年代は、高度経済成長の影響で激しく傷んだ自然環境を何とかしなきゃいけない…… そんな考えが広まりつつあった時代。
その象徴として、多摩川をサケが帰る川にしようという運動があった。
もともとサケの遡上がない多摩川にサケを放流なんて、虐待的ですらあるのだけど、当時はそんなことは微塵も思わず、サケが遡上する川=素晴らしい、みたいな刷り込みが知らない内になされていたらしい。
6年前、札幌の川で泳ぐサケを初めて見た時、震えるほどの感動があって、そのことを思い出した。

以降、遡上サケを見に行くことは、恒例行事になったのだけど、千歳サケのふるさと館(現・千歳水族館)で水槽展示されていたカラフトマスの成熟オスを見て、こんな魚が上ってくる川があるんだなぁ!! と思うと同時に、それを見てみたい!! と思った。
驚いたことに、それが水族館で見られるというじゃないか!!
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という訳で、足を運ぶようになった標津サーモン科学館なのだけど、標津では遡上するカラフトマスによって得られる感動だけでなく、食材として、街を経済的に支える存在としてなど、さまざまなサケの姿を見られて、また、知ることができるような気がしているのがとても楽しい。

そもそもはガキの頃の刷り込みがきっかけだけど、食材としても馴染み深いサケをより深く知ることができたのは、やはりラッキーなことだった、と思っている。
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