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地味に凄いぜ!! 葛西臨海水族園 [海の魚]

久しぶりの更新(汗)

長い間サボっていたのは、ネタ切れのせい。
1年の内、水族館がもっとも混雑するゴールデンウィークだったことも影響しているけれど、お恥ずかしながらその前後、かなりの金欠で遠征にも出られず、話題が尽きてしまっていたのだ。とは言え、エプソン品川など水族館にはちょこちょこ出掛けていたのだけど、その話題ばかりになってしまうのもねぇ…
でも、面白い話が聞けてるから、それもまたいずれ。
相変わらずネタ切れ状態は続いているのだけど、今月末にはすみだ水族館のオープンも控えているし、もう少しすれば通常更新ができる予定。

今回は久しぶりに行った葛西臨海水族園の話。
タイトルには“地味”という言葉を使ったけれど、実際は本当に凄い水族館だ。

去る5/13、水族館プロデューサー中村元氏の「超水族館ナイト」がお台場カルチャーカルチャーで開催されたのに行ってきたんだけど、同じくそこにやってくる水族館つながりの友人たちが、イベント前に葛西臨海水族園に集まるというので、顔でも出そうかなぁ、と久しぶりに足を向けた。

水族館ナイトはUstでも配信されてるので興味のある人はこちらを。
http://www.ustream.tv/recorded/22555099
葛西臨海水族園はミツクリザメの展示に積極的で、毎年、搬入される可能性が高い水族館である。
それに備え、1月にパスも買ってあったのだけど、結局、今シーズンはそのニュースが葛西から聞かれることはなかった。
ミツクリザメは八景島シーパラダイスに搬入され、それを見ることができたのでオレ的には目的を達成することができたのだけど。

というワケでご無沙汰だった葛西なのだけど、生憎その日は日曜日。
“日曜日ってこんなに混むの!!”と驚くくらい、公園も水族館も人で溢れていた。
だから、じっくり眺めたり、写真を撮ったりすることもせず、人が少ない水槽や場所を見つけて、写真の練習をすることに徹した。
そんな中で比較的空いていたのが、海藻の森水槽だった。

本物の海藻(ケルプ)を育成している水槽なので、太陽光が取り入れられており、明るくて綺麗。葛西でも好きな水槽のひとつだ。
以前はスズメダイの最大種であるガリバルディがこの水槽の主役を張っていたが、ここしばらくはその姿が見えず、脇役たちのみの寂しい状況が続いていた。
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在りし日のガリバルディ。最近、水族館でその姿を見かける機会が減っているような気がする!?

でも、その日、その水槽に引き寄せられたのは、空いていたからだけではなかった。
水槽の中層あたりに定位していた真っ赤な魚が見えたから。
遠くからでも驚くほどの赤さで、もっと近くで見たい。そう思ったからだ。
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オレを引き寄せた赤い魚がこれ。バーミリオンロックフィッシュ。
フサカサゴ科、つまりメバルやソイなんかの仲間の魚。カリフォルニア沿岸域に生息する種類で、かなり大きくなるらしい。
近い仲間のイズカサゴやユメカサゴなんかは日本の水族館でもよく見かけるが、それらとは赤さの質が違うというのか、降り注ぐ太陽光の中で見る深紅は実に綺麗で、あまり動かないことをいいことに、同じような写真を量産してしまった(笑)

バーミリオンロックフィッシュの紅さにときめいていると、オレの視界の端に大きなウミタナゴが入ってきた。
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日本にいるウミタナゴの3倍はありそうな大きさだが、その形からその仲間であることはすぐに分かった。
しかし、地味な印象のあるウミタナゴ類にあって、この大きなヤツはよく見ると青いストライプが入っており、なかなか綺麗。紅葉のような地色が渋い、魅力的な魚だった。
ネームプレートを見てみると、ストライプドシーパーチとある。
やはりウミタナゴ科だった。
この水槽はこれまで何度も見ているはずなのに、初めてその存在に気がついた。
ちょっと得したような気になると同時に、今まで何を見ていたんだろう? と少々恥ずかしいような気分に。

渋い美しさと言えば、このブラックスミスもそう。
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パッと見は灰色の中途半端な大きさのスズメダイといった感じで、とても魅力的な魚とは思えないんだけど、よく見るとその灰色の上にブルーが乗っていて、これまたなかなかの綺麗さ。ジワジワくる感じ?
同じスズメダイでもガリバルディのような華やかさはないけれど、こんな綺麗さに気付けたのも今回の収穫だった。

葛西臨海水族園が凄いのは、名前だけ聞いても絶対にその姿形が想像できないような魚が充実していること。
それも、色鮮やかなコーラルフィッシュではなく、今回紹介したような海外の磯魚など。
それらの地元に行けば、普通の魚なのだろうけど、観賞魚ルートには乗らないこれらの魚を、日本で手に入れるのは容易なことではないはず。
そこが今回のタイトルでもある“地味な凄さ”。その価値に気付ける人は少なく、ほとんどの人が知らない、一見地味な魚たち。でも、ちゃんとそれらしく展示されてる。
スゴイよね。そんな凄さに感謝しつつ、近いうちにゆっくり見学に行こうと思います!!

上で紹介した魚たちとは別に、写真の練習台として一生懸命撮ったのがハガツオ。
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いい写真がなかったからね。なかなか満足できる写真が撮れないのだけど、とりあえずこれがこの日のベストショット。
これもまた練習しに行かなくちゃ、だな。

シノノメサカタザメ [エイ]

ノコギリエイ、ジンベエザメ、シロワニ、マンタ…
スナメリとかシロイルカもそうだな。

これらは、日本の水族館で展示されているすべての個体をオレが見たことがある生き物。
今年、ここにシノノメサカタザメが加わった。
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大阪海遊館の個体。オレが初めて見たもの… ではもちろんない(笑)

昨年8月に新生オープンしたサンシャイン水族館にいるものを見た時点で、全個体制覇が完了していたのかも知れないが、最後の1匹になるはずだったうみたまごの個体がいなかったことを確認した時点で、全国シノノメ制覇が終了した(はず)。
いないようで、意外とあちこちにいるものだから、結構時間がかかった。
シノノメサカタザメが見られる(た)水族館は、

おたる水族館
アクアワールド大洗
サンシャイン水族館
新江ノ島水族館
大阪海遊館
しものせき水族館海響館
足摺海洋館
いおワールドかごしま水族館
沖縄美ら海水族館

以上、9カ所。いずれもオレが行った時が基準になっているので、その後、死んでしまっていれば、現在見られない所もあるかも知れない。
今年に入ってから、大洗、サンシャイン、エノスイのものは泳いでいるのを見ているので、行けば確実に会えるはずだ。

それにしても、増えたものだ。
オレが初めて見たのは約20年前、海遊館でだったが、その当時は、少なくとも関東の水族館で見ることはできなかった。
まぁ、エノスイも大洗も、今の水族館になる前の話だけれど…

初めて行った海遊館で、水槽の広さや深さに圧倒されていたオレの前を、見たことがない魚が横切った。それがシノノメサカタザメとのファーストコンタクト
その時は、名前どころか存在すらも知らなかったのだけど、“何てカッコいい魚なんだ!!”と、まるで雷にでも打たれたような、強烈な衝撃を受けたことを憶えている。
以来、それが見たくて、できれば家でも飼いたくて(当時のオレは今以上にアホだったのだ・笑)、しばらくは明けても暮れてもシノノメのことばかり考えてた。
いろいろ調べたものの、結局、その当時は会おうと思ったら、大阪まで行くのが一番手っ取り早く、学生にはなかなか会いに行くのが難しい、憧れの存在となっていた。
それから月日は流れ、04年に江ノ島水族館が新江ノ島水族館としてリニューアルオープン。その大水槽の目玉として迎え入れられたのが、何とシノノメサカタザメだった。
新生エノスイは、06年から水族館巡りを始めたオレにとって、馴染み深い水族館のひとつとなり、同時に、シノノメもいつでも会える存在になった。
その頃のエノスイには、3匹もシノノメがいて、その内の1匹は、本当に相模湾で捕獲されたものだったらしい。

上記のように、シノノメサカタザメを飼育している水族館は、西に多い。
だが、サンシャインが加わったことで、関東周辺でも3カ所で見ることが可能だ。
サンシャインの個体は、全国でもっとも新しく飼育、展示を始めたもので、現時点ではもっとも小さい。とは言え、昨年のオープン時に比べると、だいぶ大きくなってきたので、小さく可愛らしい姿はあと少し。
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写真は3月に撮ったものだが、既にあの水槽の主のような風格を漂わせつつある。
余談ながら、サンシャインの水槽は、シノノメが泳ぐ水槽としてはもっとも小さく、その中で大きくなった時、どんな風に見えるのかも楽しみだ。

関東ではアクアワールド大洗で見ることができるというのは上に書いた通り。
導入されたのは09年と比較的最近のことながら、今ではすっかり大きくなり、大水槽を堂々と回遊している。
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狙い目は大水槽の餌の時間。
大洗のシノノメは水槽の上部を泳いでいることが多く、その姿が少々見にくい。
だが、餌の時間になると、下の方までやってくるので、じっくり見られるのだ。
シノノメは個別に給餌されているので、この餌を食べることはしないが、写真に撮ったりするならこの時間がチャンス。
もっとも、それはオレが行った日だけかも知れないので、普段はいい位置を泳いでいるのかも!?

関東では3館3匹だが、北日本という意味では北海道のおたる水族館にも1匹いる。
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茨城以北では唯一の個体であり、もちろん北海道でも唯一の存在。
北海道で展示されるのはこの個体が初めてだったそうだ。
水族館に入ってすぐの大水槽にいるが、その水槽では一番大きな魚でもある。
全国的に見ても、かなりの大きさではないだろうか?

大きさという意味では、恐らく、日本最大の個体は沖縄美ら海水族館にいる個体だろう。
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2匹いるが、前からいるメス個体は特に大きくて、全長で3mは超えていそうな感じ。
同じような大きさのサメばかり入った水槽の中にいるので目立たないが、とにかくデカい!! もし、実際に見に行った際は、その個体の横に自分が寝そべったところを想像してみて欲しい。恐らく、自分の身体の倍はあることに気がつけるはずだ。

大好きで、強い思い入れのあるシノノメサカタザメの全国制覇を成し遂げたので、次は何の制覇を狙うかな!?

エプソン品川アクアスタジアムのイルカショーの話 [雑談]

水族館のイルカショーは、公式にはイルカパフォーマンスと表記されていることが多い。これは“ショー”という言葉に興行的なイメージがあることや、“イルカに芸をさせる”みたいな連想させるなど、どちらかというとそれにまつわるイメージを嫌って、避けられているんだと思う。
そんなイルカパフォーマンスの中にも、言葉通りにイルカの能力を見せることに注力した“パフォーマンス”の呼び名がピッタリなものと、エンターテイメント性を重視した“ショー”と呼ぶに相応しいものとがあると思う。水族館ごとの考えや個性もあるから、それぞれ魅力的なんだけど、イルカを始めとする鯨類に対する興味が薄いオレからすると、ショー的なスタイルのものの方が好き。特にそれがショーとしてよくできたものだったりすると、やはり観に行きたくなるものだ。
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少し前まではエノスイのショーをよく観に行っていたけれど、最近はエプソン品川アクアスタジアムのイルカショーがお気に入り。アクアスタジアムのショーも、公式には“パフォーマンス”と銘打たれているけれど、“パフォーマンス”なんて呼び方に抵抗を感じてしまうほどに楽しませてくれる。だから、ここではあえて“ショー”と呼びたい。

主役のイルカたちは、できる技も多く、その熟練度などレベルは高いと思う。
オープン直後の何もできなかった時代も知っているだけに、高度な技を繰り出しているのを見ると、それだけで感動できた時代もあったけど、今はそんなテクニカル面だけでなく、アーティスティック面でも評価できるレベルにある。
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でも、そこはやはりイルカだから、できる技にも限りがある。
それをショーとして成立させているのは、もちろんトレーナーたちなんだけど、アクアスタジアムのイルカショーは、トレーナーたちが積極的に水に入り、自分たちもイルカと同じ土俵で、イルカたちの技を引き立てる。
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イルカの鼻先や、背中に乗ってプール内を縦横無尽に駆け抜け、そして空中高く飛び上がる様は、イルカ単体のパフォーマンスよりも“スゴイ!!”と思わせてくれる。
きっと、その技を繰り出しているのが、自分と同じ人間だから、その凄さをリアルに想像し、感じられるからなんだろうと思う。

そのトレーナーたちもイルカ以上に? 魅力的だ。
アクアスタジアムのトレーナーたちは、結構キャラが立っている(ように見える)。
水族館としてもそれを良しとしているようで、それぞれの個性が繰り出される技だったり、MCだったりに見てとれるのも楽しい。
そのせいか、トレーナーのファンも多く、それを目当てに? 水族館にやってくるファンも少なくないほどだ。
イルカ、トレーナーのどちらもが、ショーの演者。水族館にいるイルカと、そのトレーナーという感じがあまりしないのも、ここのショーがショーらしい部分なんだと思う。

また、ショーの演目の変わりの早さも、飽きない要因だ。
と言っても、イルカができる技に大きな変化はないから、それが出されるタイミングや回数、音楽とMCが変わるだけではあるんだけど、ちゃんと違う演目になってる。
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最終回の20時のショーは、昼間のショーとは違った内容になっているのもいい。このショーはMCがなく、音楽も落ち着いた感じの選曲で、ある意味、とてもアクアスタジアムらしいショーだと思う。
個人的にはこのナイトショーがとりわけお気に入りで、どこかの帰りなんかによく立ち寄って、このショーを観てから帰る、なんてことがよくある。

屋内の施設だからなのか、ジャンプ時の水飛沫がものすごく綺麗なのもここならではの魅力だが、特に周囲が暗くなる夜のショーでは、スポットライトに照らされた飛沫が銀色に輝き、繰り出される技よりもそちらに見とれてしまうのだ。
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いつも観ているショーだから、贔屓目もあるかも知れない。
でも、いつも大きな満足感が得られているのも事実で、それがウチからもっとも近い水族館で、しかも他の水族館よりも遅い時間までやってるというのは、ホント、ありがたい話だ。
ショースタジアムから5分もあれば、新幹線にも乗れるので、東京在住でない人も、何かのついでに観に行ってみて欲しい。用事を済ませた帰りに、ショーを観てから帰るなんて、なかなか素敵な感じでしょ!?

メンダコ [無セキツイ]

メンダコって知ってますか?
頭部に耳のような鰭がついた深海棲の頭足類(タコ)のひとつ。

その可愛らしい形? から、深海生物としては比較的メジャーな部類だと思うのだけど、多くの深海生物がそうであるように、このメンダコもやはり“飼えない”生き物のひとつでもある。
でも、比較的簡単に獲れるのか、水族館に搬入される機会も珍しくないが、水槽内では1日ほどしか生きないようで、搬入されましたのニュースの直後には必ず、展示を終了しましたという案内が続くのがお決まりのパターンだ。

日曜日(22日)、そんなメンダコがエノスイで展示されているという情報がもたらされた。
幸い、翌日は予定がなく、朝の時点で展示終了のアナウンスもなかったから、行ってみた。
いた!!
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でも、まったく動かない。

実を言うと、メンダコを見るのは初めてではない。
昨年末、沼津港深海水族館に行った時、そこの目玉として展示されていたのがこのメンダコだったのだ。
しかし、その時に見たものは、暗い水槽の中で、逆さになって転がっており、生きているのか死んでいるのかさえ分からない状態。
それに比べれば、逆さになってない分、今回のものの方がよかったのかも知れないけど、でも、まったく動かないのは変わらないので、やはり“生きてるの?”と思ってしまった。

何度か水槽の前に行ったんだけど、1度だけ、腕を伸ばす瞬間を見られたので、どうやら生きていた模様。
しかし、特徴である耳のような鰭が動いている所は1度も見られなかった。
閉館が近づくにつれ、体がどんどん潰れていくような感じで立体感がなくなっていく。
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素人目にも、“死んじゃったの?”と思うような状態だ。
結局、その日の閉館後、展示終了のアナウンス。オレが見た時には既に事切れていたのかも知れない。

まったく動かないせいか、はたまた、オレの好みの生き物ではないせいか、正直、ものすごく感動!! という感じでもなかったけど、まぁ、珍しいものが見られた、という話でした。
オレの撮った写真は酷くて何が何だかよく分からないので、綺麗な写真はオレに情報をもたらしてくれた友人のブログでどうぞ!!
http://minto628.exblog.jp/15107901/

エノスイで頭足類といえば、個人的にはカミナリイカがオススメ!!
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こちらも今時期しか見られない期間限定の展示であり、何よりすごく綺麗。
しかも、この派手な色が変化し続けるので、ずっと見ていても見飽きることがないし。
メンダコを見に行ったはずなのに、カミナリイカの水槽の前でいた時間の方がずっと長かったし、写真の点数もはるかに多かったくらい(笑)

珍しさだけで言えばメンダコなんだけどねぇ…

エプソン品川アクアスタジアムの気になる魚 [海の魚]

イルカやアシカのショーのイメージが強く、魚類もマンタや巨大ノコギリエイと言った超強力ラインナップが揃うエプソン品川アクアスタジアム。
綺麗な水槽が並んでいるというイメージの反面、魚を見に行く水族館ではない… そんな風に思っている魚好きもいるかも知れない。
よく言われているように水槽の数は少ないけれど、意外と魚種数は多く、しかもその多くはネームプレートが出ていない隠れキャラ的な扱い。
大きな水槽に様々な魚が入っているというスタイルなので、名前が出ている魚も見つけにくかったりと、実は非常にオレ好みな水族館だったりするのだ。
加えて、ウチからもっとも行きやすく夜遅くまで開いてるから、どこか行った帰りに立ち寄ったりと、しょっちゅう行っている。だから、どの水槽にどんな魚がいるかもかなり知ってる。その気になれば、魚類全種撮りもできるかも!? と調子づいたことを思えるくらいに(笑)

というワケで今回は、アクアスタジアムの隠れキャラ的存在な魚を5種類。
隠れキャラだけに、写真もものすごく撮りにくく、写真撮れない魚種リスト、と言ってもいいかも知れない。
まず、1種類目はマツダイ。
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アザラシが泳ぐ水槽の向かい、東京湾の魚たちという水槽にいる。
でもそれだけでは多分、見つけられない。
何故なら、コイツがいるのは水槽の左端の水面付近。つまり、見えない所にいるから。
水槽左端に行って、そこから見上げると尻尾くらいは見えるかも知れない。
なかなか大きな個体なのだけど、泳いでも水面付近で斜めになっていたりするから、こういう写真は滅多に撮れない。
以前は他の水槽にいたんだけど(その時も見えなかったけど)、現在の水槽に引っ越してからも相変わらず見えにくい。
大きく育ったマツダイは突然死することがあるらしく、水族館であまり見かけないのもそんな事情があるかららしい。
そういう意味では一見の価値ありなんだけど、見えないんだよなぁ…

お次はメギス。
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サンゴ礁の水槽にいるんだけど、あの水槽は大きいから、小さな1匹を見つけ出すのは意外と大変だったりするんだけど、このメギスたちが見えない理由は、岩(擬岩)の下や中に隠れてしまうから。
何匹かいるようなんだけど、そのどれもが擬岩の下に入ってしまって、それをずっと眺めていると、時々、岩の下から姿を現す。
それでも、泳ぐことはなく、岩の上まで行く程度。動きが少ないのは写真に撮りやすそうな反面、アクリル面の近くまでは来ないので、やはり写真に収めにくいのだ。
複数の個体で、何度もチャレンジしているというのに、未だに満足できる1枚が撮れない。写真の個体はもっとも綺麗な(と思う)個体だが、出入り口にもっとも近い位置にある岩の下に棲んでいるので、そこで待っていると見られるかも。

3匹目はセルフィンアンティアス。
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サンゴ礁の水槽の向かいに並んだ水槽の中で、イルカショースタジアム側から3つめの水槽。ピンク色の小魚が沢山泳いでいる中にいる。
同じような魚が何種類もいて、どれがどれだか見分けるのはなかなか難しく、オレも未だに分かってない(笑)
もともと、この手の小魚はあまり興味がない類だったのだけど、昨年末、竹島水族館に行った時、近い仲間のアカネハナゴイの仕上がり具合を飼育スタッフ氏から自慢されて以降、気になる存在に。その竹島帰りにアクアスタジアムに寄ったのをきっかけに、お気に入りの水槽になった。
最初は、「あっ、さっきのアカネハナゴイ、ここにもいたんだな!!」くらいな感じだったんだけど、似たような別の魚が沢山いると、その違いを見つけたくなってくる(笑)
何とか見分けてやろうと必死に見てると、他の魚たちよりも色の薄い小魚が目の前にやってきた。
「何だかみすぼらしいヤツだなぁ」と思った瞬間、背ビレをフワッと広げてみせた。
自分の身体と変わらないほどの大きさの背ビレ。しかも、まるで薄く柔らかい布みたいな風合いでふわふわと広がる。
ヒレを広げるのは同種、他種に対しての威嚇やフィンスプレッティングだったりするから、その瞬間、体色もキリッとするから、“何て綺麗な魚なんだ”と最初の印象も一変。
しかし、ピュンピュンと小魚らしい泳ぎ方をするので、これまた写真に撮りにくく、ヒレを広げるのも一瞬だから、この写真、これでもかなりの力作、というか奇跡の1枚、みたいな感じなのだ。
でも、その瞬間を見るだけならそれほど難しくない。10分くらい水槽前で眺めていれば、その瞬間に遭遇できるはずだ。

このセルフィンアンティアスがいる水槽は、他にも色々な魚がいるのが面白いんだけど、“おっ!!”というか“なんでいるの?”と思ったのがヒカリキンメダイだ。
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水族館でよく見かける魚だが、発光するのを見せるのに、暗室みたいな真っ暗な水槽で展示されているのが普通。
魚の形がちゃんと分かる水槽で飼われているのは、案外珍しいことなんじゃないかな?
でも、何でここにいるの? って感じだけど(笑)
コイツも小さくて黒くて、実にピントが合わせにくい。というかほぼ合わない。
見ること自体はそれほど難しくはないんだけど、写真はかなり困難。
明るい水槽だからか、発光シーンはあまり見られないけれど、岩陰などでジッとしている個体は、目の下をピカピカさせてたりする。

最後の1匹も同じ水槽から。
セルフィンアンティアスのヒレを拡げた姿を撮ろうと粘っていたら、岩組みの中から、緑色のカワハギが出てきた。
初めて見る魚だ。あんな色のカワハギがいることに驚いてカメラを向けたら、慌てて岩組みの中へ逃げ去っていってしまって、それ以降、姿を見せてくれることもなかったのがニシキカワハギ。
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それでも、時々機嫌のいい日があるのか、あまり逃げない日があって、そんな日なら、ソッとカメラを向ければ、この程度には撮れることもある。
でも、すごく小さくて(5~6㎝ほど)、やはりアクリルの近くまでは来てくれないので、満足な写真とは言い難い。
体は緑なのに、顔は青くて、尻尾はオレンジという、とても綺麗な魚なのだけど、その姿だけでもちゃんと見てみたいなぁ。
できれば写真も…

エプソン品川アクアスタジアムには、ネームプレートのないこんな魚が沢山いる。
それを探す楽しみは、都内にある他の水族館よりも大きいんじゃないかな?
いつも行ってる水族館だけに、シリーズ化できそうな感じだし(笑)

板橋グリーンドームねったい館 温室の水槽の話 [淡水魚]

日本人にとって春の花と言えば桜だけれど、オレにとっては「ヒスイカズラ」なのである!!
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その妖艶な色にすっかり魅了され、毎年見に行くのを楽しみにしている。
3月頃から咲き始めるので、その時期になると「今年はどこに見に行こうかなぁ!?」と思いを巡らせ始めるのが春先の恒例行事(笑)
でも、いつも真っ先に思い浮かぶのは、高島平にある板橋グリーンドームねったい館だ。
そこは目的の花が間近で見られるのも大きな理由なんだけど、その温室内にある池を見るという楽しみもあるからだ。
その池は、最大の淡水魚のひとつであるヒマントゥラ・チャオプラヤを始めとするアジアの淡水魚がひしめく、きわめて魅力的な展示水槽でもある。
規模はそれよりもずっと小さいものの、淡水魚の水槽としては、なかがわ水遊園のアマゾン水槽に匹敵するくらい魅力的、なんて言ったら言い過ぎだろうか?

この水槽を最後に見たのは、ちょうど1年ほど前のこと。
久しぶりに見る水槽は、2匹のエイやアロワナたちが大きくなったのも手伝って、ずいぶん混雑してるように見えるようになってきた。
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初めてこの植物園に来た時には、魚も3種類ほどしか入ってなくて、“魚もいるんだな”くらいの印象だったのに、今は魚種も増え、オレが行った時には泳いでいなかったけど、比較的最近、ボルネオカワガメも仲間入りしたらしい。
2匹の巨大エイ、そして大型のカメ。水槽は大きくならないから、ちょっとこの先が心配になるような…
でも、相変わらずエイたちは絶好調で、見ていて気持ちがいいくらい。
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ここで見ていると、右へ左へ、水槽の奥へとずっと泳ぎ回っていて、遊泳性の強いエイなんだってことが分かる。より大きな水槽だともっと泳ぐのだろうか?

この水槽ではポストフィッシュや、プンティウス・フィラメントーススが勝手に殖えているそうで、その幼魚の姿も見られるのだけど、アロワナやナイフフィッシュ、大型のカメやエイがいる中で、小さな魚がどうして食べられないんだろう? 不思議に感じていた。
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沢山いるグッピーや、成長過程にある幼魚は多少、食べられてしまうこともあると聞いたが、それでもいなくなってしまわないのは、なかがわ水遊園でも聞いた“平常心の法則”なんだろうね。普段通りにしている魚は襲われないというヤツだ。

家庭の水槽で同じことをしようとすると、まず間違いなく喰う、喰われるの惨事になってしまうワケで、それがどのくらいのサイズの水槽だと可能になるんだろうか?
なかがわ水遊園も、ここの水槽も、中を泳ぐ魚の産地が概ね似通っているのも関係していたりするのかな!?

いずれにしても、混泳というヤツは奥が深い。
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小さなP.フィラメントーススが大きなアロワナやオスフロに臆することなく機嫌よさそうに泳いでいたり、自分よりはるかに大きなエイをあまり気にしてない様子のクラウンローチを眺めながら、そんなことを思った、という話でした。

同じ東京23区内でも、高島平は意外と遠いので、この水槽を眺めに行くのはまた1年後かな?
その時、H.チャオプラヤがどこまで巨大化してるか楽しみ!!

なかがわ水遊園の気になる魚 [淡水魚]

70~80年代の東京に育ったオレにとっては、日本の淡水魚はまるで馴染みが薄い。
熱帯魚店で会えたアマゾンの魚よりも縁遠く、昔から水族館で見る存在だった。
小さい頃から熱帯魚店に入り浸ってたから、昔懐かしいという意味でも、淡水魚と言えば、アマゾンを始めとした外国の魚たち、なのである。
加えて、日本の淡水魚はどれも小さく、色も地味。
大きさ、色、形、そのいずれもがバラエティに富んだ外国産の魚を知ると、何だかつまらないものに感じていた。
しかし、先日、番匠おさかな館でカワムツに感動したように、時としてビックリするような綺麗さに遭遇することもある。そんな姿を知らず、期待していない分だけ、より大きな驚きや感動が得られてしまうのだ。

なかがわ水遊園といえば、アマゾンなのである!! そう確信しているのだけど、今回は日本の淡水魚の綺麗さに驚かされてきた。
その美しさに息を呑まされたのがオイカワだった。
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婚姻色に染まった体に太陽光が降り注いだ瞬間、まるで花火みたいに鮮やかな体色が弾ける。
訪れた3月末頃は、河川の水温が上昇し始め、淡水魚たちの繁殖シーズンに当たる。
オイカワもその例に漏れず、鮮やかな婚姻色を発し、オス同士の優劣を決めるためのフィンスプレッティングを盛んに行う。
つまり、美しさに息を呑む瞬間が度々訪れるということだ。
パッと見ではそれほどの派手さはないけれど、いくつかの条件が重なると、驚くほどの綺麗さを見せてくれるのだ。
そういう意味では、今はオイカワの魅力を再発見するのに最適な季節である、と言えるのだろうね。

鮮やかな婚姻色はオイカワだけではなく、同じ水槽にいるウグイたちも華やかさを増していた。
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ブルーを基調としたオイカワとは違い、こちらはオレンジがメイン。
でも、色の鮮やかさはこちらの方が上で、オイカワが花火なら、ウグイは火そのもの、といった感じ。
でも、時期的にまだピークに達していないようで、赤く染まった個体もまだ少なく、その赤さもまだ少し弱かった。今頃なら、もうすべての個体が強い赤みを発して、水槽内が燃えるようになっているのかも。
日本産淡水魚への興味、関心が薄いオレだが、ウグイだけは結構好き。
その好きの理由のひとつに、この鮮やかさがあることは言うまでもないだろう。

この時のなかがわ水遊園の日本の淡水魚水槽は本当に賑やかで、婚姻色を発色する種類はどれも、鮮やかな色を楽しませてくれた。
オイカワ、ウグイに続いては、タナゴたちが鮮やかさを競っていた。
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何種類かいたタナゴの中で、オレがもっとも綺麗だと思ったのがタイリクバラタナゴ。
いわゆる外来種のひとつで、何となく悪いイメージのある種類だが、両隣に並んだ稀少な種類よりもずっと華やかな姿は、そんなネガティブなイメージも吹き飛ばしてしまう。
もちろん、外来種問題は魚が悪いワケではないけれど、
タイリクバラタナゴははオレが小学生の頃、家で飼ってたことがあるけれど、こんなに綺麗な魚だったっけなぁ? 


日本の淡水魚の話でまとめようと思っていたのだけど、そこはなかがわ水遊園の魚である。
アマゾン水槽の魚たちに触れないワケにはやはりいかないのだ!!
あの水槽にはピラニアを含む中~大型カラシンが沢山入っているが、その中で気になるのがメティニス、ミレウス類。
個人的には好きな魚ではなく、どちらかと言えば好きではないグループ。
そのため、その姿を見ても、なんていう種類なのかは分からないのだけど、どこかで似たような種類を見た記憶があったりと、何となく知ってるような気がするグループだ。
ただし、なかがわ水遊園にいるものは、オレが見知ったものよりも大きく、綺麗。
体の大きさと遊泳力を考えると、こういう飼い方をするのが正しいんだろうなぁ、と思わされる、非常に説得力のある体つきと、体色を楽しませてくれる。
ここ最近、一部のマニアの間で人気が高まっているグループらしいが、そんな人なら、きっとこの水槽の前から離れられなくなるに違いない。
興味のないオレでも、引きつけられるくらいだからね。
というワケで、今回、特に気になった2匹。
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ブラックバンドメティニスって言われてるヤツ? Myleus sp.(←名前知らない)
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形がやけに菱形で、その他の種類とは雰囲気が違っていたもの。何ていう種類だろう?

でも、とりあえず、この手が好きな人にもたまらない水槽なんじゃないかな?

なかがわ水遊園でピラルクーを食べる!! [ピラルクー]

我々日本人にとって、魚はまず“食べるもの”である。
食材として“タイ”“アジ”“マグロ”など魚の名前を憶え、水族館で生きた姿を見た時にも、その食味を思い出して、「美味しそう」という感想を漏らす。
食べることは、その魚の魅力をもっとも分かりやすく知らしめる方法なのである。

しかし、水族館は基本的に、生きた姿を見せる場所であるからして、魚の魅力を伝えるのに、“食べる”という方法は採られていないのが普通だ。
しかし、なかがわ水遊園はあえてそこに挑戦しているようなのだ。
恐らく、日本で最もアマゾンに特化した水族館のプライドに賭けて? 食べるという形でアマゾンの魚の魅力を伝えることを始めたのだ。
ピンタードからスタートしたその企画は、第二弾にピラニアと続いたが、去る3月24、25日に開催された第三弾の試食会には、満を持して? ピラルクーが供されることに。
物心ついた頃から憧れの存在であるピラルクー。よく知ったつもりではいても、その食味は知らない。それを食べると聞けば、やはりものすごく気になるものだ。
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ピンタードの時もものすごく気になったのだけど、その時は行くことができず断念。
しかし、今回のスケジュールなら行ける。
じゃあ、行くか!! と、1ヶ月前に行ったばかりのなかがわ水遊園へと再びクルマを走らせた。

春休みが始まったばかりなのに加え、古代魚類を展示したジュラシックアクアリウムという企画展がスタートしていたことなどが重なり、水遊園はかなりの混雑ぶり。
ピラルクーを食べる企画は、予約制なので問題はなかったけれど、オレが参加した昼頃の会は、定員が予約で埋まるほどの盛況ぶりだった。
ピラルクーの人気や関心の高さは、オレが思っている以上に高かったようだ。

提供されたのは、約200gほどに切り分けられた切り身。
ひと切れが600円。
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この2切れを3人でいただいた。

高い? ご存じの通り、ピラルクーはワシントン条約付属書Ⅱの該当種であるため、それが食材であったとしても、その輸入には輸出国の許可が必要で、少々面倒な手続きが必要になる。それもひっくるめた値段と考えれば、このくらいになるのだろう。

ご覧の通り、調理前のピラルクーは、うっすらピンク色の白身で、カジキの切り身みたいな感じ。
鱗はもちろん取ってあるが、皮の表面に残った鱗の痕跡がピラルクーであることを感じさせてくれるくらいで、ごく普通の白身の切り身だ。
調理法もアマゾン流。軽く塩こしょうをまぶして、少量のオリーブオイルがひいてあるフライパンに投入。ソテーにする。

10分くらいで焼き上がり、早速、いただいてみる。
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箸で突くと、サバのような感じでほぐれていく。
肝心の味はというと、ビックリするほど美味しい!! というほどでもなかったけれど、変な癖や臭いもなく、普通に美味しい。
味はタラに似てるだろうか。タラよりは身がしっかりしているから、やや歯ごたえのあるタラ、といった感じ。
油をひいたフライパンで焼いているから、その身にどの程度の脂があるのかは分からなかったが、どちらかというとあっさりした味だ。
余談ながら、オレたちの反対側には家族連れがいたんだけど、そこにいた少年はしきりに“うまい、うまい!!”を連発していた。

身よりもはるかに印象的だったのが皮。比較的厚めだったから、多少硬いだろうとは思ったのだけど、口に入れてビックリ。
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ものすごい弾力感。皮と身の間にはゼラチン質の層が厚めにあって、皮自体も厚いから、半身分くらいの皮を口に放り込んだら、喉に詰まるんじゃないかってくらい。しばらくモグモグしてないと口の中から無くなっていかなかったほどのモチモチ感。
あれだけ硬くて大きな鱗が並んでいる皮だから、このくらいのしっかり感がないとダメなのかも知れないね。

大昔に読んだ「オーパ!」には、どこを喰っても旨い! みたいに書かれていて、その食味に思いを馳せたワケだが、こうして実際に食べてみると、普通に美味しいけど、そこまででもないかなぁ… という感じ。小さい頃から積み重ねた期待度の高さが邪魔をしたかな!?

今回供されたピラルクーは水槽で泳いでいたもの… ではもちろんなくて、南米から食材として送られてきたもの。
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1.2mほどのものが冷凍され、丸のままやってきたそうだ。
どういう状態で冷凍されたのか分からないし、切り身になるまで解凍と冷凍が繰り返されているはず。つまり、本来の風味は損なわれている可能性があると言うこと。
それでもあれだけの味をキープしていたのだから、かなり美味しい魚であると言えるんだと思う。現地で食べれば、やはりビックリするほど美味しかったりするのかも!?

そう考えると、生のまま塩焼きにして食べてみたいところだけど、流石にそれを日本で体験するのは難しいだろうな。
今回はソテーで頂いたけれど、あっさり味だから鍋の具材でもいいかも知れないし、味噌漬けみたいな食べ方をしても美味しいんじゃないかなぁ、と。
でもまぁ、今後、ピラルクーを食べる機会なんて、再びあるかどうかはかなり微妙だけれど…

この試食会は第四弾も決定していて、お次はコロソマだそうだ。
現地で食べた人の話によると、これまたものすごく美味しかったらしい。

番匠おさかな館の気になる魚 [淡水魚]

番匠おさかな館の水槽が驚くほど綺麗だったというのは、ひとつ前のブログでした通り。
そんな水槽で飼われている魚たちだからなのか、これまたビックリするほど綺麗で、興味や関心がないどころか、それほどいい印象のなかった魚がよく見えてしまったほどだった。

まず最初にオレを驚かせてくれたのは、カワムツだった。
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個人的には何もかも中途半端な魚という印象で、正直、好きな魚ではなかった。
だって、似たような形をしているオイカワみたいに、キリッとした美しさもないし、大きさも中途半端。おまけに顔つきも丸っこくて、何だか冴えないなぁ、と。
入ってすぐの上~中流の水槽にいたカワムツは、オレのそんな印象を吹き飛ばした。
流れに向かって泳ぐ群れの綺麗さと言ったら、「カワムツ!? だよね!?」と自分の目を疑ったほど。見せ方次第でカワムツでも感動の対象になるんだってことを知った。

カワムツに続いて、カマツカでも驚かされることになった。
コイやフナがいる隣の水槽を眺めていると、砂の上にカマツカがいるのが目に入った。
結構な数がいるようで、砂が敷いてある所には数匹ずつがいて、砂に口先を突っ込んでハムハム。ここまではよくある光景。
しかし、水槽の奥から、とびきりデカイ個体がやってきて、その中に加わったのを見てぶっ飛んだ。「カマツカってこんなにデカくなるの!!」って。
デカイと言っても、せいぜい30㎝あるかどうかといったところだと思うのだけど、大きくても10㎝くらいの魚、なんてイメージがあったものだから、その巨大さにビックリさせられたのだ。
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砂の上にはコケが生えていたりして、集まったカマツカたちが芝生の庭でくつろいでいるように見えて、何とも気持ちよさそうだなぁ、と(笑)
このカマツカたちがいる所は、ガラス面から少し離れているのでちょっと分かりにくいんだけど、実際に見るときっと気持ちよさそうに見えると思う。

日本の淡水魚の水槽にもいろいろ驚かされたが、温室内の外国の魚たちにもビックリだった。
まず、そのあまりの綺麗さに驚かされたのがエンゼルだ。
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ワイルドのスカラレ。
ワイルドエンゼルの中でも、スカラレは比較的水族館でも見かける機会が多い方で、中にはかなり綺麗に飼育、展示をしている水族館もある。
でも、ここにいたものときたら、オレが今まで見てきたすべてのスカラレの中でもトップクラスの綺麗さ。眺めている間は、一番綺麗なんじゃないか!? なんて思ったくらい。
プロポーション、ブルーを発色した体色、そのどれもが完璧と言っていい仕上がり
しかも、超スペシャルな1匹がいた、という話ではなく、その水槽にいた個体はどれも綺麗で、エキノドルス(水草ね)の茎の間にそれらが群れている姿は、あまりにも綺麗で見とれてしまった。
ネームプレートには何故か“アルタムエンゼル”と表記されていたが、下手なアルタムでは到底及ばないクオリティ。むしろ、スカラレであることを誇って欲しい!! そう強く思った。

エンゼルとそのエンゼルが暮らすアマゾン水槽は、一緒に入ったテトラ類もとても綺麗だったんだけど、温室内のその他の水槽にいる魚たちもどれも綺麗で感動的。中でも印象的だったのが、タンガニイカ湖水槽に1匹だけいたギベローサだ。
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強い印象の理由はすごく簡単で、これまた綺麗だったから。
明るい環境で飼われているせいか、体色は黒っぽいのだけど、青いところはきちんと青くて、さらに光が差すと、背ビレがオレンジ色に輝き、あらためて「こんな色がある魚なんだ!!」という驚きが。
水族館ではあまり見かけない魚というのもあるけれど、色、体型ともに綺麗な個体というと、意外と見るのが難しいような印象があったんだけど、この個体なら文句なし!!
番匠川をテーマに、そこに住まう魚を展示した水族館だというのに、家に帰って撮った写真を見てみたら、ギベローサの写真がやけに沢山あった(笑)

タンガニイカ湖の水槽は、大きい分だけギベローサが目立つのだけど、その他に3種類いたシクリッドたちも見逃せなかった。
N.レレウピィの成魚だけは不思議と色がよくなかったけれど、状態は最高にいいようで、他の2種類同様、繁殖を繰り返している様子。水槽内には3種類の各サイズの個体がひしめいていて、環境のよさを物語っているようだ。

何度も書いている通り、この水族館の魚はどれもとにかく綺麗だ。
ここに限らず、水槽が綺麗な水族館の魚というのは、やはり綺麗なものなのだ。そういう意味では、水槽があれだけピカピカにされているのだから、魚が綺麗なのも必然といったところなのかも知れない。それにしても綺麗すぎる。
その理由は何なんだろう?
太陽の光が差し込むことも関係していると思うけど、やっぱり水なのかな?
九州は名水が多いようだけど、この周辺の水もやはりいいのだろうか?
そんなことを思いつつ、水族館を出た後、裏手を流れる川を覗いてみたんだけど、底の砂利がハッキリ見えるくらいの清流だった。
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飼育水にあんな水が使えるのだとしたら、魚も綺麗に仕上がってしまうのかも知れないね。

オレが得た感動を多くの人にも味わって欲しいと思うのだけど、その魚の綺麗な姿と、そうでない状態の両方を知っていないと、そこで驚くことはできないのかも、とちょっと心配。そういう意味ではちょっとマニアックな水族館と言えるのかも知れないけれど、綺麗なものを見て得られる純粋な感動は、誰でも同じなはず。

水槽を覗き込んで、そこに泳ぐ魚たちを眺めてみれば、きっとそれまで気付かなかった美しさにハッとさせられると思う。是非、そんな未知の感動を楽しんでみて欲しい。

番匠おさかな館(大分) [水族館レポート]

今回の遠征は、東京へ帰る前に大分のもう1件の水族館、番匠おさかな館へと立ち寄った。
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その名の通り、番匠川をテーマにした淡水魚の水族館で、「道の駅やよい」に併設された小規模な施設だ。
最寄り駅は上岡という駅なのだけど、普通列車しか止まらないその駅は、1日に3本くらいしか止まる列車がやってこない。そこで仕方なく、特急が止まる最寄り駅を探してみたら、ひとつ先の佐伯に止まることが判明。佐伯は延岡から大分方面行きの特急が最初に止まる駅だ。
普通はそこからバスかタクシーということになるんだろうけど、駅のすぐ側でレンタカーを借りられたので、オレはそれで向かった。
ちなみに、佐伯駅からだと片道9㎞。気合いを入れれば歩いて行ける?
余談ながら、道の駅やよいには温泉施設があるから、歩いて行ってもすっきりした気分で帰ってこられるかも知れない!?

実を言うと、あまりというか、まったく期待してなかった。
道の駅の付属施設で、水族館の規模もかなり小さいようだし、その前の日に行った2件もかなり小粒だったから、今ひとつ気乗りがしないまま向かったのだけど、チケットを買い、最初の水槽を見た瞬間に、“ここは当たりだ!!”と思った。
何故って、その水槽がものすごく綺麗だったから。
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淡水魚の水族館は、魚そのものだけでなく、その魚が住まう環境も併せて見せていることが多いのだけど、番匠おさかな館もそのスタイル
魚がいるのは屋外で、ジオラマ的に環境再現がなされたなかがわ水遊園とよく似たタイプ。
その水槽内に再現された環境がものすごく綺麗で、水底に太陽光がキラキラと輝き、岩の上に生えたコケにアユやボウズハゼが集まっている。
特別オレの好きな魚が入っているワケではないのに、そこでずっと眺めていたくなるような、とても綺麗な光景だった。
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それは隣の中流水槽でも同じで、コイやフナなど大きな魚がいる水槽のため、レイアウトはシンプルなものとされているが、やはり様々な魚たちがそれぞれの暮らしぶりを見せてくれるようで、それを眺めているのが楽しいのだ。

綺麗な水槽に時間を忘れかけたが、帰りの電車や飛行機の時間の関係上、あまりのんびりもしていられない。順路を先に進むと、ナマズやウナギが展示された大きめの水槽、エビやカメなどが入った小さな水槽が並び、その先には温室が。
その温室がまた素晴らしかった。というか、そこにあった水槽で泳ぐ魚がビックリするほど綺麗だったのだ。
温室と言っても、それもまた小さなもので、一番奥にレッドテールキャットやコロソマが泳ぐ、少し大きめの水槽があるものの、それ以外は家庭にあるような90㎝の水槽が4つと小ぶりな水槽が2つあるだけ。
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4つの90㎝水槽は、アマゾンの魚、アフリカの魚、アジアの魚、タンガニイカ湖の魚がそれぞれ展示されていた。
中を泳ぐ魚は、いずれも熱帯魚店で普通に売られているような魚だから、そこには驚くことはないんだけど、水槽はアクリルの存在を忘れてしまうほどピカピカに磨き上げられているし、中の魚も水槽の前に立つ度に「スゲー!!」と声を上げずにはいられない綺麗さ。
もちろん、そこから写真を撮るのに必死になったことは言うまでもない。
ただ、少々辛いのが、結構蚊がいること。水がある暖かな温室で、殺虫剤も使えない環境だから、仕方ない部分もあるんだろうけど、まだ2月だというのに蚊に喰われた(笑)
何匹かは叩き落として、魚たちのおやつにしてやったけれど。
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ただ、この水族館も来館者が少ないのか、やはり水槽前に立つと魚たちが怯えるのだ。
特に温室の魚たちがその傾向が強く、結局、アジアの魚、アフリカの魚の水槽では、満足な写真を撮ることはできなかった。すごく綺麗な魚と水槽。写真を撮るにはこれ以上ない環境だっただけに、ちょっと残念。

規模に関しては、ここもかなり小さい。
メインの番匠川と温室の水槽を除けば、家庭にあるような水槽ばかりで、それだって数は多くない。中にいるのは小魚ばかり。ざっくり見れば10分くらいで見終えてしまうかも知れない。
でも、そんなもったいないことはしないで欲しい。
ここの魚は1匹1匹、じっくり眺めるに値するクオリティがあるし、とにかく水槽がピカピカ。コケはもちろん、曇りや水が垂れた跡のひとつもない。もう異常なくらいの綺麗さ。
水族館の水槽はこうじゃなくちゃね!! と思う反面、流石にこのレベルは難しいかなぁ!? と思ってしまうほど綺麗に磨き上げられている。
綺麗に飼い込まれた魚、そして磨き上げられた水槽。その美しさをじっくりと堪能してみて欲しい。

今回の遠征は、いずれの水族館も予定より早めに切り上げたんだけど、ここだけは考えていたよりも長い時間を過ごすことになった。2時間半くらいだと思うのだけど、それでももう少しいたかったなぁ、と思わせてくれた、とてもオレ好みな水族館だった。
近くに行った際は、是非、足を運んでみてもらいたいと思う。
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