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今年もイベントやります!! [雑談]

昨年3月18日、

「水族館巡りのゴール!
~えっ、ここも巡らないといけないの? がっかり水族館から水族館巡ラーを守れ!~」

というイベントをやらせてもらいました。
おかげさまで、多くの方に足を運んでいただけて、昼夜2開催、ともに満員御礼にて終わることができました。
それだけでも有り難い話なのですが、イベントの続きや、再演を希望する声をいただけたりすることがあって、重ねて、有り難い話だなぁ、と感謝しておりました。

でも、そうした声に、ちょっと調子づいて、という訳でもないですが(汗)、前回のイベントからちょうど1年ということもあり、再度、イベントを開催させていただくことになりました。

イベントのタイトルは

日本で一番“いい”水族館、決定!?
禁断の!?“いい水族館ランキング”ついに公開

と、なりました。

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前回同様、めnち(水族館に行ってまいります・http://blog.livedoor.jp/pokomenchi0929/)と、かめきちかめぞう(かめきちの水族館ブログ・http://kame-aquarium.blogspot.jp/)の2人をパートナーに開催させていただきます。

すでにかめきちさんが告知ブログを書いてくれているので、こちらもご覧下さい。
http://kame-aquarium.blogspot.jp/2018/01/blog-post.html?spref=tw


今回のイベントの、ざっくり大まかなテーマは「水族館あるある」。
その中でも、水族館好きや水族館巡ラーの皆さんなら、何度も聞かれたことがあるはずの

「どこの水族館が一番いいの?」

という、水族館好きだからこそ、即答できない質問に“決着”を付けます!!
つまり、今回、このイベントに来ていただければ、今後、そう聞かれた時に即答できるようになるという訳です!!

また、一番“いい”水族館を決める過程で、いろいろ見えてきたことがありました。
展示を見るだけでは気が付かない、水族館の良し悪し、ポテンシャル等々も併せて発表したいと思います。
それまで気が付かなかった水族館の魅力を、再発見できるひと時、となるかも知れません。
ご期待いただきたいと思います。

それから、1年前のイベントで定義させてもらった、水族館の認定基準。
これも1年の間に、いろいろ綻びが見えてきました。
その基準の見直しもしてきましたので、その発表ももちろん行います。

また、今回、かなざわ珈琲の金澤マスターが気合いを入れて? イベント限定メニューをいろいろ開発してくれています。
前回イベントではできなかった、給餌体験? もできるかも知れません(笑)

自分自身に給餌? しつつ、コーヒーやお酒と一緒に、水族館話を楽しんでいただければ幸いです。
皆さまのご来場をお待ちいたしております!!

参加申し込みはかなざわ珈琲までお電話ください。
03-6804-0990

「日本で一番“いい”水族館、決定!?
禁断の!?“いい水族館ランキング”ついに公開」

日時:3月17日(土)13時~ 17時~(16時半開場)
会場:かなざわ珈琲世田谷店
世田谷区若林5-14-6若林ゆうクリニックビル1F
03-6804-0990
※東急世田谷線若林駅徒歩5分(三軒茶屋から3つめ)

参加費:2500円
定員:17名
タグ:水族館
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男鹿水族館 GAO(秋田) [水族館レポート(認定)]

秋田と言えば、大森山動物園!!

水族館ブログとは思えない書き出しだけど、昨年10月、秋田市の大森山動物園に行ってきた。
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目的はキリン。というか、その飼育技師である柴田さんの話が聞きたかったから。
動物園やその業界のことはほとんど何も知らないのだけど、恐らく、柴田さんは日本で一番有名なキリンの飼育技師なのだろうと思う。
たまたま見たTVで見た柴田さんの話を聞いて、大いに衝撃を受けたのと同時に、知っていると思っていたキリンが、実は何も知らないということに気付かされた。
そんなところにタイミングよく、東京で柴田さんの講演があり、話を聞く機会を得た。
そこでも同じく、衝撃と感動、もっと知りたい!! が得られたんだけど、同時に、そんな柴田さんがどうやってキリンと接しているのかが実際に見てみたくなって、秋田に行くことにした。
どうせ秋田まで行くのなら、これまで足を運んだことがなかったGAOにも行こう!! という訳で、いつもと違い、動物園のついでの水族館となった。

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この長い前置きと同じく、GAOまでの道のりも長かった。
地図で見れば分かるように、GAOがあるのは男鹿半島の先端みたいな場所。
何でこんなところに? と思う施設はしばしばあるけれど、GAOもまさにそのひとつ。
秋田市内からレンタカーで行ったのだけど、公共交通機関などではさらに訪問難易度が高いらしい。

長い道のりを経て辿り着いたGAOは、日本海の荒々しい岩場に建つ、コンクリート造りの建物。
中も外も、モダンな印象で綺麗。
綺麗な水族館という印象は、入館した後も続く。
大水槽、秋田の海、川、サンゴ礁、アマゾン、そしてホッキョクグマ。
どこも綺麗。
でも、それ以上の印象があまりないのだ。

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誤解して欲しくないんだけど、悪い水族館じゃないのだ。
行ってから既に3ヶ月が経過しているのもあるかも知れないし、自分の好きな何かや、強烈なインパクトのある何かがいた訳ではなかったのも影響したかも知れない。
まぁ、だからこそ、これまで行ってなかったんだろうとも思うんだけど、展示も“ここだけ!!”感が希薄で、やはり強く印象に残らないのだ。

GAOと言えば、看板はホッキョクグマだ。
個人的には、クマを見に水族館に行こう!! とはならないけれど、流石に看板だけに立派な展示場が与えられていた。
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でも、何でホッキョクグマ? という疑問はひとまず置いておくとして、日本一遊ぶと言われる豪太も、オレが行った日はあまり遊ぶ気分ではなかったのか、飼育下のクマらしい動き。
水族館のブログで見るような可愛らしい姿は、見せてもらうことができなかった。ただ、思っていた以上の身体の大きさには少し驚いたけれど。
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そこそこ規模のある、立派な水族館なのに、印象の薄さは何なんだろう?
ここにしかないものがないから?
それとも単に、好みの問題か。
ただ、綺麗な水族館であることだけは間違いないので、水族館の雰囲気を楽しみたい、という人にはオススメできる施設だと思う。
もちろん、ホッキョクグマ好きにも、ね。
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笠岡市立カブトガニ博物館(岡山) [水族館レポート(マニアック)]

日本の水族館は、相当施設まで含めると、大小200を超える施設がある。
それだけあれば、それはそれはいろいろなタイプがあるものだけど、笠岡のカブトガニ博物館もそんな“変わり種”のひとつ。
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ウミガメの上陸地によくあるウミガメ博物館などと同じく、繁殖地にある啓蒙を目的とした施設だが、カブトガニ専門の博物館としては世界で唯一の存在だ。
博物館の名前の通り、博物館であって水族館ではないのだけれど、水の中の生物であるカブトガニは水槽展示されている。

笠岡市は岡山県だが西の端の位置していて、岡山からよりも広島県福山からの方が圧倒的に行きやすい。
オレは福山駅からレンタカーで向かったが、福山駅からは40分ほどで到着した。余談ながら、マリンバイオセンター水族館とのハシゴのプランだった。

カブトガニ博物館があるのは、恐竜公園という公園の中。
公園内には実物大、だけどトラディショナルなスタイルの恐竜像があちこちに置かれていて、ちょっとしたアミューズメントパーク的な雰囲気。
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恐竜は動いたりはしないけれど、順に見て回るだけでも結構楽しい。

恐竜はカブトガニをイメージしたドーム状の建物に入館した後も沢山いる。
ドーム中央にはカマラサウルスの骨格が置かれ、それを取り囲むようにさまざまな恐竜化石が展示されているのだ。
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オレが来たのは恐竜博物館なのか!? 恐竜を期待していなかっただけに、余計にそう感じてしまうほどの充実ぶり。少なくとも記憶には、本来の主役であるはずのカブトガニよりも強く残ったように思う。

主役かオマケか分からなくなりそうなカブトガニの展示は恐竜たちの下、1Fフロアに並んでいる。
でも、その展示を見れば、やはりこっちが主役かな? と思い直させてくれる。
というのも、現生種はもちろん、化石種なども展示され、パネル展示も充実しており、世界にただひとつのカブトガニ専門の博物館に大いに納得させられた。
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とは言え、オレが行って、しかもここに登場させるからには水族館的な展示がなくては困ってしまうワケだが、水槽での生体展示もある。
水族館でカブトガニは必ずしも珍しい存在ではないけれど、展示されているものはアメリカ産のアメリカカブトガニだったりすることも少なくない。
しかし、ここ笠岡は残り少ないカブトガニの国内繁殖地のひとつである。そんな場所にあるカブトガニの博物館だからして、そこで展示されているのは地元笠岡産。正真正銘、日本産のカブトガニだ。
かなり盛った書き方だけど、日本産のカブトガニもここでしか見られない訳ではないけれど……
でも、その地ならではの生き物を、その地で見るというだけでも、ありがたみが増すような気がしないだろうか? しかもこの博物館で見る時には、アメリカカブトガニなど外国産との形状の違いなども(博物館の解説で)見たばかり。より一層、ありがたみが増して見えるような気がするのだ。
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とは言え、水族館としては……
魚もいるけど、ほんの少し。
カブトガニを含めても生体展示は多くないので、水族館として楽しむには物足りないかも知れないが、カブトガニの博物館としては、文句なし!!
そもそも、水族館って名乗ってないしね(笑)

という訳で、カブトガニが好きな人にとっては、聖地と言ってもいいくらいの施設だった。
カブトガニ好きはもちろん、古代生物に興味があるという人にもオススメしたい。
特に、小さい頃、直立した恐竜を図鑑で見ていた世代には、恐竜公園も含めて楽しめるはずだから。
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海獣トレーニングの話 [雑談]

水族館に行って、そこにいる魚や海獣を見ているだけでも、分かることは結構ある。
でも同時に、見ているだけでは分からないことも膨大にある。
そこで暮らす生き物のごく一部を見ているだけに過ぎないのだから、ね。

知らないことを知りたい。

オレが水族館に行く理由のひとつ。
だから、そんな知らない何かを知る機会となる、飼育員氏やトレーナー氏に話を聞かせてもらうのが好きだ。
動物のトレーニング自体への興味ももちろんだが、それによって“こんなことができるようになるのか!!”という驚きや、トレーナーを介すことで、その動物の知らない一面というか、能力が垣間見えるようで、それまでよりも理解が深まるような気がするからだ。
また、それを可能にしてしまうトレーナーの技術や、根気? など、本当にスゴイとしか思えないことが多く、自分では絶対にできないことでもあるだけに、聞かせてもらっていて本当に楽しい。

だから、気になったことや疑問に感じたことは、日々、飼育やトレーニングで生き物たちと接しているトレーナー氏や、飼育員氏に聞いて教えてもらったりるのだけど、仕事の邪魔をするのも申し訳ないので(結構しちゃってるけど…汗)、例えばイベントや講演などで、そんな話が聞ける機会を常々期待しているのだけれど…… 12月の初め、そんな機会に恵まれた。

東京、世田谷のかなざわ珈琲で開催された「ひれあし珈琲部」がそれ。
話し手はすみだ水族館の飼育チーム長、芦刈治将さん。
このイベント、実は3回目。1回目から行きたいと思いつつも、どうしても避けられない、それも水族館系の案件と重なり、3回目にしてようやく行くことができたので、期待して出掛けたのだけど、大きな収穫を得て帰ることができた。

芦刈さんはこれまで、数多くの海獣のトレーニングを手掛けてきた人で、日本の鰭脚業界? では、恐らく、知らない人がいないレベルな存在。
そんな氏の話は、やはりものすごく興味深いのだけど、中でも、種類による違い(傾向)の説明は、オレにはものすごく“刺さる”内容だった。

例えば、鰭脚類によるショーというと、圧倒的にカリフォルニアアシカが主役であることが多いのは、落ち着きがあって、トレーナーとの繋がりが強く、ビビリではないから。一方、最近増えつつあるミナミアメリカオットセイを、ショー、とりわけ知らない人(観客)の前に連れて出ることは、実はすごく大変なことなのだそうだ。
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と言うのも、オットセイはトレーナーとの繋がりはアシカほど強くなく、でも気性はアシカよりも荒く、それでいてビビリなのだとか。
もちろん、個体の性格によって差はあるものの、傾向としてはそんな感じだそうで、しかも、体が小さいので餌によるコントロールも簡単ではないことがある…… 
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話に聞くだけでもややこしいそんな動物を、しかも感情や、場合によっては危険性もあるものをトレーニングしてショーをしたり、人前に出したりしてしまうトレーナーって、やっぱり凄い!! 
一方、動物たちもトレーナーのことをよく見ているそうで、トレーナーの気持ちや精神状態などがショーの出来に影響することも少なくないのだとか。
動物たちにもトレーナーの影響が出るというのか、似てくるらしい。トレーニングされた動物と、それをトレーニングしたトレーナーの両方を知っている人が見れば、誰がトレーニングしたかが分かるのだとか。

こういうエピソードのひとつひとつがどれも知らないことばかりで、実に興味深く、楽しいひとときだったのだけど、結果的にもっともオレを驚嘆させたのは話の中に度々登場したセイウチだった。
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あの能力の高さは何なんだろうか?
人に馴れやすいだけでなく、その意志を察する能力? 人が動物に伝えたい(やって欲しい)ことを、理解させて、それをしてもらうようになるまでに掛かる時間は、イルカよりも短いんじゃないだろうか?
実際、たった3つの餌で完成してしまった技もあるのだとか。
聞けば聞くほど、セイウチという動物に興味が沸くし、その能力の高さの訳を知りたいと思わされる。
他の水族館? 野生? 等々、興味は尽きず、次々と疑問が沸き上がってくる。

他にも芦刈さんには、現在関わっているペンギンについてもちょっと話を聞いたりして、次の興味の種を山のようにもらうことができた。
オレには何よりのお土産、収穫だ。
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水族館(動物園)という人の世界にやってきてくれた動物がいたお陰で、それを見て、知る機会が得られた。
そんな貴重なチャンスに恵まれたのだから、もっと“きちんと知る”ことをしなければ、そこにいる動物たちに申し訳ない……
トレーナーはそんな動物と人の間にいて、人が動物を知るための扉、みたいな存在なのかも、と、芦刈さん(動物トレーナー)の話を聞いていて、そんな風に思った。
タグ:水族館
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浅虫水族館の気になる魚 [海/淡水・魚全般]

例えば、サンゴ礁の生き物を見るなら、サンゴ礁がある地域の水族館がベストである!!

これはオレが常々思っていること。

逆に、寒い海に暮らす生き物を見るなら、やはりその地方の水族館に行くのがベストなのである!!

浅虫水族館の展示は、オレのそんな考えが間違っていないことを証明してくれているようだった。
というのももちろん、そこにいた地元の魚たちが素晴らしかったからだ。
先週のブログにも書いたけれど、オレが浅虫水族館に行ったのは1年半前の話。ここに載せた魚(個体)はいないかも知れないことをお断りしておく。
だが、種類や個体が違っても、青森周辺で獲れる魚を素晴らしいクオリティで見せてくれることだろうと思う。

浅虫水族館の魚と言えば、今はやはり、水族館で初めて繁殖に成功したオオカミウオが旬なのだろうと思う。
しかし残念ながら、その繁殖個体をオレはまだ見ていない。
だから、1年半前にオレを感動させてくれた魚たちを備忘録的に……

まずはやっぱり、先週のブログにも書いたスケトウダラ。
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ただひたすら、“こんなに綺麗でカッコいい魚だったんだ!!”と見惚れさせられた。
スケトウダラというと、フィレオフィッシュの材料かタラコの親として、馴染み深い存在だが、水族館で見掛ける機会は少なく、また、あまり飼いやすい魚ではないようで、期間限定の展示だったり、どこか弱々しい感じがしたりと、本来の魅力に気付きにくい。
しかし、浅虫水族館で泳いでいたスケトウダラは、体色や柄、顔つき等々、どれもしっかりしていて、ヒレも長くて、本当に綺麗だった。
お陰で、浅虫水族館の写真フォルダの中は、やけに沢山のスケトウダラが残っている(笑)


タラといえばもうひとつ、マダラもカッコよかった。
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こちらも食材として馴染み深い魚ながら、これまた見られる水族館はあまり多くない。しかも、いても小ぶりな個体だったりと、貪欲なプレデターであることが実感できるようなものにはなかなか巡り会えない。
しかし、浅虫水族館でオレが見たマダラはどれもデカイ!! しかもそんなのが沢山!!
これまた“マダラってカッコいいなぁ!!”と、強く思わされたのだった。まぁ、個人的に好みなタイプの魚だというのもあるのだけれど……


意外な魅力に気付き、強い印象が残ったのは、スケトウダラの並びの水槽にいたハタハタだ。
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秋田のイメージが強いハタハタだが、青森でも獲れるらしく、地元の魚として展示されていた。
ハタハタは獲れる地域が狭く、しかも飼うのも簡単ではないらしい。
関東の水族館でも見られることがあるものの、砂に潜っていたり、あまり印象の残らない魚、そんな感じ。何となく知ってる魚、その程度のイメージだった。
しかし、そんなハタハタが水槽にびっしり泳いでいて、それだけでも結構な驚きだが、それ以上に、金色に輝く体色と、ひらりひらりとたなびく大きな胸ビレがとても綺麗なことに驚かされた。
隣の水槽(スケトウダラ)に続いて、“こんな綺麗な魚だったの!?”と再び驚くことに。

現状、オレの知る限り、スケトウダラ、ハタハタに関しては、浅虫水族館がNo.1だと思う。


青森ならではの驚きの魚をもうひとつ。
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ウグイ。えっ、ウグイ? と思うかも知れない。
確かに見た目にはごく普通のウグイに過ぎない。しかしこのウグイ、世界でもっとも酸性度の高い水に住む魚なのだ。
恐山の宇曽利湖にいるウグイは、普通の魚なら絶対に住めない強酸性の水に適応しており、それが展示されているのだ。
ウグイはきわめてタフな魚だが、そんなところにまで適応できるとは、まったく凄い魚だ。
水族館で展示されている個体は、低pHの水で飼育している訳ではないそうだが、世界唯一の個体群であり、ある意味、水族館で見られる世界最強の魚だから、それが見られるというのも、浅虫水族館ならではの凄いことなのだろうと思う。


最後は個人的に驚いた1匹。
2Fの熱帯の淡水魚の水槽にいたニカラグアガー。
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ガーの中では、もっとも希少とされるトロピカルガーの1タイプで、94年に輸入された時の生き残りの1匹。
何でいるの!! と驚かされた1匹でもあった。
余談ながら、この個体の魚名板はキューバンガーとなっていて、少なくとも日本ではニカラグアガーはキューバンガー(マンファリ)よりずっと希少で珍しい魚なので、是非、改善を望みたいところ。
少々(かなり?)マニアックな個体かも知れないが、ちょっと注目してみて欲しい1匹だ。
水族館には、今後も大切に展示を続けて欲しいと思う。
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浅虫水族館(青森) [水族館レポート(認定)]

2016年5月。ゴールデンウィークが終わった頃に出掛けた浅虫水族館。
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5月もそろそろ半ばだというのに、その日の青森は風が強く、雨もぱらつくというコンディション。
傘が役に立たない強風の中、寒さに震えながら向かった水族館は、最寄りの浅虫温泉駅から徒歩10分ほどと、それほど遠くなかったことが救いだった。
地方の水族館というと、やたらと行きにくい場所にあることも珍しくないのだけど、浅虫水族館は、他県から来た人が公共交通機関のみでも簡単に行けるのがまずよかった。青森駅からも割と近いし。
だから、という訳ではないけれど、なかなかいい水族館だと思った。

浅虫水族館は、各県に1つずつあるような、比較的規模の大きな総合水族館だが、そこそこ規模が大きいので、“いろいろ見た”というボリュームによる満足感はあるのだけど、それ以上に、展示やイルカショーに地域色があって、他県から行ったオレみたいな者からすると、“いいもの見た”感があって、考えていたよりも大きな満足感が得られた。
館内にはレストランも完備されているから、水族館で1日を過ごす、なんていう遠征組? な人でも困ることがないのも地方の水族館では高ポイントだ。

先にも書いたように、総合的な展示を行っている比較的規模の大きな施設なので、南の海の色鮮やかな魚や、外国の淡水魚なども展示されているし、オットセイやゼニガタアザラシなどの海獣もいる。そしてそれらが地元の人たちから高い人気を集めていることも分かるのだけど、物珍しさと、そこを泳ぐ魚たちの個体クオリティの高さの両面で、やっぱりその地域の魚はその地の水族館が一番だよなぁ、と深く感じ入った。
という訳で、オレがもっとも気に入ったのが、青森周辺に生息する魚たちの展示エリア。
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海と淡水の両方が並んでいたのだけど、そこにいたタラとハタハタの美しさやカッコよさには見惚れた。
とりわけスケトウダラに関しては、これまでどこで見たものよりもクオリティが高く、浅虫水族館で得られた満足感の半分はこのエリアで得られたものじゃないかと思ってるくらいだ。
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ただ、オレが行ったのは1年半前のこと。もともとスケトウダラはあまり飼いやすい魚ではないようなので、同じ個体はもういないかも知れないけれど、この展示エリアにいたスケトウダラ、マダラ、ハタハタはいつも同じクオリティで展示されてるといいなぁ、と思う。
あっ、最近だとオオカミウオの繁殖に成功したことで話題になったけれど、そのオオカミウオがいるのもこのエリアだ。

メインの大水槽には大きなトンネルもある。
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そのトンネルに鉄骨の骨組みがあるのが歴史を感じさせるけれど、この水槽の展示は2年ほど前にリニューアルされ、地元陸奥湾をテーマにしたものへと生まれ変わっている。
どことなく涼しげで、水の冷たさをイメージできそうな照明の中、ホタテやホヤの養殖を再現したかごやロープが下がり、その中をヒラメやアイナメ、ソイ、サバなどの魚が泳いでいる。
かつては暖かい海の大型魚を中心とした展示だったそうだが、青森の海の中を想像できるような今の展示の方が素敵なんじゃないか!? と思った。
まぁ、以前の大水槽を見たことがないので、あくまで想像、だけど。

総合水族館だけあって、イルカショーもある。
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寒い地域だけに、ショーは屋内スタジアムで行われるが、ここのイルカショーは仙台うみの杜水族館ができるまで、東北地方では唯一見られたイルカショーだったのだ。
それはともかく、ここのショーがいいのは、イルカたちがジャンプするBGMが津軽三味線によるものであること。
普段聞き慣れない音や音楽であることもあって、何だかとてもカッコいいなぁ、と、強く印象に残った。
今となっては、ショーでイルカたちが繰り広げたひとつひとつの技よりも、ショーのBGMの方がハッキリ憶えているくらいで、そのくらいのインパクトがあった。
このイルカショーも、魚の展示と同じく、青森らしさを強く感じさせてくれた部分で、オレの中での浅虫水族館の印象をいいものにした要因になっているのだろうと思う。

津軽三味線みたいな、音を聞いただけでその地域を連想できる名産品がある地域は強いよなぁ!! と思う反面、日本中に水族館が山ほどある中で、その地域ならではの強みを展示に繋げていくことが、その水族館自体の魅力を高めてくれる要素なんじゃないかなぁ…… そんなことを思ってみたり。

本州最北端の水族館だけに、他地域からはちょっと遠いのが難点だけど、また行きたい、と思わせてくれる水族館でした。
行ってから時間が経過していることもあり、いい印象ばかりがオレの中で美化されてるような気もするのだけど、オオカミウオの幼魚が小さい内に、また行きたいなぁ……
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八戸水産科学館マリエント(青森) [水族館レポート(認定)]

昨年のゴールデンウィーク、先の震災で被災した岩手のもぐらんぴあが5年ぶりに復活を遂げた。
それに合わせて、青森の水族館も回ってきたのだけど、ブログに登場させるのをすっかり忘れていた(汗)
というワケで、訪問から1年半も経過した今、青森の水族館の話を……

青森には認定水族館が2つあって、そのひとつは言うまでもなく浅虫水族館!! なのだけど、もうひとつが八戸にあるマリエント。
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正しくは八戸水産科学館マリエントという施設で、厳密な意味では水族館ではないのだけれど、館内の展示には水族展示が多く、いわゆる水族館相当施設に当たる施設。
そこそこ大きな水槽もあることから、水族館の全国制覇を目指す人にとっては“行かなきゃならない”認定施設にもなっている。

余談だが、マリエントの周辺の地名は“鮫”というらしく、最寄り駅も鮫駅。
サメ好きにとっては、なんとなくワクワクしてしまう感じだが、残念ながらマリエントにサメはほとんどいない。
そんなマリエントだけど、建物はかなり大きい。施設の向かいにはウミネコの繁殖地としても知られる蕪島があるし、八戸港からもすぐ近くなので、比較的分かりやすい場所にあると言っていいと思う。
しかし、建物の大きに反して、展示があるのは3Fのみ。
その上のフロアは広大な展望スペースになっていたりして、建物の大きさから想像するほど展示規模は大きくなくて、というかむしろ少ない。
ただ、展示がある3Fフロアは結構な広さがあって、水族展示はその2/3程度を占めている。

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フロア中央にある大水槽を除くと、大きな水槽がある訳ではないけれど、水槽の数自体は多く、水族館気分はそれなりに楽しめる。
ただ、大水槽の主役は2匹のアオウミガメ。ちなみに、震災後、もぐらんぴあのアオウミガメ、かめ吉が避難していたのもこの水槽だ。
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ただ、カメ以外の住人は数えられるほどしかおらず、一見、何もいない水槽に見えてしまうほど。その後、魚が追加されているとよいのだけれど、少なくともオレが行った時は、閑散とした少々寂しい水槽だった。

それ以外の展示も、八戸水産科学館という館名に反して? 八戸に関係する水族展示は少なく、むしろ色鮮やかな熱帯魚などが多め。
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それらもここでしか見られないものや、すごく珍しいものなどはなく、見られるものは比較的馴染み深いものが中心。
とは言え、タッチプールなども用意されていて、ひと通り見終えると、何となく水族館に来たような気分にはなれると思う。
同じ県内でも浅虫水族館まで行くにはちょっと遠い八戸の人たちにとっては、十分水族館としての役割を担っているのだろうと思う。

余談ながら、八戸は青森県内でも南側に位置していて、岩手県に近い。
もぐらんぴあがある久慈までは、浅虫水族館より近く、クルマなら十分ハシゴが可能。
実際、オレはハシゴしたし。
展示のボリューム的にも、両館のセットはちょうどいいくらい? ではないかと思うので、水族館巡りをしているという人には、セットで回ることをオススメしておきたい。

また、マリエントのほぼ向かいに位置している蕪島(かぶしま)も、ウミネコが営巣している時期なら、ついでに足を運ぶには面白い場所だと思う。
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野生の海鳥の繁殖地を、あれだけ間近で見られる場所もなかなかないだろうからね。
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サケの産卵シーン展示@標津サーモン科学館 [淡水魚]

9月、サケの遡上を見るため、標津サーモン科学館に行った時のこと。
西尾副館長にいろいろと話を聞かせていただいていた中で、

「産卵は是非、見てみて欲しい!!」

と、力強く仰る。

毎年11月になると、魚道水槽が産卵展示に切り替わること、そして、運が良ければ目の前で産卵シーンを見られることは知っていたけれど、遡上を見に来たばかりで、そうそう何度も来られないよ…… と思った反面、西尾副館長の熱を帯びたトークを聞いている内に、

「うんうん、そうだよな。見に来なきゃいけないよな!!」

となり、

遡上を見に行ってから2ヶ月後、オレは再び根室中標津空港へと降り立っていた。

早速、サーモン科学館へ。
目的の水槽の前へと向かうと、既にペアがスタンバイ中。
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館長や副館長への挨拶もそこそこに、水槽横でカメラを構える。
水槽前の観覧席には、多くの人たちが座り、その瞬間を待ち構えていた。

サケの動きのひとつひとつに、ドキドキ感が高まってくる。
別にオレが産卵する訳でもないのに、何故か全身に力が入り、緊張感が高まってくる。
この時何故か、美ら海水族館でマンタの出産待ちをしていた時の記憶が鮮明に蘇ってきて、目の前のサケ、記憶の中のマンタの両方からプレッシャーを受け、意味もなく非常にドキドキしていた。

そんな時、館長の合図で“産卵1時間予報”が出された。
この館内放送の1時間以内に産卵がありますよ、という予報なのだけど、サケの動き、産卵床のでき具合などを見ながら、産卵のタイミングを見極め、アナウンスされる。
その放送から15分ほどした頃、2匹のサケが並び、口を大きく開け、産卵が始まった。
凄いシーンのはずなのに、呆気ないくらいに簡単に見られてしまった。
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でも、ここがまさに標津サーモン科学館の凄いところ。
本来、魚主体で不確定なもののはずの産卵行動を、展示として成立させるため、水槽内のレイアウト、展示に使う個体の選定など、さまざまなノウハウが投入されているのだ。
だからこそ、産卵シーンなんて、いかにも不確実なものを驚くほど簡単に、きわめて高確率で見ることができてしまうのだ。
お陰で、2泊3日の旅程の内、ほぼずっと館内にはいたとは言え、産卵シーンを7回も見ることができてしまった。

遡上とか、チョウザメとか、いろいろ凄いとは思っていたけれど、産卵シーンの展示は、実際に目の当たりにすると、あらためて“サーモン科学館、スゲェ!!”と思わずにはいられなかった。
そうそう簡単に見られないはずの産卵シーンも、標津まで行けば、かなり簡単に、しかも高確率で見られてしまう。
その展示が行われているのは、11月いっぱい。週末など人が多く集まる日なら、館内スタッフの気合い? も、より入るらしく、見られる可能性はさらに高まるのだとか。

サケの産卵シーンを見ていると、不思議なもので、ついつい擬人化したくなるというのか、人の男女関係が重なって見えてくるような気がしてしまうのだ。
例えば、サケにももてるオスともてないオスとがいて、もてないオスと組み合わされた時のメスは産卵までに長い時間を要したにも関わらず、オスをもてるイケメンに変更したら、あっという間に産卵したとか、そんなのを見てると、種族は違えど、同じオスとしては何だか切ないなぁ、と。

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体の大きなイケメンオス。もてる。

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体の小さいもてないオス。でも、律儀。

見てみて感じることは、性別やその人のいる環境、境遇などによっても変わってくるようなので、何を思うかは、是非、自身の目で見て確かめてみて欲しい。

標津サーモン科学館と言えば、最近、チョウザメ腕ガブが全国的な注目を集めているけれど、そちらも相変わらず絶好調。
やけに怪物っぽく撮れたので、そいつで締めにしたいと思います!!
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クニマス展示館(山梨) [水族館レポート(マニアック)]

絶滅したはずの魚が再発見された……

もう7年も前の話だけど、かつて、秋田、田沢湖の固有種だったクニマスが、山梨の西湖で再発見されたというニュースを憶えている人もいるだろう。
クニマスが絶滅するより前、各地に移入されたものの内、西湖に放流されたものが細々と命をつなぎ続け、人知れず種としての絶滅を免れていたのだ。
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そんなクニマスを展示した水族館相当施設が、西湖のすぐ近くにあると聞き、行ってみた。
元を辿れば田沢湖の魚とは言え、今や、西湖にしかいない魚であるからして、その近くにクニマスの展示施設があるというのは、自然な成り行きと言えるのかも知れない。

クニマス展示館があるのは、富士の裾野の観光スポット? のひとつ、コウモリ洞窟のすぐ隣。正確には山梨ネイチャーセンターに隣接している。
真新しい建物にクニマス展示館の看板が提げられているので、そこまで行けばすぐに分かる。

ウミガメ上陸地にあるウミガメ博物館(水族館)と同じような成り立ちの施設だけれど、規模はそれらの数分の一程度のとても小さなもの。クニマスだけの資料館としては十分な情報量なのだろうけれど……

館内はクニマスに関するパネル展示や、液浸標本が並んだ博物館的な部屋と、生体を展示した部屋に分かれている。
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生体展示を行っているスペースには、主役のクニマスが入った水槽が2つと、これまた小さな水槽で西湖やその周辺に住まう魚と、ヒメマスが展示されている。
水槽はいずれも小さいので、水族館というよりは、企画展とかのイベントみたいな感じ。
そもそもこの建物が、クニマス展示を目的に作られたものではないのかも知れない。

それでも、主役たるクニマスは、比較的大きな個体と、小さな個体が2つの水槽で展示されていて、大きな個体がいる方の水槽は、擬岩でデコレートもされている。展示館の主役らしい扱い、と言ったところかな!?
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小ぶりなマスなので、見た目は地味だが、貴重な存在であることだけは確か。
絶滅したと思われていた魚が、常設展示されているのは田沢湖にもできたクニマス展示施設を除けば、ここだけなのだから。

深場に住まう魚らしく、大きい方の個体の水槽は暗くされていて、さらに見学者が側まで近寄れないようになっているので、少々見にくい。
また、これも仕方がないことではあるのだけど、展示されている個体はどれも、いかにも飼育下のサケ科魚類の短く丸い顔つき。
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クニマスならではの青みを帯びた体色は生体でなければ見られない反面、本来の精悍な顔つきは標本の方がそれらしいという、サケ科魚類ならではの残念さがあった。
ちなみに、大きい方の個体の体色は“真っ青”だが、これはライトの影響によるもので、流石にここまで青くはならない。通常の照明で展示されている小さな個体の色が、本来の体色に近いはずだ。
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ただ、先にも書いた通り、貴重な存在であることは間違いないし、並べて展示されているヒメマスと生きた状態で見比べれば、ずっと同じものとされてきたけれど、両者に差があることも分かるはずだ。
そんな比較観察ができてしまうのも、生体展示ならではの大きなメリットだ。そんな貴重な体験が、東京からそれほど遠くはない場所でできてしまうということが、この施設の何よりの価値だと思う。

山梨の水族館と言えば、富士湧水の里水族館があるけれど、道が混んでなければ、30分ほどで行けるので、両館のハシゴもオススメだ。
どちらの施設もほぼマスと淡水魚ばかりだが、本州でこれだけマス類が見られる水族館はそう多くないし、クニマスは北海道でも見られないので、淡水魚好きやサケ・マス好きは足を運んでおくべき施設、ではないかな?
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福山大学マリンバイオセンター水族館(広島) [水族館レポート(認定)]

日本各地にある水族館や相当施設は250ほどあることが分かってしまったのだけど、それらの施設には、意外なことに、無料で見学できる施設が少なくない。

無料…… とは言え、中にはかなりしっかりした水族館もあって驚かされることも。
そんな無料水族館の中で、恐らく、日本最大の規模だろうと思われるのがマリンバイオセンター水族館だ。
その名称から分かるように、福山大学の研究所付属の施設であり、小規模ながら100tを超す大きな水槽も備えた結構本格的な水族館だ。
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水族館があるのは、瀬戸内海の因島という島で、船に乗る必要はないものの、風光明媚でサイクリストに人気の高いしまなみ海道を通っていく必要があり、少々行きにくい。
広島の水族館と言ったら、今が旬は注目の新星、マリホ水族館や、規模、歴史ともにトップの宮島水族館が有名だが、このマリンバイオセンター水族館も広島の水族館なのだけど、全国的にはあまり有名ではないような気がするのは、その微妙な行きにくさと、水族館がある場所のせいなのかも!?

水族館はしまなみ海道、因島北インターを降りて5分ほど走った海沿いの集落にひっそりと存在していた。
通り沿いに控えめな案内看板もあったけれど、それすらも見落としてしまいそうなほど、ひっそり。とても静かな場所にあった。
敷地内の適当な場所にレンタカーを止めて、水族館へと入館する……のだけれど、当たり前ながらチケットカウンターみたいなものがどこにもない。入り口に置かれていたのは、記帳用のノートと、募金用の貯金箱のみ。

でも、無料の水族館だからと侮る無かれ。
ひとつの大きな部屋の中に、水槽は大小22本あって、入館すると、大きな存在感を放つ150tもの大水槽が目に飛びこんでくる。
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暗い館内にそびえる大水槽は、水族館に来たということを強く意識させてくれる。
中を泳ぐのはタイやイサキ、メジナなど、馴染み深いものが中心で、別段驚かされるようなものはいなかったけれど、広々とした、でも、大きすぎるほどではない水槽は、中を泳ぐ魚たちをじっくり眺めるのにちょうどいいサイズ感で、ついつい見入ってしまう。
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他の水槽には、カレイやベラなど、瀬戸内海の魚を中心に展示されている。
大学付属の施設なので、展示されている魚の多くは、研究の対象だったり、行われている研究を紹介するために展示されているものなのだろう。
だが、堅苦しい雰囲気ではなく、小さなタッチプールなどもあり、オレが行った時にも、水槽をひと通り見学して、タッチプールで海の生き物に触れて、みたいな楽しみ方をしている子供連れが何組みかやってきていた。そんな楽しみ方をするには、規模的にもピッタリだろう。
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個人的には、館内が暗く、水槽は明るく、見やすい水槽が多いことも好印象だった。
また、場所柄か、オレが出掛けたのが平日だったからなのかは分からないけれど、とにかく静かで、オレがいる間、やってきた家族連れが帰ってしまうと、聞こえてくる音はオレのカメラのシャッター音と、ほぼ水槽いっぱいの大きさに育ったタマカイの若魚が時折暴れる時の水音だけ。
じっくりと展示を楽しむことができた。
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無料で楽しめる施設であることを考えれば十分以上の内容ではあるのだけど、水族館ブロガー的には、強く印象に残る部分もなかったのかなぁ、と。
というのも、展示されている魚は、どこででも見られる馴染み深いものだし、水族館自体も大規模ではないものの、適度な水族館感のある規模、水槽サイズ感など、ネガティブな印象を抱く部分がない。

という訳で、冒頭の“日本最大級の無料水族館”という結論に落ち着くのだ。

もちろん、行って損のない施設だとは思うのだけど……
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