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琵琶湖博物館のチョウザメ水槽 [淡水魚]

琵琶湖博物館の水族展示室の最後の水槽にして、世界の湖ゾーンでは最大の水槽でもあるチョウザメ水槽。世界の湖の展示ゾーンにある水槽だが、特定の湖をテーマにしたものではなく、古代魚の水槽と銘打たれている。
五大湖の水槽のすぐ後に登場するので、北米をイメージした水槽と思いがちだが、中を泳ぐ4種類のチョウザメ(ネームプレートは3種類分しか出ていなかったけど)の内、3種類はロシア産。チョウザメ1種と3種類のガーは北米産だけど…
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水槽はフロアの奥まったところにあって、フロアの一部をアクリルで仕切ったような形で上部がオープンになっている。古代魚の水槽なら、展示するのはピラルクーやアロワナでもよかったはずだが、水槽の作りを考えると、飛び出してくる可能性が低く、かつピラルクーに劣らない大きさになるチョウザメが選ばれたのだろう。

目の前に水面があるため、プールのように大きさを身近に感じるのだけど、前面からのスポットライトがいくつか当てられているだけで、水槽を上から照らす照明がないので、薄暗く、奥は見えにくい。
しかし、その暗がりの中から、大きなチョウザメがヌーッと泳ぎ現れ、突如目の前でスポットライトに照らし出されるので、観客は声を上げる。水槽前ではそんな驚きの声が一番多く聞かれたように感じた。
目の前に現れるチョウザメも十分ビックリできるくらいの大きさがあって、ほとんどの個体は1.3mくらい? なんだけど、その内2匹だけ3mくらいありそうな大きなアムールチョウザメがいる。
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そのゆったりとした泳ぎと、この水族館最大の巨体は、小物ばかりの琵琶湖博物館では、まるでジンベエザメのような風格を漂わせている。
そんな巨大な魚がアクリルを隔ててすぐ目の前を泳ぐのだから、声も出てしまうというものだ。
余談だが、ネームプレートがない1種類がこのアムールチョウザメ。水槽内に3匹いるが、飛び抜けて大きな2匹がいるから、その他の種類とは見間違えることはない。

最近、水族館でチョウザメ水槽というと、その主役は手に入りやすいベステルであることが多い。チョウザメなんて、どの種類もほとんど同じ形、色をしているから(笑)、それが悪いとは思わないけれど、この水族館のように、あまり見られない種類が見られるのはやはり嬉しいことだと思う。そんな風に思うのは、オレがチョウザメが好きだからなのかも知れないけどね。

琵琶湖博物館のチョウザメ水槽は、かなりこだわりを感じさせるラインナップになっていて、アムール以外にロシア、バイカル、レイクの3種類がその内訳。

鼻の短いロシアチョウザメは入手もしやすく、見かける機会もそこそこ多い部類。
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同じロシアのチョウザメでも、バイカルチョウザメとなると、レア度はもう少し高まる。
水族館でもあまり見ない気がするのだけど、それよりも、チョウザメというと黒1色、みたいなイメージがある中で(あるよね?)、明るい茶色の体色も印象的だ。
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バイカルチョウザメ

そして最後のもう1種が北米産のレイクスタージョン。
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こちらもバイカルチョウザメ同様、茶色い体色を持っており、ネームプレートを見ただけではバイカルと見分けることはできない。
オレも分からなくて飼育スタッフの人に教えてもらったのだけど、体側のガノイン鱗が大きく、目立つのがバイカル。ガノイン鱗が目立たず、白い点が並んでいるように見えるのがレイクといった感じ。聞いただけでメモしたワケではないので、ひょっとすると逆かも知れないけど…
このレイクスタージョン、今となっては激レア種。
北米でも数を減らしているらしく、今後、観賞魚として日本にやってくることは、まず期待できないはず。
展示されているものは博物館のオープンの頃に小さいものを入手し、育てたものだそうだが、ちょうどその頃(年前くらい)、小さいものが数多く輸入されてきており、簡単に手に入るチョウザメだったのだ。
それ以降、輸入は途絶えているし、ここまで成長したものは琵琶湖博物館にいるものくらいだろうから、そんな意味でも貴重な展示と言えるだろう。
この水槽では巨大なアムールチョウザメに目を奪われがちだが、茶色い2種類のチョウザメにも是非、注目してみて欲しい。
レイクスタージョンに関しては、とりあえず珍しい魚だからね。

水槽の前に座り込んで眺めていると、給餌の時間になった。
餌はウグイのブツ切り。食用(人の)として漁獲され、流通しているものを入手(琵琶湖界隈では珍しいことではないらしい)し、餌として使用しているとのこと。淡水魚なので脂分が少なく、水が汚れにくかったり、魚の太り方が(海の魚を餌にするよりも)少ないのがメリットだそうだ。
小さい頃はドライフードなども与えることもあったようだが、基本はずっとブツ切りウグイのみを与え、ここまで大きくしたのだとか。
チョウザメはかなりの数がいるのに、与える量はバケツの1/3ほどと意外なくらい少ない。
もちろん、全員が十分な量を食べられるワケではないが、運動量が少ない上、毎日給餌されるので、あえて少なめに給餌しているらしい。実際、その量で水槽の中のチョウザメたちは現在のサイズになっているのだから、十分足りているのだろう。
この水槽に関しては、水温調整がなされておらず、室温のままの水温とされている。
そのため、夏場は高くなり、冬場は低くなる。だが、暖房もされる室内なので、下がると言っても外にある水槽や池のような水温にはならない。だから、チョウザメは年中、旺盛な食欲が続くのだそうだ。
一方、ガーたちは冬場の低水温時には餌を食べなくなってしまうそうで、水温が下がり始める時期に目一杯餌を食べれなかった個体は、冬を越せずに死んでしまうものもいるらしい。この水槽内ではとても小さな存在であるガーたちは、水槽の隅の方に固まってちょっと萎縮気味。そういう状態だと、ガーはあまりガツガツしなくなってしまうのだ。飼育スタッフ氏もそんなことを言っておられたが、切り身がまかれると、ダンプカーが行き交う中を自転車で突っ込むような感じになりながら、頑張って餌を拾いに行ってた。
そんな姿を見ると、思わず拳を握りしめて“頑張れ!!”みたいな気分になってしまうよね(笑)
ひとつ前のブログに登場したロングノーズガーは、こんな状態の中であそこまで成長したたくましいエリート個体だったというワケだ。

琵琶湖博物館を訪れた頃、ちょうどオレの中ではチョウザメがブーム(笑)で、飼いたい欲求も高まってたことも手伝って、結局、もっとも長い時間を過ごしてしまった。
素晴らしく綺麗な展示や、珍しい魚が他にも沢山いたというのに、結局、長く見てしまうのはオレにとって馴染み深い連中が顔を揃えたシンプルな水槽。
でも、チョウザメの水槽としては、大きさ、種類、数ともになかなかのものだと思う。チョウザメ好きな人なら、巨大なアムールと今となっては稀少なレイクは見ておく価値も大ありだ!!

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コメント 2

pomu.

広い水槽ですね
この奥のほうから2メートルを超えるような巨体が
ぬっ
と現れたら歓声を上げずにいるのは難しそうです

バイカルチョウザメとレイクスタージョンはそっくりですね
見分け方を教わっても、実際に見たら見分けられないような気がします(汗)

大きなチョウザメたちが闊歩(?)する中で頑張っているガーくん
なんとかエサを食べて、元気に過ごしてもらいたいですねー^^
by pomu. (2011-01-19 18:59) 

ミストラル

>pomuさん

2匹のアムールチョウザメが飛び抜けて巨大なので、水槽に近づくのにちょっとした恐怖を感じるほどですよ。
少なくとも、琵琶湖博物館ではぶっちぎりの巨大さですから!!

レイクとバイカルはものすごく似ています。というか、色と大きさはほとんど変わりません。
写真も合ってるか、ちょっと不安なくらいです。
でも、実物で見比べると、意外と分かるんですよ。

ガーたちは、水温の低い今はもう、半冬眠状態になってると思います。
見た目には、これまで以上にイジけてるように見えるかも知れません(笑)
by ミストラル (2011-01-21 04:10) 

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