So-net無料ブログ作成

うみたまごの大回遊水槽 [水槽]

うみたまごの館内展示の中心となっているのが、1850tの容量を誇る大回遊水槽だ。
魚たちがエンドレスに泳ぎ続けられる巨大な円形の水槽なのだけど、うみたまごはその回遊水槽のパイオニア。旧大分マリンパレス水族館では、50年近く前にそれを完成させていたらしい。容量は現在の水槽の1/8ほどだったようだが、当時は画期的な水槽として注目を集めたのだとか。

そんな歴史を持つうみたまごだから、メインの大水槽が回遊水槽になるのはある意味、当たり前と言っていいのだろう。
それだけに、大変凝った作りになっていて、ひとつの巨大水槽なのに、あちこちに様々な形のアクリルパネルが取り付けられていて、そしてそれが順路の中に、違った形で何度も登場するので、いくつもの違った水槽のように眺めることができる。
順路の最初に吹き抜けのフロアから見える1枚の大きなアクリルパネルで大水槽の存在をアピール。そのまま淡水魚や小さな水槽を見ながら順路を進むと、導線はマーメイドホールという広いフロアに。そこには大水槽のアクリルパネルの中でも、最大のパネルが取り付けられている。
IMG_8565.jpg
アクリルパネルはL字型で一部がフロアと面になっていて、自分の目線の下を魚たちが泳いでいく。
IMG_8625.jpg
うみたまホールに通じるトンネルから見上げると、マーメイドホールのアクリルの構造が分かる。

アクリルの床の上を歩くことはできないんだけど、そこから水底までは結構な深さがあるので、そこから覗き込むだけでも深さを実感できる。実際、周りにいた観客は、下を覗き込んで“怖い~”なんて言ってる人もいたし。
正面にはこれまた立派な擬岩で作られた山があって、その周りを大きなサメやエイなど様々な魚が行き交うのが見える。
実際、水深は8mもあって、2フロアを突き抜くようにそびえ立っている。その深さを活かして? 海の深さが演出されていて、照明は暗め。そのため、より海の青さを強く感じさせるものになっている。
IMG_8668.jpg
マーメイドホールから順路を進むと、階下へと降り、小さなトンネルを通って“うみたまホール”という真っ白なフロアへと進む。
IMG_9022.jpg
その名前の通り、卵の殻の内側みたいな半球形の部屋で、その壁の一部が巨大なTVみたいな水槽になっていて、魚たちが通過していく。
もちろん、その水槽も回遊水槽の一部なんだけど、そこだけは擬岩などが一切見えないようになっていて、青い壁の中を魚が泳いでいるように見える。
フロアにはクッションが置いてあって、そこに座ってくつろげるようになっているんだけど、子供が走り回って遊んでいたり、さもなければカップルのための空間になっていたりするから、魚を眺めて楽しみたい人には不向きかも!?
この半球形の部屋は、水槽内の擬岩の山の内側。つまり、こんなに大きな部屋が作れてしまうほど巨大な山が水槽内にあるということなのだ。ある意味、水槽や、擬岩の山の大きさを実感できる部屋と言えるかも知れない。

水槽の中で暮らしているのは、豊後水道の魚たち。比較的暖かい海らしく、温帯域の魚だけでなく、暖かい海域に暮らす魚たちの姿も多い。そういう意味でも眺めていて楽しい水槽なのだけど、個人的にとても残念だったのが、シノノメサカタザメがいなくなっていたこと。日本の水族館でオレがまだ見ていない最後の個体だったはずなのだけど、それがいなくなってしまったことで、図らずもシノノメサカタザメの全展示個体制覇が叶ってしまうことになった。
エイと言えば、中を泳ぐホシエイが超巨大で、志摩マリンランドにいるものに匹敵しそうな巨大さ。しかもそんなのが2匹もいて、文字通り、水槽内で幅をきかせていた。
IMG_8566.jpg
水槽の作りが凝っているせいか、はたまた擬岩の山のせいか、ドタブカを中心に擦れタコができている個体が多く、ハタやアカメなどもスレ? なのか、体表が傷んだ個体が多く見られたのが気になった。最近搬入されたものなのだろうか?
でも、魚種は多いし、見る位置によって見られる魚が異なっていたりするのも実際の海のようで面白い。
先にも書いたように、見る場所によって違った水槽のように見えるのだけど、それぞれの場所で見られる魚も少しずつ違っていたりするから、本当に違う水槽を見ているような気分になれる。
濃度、密度においても、うみたまごでは随一の水槽と言えるし、水中感も強く味わえる。
何よりそのものの構造が面白いし、その水族館を象徴するに相応しい水槽だった。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

pomu.

おおお……楽しそうですねー!
特に2枚めの画像の場所に行ってみたいです
口をあけてほけーと眺める自分の姿が容易に想像できてしまいます

水槽の中を泳ぐ魚を外から見るだけではなく
水槽の、さらに内側にいて見るような感じ……でしょうか
自分ちがそんなふうになってたらよいですねぇ
メンテがすっごく大変そうですが(汗)
by pomu. (2012-03-07 20:54) 

ミストラル

>pomuさん

2枚目の写真は、マーメイドホールに通じるトンネルで、入り口、出口と、こんなトンネルが2つあります。
見上げるのは楽しいし、目の前にハタやウツボ、動かないサメとか、暗い所が好きな魚がたまっていたりするのですけど、すごく狭いトンネルなので、2人が見上げてると、通行止め状態。
じっくり水中世界を堪能するには、開館直後か閉館前の空いてる時間じゃないとちょっと難しいかも知れません。

この水槽、ホント、色んな眺め方ができて楽しかったです。
pomuさんが言われるように、掃除は大変そうですけど。
by ミストラル (2012-03-08 11:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ご用の方はmistralaquqrium@gmail.comまでご連絡下さい。
メッセージを送る