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なかがわ水遊園でピラルクーを食べる!! [ピラルクー]

我々日本人にとって、魚はまず“食べるもの”である。
食材として“タイ”“アジ”“マグロ”など魚の名前を憶え、水族館で生きた姿を見た時にも、その食味を思い出して、「美味しそう」という感想を漏らす。
食べることは、その魚の魅力をもっとも分かりやすく知らしめる方法なのである。

しかし、水族館は基本的に、生きた姿を見せる場所であるからして、魚の魅力を伝えるのに、“食べる”という方法は採られていないのが普通だ。
しかし、なかがわ水遊園はあえてそこに挑戦しているようなのだ。
恐らく、日本で最もアマゾンに特化した水族館のプライドに賭けて? 食べるという形でアマゾンの魚の魅力を伝えることを始めたのだ。
ピンタードからスタートしたその企画は、第二弾にピラニアと続いたが、去る3月24、25日に開催された第三弾の試食会には、満を持して? ピラルクーが供されることに。
物心ついた頃から憧れの存在であるピラルクー。よく知ったつもりではいても、その食味は知らない。それを食べると聞けば、やはりものすごく気になるものだ。
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ピンタードの時もものすごく気になったのだけど、その時は行くことができず断念。
しかし、今回のスケジュールなら行ける。
じゃあ、行くか!! と、1ヶ月前に行ったばかりのなかがわ水遊園へと再びクルマを走らせた。

春休みが始まったばかりなのに加え、古代魚類を展示したジュラシックアクアリウムという企画展がスタートしていたことなどが重なり、水遊園はかなりの混雑ぶり。
ピラルクーを食べる企画は、予約制なので問題はなかったけれど、オレが参加した昼頃の会は、定員が予約で埋まるほどの盛況ぶりだった。
ピラルクーの人気や関心の高さは、オレが思っている以上に高かったようだ。

提供されたのは、約200gほどに切り分けられた切り身。
ひと切れが600円。
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この2切れを3人でいただいた。

高い? ご存じの通り、ピラルクーはワシントン条約付属書Ⅱの該当種であるため、それが食材であったとしても、その輸入には輸出国の許可が必要で、少々面倒な手続きが必要になる。それもひっくるめた値段と考えれば、このくらいになるのだろう。

ご覧の通り、調理前のピラルクーは、うっすらピンク色の白身で、カジキの切り身みたいな感じ。
鱗はもちろん取ってあるが、皮の表面に残った鱗の痕跡がピラルクーであることを感じさせてくれるくらいで、ごく普通の白身の切り身だ。
調理法もアマゾン流。軽く塩こしょうをまぶして、少量のオリーブオイルがひいてあるフライパンに投入。ソテーにする。

10分くらいで焼き上がり、早速、いただいてみる。
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箸で突くと、サバのような感じでほぐれていく。
肝心の味はというと、ビックリするほど美味しい!! というほどでもなかったけれど、変な癖や臭いもなく、普通に美味しい。
味はタラに似てるだろうか。タラよりは身がしっかりしているから、やや歯ごたえのあるタラ、といった感じ。
油をひいたフライパンで焼いているから、その身にどの程度の脂があるのかは分からなかったが、どちらかというとあっさりした味だ。
余談ながら、オレたちの反対側には家族連れがいたんだけど、そこにいた少年はしきりに“うまい、うまい!!”を連発していた。

身よりもはるかに印象的だったのが皮。比較的厚めだったから、多少硬いだろうとは思ったのだけど、口に入れてビックリ。
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ものすごい弾力感。皮と身の間にはゼラチン質の層が厚めにあって、皮自体も厚いから、半身分くらいの皮を口に放り込んだら、喉に詰まるんじゃないかってくらい。しばらくモグモグしてないと口の中から無くなっていかなかったほどのモチモチ感。
あれだけ硬くて大きな鱗が並んでいる皮だから、このくらいのしっかり感がないとダメなのかも知れないね。

大昔に読んだ「オーパ!」には、どこを喰っても旨い! みたいに書かれていて、その食味に思いを馳せたワケだが、こうして実際に食べてみると、普通に美味しいけど、そこまででもないかなぁ… という感じ。小さい頃から積み重ねた期待度の高さが邪魔をしたかな!?

今回供されたピラルクーは水槽で泳いでいたもの… ではもちろんなくて、南米から食材として送られてきたもの。
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1.2mほどのものが冷凍され、丸のままやってきたそうだ。
どういう状態で冷凍されたのか分からないし、切り身になるまで解凍と冷凍が繰り返されているはず。つまり、本来の風味は損なわれている可能性があると言うこと。
それでもあれだけの味をキープしていたのだから、かなり美味しい魚であると言えるんだと思う。現地で食べれば、やはりビックリするほど美味しかったりするのかも!?

そう考えると、生のまま塩焼きにして食べてみたいところだけど、流石にそれを日本で体験するのは難しいだろうな。
今回はソテーで頂いたけれど、あっさり味だから鍋の具材でもいいかも知れないし、味噌漬けみたいな食べ方をしても美味しいんじゃないかなぁ、と。
でもまぁ、今後、ピラルクーを食べる機会なんて、再びあるかどうかはかなり微妙だけれど…

この試食会は第四弾も決定していて、お次はコロソマだそうだ。
現地で食べた人の話によると、これまたものすごく美味しかったらしい。
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コメント 4

ずぅ

ピラルクーを食べたのもすごいけど、
この企画を打ち出す水族館もすごいですね☆
多くの人が集まったのもすごいや(^o^)

ミストラルさん…
意外に料理の写真もお上手です(^^;)
by ずぅ (2012-04-07 00:53) 

pomu.

ああ! 楽しそう!!

さすがピラルクー 皮に残る鱗をはがした痕の大きいこと
パイナップル模様に見えてきました
それに皮自体の厚みと質感がほとんどホルモンですね~

普段、水族館で見ることしかできない生き物を食べるとなんだか少し近くなった気分がしますね
アクリル越しに見るだけでは、テレビで見ているのと、そう違いがないですもん

コロソマもおいしそうですね
背中のこんもりしたところが特においしそうに思えます( ̄¬ ̄)
by pomu. (2012-04-07 09:34) 

ミストラル

>ずぅさん

土日限定の企画だったのですが、土曜日の1回目は満員御礼状態でしたよ。
アマゾンの魚の魅力を伝える水族館としては、とても面白い取り組みですよね。

写真を見て、ずぅさんも食べたくなりました?
だといいのですけど(笑)

by ミストラル (2012-04-09 13:01) 

ミストラル

>pomuさん

ピラルクーの鱗は、ペンチで1枚ずつ引き抜いていったそうですよ。
解体はかなり大変だったらしいです。

皮の部分の印象が強すぎて、それに比べれば普通な身はあまり印象に残ってないほどでした(笑)
コロソマも美味しそうですよね。
食べ応えもしっかりありそうですし。
by ミストラル (2012-04-09 13:03) 

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