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かごしま水族館のイルカ水路 [水槽]

今回の遠征の目的地は宮崎の出の山淡水魚水族館。
しかし、遠くまで出掛ける割に、小粒であることが分かっていたから、ちょっと規模の大きな水族館に行きたいなぁ、と。
だが、宮崎に大きな水族館はなく、もっとも近い大規模水族館は隣県のかごしま水族館しかない。
かごしま水族館には行ったことがあったけれど、以前行った時の写真はイマイチだし、宮崎まで行くんだから寄っておこうかと、翌日はかごしま水族館へ行く計画を立てた。
せっかく行くんだから、何か珍しいものでも見られないかと、HPを見てみると、休館日の案内が。イヤな予感がした。
恐る恐るそのページを覗いてみると、案の定、オレの遠征が年に数日しかない休館日にぶち当たってしまった。
その時点で出発まで残り数日のタイミング。キャンセルすると損の方が大きくなるため、仕方なく予定通りの日程で遠征することに。鹿児島でどうやって過ごすかは何も決めないままに。

とは言え、水族館に行かないとなると、行きたい所も、すべきことも思いつかない。
朝、ゆっくりホテルを出発し、朝食などを食べつつ、市内をプラプラ。たまたま目の前にやって来た路面電車に飛び乗ったのはよかったが、目的地もないので、つい水族館口という乗降車場で降りてしまった。
結局、休館中のかごしま水族館へ来てしまった。

水族館の周辺をぐるりと1周した時、水族館横のイルカ水路のことを思い出した。
そういえば、以前来た時、そこにシイラが泳いでいるのを見たっけなぁ、と。
橋の上から水路を覗き込むと、その時と同じように、シイラが泳いでいるのが見えたので、水路脇まで移動し、シイラを眺めることにした。
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イルカ水路はその名前の通り、水族館で飼育中のイルカたちが放たれている、運動場的な役割を与えられているのだ。
しかし、イルカはいつも放たれていないので、イルカを泳がせない時期には、シイラなど魚類が放たれ、橋の上や、水路の脇からそれらを観察できるようになっている。

今回は以前行った時よりもシイラの数は少なかったが、天気がよかったので、その姿をより綺麗に見ることができた。
水路にはキビナゴがイワシか、銀色に輝く小魚の群れもおり、そのキラキラと光る群れが慌ただしく動き回る様子を見ていたら、その周辺に頭の丸い縞模様の魚が。アイブリ? なんて思っていたら、なんとそれがシイラだった。
IMG_1654.jpg
シイラも補食時など、興奮すると明確な横縞模様が出てくるらしい。初めて見た。
その瞬間はコンデジしか持っていなかったんだけど、そんな瞬間、シーンを見せつけられれば、カメラを出さないワケにはいかないだろう。
そこから、ベストショットを狙って、水面を必死に見つめることに。
IMG_8437.jpg
上からしか見られない反面、透明度が限られ、波や風などの影響を受ける屋外ということもあってか、本当の自然下ではないにも関わらず、すごいものを見ているような気分になれる。少々興奮気味に水路を眺めていると、足下で白い大きなヒレを翻す魚の姿が見えた。
茶色い体に、白い点。ああ、ホシエイもいるんだなぁ、なんて思って見ていると、ヒレが翻った時に見えた顔がオレを驚かせた。ホシエイではなく、マダラトビエイだったからだ。

マダラトビエイも驚くほどの珍品ではないものの、オレの中でホシエイよりもランクが(見られると嬉しい度合い?)が高いこともさることながら、暖かい海の住人というイメージが強い魚が、鹿児島とは言え加温もしていない真冬の海で泳いでいたからだ。

濁った水底から水面付近へと姿を現し、岸壁すれすれに身を翻し方向転換。
泳いできた方へ泳ぎ去っていくという遊泳パターンを繰り返していた。
昼前後の鹿児島の海は満潮に当たるのか、水面が強く波立ち、また、その日は風が強かったので、その度に水面にさざ波が立ち、ホント、見にくい。
しかも、水路の横は桜島行きのフェリーターミナル。フェリーが入港、出港する度に、水路の水も大きくうねる。
そんなタイミングでエイやシイラを見つけても、写真はおろか、ぼかしがかかったような感じで、とても見にくい。
しかし、何とか写真を撮ろうとしばらく粘っていたら、波も落ち着いてきてエイの姿もしっかり見えるようになってきた。
IMG_8400.jpg
2匹いたようで、1匹は岸壁に張り付いたカキを食べているのか、ガシガシと何かを噛んでいるようなそぶりを見せていた。
見慣れたエイだけど、海で見ると、それが放たれたものであることが分かっていても、感動するものだ。
エイやシイラたちのお陰で、水路の周辺だけで2時間ほど潰すことができたのも助かった。

水路はこれらの放たれた魚以外に、元からそこにいた魚も数多くおり、シイラに襲われていたキビナゴ? か何かの、銀色の小魚以外にも、マアジ、カワハギ、クロサギの姿を見ることができた。
そして、ある意味、マダラトビエイ以上に驚いたのが、アミモンガラを見つけたこと。
IMG_8376.jpg
分かりにくいけど、中央の水色の魚がそれ。

海と水路を仕切っている所のネットに、青みがかった灰色の魚がいるのを見つけた。
体を斜めにして、盛んにネットを突いているようだった。
最初はウスバハギか? なんて思ってしっかり眺めていると、体を横にした時、体側の白いスポット模様と、全身が見えたのでアミモンガラだと分かった。
ネットの外にいる魚だから、放たれたものではなく、野生の個体だ。
水族館でしか見たことがない魚がそこにいると思うと、それが別段珍しいものではないとは言え、何だか感動的な気分に。
長いレンズを持っていなかったから、小さくしか撮れなかったけれど、陽の光の下で見るアミモンガラは、これまでずっと灰色の魚だと思っていたオレのイメージを覆すような水色で、その鮮やかさもちょっと驚きだった。

鹿児島に行くのは今回で3度目。
南国のはずなのに、いつも凍えるほどに寒い。
まぁ、今回は雪が降っていなかっただけマシだけど。
それにしても、水路の魚たちが予定のないオレを楽しませてくれたけれど、それがもしいなかったら、なんて思うとゾッとする。
地方の水族館に遠征を考えている皆さん、計画を立てる前にしっかり休館日のチェックをしておくことをオススメしますよ。
特に12月は休館する水族館が多いようだし。

というワケで、今年の更新はこれで最後。
今年はこれまで以上に、多くの人に見てもらうことができた。
2013年も、今年以上に水族館に足を運んで、面白い話に遭遇してこようと思っている。
それでは皆さま、よいお年を。
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コメント 1

株式の税金

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
by 株式の税金 (2013-01-17 14:46) 

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