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美ら海水族館のジンベエザメの話 [サメ]

24日、お台場で開催された「中村元の超水族館ナイト」にゲスト出演させてもらった。
会場で売られていた20冊ほどの「水族館で珍に会う」がすべて売り切れたり、“いつもブログ見てます”と声をかけてくれる人がいたりと、ありがたいことこの上ない時間を過ごさせてもらった。

当日、水族館ナイトに来場された皆さま、どうもありがとうございました。
イベントの様子は、こちらで。
http://blogs.yahoo.co.jp/kazu247jp/24102039.html(水族館が好きだから@にっし~~~氏)

さて、そんなオレはイベントの直前まで、沖縄に行ってた。
寒いからとか、昨年の10~12月は頑張ったから、とか、いろいろ理由はあるんだけど、成田から片道6950円で行けるLCCの存在はやはり大きい。
早々に格安チケットを手に入れて、ひと足お先に春を感じてきた。
とは言え、オレが沖縄まで行って、水族館に行かないワケはなくて、もちろん行ってきた。

そんな美ら海水族館と言えば、やはりジンベエザメだろう。
あの黒潮大水槽は、ジンベエザメのための水槽と言っても過言ではない
複数飼育や垂直摂餌を可能とし、さらには繁殖の可能性も視野に入れた35×27×10mという水槽サイズがそれを物語っている。
ジンベエザメ飼育のパイオニアだったり、飼育記録を更新中だったりと、ジンベエザメについてはやはり、どこよりも多くの実績とエピソードを持っている美ら海水族館だが、その水槽内繁殖の夢も、もしかすると夢でなくなる日が来るのかも知れない。

と言うのも、旧水族館時代から17年に渡って(飼育記録更新中)飼育されているオスのジンタに、性成熟の兆候が見られるようになってきた、というのがひとつ。
IMG_0190.jpg
ジンベエザメがどのくらいで性成熟するのかは知られておらず、8~9mほどという推測値がこれまでの定説だった。
ジンタは8mを超えてもその兆候が見られなかったそうだが、最近になって雄性ホルモン値が高まってきていると同時に、クラスパー(交接器)が伸びてきたのだそうだ。
ジンタが成熟したオスとして繁殖に使えるようになったなら、あと必要になるのは同じく成熟したメス。

09年にオレが初めて美ら海水族館に行った時、大水槽で泳いでいた3匹はいずれもオス。
それが2010年にその内の1匹がメスへと交換された。
そのメスのその時点での大きさは約5.8m。それでもその他の水族館で展示されているものよりも大きかったのだけど、あとの2匹がそれよりも大きいため、随分小さく見えたものだ。

今回の美ら海行きは8ヶ月ぶりだったんだけど、大水槽を見て、1匹がやけに小さくなっていることに気が付いた。
IMG_0180.jpg
アクリル面に近づいて、その個体を見上げると、メス。水槽内にメスが2匹になってた。
8ヶ月前にはメスは1匹しかいなかったから、昨年6月から今年の2月の間に交換されたということだ。

そこで、聞いてみた。
するとやはり、昨年11月に交換されたという答えが返ってきた。No.35という個体だそうだ。
IMG_0223.jpg
No.35という新入りちゃん。

以前いたオスは大きくなり、ジンタとぶつかったりするようになったことも、個体交換の理由になっていたとか。
新しく搬入されたメス個体はまだ小さい(恐らく6m未満?)ので、繁殖に使えるようになるまでには、まだまだ数年単位の時間がかかるだろうけど、個体構成がオス1、メス2になったことで、より繁殖の可能性が高まったと言えるはずだ。
ジンベエザメは年間30~40㎝ほど成長するそうだが、2010年に搬入されたメスも今年で7m近くまで成長するはず。あと5年ほどすれば、現在のジンタほどの大きさに達するはずで、その頃には繁殖の話も現実味を帯びていることだろう。

ちなみに、妊娠中のジンベエザメはこれまで1個体のみ見つかっていて、その胎子は何と301匹もいたとのこと。
内田前館長曰く「全国の水族館に供給してやるよ、って言ってるんですよ」とのこと。
300匹もの稚魚って、どうやって出てくるんだろう?
グッピーみたいにポロポロばらまかれるみたいに出てくるのかな?
それだけ大量に生まれ出てくると、それを回収し、育成する飼育スタッフの人たちは気が狂いそうになるんだろうけど(笑)、そんな光景も含めて見てみたいなぁ、と。

普通に考えれば、ジンベエザメの繁殖なんて、夢みたいなことなんだろうけど、以前は同じく“夢みたいなこと”だったはずのマンタの繁殖を当たり前のことにしてしまった美ら海水族館だけに、ジンベエザメも現実のものになりそうな気がする。

今や日本で5カ所もの水族館で見られるようになったジンベエザメだけど、やはり美ら海水族館が究極だと思う。
余所では不可能な繁殖への取り組みだけでなく、ジンベエ専用と言うべき水槽のお陰で、とにかく見やすく、その大きさを実感しやすい。個体のサイズもぶっちぎりで大きいんだけど。
ウチのブログではジンベエザメはとりわけ人気の高い魚だけど、日本のすべてのジンベエ水槽を見てきたオレが断言するよ。
やっぱり、ジンベエザメは美ら海水族館だよ、ってね。
IMG_9133.jpg
IMG_9195.jpg
こんな写真を撮れるのは美ら海水族館だけじゃないだろうか? 写っているのはいずれもジンタ。
これまた余談ですが、美ら海水族館からは何ももらってませんから!!
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