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油壺マリンパークのオオメジロザメ [サメ]

2月に開催された超水族館ナイトに行った時のこと。
会場には水族館スタッフ氏も多くやって来ているのだけど、その中に顔見知りの油壺マリンパークのスタッフ氏の姿もあった。
そのスタッフ氏からミツクリザメの話を聞かせてもらっていたら、「そういえば、今度、オオメジロザメをドーナツ水槽へ引っ越しさせるんですよ」と教えてくれた。
ミツクリザメの話もそうなんだけど、こういう情報は本当にありがたい!!
わざわざ教えてくれたスタッフ氏に深く感謝すると同時に、せっかく教えてもらったのだから、いち早く行くのが礼儀というもの。
というワケで、オオメジロザメの引っ越しも終わり、それまで暮らしていた水槽も再公開された3/13、久しぶりに油壺まで行ってきた。

明確な目的がある時はいつもそうだけど、入館すると、他の水槽を横目で眺めつつ、まっすぐ2Fのドーナツ水槽へと向かった。
2Fに上がるとすぐに、オレの目の前を大きなサメが横切った。
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いた!! と一瞬思いそうになったけれど、以前からいたレモンザメだった。
しばらく見ない間に、ものすごく大きくなっていて、ひょっとしたらシロワニよりも大きい? と思うくらい立派さ。2mは軽く越えているだろう。
4匹のノコギリエイもシロワニも無事。どうやら、オオメジロは悪さをしていないようだ。

他のサメたちの生存確認? をしていたら、ようやくオオメジロの姿を発見。
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こちらの水槽で見てみると、思っていた以上に小さく、レモンやシロワニよりも2まわりくらい小ぶり。
狭い水槽で暮らしていたから、あまり大きくなっていなかったようだ。
油壺では5年以上飼育されているはずだが、そういう意味では順応性も高いらしい。
しかし、やけに頭が大きく、そのフォルムはシロワニやより近縁なレモンザメとも大きく印象が異なる。
やはり、そこはかとない“ヤバさ”みたいなものを漂わせているように感じるのは、沖縄で内田名誉館長の話を聞いたばかりだからなのだろうか?

引っ越して間もないこともあり、オオメジロもまだ水槽に完全には順応していないようで、ターンがスムーズでなかったり、水中に付き出したジャングルジム様の魚礁にぶつかったりすることもあった。
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狭かった水槽で擦り続けた左側の胸ビレには瘤があるので、写真を撮る場合は右頭の方がオススメです!!

一方、他の魚との関係性はというと、やはりサメ同士は何か感じるものがあるのか、シロワニやレモンザメと進路が重なると、お互いがそっと避けていく。
それがノコギリエイだと、オオメジロは避けず、ノコギリエイの方が避けていく。
サメは避けるのに、大きくてノコギリまでついているのにエイは避けない。
その辺の力関係ってどうなってるんだろう? エイごときに道は譲らないぜ!! みたいな感じなんだろうか? サメやエイを見ていてよく思うんだけど、人には見えない不思議な力関係があるようで面白い。

オオメジロザメは美ら海水族館を除けば、油壺マリンパークでしか展示されていない珍しい種類である。沖縄よりもはるかに近い油壺でそれが見られるのはとてもありがたい話だったのだけど、これまでの水槽は、まるで深海魚でも展示しているかのようなとても暗いもので、写真どころか、あまり見やすくない水槽だったから、ちゃんと見える明るい水槽への移動は、そのありがたみが大幅に高まると言っていい。
また、これまで収容されていた水槽は狭く、水槽いっぱいに育ってしまっていて、常に壁に擦り続けている胸ビレには擦れてできた瘤ができてしまっているし、片方の眼も白く擦れたようになっていた。
さらに大きくなる種類であることを考えれば、あのまま飼い続けることができないことは素人目にも明らかだ。
この引っ越しは、あの水槽で飼い続けることができないと判断されたからだろう。
つまり、サメにも、サメ好きにとっても非常に歓迎すべきニュースと言えるのだ。

しかし、そこはオオメジロザメである。
引っ越しの話を聞いた瞬間、その前日に聞いた“沖縄オオメジロ伝説”(3/16のブログ参照)が頭をよぎった。大丈夫なのだろうか?

ドーナツ水槽には、2匹のシロワニと1匹のレモンザメ、4匹のノコギリエイがいる。
中でも、シロワニとノコギリエイは、あの水槽の主とも言える存在感があり、水槽の主役と言ってもいい。加えて、どちらも非常に手に入れにくい、補充のしにくい魚なのである。
もし、オオメジロが水槽に順応し、本来の性質を発揮するようになったら…
シロワニやノコギリエイが襲われてしまう可能性だって十分あり得るはずだ。
もちろん、マリンパークだってシロワニやノコギリエイを失いたくはないだろうから、十分に餌を食べさせるとか、対策は講じるはずだと思うし、以前の水槽では、混泳していた小アジを襲うことはなかったそうなので、この子は大丈夫!! そう思いたいのだけど…
よく見えるようになってありがたい反面、やはり心配になってしまう。

でも、これまでよりもずっと大きな水槽で暮らすようになることで、少なくともレモンザメくらいの大きさにはなるはずで、その成長ぶりが楽しみだったりもする。

何より、ノコギリエイやシロワニとのツーショットは、油壺でしか見られないスペシャルな光景だ。
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これらの両者が並んだ瞬間、何だかとてもいいものを見たような気分になれた。

先にも書いたように、仮に、オオメジロがその本性を剥き出しにするようなことがあったなら、今みたいに別種とのツーショットを喜んでもいられなくなる。
そんなことにはならない!! と思いたいが、現在のような平和な混泳が崩れてしまう可能性もなくはない。
サメ好きの人は、平和な今の内に、感動的な光景を見ておくことをオススメしておく。
もちろん、この先ずっと平和であり続ける可能性もあるんだけどね。
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