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思い出の… 新屋島水族館(香川) [水族館レポート(認定)]

先日、マリンピア松島水族館が惜しまれつつも、88年の歴史に幕を下ろした。
閉館の理由は、老朽化のため。水族館があるのが国立公園内ということで、その場での建て替えが許されないというのが閉館の理由だった。
それと同じ理由で、今年いっぱいでの閉館が予定されているのが香川県の新屋島水族館。
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今年で46年目を迎えるという老舗だけに、少々残念ではある。
それにしても、山頂まで行ける道も整備されているとは言え、こんな場所にイルカや海の生き物が見られる水族館があるという事実は、あらためて考えると驚きだ。今でこそもっと高い場所にも海水の水族館があるが、屋島水族館が作られたのは半世紀近くも前のこと。こんな場所に水族館を作ろうと考えた人に話を聞いてみたい気分だ。

正確な閉館時期は“今年中”ということ以外、決まっていないそうだが、閉館するのは間違いないらしい。
ならばその前に足を運んでおこうと出掛けてきた。

東京に住むオレにとっては、決して行きやすい水族館ではないのだけど、ごく小さな頃から何度か行ったことのある水族館でもあった。
最初に行ったのは、もう40年くらい前。入り口のピラルクー水槽ができてすぐの頃で、その時は館内にいたワニに強く心引かれたことを記憶している。そういえば、屋島山上の交通手段は、今や廃墟のようになっている屋島ケーブルカーだった。

最後に行ったのは25~26年くらい前。まだイルカプールはなく、マナティもいなかった。
それくらいぶりの訪問となると、あちこち変わっていたので、懐かしいというよりは、初めて来た水族館に近い感覚。しかし、小さい頃に輪投げをしたアシカショープールやピラルクー水槽など、昔から大きく変わっていない場所も残っており、館内をウロウロしている内に、昔はここにこんな水槽があった…… 等々、少しずつ昔の記憶が蘇ってきた。
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2Fの円形の回遊水槽はクラゲの展示コーナーに様変わりしていた。

水槽の中身までは流石に憶えておらず、昔と比べてどうか、ということはなかったけれど、展示には別段驚かされる点もなく、むしろ、ここがこうだったらもっといいのに…… みたいな思う点も残念ながら少なくなかった。
閉館が決まっている水族館だからなのだろうか?

でも、海獣類のショーやフィーディングタイムなども充実していて、考えていた以上に、長く楽しい時間を過ごすことができたのは幸いだった。

中でも、予想外に楽しめたのがアシカショーだった。
ショープール同様に年季の入った? 1頭のオス、ナックくんが登場する。
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高齢ということもあってか、一般的なアシカショーとは違い“顔芸”がメイン。
それでも、吐息が掛かりそうなほど近い位置でそれを行うので、小ぶりな技でも迫力を感じたし、逆立ちとか輪投げとか、アシカショーの定番演目がなくてもアシカショーってちゃんと成立するんだなぁ、という発見? でもあった。

遠い昔、100円入れると動く子供用のカートが走り回っていた場所に、小さなイルカプールが作られていて、ショーが観られるようになっていた。
屋島でイルカショーを観るのは初めて。屋島水族館のイルカショーというと、“斜め上を行く”と評される寸劇タイプのショーが行われているそうで、楽しみにしていた。
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しかし、件のショープログラムは土日のみ。平日は“普通の”イルカショー。
でも、ショープールが近く、着水の際に客席に水飛沫が勢いよく飛んできたりと、プールの大きさに見合わない迫力を感じられた。

イルカショープールの向かいには、水族館では少数派のゼニガタアザラシのいるアザラシプールがある。
オレが初めて見た鯨類はスナメリで、4歳の頃。そのスナメリが泳いでいたプールがあったのが、まさにこの辺りだった。

アザラシプールには、ドーナツ型の水槽が設置されている。
この水槽自体は、登別のマリンパークニクスのアザラシプールにもあって、そこで見たことがあったので、あらためて驚くことはなかったけれど、アザラシのフィーディングタイムが終わってしばらく経った頃、アザラシプールの掃除を始めた飼育スタッフ氏がそのドーナツ型水槽に入って、掃除しながら中を何周かしたのを見たのには驚かされた。
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中に空気が溜まってしまうからか、作業は息を止めたまま。
よく息が続くもんだなぁ、と変な感心をしてしまった(笑)

そのアザラシプール前に置かれていたドーム状のアフリカンシクリッドの水槽が。
太陽光が降り注ぐためか、魚たちの体色は非常に美しく、繁茂したコケの緑をバックに、非常に綺麗に見えた。
余談ながら、個人的には屋島でもっとも印象深い水槽だったような気がしている。

幼い頃の思い出が蘇ってきた屋島水族館も、先にも書いた通り、本当に思い出の中だけの存在になってしまうことが決まっている。
香川県には、それに代わる水族館施設のプロジェクトが複数あるようなのだけど、屋島水族館は今年いっぱいで見納めの予定だ。
いつもと変わらない水族館HPや、その後、何の情報も伝わってこない現状からは“本当に閉館するの?” みたいな気分にもなるけれど、気が付いたら閉館してた、なんてことになる前に、少しでも気になるなら、行ける内に行っておくことをオススメしておく。

“今年中”が本当なら、チャンスはあと4ヶ月しかないのだからね。
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