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初めて見たペリッソドゥス@アクアトトぎふ [淡水魚]

TVや本で見た、話で聞いた生き物の姿形や、その生態を実際に見ることができて、それに対する理解を深めることができる、というのが水族館や動物園など、生体を飼育、展示する施設ならではの魅力であり、存在意義である、とオレは思う。
7月18日より開催されている企画展「アフリカ進化の湖」は、オレが考える水族館の魅力や意義そのもの。案内を見た時、“これは行かなくちゃ!!”と思った。
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アクアトトぎふには、これまたアマゾンがテーマの企画展に惹かれ、今年の1月に行ったばかり。
しかし、その時撮った写真はことごとくダメで、撮り直しに行きたい!! なんて思っていたのだけど、図らずも? その機会が訪れたというワケだ。

今回の企画展の主役は、アフリカの大地溝帯に沿うように並ぶヴィクトリア湖、タンガニイカ湖、マラウィ湖に生息するシクリッドたち。
それぞれの湖で暮らすシクリッドたちはその湖にのみ生息する固有種がほとんどだが、タンガニイカ、マラウィ産のものの一部は、観賞魚としても流通しているため、個人的には比較的馴染み深い存在だったりする。
しかし、そんな中で岐阜行きの原動力となったのが、イベントの告知に写真だけ掲載されていたスケールイーター(鱗食い)のペリッソドゥス・ミクロレピス。
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アフリカンシクリッドの大ブームがあったのは80年代前半。オレがまだ小学生だった頃。あまりに高価なそれらはまさに雲の上の存在で、熱帯魚店や本で眺めるだけの対象だった。
その当時、観賞魚専門誌で新着魚として紹介されていたのが件のペリッソドゥス。
確か84年のことだったと思う。
それから31年。ようやく生きた実物を見ることができた。
遠い昔に写真で見た魚をよく憶えてたもんだなぁ、と我ながら感心してしまうのだけど、シクリッドにもスケールイーターがいたんだ!! というその時知った事実のインパクトが、見たこともない魚のの記憶を、長い間止めてくれていたのかなぁ、と。

それはともかく、このペリッソドゥス・ミクロレピス、日本ではかなりの稀種。
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それなりに綺麗だけれど、驚くほど綺麗なワケでもないし、そもそも他の魚と一緒に飼えないので、観賞魚としては高い人気を得にくい種類である。
企画展の予告案内の写真を見て「こんな魚、よく展示できたなぁ!!」と心底驚いた。

初めて見る珍しい魚である以前に、このP.ミクロレピスには、個体によって右利きと左利きとがあるということを初めて知った。
捕食対象にアタックする際、必ず利き口の側から行うのだそうで、そのため、口の向きが右利きの個体なら右向きに、左利きの個体なら左向きになっているらしい。
上から見てみると、口の向きがやや斜めになっているのが分かる、と、パネルで紹介されていたから、目の前にいる生きた個体をしっかり眺めてみたものの、15㎝ほどの小さな魚の口の向きだからか、はたまた比較対象がないからなのが、展示個体がどちら利き(利き口)なのかは分からなかった。
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色々な意味で馴染みのない魚なので、見れば見るほど興味を惹かれるのだけど、やはり何を食べているのかは気になるところ。
通りがかった飼育スタッフ氏に聞いてみたところ、鱗しか食べない訳ではないようで、飼育下では他のシクリッドが食べるような人工飼料や赤虫なども食べるのだとか。そのため、餌として鱗(生きた魚)は与えていないとのこと。
実際、餌の時間に遭遇したのだけど、与えられた赤虫を普通に食べていた。

まさかこんな小魚を見るために新幹線に乗るハメになるとは思わなかったけれど、“いいもの見た感”いっぱいの企画展だった。
実際に見に行ったのは、もう2ヶ月くらい前の話なのだけど、企画展の開催期間も残りわずか。気になる人はお早めに!!
少なくとも、ペリッソドゥス・ミクロレピスは、この機会を逃すと見る機会はなかなかないと思う。
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