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標津サーモン科学館(北海道) [水族館レポート(認定)]

遡上してきたサケを自然に近い状態で観察できる施設が日本に3カ所ある。
川で捕まえた個体を水槽展示したものではなく、遡上する川や水路に観察窓を取り付けて、自然のまま、あるいはそれに近い状態を見ることができる施設のことだ。
その内の2カ所、千歳水族館と新潟のイヨボヤ会館は既に訪問済み。残るひとつは北海道の東、標津にある標津サーモン科学館。
前々から行ってみたいと思っていたんだけど、昨年の遡上時期(9月初旬)にようやく行ってきた。
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標津サーモン科学館は遡上サケを観察できる3カ所中でも、もっとも東に位置していることもあり、一番早い時期からサケの遡上が見られる。
8月の中旬頃からサクラマス、カラフトマス、シロザケの順で始まり、11月中旬頃まで続くとのこと。標津は北海道でも多くのサケが集まってくる地域のようで、その時期には沢山の漁獲があるらしい。
先にも書いたように、オレが行ったのは9月初旬。他の2カ所には遡上がなく観察できないカラフトマスを狙って出掛けたのだけど、狙い通り、その遡上を見ることができた。

到着し、入館…… の前に、館の横を通り抜けて、まず、その先にある標津川まで行ってみる。
そこには観覧橋が掛かっていて、標津川とそこに設置されたウライ(遡上サケの捕獲装置)を見ることができる。川を泳ぐサケたちの姿だけでなく、捕獲されたサケたちの選別などの作業も見学できる。
川には沢山の遡上サケたちの姿が。天気が今ひとつだったので、川の中はハッキリとは見えなかったが、それでもかなりの数のサケがいることが見て取れた。
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大きなシロザケは分かるのだけど、はたしてこの中にカラフトマスもいるのかまでは当日の天気(光条件)では分からなかった。

川のサケを見た後、ようやく入館。
入館すると標津の海をテーマにした大水槽に迎えられる。
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泳いでいたのは海で捕獲された遡上前のサクラマスやカラフトマス。そしてソイやカレイ、カスベなど標津周辺で漁獲される魚、ブリやボラなど回遊してくる? 魚などが泳ぐ地域性の強いもの。
標津周辺の海を想像できるラインナップである反面、サケ・マス類がいない秋以外の時期だと少々寂しいのかも? そういう意味ではやはりサケの遡上時期がオススメの大水槽なのかも知れない。

大水槽の隣の部屋は、遡上サケを観察できるこの施設のメインというべき観察室。

とは言え、標津川に面した観察窓がある訳ではなく、標津川から引き込まれた水路に観察窓が取り付けられている作り。
そういう意味では千歳水族館よりも、新潟のイヨボヤ会館に近い。
しかし、窓はより大きく、水位も高いので目の前を泳ぐサケたちの姿はよりダイナミックだ。
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大雨などの翌日は遡上数が増えるので狙い目だが、水が強く濁るので見にくくなる。オレが行った日は微妙な天気で、水の濁りも強かった。本降りの雨ではなかったためか、水路を泳ぐ個体数は多くなかったものの、成熟したカラフトマスとシロザケが泳いでいた。カラフトマスを目当てに9月の早い時期に行ったのが当たったようで、水路を泳いでいるのはカラフトマスの方が多い。それが目的だったので、大きな満足感が得られたが、時期が遅くなると、両者の数が逆転してくるのだそうだ。
運がよければ繁殖行動も見られることがあるらしい。

標津サーモン科学館なんていう名前の施設だから、その主役は当然、サケ・マス類なのだけど、もうひとつの主役はチョウザメだと思う。
標津周辺では回遊してきたダウリアチョウザメが漁獲されることがあるようで、オレが行った時にも、大型のダウリアチョウザメが何匹かストックされていたのに加え、ダウリアチョウザメとベステルの交雑品種である「ベスカル」なるチョウザメを多数展示している。
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このチョウザメが相当に楽しませてくれたので、その話はこの次のブログで改めて。

これらのチョウザメの他にも、水槽展示されたサケ・マス類など、遡上時期でない時でもそれらの姿を見ることができるが、わざわざ行くなら、やはりサケの遡上時期に合わせて行きたいと思ってしまうのは、オレがサケの遡上に縁のない地域に住まう者だからだろうか?
ついでに言うと、科学館横にあるレストランでは、この時期ならではのサケを舌でも楽しむことができるし、買って帰る(食材として)こともできるしね。

目的だった遡上カラフトマスも見られたし、チョウザメも面白かった。
そういう訳で、個人的にはかなり楽しい施設だったし、サケの遡上が見たい人、チョウザメが好きだという人なら、その時期に行きさえすれば間違いなく楽しめる施設じゃないかと思う。
難点があるとするなら、ウチから遠く行きにくいことだろうか?
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