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凄いぜ!! 沖縄美ら海水族館・サメ編 [サメ]

沖縄の梅雨が明けた……

という訳で今年も行ってきました沖縄美ら海水族館。
まるで帰省みたいに、何がなくとも行くのが恒例化している。
今回はいろいろと目的もあったのだけど、行ってみると、目的以外にもとんでもないラッキーに遭遇できた。

沖縄に着いた日、何気なく美ら海水族館のHPにアクセスしてみると「ツマジロの展示開始」との見出しが目に入った。
ええ、驚きましたよ。
でも、いつもと違うのは、その時のオレは沖縄にいて、数時間後には確実に見られること。
当選した宝くじを拾ったような、予期せぬ強烈ラッキー。こんなこともあるんだなぁ……
ツマジロはその名の通り、ヒレ先が白いメジロザメで、日本の水族館では展示されていない種類だった。
シンガポールの水族館にいることは分かっていたから、いつか、とは思っていたけれど、図らずもそれを目的にシンガポールに行く必要はなくなった。

目的のツマジロに会うべく、急ぎ、サメ水槽へ。
でも、ヒレ先が白いサメは見当たらない。その水槽で見たことがなかったサメの姿が何匹かいたので、もしかしたらこれがツマジロなの? とも思ったり。
何しろ、生きた姿を見たことがないサメだから、違うサメを見ていても、それがツマジロではない!! という確信が持てなかったのだ。
何となくモヤモヤしたまま、大水槽の前を通りがかった時、グレーの小さなサメが泳いでいるのを見つけた。
LY5A0868.jpg
もしや!! と近寄ってみると、その小さなサメこそがツマジロだった。
名前の通り、ちゃんとヒレ先は白く、他のメジロザメ類とは明確に見分けられることが分かった。
2匹いるツマジロはいずれも1m未満の大きさで、あの大水槽ではあまりに可愛いサイズ。
でも、それなりに大きくなる種類だから、成長するとまた違った印象になるのだろう。
簡単に見られない種類だから、この先の成長に合わせて、それまで知らなかったいろいろなことを教えてくれそうだ。

今回の美ら海水族館では、サメ関連での話題はツマジロだけではなかった。
サメ水槽には、新たにクロトガリザメとドタブカ、アカシュモクザメが仲間入りしていた。
アカシュモクザメは以前、大水槽を泳いでいたものだが、クロトガリザメとドタブカは新顔。個人的には、ドタブカを美ら海水族館で見たのは今回が初めて。

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クロトガリザメ
LY5A0698.jpg
ドタブカ

言葉にするとたったこれだけの3種のサメだが、その展示まではかなり苦労の連続だったそうだ。
というのも、クロトガリザメは沖合に暮らすサメだからか、輸送に極端に弱く、運ぶと途端に弱ってしまい、そのまま…… ということが多いらしい。
採集は難しくないのに、水族館でほとんど見掛けない理由は、運べないに近いほどの輸送困難種であることが理由なようだ。
つまり、今回の個体は、そのきわめて困難な輸送に耐えた価値ある1匹。そう聞くとありがたみが増すような気がしてくる(笑)

また、これらのサメが搬入された水槽には、そこの主でもあったオオメジロザメがいたはずだが、その姿が見えなくなっていた。
新入りのサメを襲う可能性が高いため、移動したとのこと。
しかし、相手は3m級の超危険ザメである。おとなしく移動してくれる訳ではなく、その移動には危険も伴う。加えて、飼育記録更新中の“美ら海水族館の顔”でもある。
つまり、水族館にとってきわめて大切な個体だから、その移動に万が一は許されない。
それらの作業が無事に行われたからこその新顔展示であり、一連の作業を見ていた訳ではないけれど、凄く大変だっただろうことだけは想像できる。やっぱり、ありがたみ、という言葉が相応しい新展示なのだ。

ツマジロも含め、メジロザメ類はどれもこれも、同じような色、形をしたものばかり。
それがどんなに珍しいものだとしても、サメに特別な関心のない人には、“ただのサメ”でしかなくて、見た目から得られる満足度は残念ながら、そう大きなものではない。
また、それが集客に結びつくかというと、正直、難しいところもあると思う。
でも、それでも、さまざまな苦労を乗り越えて、こういう“分かりにくい凄さ”に挑戦してくれる水族館って、個人的にはホント、大好き!! オレみたいな者からすれば、ただただ有り難い限りだ。

それはともかく……
個人的に興味深く思ったのはアカシュモクザメ。
別に珍しい種類ではないし、同じ個体を大水槽で、もっと小さい頃から見ているけれど、気になったのはその泳ぎ方。
体を斜めに傾けて泳いでいたのだ。
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シュモクザメの体型からすると、流体力学的に理に適った泳ぎ方なのだそうだ。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20150204/434322/072500013/?n_cid=nbpnng_fbed
この記事に書かれていたのはヒラシュモクザメだったが、アカシュモクザメもやるんだ!! 泳いでいる姿を見た時、上記の記事のことを思い出したのだけど、考えてみれば、ほぼ同じ体型をしているのだから、アカシュモクザメが傾いて泳ぐのも不思議ではないのだろうけど……
意識したことがなかったせいか、斜め泳ぎを見たのは初めて。今後は、余所の水族館でもしっかり意識して観察してみようと思う。

これら新入りのサメたちが泳ぐ水槽では、3月末にイタチザメが出産した。
子を産んだのは、妊娠した状態で搬入されたメス個体。
生まれた仔を見るのは、今回の目的のひとつだったのだけど、仔魚を見ることができる黒潮探検(大水槽上観覧通路)が閉鎖されており、オレが行った7月頭の時点ではまだ開放されていなかったので、残念ながら水槽生まれの仔魚を見ることはできなかった。
しかし、それを生んだ母親個体は今回初めて見ることができた。
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大型のイタチザメ、それもメス個体はこれまで何匹か見ているけれど、この個体は“分厚く”“太い”。かなりの迫力体型。
産後も食欲が落ちることなく餌を食べ、すぐに体型も元に戻ったのだそうだ。
もちろん、餌の与え方なんかにものすごい工夫がされているからなのだけど、オレが行った日も、餌を食べる姿を見せてくれた。

現在は大型のオスがいないので、今後の繁殖は現実的ではないけれど、そういう夢をリアルに感じさせてくれる個体であることは間違いない。

という訳で、今回の美ら海水族館、ほとんど何も見ないで、サメとイルカに終始してしまった。

イルカ?

はい、次回はイルカ編に続きます!!
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コメント 3

グドン

初めまして。いつも勝手ながら楽しく読ませて頂いてます。
美ら海は去年の12月ごろに行ったのですが、その時もイタチはいて、水槽を時計回りに傾きながら泳いでいて、この個体の健康を心配してました。最近出産した個体は元気なようですが、同じ個体なのでしょうか?
アカシュモクザメは海遊館の個体がやたらデカくて(2m越え?)大きな水槽で飼うと巨大になるのか?と感動したので、美ら海では大水槽からサメ水槽に転居してしまったのは少し残念に思います
長文失礼致しました。
by グドン (2017-08-05 01:04) 

ミストラル

>グドンさん

ようこそ。
いつも見ていただきまして、ありがとうございます。

昨年12月に見たという個体と、出産した個体は別です。
ちなみに、その12月に見たという個体も元気にしてますよ。
今、サメ水槽には大型の雌のイタチザメが2匹泳いでいます。

海遊館のアカシュモクザメは大きいですね。
確かに、美ら海の大水槽であのまま飼育を続ければ、あんなサイズになったかも知れませんね。
ただ、混泳魚を襲うなどのトラブルも出始めていたようなので、サメ水槽での展示になったようです。

by ミストラル (2017-08-08 00:18) 

グドン

ご回答ありがとうございます。
イタチザメが元気そうで安心しました。機会があればまた見に行きたいです
シュモクザメのトラブルの件も知りませんでした。海きららで小型のシュモクザメが小魚を凄まじい速さで追っかけてたのを思い出しました・・

ブログの趣旨とはズレた場違いな質問かもしれませんが、ご親切にありがとうございます
by グドン (2017-08-22 00:53) 

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