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サケの産卵シーン展示@標津サーモン科学館 [淡水魚]

9月、サケの遡上を見るため、標津サーモン科学館に行った時のこと。
西尾副館長にいろいろと話を聞かせていただいていた中で、

「産卵は是非、見てみて欲しい!!」

と、力強く仰る。

毎年11月になると、魚道水槽が産卵展示に切り替わること、そして、運が良ければ目の前で産卵シーンを見られることは知っていたけれど、遡上を見に来たばかりで、そうそう何度も来られないよ…… と思った反面、西尾副館長の熱を帯びたトークを聞いている内に、

「うんうん、そうだよな。見に来なきゃいけないよな!!」

となり、

遡上を見に行ってから2ヶ月後、オレは再び根室中標津空港へと降り立っていた。

早速、サーモン科学館へ。
目的の水槽の前へと向かうと、既にペアがスタンバイ中。
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館長や副館長への挨拶もそこそこに、水槽横でカメラを構える。
水槽前の観覧席には、多くの人たちが座り、その瞬間を待ち構えていた。

サケの動きのひとつひとつに、ドキドキ感が高まってくる。
別にオレが産卵する訳でもないのに、何故か全身に力が入り、緊張感が高まってくる。
この時何故か、美ら海水族館でマンタの出産待ちをしていた時の記憶が鮮明に蘇ってきて、目の前のサケ、記憶の中のマンタの両方からプレッシャーを受け、意味もなく非常にドキドキしていた。

そんな時、館長の合図で“産卵1時間予報”が出された。
この館内放送の1時間以内に産卵がありますよ、という予報なのだけど、サケの動き、産卵床のでき具合などを見ながら、産卵のタイミングを見極め、アナウンスされる。
その放送から15分ほどした頃、2匹のサケが並び、口を大きく開け、産卵が始まった。
凄いシーンのはずなのに、呆気ないくらいに簡単に見られてしまった。
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でも、ここがまさに標津サーモン科学館の凄いところ。
本来、魚主体で不確定なもののはずの産卵行動を、展示として成立させるため、水槽内のレイアウト、展示に使う個体の選定など、さまざまなノウハウが投入されているのだ。
だからこそ、産卵シーンなんて、いかにも不確実なものを驚くほど簡単に、きわめて高確率で見ることができてしまうのだ。
お陰で、2泊3日の旅程の内、ほぼずっと館内にはいたとは言え、産卵シーンを7回も見ることができてしまった。

遡上とか、チョウザメとか、いろいろ凄いとは思っていたけれど、産卵シーンの展示は、実際に目の当たりにすると、あらためて“サーモン科学館、スゲェ!!”と思わずにはいられなかった。
そうそう簡単に見られないはずの産卵シーンも、標津まで行けば、かなり簡単に、しかも高確率で見られてしまう。
その展示が行われているのは、11月いっぱい。週末など人が多く集まる日なら、館内スタッフの気合い? も、より入るらしく、見られる可能性はさらに高まるのだとか。

サケの産卵シーンを見ていると、不思議なもので、ついつい擬人化したくなるというのか、人の男女関係が重なって見えてくるような気がしてしまうのだ。
例えば、サケにももてるオスともてないオスとがいて、もてないオスと組み合わされた時のメスは産卵までに長い時間を要したにも関わらず、オスをもてるイケメンに変更したら、あっという間に産卵したとか、そんなのを見てると、種族は違えど、同じオスとしては何だか切ないなぁ、と。

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体の大きなイケメンオス。もてる。

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体の小さいもてないオス。でも、律儀。

見てみて感じることは、性別やその人のいる環境、境遇などによっても変わってくるようなので、何を思うかは、是非、自身の目で見て確かめてみて欲しい。

標津サーモン科学館と言えば、最近、チョウザメ腕ガブが全国的な注目を集めているけれど、そちらも相変わらず絶好調。
やけに怪物っぽく撮れたので、そいつで締めにしたいと思います!!
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