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沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.6 [海の魚]

今回の沖縄遠征は、これまでとは違い、マンタの都合を考えなくていいもの、だった。
だから、これまで行ったことのなかった所に行ってみたり、水族館以外に積極的に時間を費やしてみた。
もちろん、それはそれで大きな満足感が得られたのだけど、いつもは沖縄に行っても、どっぷり水族館だったりするものだから、合間合間で水族館に寄ってはいたものの、何だか物足りないというか、印象が薄かった。
行った3日を合計すれば、8時間くらいはいたことになると思うのだけど…

でもまぁ、そこは美ら海水族館であるからして、以前はいなかった、または見たことがなかった種類も登場していて、気になる魚もいくつか。

1匹めは熱帯魚の海水槽にいたアミメブダイ。
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熱帯魚の海水槽には、ナンヨウブダイを始めとした“青いブダイ”が比較的多く搬入されていたようだけど、その内の1種。
サイズも比較的大きく、独特の色合いから印象に残った。
色や形がよく似た種類が多いグループというのは、どれを見て、どれを見たことがないが分からなくなってしまいがちなのだけど、“おおっ!!”と思った1匹を写真に撮って、帰って種類を調べる。
それを繰り返してる内に、少しずつ知ってる種類が増えてきたけれど、これでまた少し、ブダイに詳しくなれたかも?

沖縄の海のブダイたちはどれも色鮮やかで美しいけれど、派手な色合いなら近い仲間のベラも負けてはいない。
ベラの仲間は、温帯の海に暮らすものも派手な体色をしているけれど、それが南の海の住人となれば、やはりそれらしい色をしているもので、セナスジベラの強烈な派手さには凄い!! と思わされた。
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写真だとその強烈さが伝わりにくいのだけど、実物は塗料を塗り重ねたみたいに各色がクッキリハッキリしていて、とにかく強烈。
あまり大きな魚ではなく、15㎝くらいだっただろうか? でも、ベラらしくよく泳ぎ回るし、何よりその色合いは、水槽の前を歩く人の足を止め、引き寄せていた。
まぁ、オレもそのひとりだったワケなんだけど…

ベラといえばもう1種類、見てみたかったヒノマルテンスも見ることができた。
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何年か前に沖縄に行った時、ゆいレールの駅に貼られた“おきなわの魚”みたいなポスターでその存在を知った。
そのポスターは、魚料理店のものだったようなのだけど、そこに載っていたヒノマルテンスは、激レア種となっていた。
インパクトの強い色柄を持った激レア種… 見てみたいよねぇ。
後になって、串本海中公園のスタッフ氏に聞いたら、「獲れるときには結構獲れますよ」
あれ? 激レアじゃないの? 実際は激レア、というほどでもないらしい。
でも、オレが実物を見たのは今回が初めて。激レアという刷り込みのお陰で? ちょっと有り難みを感じた(笑)
日の丸模様は、気分によって濃淡が変化するようで、模様のない個体もいた。
日の丸がなきゃ、ただのテンスじゃーん!! なのだけど、閉館が近くなると眠くなるのか、色が薄くなりがちだった。だから、写真の個体も日の丸模様は薄め。
あっ、本当に閉館間際になると、砂に潜って寝てしまうので、セミホウボウしかいない水槽になる。
見てみたい人は、なるべく昼間に!!

ベラの次はアジ。
美ら海水族館を出ると、そのまま下りのエスカレーターで美ら海プラザへと続く。
エスカレーターを降りると、右手側に水槽がひとつあって、沖縄周辺での養殖事業を紹介している。
以前はマダイが泳いでいたけれど、今回は数種類のアジ類が泳いでいた。
魚名板は4種類分出ていたけれど、その内の2種類はオレが見たことがない種類。
その内のひとつが、リュウキュウヨロイアジ。
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泳いでいたのは幼魚のようで、手のひらより少し大きいくらいのサイズ。
同じ水槽にはホシカイワリ、クロヒラアジなんかも泳いでいて、パッと見ではすべて同じように見えるので、群れの中から狙った個体だけを取るのは少々厄介だった。
後で調べたら、すべて同じ属。似てるのも当たり前だよね…

もう1種はホソヒラアジ。
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細長い、所謂アジ体型の種類なんだけど、似たような種類が多いマニア向け? な種類。
南の海の住人らしく、体側の色鮮やかな黄色いラインが印象的。
アジの仲間がとりわけ好きというワケではないのだけど、見たことがない種類には何故か燃えて? しまう。
周辺が明るく、写真は撮りにくい水槽なのだけど、美ら海水族館ではもっとも人気がない(オレの感覚では)水槽でもあるため、そういう意味ではじっくり粘れる数少ない水槽でもある。
約1年前とは中身が入れ替わっていたから、この先も変わってしまう可能性もある。
アジマニアの人はお早めに!!

魚津水族館の気になる魚 [海の魚]

魚津水族館に限らず、日本海側の水族館には、当たり前の話だけれど日本海の魚が展示されている。
大半はオレが住まう太平洋側でも見られるけれど、これまた当然ながら、日本海側でしか見られないものもいる。日本海側の、それもまだ行ったことのない水族館に行くと、そういう“馴染みのない”魚に遭遇できるのが楽しみ。
また、個人的に日本海のイメージが強い魚、例えば、日本海側では○○が美味しい、みたいな。だからといって水族館でそれを食べるワケでもないのだけど、その地でそれに会えると嬉しい、みたいな感覚もある。

そこで、魚津である。
やはり、ホタルイカだろう。
実は今回の遠征では、魚津でホタルイカを見る、という裏テーマ? があったのだけど、オレの認識不足から、タッチの差で見逃すことになってしまった。
じゃあ、ホタルイカ以外に魚津らしいもの…
と言ったらやっぱりマツカサウオだろう。
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魚津でも、日本海の名産でもないのだけど、魚津水族館の名物ではある。
マツカサウオが発光することが知られたのは、その昔の魚津水族館でのこと、というのは有名なエピソードだ。
チケット売り場の前にも、マツカサウオをモチーフにしたキャラクターがいたりと、それなりに館の名物となっていた。
生体はと言うと、大水槽の周りにある水槽にひっそりと。
あまり大々的な扱いではなかったけれど、せっかくだからと真面目に写真を撮ってみた。
珍しいワケでもないマツカサウオを、こんなに真面目に撮影したのなんて初めてかも?
でもそれも、魚津水族館ならではの正しい? 楽しみ方だ。

日本海には魚が美味しいというイメージがある。
実際、日本海側では美味しい魚に巡り会ったことも1度や2度ではない。
もちろん、富山もそうなのだろうけど、そんな富山の名物に“氷見のブリ”がある。
もちろん、魚津水族館にも沢山のブリが大水槽の主役を担っていた。
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何でも、富山湾の王者、なのだそうだ。
そんな説明を見てしまうと、特別なものに見えてくる… ような!?

ブリは水族館でも珍しくないが、適度に大きく、適度に速いので、撮影の練習に打って付けの魚でもある。
いつでも撮れる、なんて適当にやってたら、今回もイケてない写真ばかり。
次に魚津水族館に行く時は、最高にカッコいいブリの写真をテーマに頑張ってこようと思う。

富山湾は水深が深く、最深部は1000mを超すのだそうだ。
深い海は太平洋側にも相模湾や駿河湾があり、そこに住まう深海生物を目にする機会も少なくないが、富山湾や日本海の深海域に住まうもの、例えばズワイガニやゲンゲの類は、太平洋側の水族館ではほとんど会えない。
魚津水族館は、そんな富山湾の深海生物がとりわけ充実していて、種類数、量、質ともに日本海側の水族館のトップと言っていい。ただ、真っ暗すぎてほとんど何も見えないんだけど…
そんな中で見つけた、凄い(そう)魚、その1がコレ。
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ゲンゲの仲間で埋め尽くされた水槽にいたんだけど、魚名板がなく、種類が分からない何か。ガマアンコウの仲間のようだけど、もちろん違う。
ブログ掲載までに調べようと思ったものの、未だ、判明するに至ってない。
※どうやら、ガンコ(Dasycottus setiger)のようです。コメントにてジャマランディさんに教えていただきました。

いかにも深海の住人、といった雰囲気ながら、浅い所にもいるらしい。
水槽ではアクリル面の前にいたので、その姿を見つけることができたけど、これが奥の方にいたら… きっと気付くこともなかったはず。
初めて見た魚だったし、そういう意味ではラッキーだったのかな?

最後の1匹は、同じく深海コーナーにいたイサゴビクニン。
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日本海側の水族館では比較的遭遇率の高い魚で、今回の遠征でも越前松島水族館でも展示されていたけれど、魚津水族館にいたものは凄かった!! 久しぶりに水族館で声を上げて驚いてしまった。

暗い水槽で何とか写真を撮ろうと、ファインダーを覗きながら悪戦苦闘していると、突如、目の前に大きな影が舞い降りて、視界を遮った。
狭いファインダーの中の視界と言うこともあるけれど、とてつもなく大きい。もちろんそれが何かしらの生き物であることも分かっているけれど、予期しない襲来にウワッ!! と慌てた。
カメラから顔を離し、少し下がった位置から水槽を見てみると、水槽正面のアクリルを覆い尽くさんばかりの大きな何かが蠢いていた。
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イサゴビクニンを見るのは初めてではないけれど、ホント、ビックリした。
何がスゴイって、その大きさ。80㎝もあるのだそうだ。
この個体以外にも数匹がいたけれど、それらはいずれも50㎝くらい。通常はそのくらいが普通らしい。
それがその倍近い80㎝である。水族館の人はもちろん、これを捕まえた漁師の人でさえ、こんなに大きなものは見たことがないとか。

オレ的にも、特別好みの魚ではないけれど、ものすごく“いいものを見た感”が得られた。
写真を撮るのも、ホント、大変だったけど、魚津水族館に行って良かった!! と思えたのも、この個体の存在は大きい。
これだけ大きなものはきわめて珍しいだろうから、これを見るために魚津まで足を運ぶ価値がある!! そう断言したくなるくらいの、強烈に気になった1匹だった。

越前松島水族館&のとじま水族館の気になる魚 [海の魚]

越前松島水族館ものとじま水族館も、少なくとも魚類展示に関しては大きな変化はなかったように思う。
もちろん、細かく見ていけば、気になった魚もいくつかいたけれど、特に印象的だったものをまとめて紹介したい。

越前松島水族館の水族館棟は、昔ながらの水族館の雰囲気がそのまま残る、というか、まさにそのもの。
それはそれで悪くはないのだけど、旧い水族館らしく、水槽が全体的に薄暗いのだ。
写真を撮ろうとすると光量不足に悩まされるだけでなく、何となく魚の色も冴えない。
そんな中で、積極的なアピール? によってオレの心を掴んだのがマハタの幼魚。
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薄暗い水槽で黒っぽい色、しかもよく動き回ると、写真を撮るには絶望的な条件の中でも、撮りたくなる1匹だった。だから… お恥ずかしい話ながら、この写真もピントがない。
水槽の真正面でフラフラ泳いでいたんだけど、手をかざすと、まるでじゃれついてくるみたいにその手について泳ぐのが可愛らしい。
この手の魚のそういう行動っていうのは、大抵はお腹が空いているか、はたまた邪魔者を排除しようとしているかのどちらかなんだけど、見てる分には可愛らしい。
手のひらサイズの小ささも手伝って、しばらく見てると連れて帰りたくなってくる(笑)

連れて帰りたくなると言えば、屋外の池、じゃぶじゃぶ海水プールにいたキジハタも。
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ここはその名の通り、小さい子供がそれこそじゃぶじゃぶと中に入って、そこを泳ぐ魚に餌を与えることができる。
主戦力はイシダイやメジナ。子供が入ってきてもそれに驚くどころか、何かもらおうと我先に群がるタフさで、子供たちの遊び相手になってる。
売られている餌を撒いても、無数にいるこれらの魚がすっ飛んできて、瞬く間に食べてしまうのだけど、そんな様子を眺めている時、何やら視線を感じたので、そちらの方を見てみると、オレを見上げてるキジハタと目が合った。
この池の中ではのんびり屋らしく、なかなか餌にありつけない。そのため、大きな眼で餌をくれそうな人を見上げて、おねだりする作戦? らしい。あくどいヤツだ(笑)
仕方ないから餌を買ってきましたよ。メジナやイシダイに取られないよう、目の前に落としてやるのに、オレの影に驚いて逃げたり、他の魚に取られてしまったり…
なかなか食べられないのがじれったくて、餌ちゃんと喰わしてやるから、ウチに来い!! とこれまた連れて帰りたくなった(笑)

ここからはのとじま水族館編。
板鰓類好きのオレのことだから、のとじま水族館ではサメやエイが多く泳ぐジンベエザメ水槽に釘付けになっていそう… なのだけど、ここでもっとも好きな水槽は、マダラやカレイが泳ぐ北の海の水槽だ。
マダラは日本海で多く獲れるのか、のとじまだけでなく、越前松島や魚津にもいたが、のとじま水族館は、水槽こそそれほど大きくないものの、マダラ以外にもいろいろな魚が入っていて楽しい上、恐らく偶然だと思うのだけど、水槽内にはコケが美しく繁茂していて、見た目にも綺麗。コケが茂るくらいだから、写真を撮るにも十分に明るい。
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食材のイメージが強いマダラだが、当ブログの登場率は比較的高い。
何故なら、オレ好みな魚だから。生きた姿は本当にカッコよくて、しばらく眺めてると、コイツ、ウチで飼いたい!! という思いが高まってくる。
冷たい海水が必要な大型魚だから、あまりにも非現実的ではあるのだけど…
ここまで書いて、ふと過去のブログを漁ってみたら、おたる水族館について書いたブログでもまったく同じことを書いてた(汗)
でも、日本海側の水族館でしか見ない魚であることは間違いないし、のとじま水族館でマダラのカッコよさを味わえば、オレの気持ちに賛同してくれる人も出てくる… かも!?

初めて見たと思しき魚も。
自然生態館のイワシ水槽を眺めていた時のこと。
主役はイワシだが、いろいろな魚が泳いでいるから、それを見つける楽しさがある水槽だったりするのだ。
そんな中で見つけたのがユウダチタカノハ。
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ミギマキ? 口が赤くないぞ!? タカノハダイ? 色も違うし、バンドが多い…
後で調べようと、“タカノハダイ・プラス1”ととりあえず憶えておいたのだけど、ふと水槽の横を見たら、ちゃんとプレートが出てました(笑)
大きな水槽に1~2匹しか見掛けなかったけれど、別段珍しい魚という訳ではないらしい。
初めて見たつもりでいるのだけど、もしかするとこれまでもどこかで見ていたかも!?

最後の1匹は、ジンベエザメ水槽から。
入館してすぐ、3年半前にはいなかったメジロザメを見つけた。
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1匹しかいなかったけれど、細長い体型をした種類。
写真を撮りづらい水槽で、しかもアクリルの側まで来てくれない中で粘ってみた。
その写真を見ながら、分かる範囲で調べてみると、どうやらハナザメ、もしくはクロトガリザメのどちらか、のようだ。
いつぞやと同じすっきりしない結論なのだけど、研究とか調査という訳ではないし、まぁ、こんなものなのかなぁ、と。
とりあえず、カッコいいサメでした(笑)
ハナザメとクロトガリザメ問題? はオレの中でもスッキリさせたい問題でもあるので、明確な見分け方が見つかったら、いずれまた。

鴨川シーワールドと言えば…!? [海の魚]

鴨川シーワールドと言えば…
やっぱりシャチ、だろうか? セイウチ? アシカ? シロイルカ?
あれだけ多くの生き物がいれば、人によって目的や期待するものもまちまちだろう。
もしかすると、だけど、鴨川シーワールドと言えばアジ!! なんていう人もいるかも知れない。

鴨川シーワールドは人知れずアジの仲間が充実している。
かつてはトロピカルアイランドの大水槽は様々な種類のアジが泳いでいたし、エコアクアロームでも、多くの種類のアジが展示されている。
それらをトータルすれば、個人的にもっとも多くのアジ類を見た水族館になるんじゃないだろうか。そう思えるほどの充実ぶりだ。
いつぞやのブログにも書いたけれど、魚類担当のスタッフの中に、アジマニアがいるんじゃないかと思っているんだけど…!?

エコアクアロームの沖合の水槽を見ていたら、マアジの群れの中に細長い魚が何匹か。
明らかにムロアジ属の魚だ。
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ムロアジか、モロ。多分、モロじゃないかと思うのだけど…
いずれにしても、水族館ではあまり見かけないアジの仲間だ。
オレは特別なアジマニアではないつもりだけど、こういう“混じり”がいるから、この水槽はしっかり見なくちゃいけないのだ!!

あまり見掛けない魚と言えば、トロピカルアイランドの砂浜の水槽にいたクラカケベラもそう。
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水槽のアクリル面に沿うように、右に左に泳いでいた小さなベラ。
丸い頭に、口から覗く鋭い歯。体色もややピンクがかっていたことから、イラの幼魚? なんて思っていたんだけど、家に戻って調べてみると、イラの幼魚はまるで違う色をしている。じゃあ何? と調べていったら、クラカケベラであることが分かった。
ええ、もちろん見るのは初めてでしたよ。

少し前のブログにも書いたように、箱根園水族館では様々なアイゴたちに惹きつけられた。
鴨川に行ったのは3月末のことなんだけど、箱根園に行ったのはその1週間前のこと。
ということもあってか、鴨川でもやけにアイゴに目がいく。
そこで目に付いたのがブチアイゴ。
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大きくて立派な個体で、普通にしていても目に付きそうだったのだけど、その頃は“にわかアイゴファン”だったから、なおさら目に付いてしまうのだ。
もっとも、すごく綺麗で感動!! という感じではなかったけれど…

クラカケベラやブチアイゴが暮らす水槽には様々な魚が暮らしているのだけど、そんな中で気になったのがもう1種類。オニボラだ。
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オニボラは水族館でよく見る魚のひとつだけれど、その名に反して? 見掛けるのはいつも7~8㎝の小さなものばかり。
可愛らしいけれど、どうして“オニ”なのだろう? と常々思っていた。
その色や形、泳ぎ方から連想するのは、オニなんかよりもむしろ、ミツバチとかそんな感じじゃないか、と思っていたのだ。
しかし、鴨川の水槽で泳いでいたものは… オニだった!!
50㎝はあろうかというサイズは、こんなに大きくなるの!! と驚くに十分。
とは言え、後で調べてみると、鴨川にいたものくらいがフルサイズらしい。
普通のボラとかメナダなら、水族館でも1m級を見たことがあるけれど、そう考えると、こんな小さなボラがどうして“オニ”なのか。
これまた和名の妙、だねぇ。

それにしても鴨川シーワールドは、行く度に気になる魚でひとネタ作れる。
海獣のイメージが強い水族館だというのに、まったくスゴイことだよね。

アイゴ天国@箱根園水族館(箱根園水族館の気になる魚) [海の魚]

大水槽に搬入されたハナゴンドウに会いに、久しぶりに箱根園に行ってきた、という話は少し前にこのブログでした通りだけど、今回は魚の話。

ハナゴンドウ搬入のニュースを聞いて以降、ちょっと不安だったのだ。
食い散らかされちゃいないだろうか? とか、怯えた魚たちが水槽の片隅に寄ってしまって泳がなくなってるんじゃないか、とか。でも、そんなオレの心配は杞憂だった。

魚たちはハナゴンドウが近寄ってくれば逃げはするものの、さほど気にしていない様子。
ハナゴンドウも、魚を食べるそぶりは見せない。
少なくとも今のところは、平和な混泳が成り立っているようだ。

ハナゴンドウを見に来たはずなのに、しばらく水槽を眺めていたら、やはりと言うべきか、中を泳ぐ魚たちに見とれている自分に気が付いた。
降り注ぐ太陽光のお陰か、あの水槽の魚たちは本当に綺麗で、特別好きな魚がいるワケでもないのに、ずっと眺めていたくなってくるのだ。

箱根園の大水槽は、個人的に“フエダイ類が主役の水槽”、と思ってた。
もちろん、今でもフエダイ類は数多くが入っているけれど、それと同じくらい、あるいはそれ以上にアイゴ類が多いことに気が付いた。これまで意識してこなかったのだけど、前からそうだったのかな?

アイゴの仲間は、比較的水族館でも見掛けることが多いものの、今ひとつ印象が薄い。
しかし、箱根園の大水槽にいるものはどれも、驚くほどに綺麗で、“こんなに綺麗だったんだ!!”を連発することに。

よく見るヒメアイゴも、こんなに綺麗な魚だったことを再認識。
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サンゴアイゴもそう。
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ヒメアイゴやサンゴアイゴ、マジリアイゴはいずれも、“黄色いアイゴとして、どれも一緒くたに考えていたんだけど、実はすごく綺麗な魚だったのだ。
それを今まで知らずに、というか意識せずにいたワケで、何だか損したような気分。

黄色くないアイゴたちもやはり想像以上に綺麗だった。
沖縄あたりでは釣り魚としても有名なゴマアイゴもまた、その色、柄の美しさに驚かされた1匹。
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水槽内の“その他大勢”みたいな魚だと思っていたのに、ゴメンナサイって感じだ(笑)

その美しさを再認識した上記の種類とは別に、初めて見た(と思われる)種類も。
それがチリメンアイゴ。
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ものすごく細かい模様を持った少し大きめのアイゴが目の前を通っていった時、何あれ? ゴマアイゴ? にしては色が違うようだし… ファイルにまとめてある魚名シートを確認すると、このチリメンアイゴであることが分かった。
目がチカチカしそうな細かい柄と、日の加減によって、青っぽくも、赤っぽくも見える体色が印象的な1匹だった。

それにしても、箱根園のアイゴたちは、どうしてあんなに綺麗なんだろうか?
太陽光の影響も大きいのだろうけど、強い光の影響で生えるコケをついばんでいるのがよかったりするのだろうか?
でも、そんなアイゴ類よりも、その日、もっと強い印象を残した魚がいた。
ユメウメイロだった。
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ユメウメイロというと、その体色もあいまって、可愛らしい印象のある魚だったのだけど、写真の個体である。

その姿を見つけた時、“何あれ!?”
40㎝くらいはありそうな、立派なサイズ。こんなに巨大化するなんて思いもよらなかったからだ。
おまけにその巨体は、頭から肩口にかけてムキムキと盛り上がったマッチョ体型で、憎たらしさすら感じさせる厳つい顔つき。どう好意的に見ようとも、可愛くない…(笑)

スゲェ… 
水族館でよく見掛けるものは、綺麗だけどサンゴ水槽の盛り立て役、みたいな脇役的な印象しかなかったから、そんなイメージを力ずくで覆すような強烈な存在感にすっかりやられた感じ(笑)

箱根園水族館の大水槽、フエダイ類に加え、アイゴ類、そしてニザダイ類。
それぞれのマニアなら、きっと1日中楽しめます!!
オレもまた、そんな魚たちの綺麗な姿を見に、撮りに、箱根に行きたいと思っております!!

山の箱根に海の魚を撮りに行くって、書いてても不思議だよ(笑)

マリンワールド海の中道の気になる魚 [海の魚]

個人的な印象なのだけど、マリンワールド海の中道と言えば“サメ”だった。
大水槽には20種類ものサメが泳ぐとされ、実際、前回訪問時は初めて見たような種類もいたりして、大きな満足感を得られていた。
しかし、今回、大水槽のサメたちは、個体数こそ前回訪問時と変わらないか、それ以上がいたけれど、種類数は減ってしまったようだった。
特に、メジロザメ属のサメはヤジブカのみしか見当たらず、前回見られたものはいなくなっていたのは残念だった。
大水槽前で過ごした時間が前回ほど長くなかったのは、そのあたりが理由だったのかも知れない。
とは言え、前回は意識しなかったものが気になったりと、気になる魚はいるもので、とりわけ想像以上に充実していた有明海産の魚たちは、興味深いものだった。
とは言えそれらは、小さな円柱形の水槽に入っていたので、写真が撮れなかったのだけど…

写真が撮れた中で気になったもの、というか、最初に粘りまくって頑張って撮ったのがブダイベラ。
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スタッフの中にベラマニアでもいるのか、ほぼベラだけの水槽があって、そこにいた1匹。
ん? 何あれ? 綺麗じゃない!? なんて思いながらカメラを向けたのだけど、とにかく撮れない。
ベラの仲間というのは、泳ぎ方が一定でないと言うのか、突然曲がったり、上下してみたり、ターンしてみたりと、とにかく落ち着きがなくイラッとくる。
このブダイベラもまさにそのパターンで、水槽の前でとにかくイライラしてたんだけど、そこで諦めると、ベラに負けたみたいな気分になるので、撮れるまで粘ってみた。

写真を撮ろうとさえしなければ、綺麗で素敵な魚です(笑)

ベラ水槽と言えば、同じ水槽にいるメガネモチノウオ(ナポレオン)も気になる1匹。
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この個体は、マリンワールドのカレンダーなどにも登場する名物個体? だけど、どうしたワケか、顔が四角く、しかもブヨブヨ。
正直、気持ち悪い…
水槽の前にいると、近寄ってきてくれたりする愛想のよさがあるのだけど…
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通常の顔 ※参考画像※ 箱根園水族館で撮影したもの

どうしてこんな顔になってしまうんだろう?
長く飼われている個体のようだけど、水族館で老成するとこんな風になっちゃうものなのか、それとも他に何か理由があるのだろうか。
文字通り、気になる1匹でした。

好きな魚、そうでもない魚があるとすれば、オレにとってフグの仲間はどちらかというと後者。
だから、あまり知らないグループだったりする。
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エッ!? このフグ何? 見たことないぞ。
なんて思いながら写真に撮ったヨリトフグ。魚名板は出ていなかったのだけど、帰って調べてみたら、別段珍しい種類ではないらしい。
緑かがった体色と、やや細長い体つきがカッコいいなぁ、なんて思ったのだけど、普通種だそうなので、これまでもどこかで見たことがあったかも知れない。
珍しくない種類でも驚ける。そういう意味ではお得なグループだな(笑)

最後の1匹は、何を出そうか。
大きいのに綺麗なマトウダイか、コンブが揺らめく水槽で泳ぎ回っていた黄金色のマツカワか。どちらもこのブログには登場したことのある魚だが、どちらも“気になる”くらいに綺麗だったから。
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というワケでマトウダイ。
サイズ的には2月に大洗で見たものと変わらないけれど、とにかくヒレや体が綺麗。
マツカワもなかなか撮りづらい相手で頑張ったんだけど、マトウダイは水槽が暗く、オートフォーカスが使えなかったので、マニュアルフォーカスで何とか頑張ってみた結果。
撮るのがより大変だったのが勝因(笑)
ヒレを広げてポーズもとってくれたお陰で、綺麗に撮れた部分もあったんだけどね。

というワケで、久しぶりに行ったマリンワールド海の中道の話、でした。

海響館の気になるフグ [海の魚]

ひとつ前のブログにも書いた通り、海響館で見るのを楽しみにしていたのはマナガツオ。
当然、ブログに載せるつもりでいたのだけど、いざ行ってみると、いるはずの水槽にも、どこにもいない。どうやら、人知れず、展示が終了していたようだ。
見たことない魚だったので残念だったけれど、まぁ、そんなことはよくあること。
気を取り直して、館内をウロウロ。するとやっぱり、目に留まるのはフグだった。
そこはやっぱり海響館だからね。

フグの展示ゾーンに入ってすぐ、オーストラリア南部のフグたちを展示した水槽にいたイースタン・スムースボックスフィッシュに目を引かれた。
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硬い外皮を持つイトマキフグ科の仲間なんだけど、水色の体色が綺麗で、同じ水槽にいる同じグループの別種が、いずれも派手な体色を持っている中で、やや落ち着いた色合いがとりわけ印象に残った。
決して好みなタイプの魚ではないものの、綺麗だなぁ、と思って眺めていると、正面から見ると薄い体つきが、何だか対戦車ヘリコプターのように見えてきて、次第にカッコよく思えてきた(笑)
ちなみに、水色の体色を持っているのはオスで、メスはアイボリーの体色に黄色いスポットを持つという、これまた可愛らしい色合い。
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雌雄どちらにも共通するのは、パステルカラーが可愛らしいフグである、ということかな?

可愛らしさの中にカッコよさがあったイースタン・スムースボックスフィッシュに対し、フグらしからぬ体型で印象的だったのがギニアパファーだ。
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顔が泳いでいるように見えるのはフグらしいところ? だが、その体つきはやけに細身で、動きも速い。ちょっとフグっぽくない
展示されていた個体はとても小さくて、8㎝くらい。
20㎝くらいにはなるらしいのだけど、この猟犬みたいな雰囲気のまま大きくなるのだろうか? 成長後の姿も見てみたいものだ。

お次はフグでもフグ目のカワハギ類。
海響館のフグコーナーは、カワハギ類、中でもモンガラカワハギの仲間がかなり充実している。
見た目の面白さに加え、よく動くことなど、水族館に向いた? キャラクターだからなのだろう。オレもいろいろ気になった種類がいたのだけど、そのひとつがイソモンガラ。
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ケショウフグなどの大型のフグとモンガラカワハギの仲間が入った水槽にいたが、それはそれは忙しそうに、水槽の中をグルグルと泳ぎ回っていた。
見ている方が疲れてきそうなほどの慌ただしさだったのだけど、その複雑なネットワーク模様がカッコよくて、写真に収めるべく粘ってみた。
日本にも(南日本)生息している種類だそうだが、水族館ではあまり見掛けないような機がする。オレが見たのも初めて?
綺麗だったので、もう少しその姿を堪能したかったのだけど…

最後の1匹もカワハギ。
フグ展示の終盤、これまたカワハギの仲間ばかりが展示された水槽にいたホワイトスポット・ファイルフィッシュ。
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この水槽、大小様々なカワハギ類がいたのだけど、何故か水槽正面を半分くらい覆い隠すような擬岩が入っていて、中が見にくいことこの上なし。
もっとも大きな個体(種類)は、見えやすい位置にいてくれたものの、小さな個体は岩陰に隠れてしまい、ほとんどその姿を見られなかった。
そんな中で、印象的な色、形、ある程度のサイズ、そしてある程度見える位置までやってきてくれたのがこのホワイトスポット・ファイルフィッシュ(←長い!!)だった。

黒地に白いスポット模様という、綺麗な模様の王道みたいな色柄の持ち主ながら、個体差なのか、はたまたその日の機嫌なのか、少々退色気味。
いかにもせわしなさそうな体型をしているのに、意外とおっとりとしているのはこの個体の性格なのか? 出てきてさえくれれば写真は撮りやすい子だった。

同じ水槽にいた他の子たちもなかなか魅力的なもの揃いで、“海響館の気になるカワハギ”なんていうのもできそうだなぁ、とかなり本気で考えていたくらい。

海響館と言えばフグ!! なんだけど、カワハギもかなりのもの。まぁ、それも含めたフグコレクションではあるのだけど。
次に行く時には、空いている時を狙って、これらの仲間をじっくり観察したいと思う。

アクアワールド大洗の気になる魚 [海の魚]

ひとつ前のブログに書いたように、アクアワールド大洗ではサメとオキゴンドウに驚き、楽しんできたワケなんだけど、もちろんその他の魚たちもちゃんと楽しんできた。
滞在時間は(オレにしては)長くなかったので、全部の水槽を隅々までじっくり、とはいかなかったけれど、それでも初めて見た魚もいたりと、それなりに収穫もあった。

まず、初めて見た魚その1がシラウオ。
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綺麗な手、指に喩えとして有名だが、寿命が短く、季節性があるため、水族館では滅多に見ることのできない魚だ。
オレも初めてだったんだけど、まぁ、その弱々しいこと…
状態が悪いのか、それとも寿命が尽きようとしているのか、はたまたそんなものなのか、初めてなので分からないのだけど、とにかく見るからに弱々しい。
ピントが合いにくい円柱形の水槽に入っていたせいもあるかも知れないけど、小さく細く、しかも透き通っているという、写真を撮るのが困難な条件がすべて揃っている。
頑張った結果が上の写真というワケだけど、なかなか会えない魚だけに、もっとちゃんとした写真が欲しかったのだけどねぇ…

初めて見た魚その2がギンメダイ。
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見たら分かると思うけれど、キンメダイではなくてギンメダイ(銀目鯛)。
深海の水槽を順番に眺めていた時、ふと目の前に現れたのがコイツ。
見たことのない魚だったけれど、その特徴的な体型から、すぐに分かった。
入ったばかりなのか、それとも1匹しかいないからなのか、魚名板が出てなかった。
初めて見るのもあるのだろうけど、変わった魚だ。
あまり活発ではないのだけど、時々動いては、顎下にあるヒゲを出したり、しまったり…
暗い水槽でフラッシュなしはかなり大変なのだけど、あまり動かないのが幸いして、何とか撮れた。
かなりスゴイものなんじゃないかと思うのだけど…

ここから先は、見たことがあるけれど驚いたものをいくつか。

驚きという意味では、もっともビックリしたのがオーストラリアの沿岸水槽にいたポットベリーシーホース。
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ハコフグや、タカノハダイ、カゴカキダイの仲間など、遊泳力の優れた魚も入った中に、タツノオトシゴが入っている時点でまず驚き。
ちゃんと餌が食べられるのだろうか? と心配になって聞いてみたら、アミなどをまくと、ちゃんと食べるのだそうだ。
そういえば、水槽の中を漂う浮遊物には、ものすごくいい反応を見せていたから、近くに流れてくれば、しっかり食べるのだろう。
そしてもうひとつ。同じ水槽に数匹のサメが入っていたことも驚きだった。
と言うか、サメは以前からこの水槽にいたが、中には1mはありそうなクモハダオオセなんかもいて、ひと口サイズのシーホースは食べられてしまわないのだろうか? とこれまた心配になったワケだ。
サメたちはほとんど動かないものの、時々動く時は、シーホースたちが絡みついた海藻をなぎ倒すように泳いでいく。
踏みつぶされるようになりながらも、尾を巻き付けた海藻からは振り落とされない。
タツノオトシゴ、結構強いな!! と、意外なたくましさも知ったような気分。
そういえば、サメたちはシーホースには見向きもしないそうで、食べられてしまうことはないのだとか。まぁ、餌もちゃんともらっているのだろうし、その中でわざわざ、あまり美味しくなさそうなタツノオトシゴなんか食べない、ということなのかも?

あとの2匹は驚きというほどではなかったんだけど…
オレが水槽の前に行った時、やけにヒレを広げてアピールしてくれたトクビレは印象的だった1匹。
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他の個体に対してのアピールだったんだけど、他の個体は無視。
それを眺めてたオレだけが喜んでた(笑)
フラッシュを使って撮れば、ヒレが輝いたんだろうけど、持って行ってなかったので…
それがちょっと残念だったけれど、いいものを見せてもらいました、という感じかな?

最後の1匹(種)はマトウダイ。
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半年間の展示は飼育記録なのだとか。
HPでその話を見聞きした時、そういう個体がいるのかと思ったのだけど、実際には何匹もいて、それがいる水槽は専用水槽となっていた。
飼うのが難しい魚らしいのだけど、水槽内にいたものの中には、あまり状態が良さそうではないものもいて、その“難しさ”を想像させる。
水族館で見るのは初めてではないものの、もっとありがたがるべき魚だったみたい。
大洗のものが、この先どこまで記録を伸ばすかは分からないけれど、いつでも見られる魚になれば、また違ったカッコよさとか、これまで知らなかった魅力を教えてくれることになるのかも。
そういう意味では、次に行く時の楽しみのひとつ、と言えるのかな。

伊豆三津シーパラダイスの気になる魚 [海の魚]

久しぶりに三津シーパラダイスに行ったのは、しばらく行ってなかったのもあるけれど、寒い今時期に行けば、何かしら珍しい深海生物に遭遇できるかも? みたいな期待があったというのはひとつ前のブログに書いた通り。
駿河湾に面した三津シーには、激レア深海生物が人知れず? 搬入されることがある。
例えば、一昨年の年末、沼津港深海水族館にラブカが搬入されたことが大いに話題になったが、その少し前、三津シーパラダイスでも生きたラブカが展示されたのだ。
残念ながら、オレがそれを知った時には、既に展示は終了していたけれど…
だから、今回も、そんな“スペシャルな偶然”に遭遇できないものかと、密かに期待していたのだ。

入館してすぐ、水族館棟へと入館。
シンボル水槽とも言うべき、サクラダイの水槽に出迎えられる。
サクラダイもとても綺麗なのだけど、同じ水槽の脇役に、面白いものがいたりするのでしっかりじっくり眺めたい水槽なのだ。
今回、そんな脇役の中に、イトタマガシラを発見。
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サクラダイの群れの中に、見慣れない魚を見つけて、何あれ? ちょっと綺麗だなぁ、と魚名板を探してみるも、載ってない。
写真を撮って、家に帰って調べてみて種類が分かったんだけど、これまでもこの水槽ではそういう機会が何度かあった。
というワケで、サクラダイの綺麗さを堪能した後は、魚名板に載ってない魚を探す。これが三津シーのサクラダイ水槽でオススメの楽しみ方だ。ただし、魚好きの人の、ね。

特別珍しい存在でもないサクラダイに、あれほど大きな水槽があてがわれているのは、三津シーパラダイスが駿河湾に面した伊豆の水族館だから。
そのため、意外と、なんて言っては失礼かも知れないが、伊豆にこだわった展示がなされている。
そんな伊豆らしい魚のひとつがナガハナダイ。
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やや深場にいるハナダイ類で、強烈な婚姻色が印象的な種類。
でも、婚姻色だけあって、いつもその色を見せてくれるワケではなく、水槽にいたものは普段の体色。
水槽は深海風の? 青いライトで照らされているため、その体色は今ひとつ伝わりにくい。
フラッシュでも光らせて撮影すれば、もう少し鮮やかな色合いが楽しめたのかも知れないけれど…
魚名板によれば、結構珍しい魚らしい。

深場の魚で綺麗と言えば、アカムツも見逃せない。
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アカムツと言えば、ノドグロと言えば誰でも知っているだろう。
やたら値の張る干物で知られる、美味しい魚だ。
高い知名度の反面、飼うのは難しいらしく水族館では珍しい魚で、いても大抵はあちこちに傷があったりと、なかなか綺麗な個体には遭遇できない。
でも、三津シーにいた個体は、写真の通り、とても綺麗なもの。
こんなに綺麗なアカムツは初めて見たかも!? と思うほどの状態だった。
食べるのは大好き!! という人は多いと思うけれど、生きた綺麗な姿は、三津シーパラダイスがオススメです!!

そんなアカムツ以上に珍しく、今回見た魚の中では最高に珍しいのがオオメハタ。
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比較的深い場所にいる魚なので、引き上げると目が飛び出たり、口から内臓が飛び出てしまうなど、急減圧の影響を受けやすいのだとか。
加えて、スレ傷にも弱く、生きたまま移動し、展示するのがきわめて困難な魚なのだそうだ。
というワケで、オレも初めて見たんだけど… 地味… だよねぇ…
形も色もごく普通で、名前の通り目は大きいけれど、少なくとも見た目には印象に残りにくい魚のような…
薄暗い水槽に入っていたけど、ほとんど動かないので写真も撮りやすかった(笑)
すごく珍しいはずなのに、今ひとつ有り難みに欠けてしまうのだけど、食べるととても美味しいのだとか。
最初にその味を知っていれば、違って見えたのかも知れない。

最後の1匹は、深い所にいるワケでも、特別珍しいワケでもないムスメハギ。
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サメや大型魚が泳ぐ大水槽の片隅で、小さな体で忙しそうに泳ぎ回っていた。
手のひらくらいの大きさだったろうか。同じ水槽にはこのムスメハギをひと口で飲み込めてしまいそうな魚もいるのに、大丈夫なのかな? なんて少し心配になったんだけど、それ以上に、色、柄が綺麗で目を引かれた。
モンガラカワハギの仲間はどれも、サイケデリックな色・柄を持っているけれど、このムスメハギはシックで上品。
それでも大きな水槽で目を引く強い存在感。魚の色や柄に驚かされることは多いけれど、これもまさにそんな感じの気になる1匹でした。

葛西臨海水族園の気になる魚 Vol.2 [海の魚]

1月は何だか時間がなくて、水族館に行ってないどころか、ブログの更新すらも放置。
忙しいのはありがたい話なのだけど、その実、要領が悪いだけだったりして、この先、(経済的に)水族館行き放題、というワケにはいかなさそう。
というワケで、そろそろ2月になろうかというタイミングで久しぶりの更新。
それも、1月4日に行った葛西臨海水族園の話(汗)

ひとつ前のブログにも書いた通り、葛西臨海水族園に行きたかったのは、イボダイの展示が始められたことがHPでアナウンスされていたから。
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イボダイは干物など食用としては有名なのに、水族館ではあまり見ない魚で、オレの知る
限りでは鴨川シーワールドでしか見たことがない。
イボダイを知らない人でも、エボダイなら聞いたことがあるんじゃないかな? 

鴨川では、マンボウの水槽に数匹、ずいぶん前から展示されていた。
写真に撮ろうと挑戦したことはあったけれど、あの薄暗く、しかも内側にビニールフェンスがある水槽で、小さなイボダイを写真に収めるのはかなり難しく、これまでのベストは、何とかそれと分かる程度のピンボケ写真が1枚あっただけ。
そこに葛西のニュースである。しかも、搬入されたのは外光も入る明るい水槽だ。
ものすごく好きな魚でもないのに、意気込んで出掛けた理由はそれ。まさに鴨川のリベンジ、というワケだ。
鴨川では、平たく丸っこい魚、くらいの印象しかなかったんだけど、明るい水槽でじっくり見ると、ブラックテトラの幼魚を巨大化させたみたいな感じの、ちょっと可愛い魚であることに気付かされた。
有名(食材として)なのに、水族館でほとんど見掛けないのは、意外と飼いにくいとか、移動が困難とか、そんな感じなのかなぁ?


葛西臨海水族園は、東京都の水族館だけあって、小笠原の魚が充実しているのだけど、その小笠原産の魚で、ずっと見てみたいと思っていた魚にようやく会うことができた。
それがオビシメ。
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紅海のアズファー(アラビアンエンゼル)ばりに、紺色の体に鮮やかな黄色の帯が入ることからオビシメの名前がある魚なんだけど、葛西にいたのはご覧の通りの幼魚。葛西流に言うなら“イニシャルフェーズ”。
成魚でもメスなら、これに近い色のままなんだけど、オス成魚は例の“オビシメ色”に変化する。
いつ、どのように変化するのか。それはそれで興味のある所。
つまり、その成長過程を見るのに、定期的に出掛ける理由ができたってこと。
とは言え、他の種類で見る限り、ブダイ類の成長はあまり早くなさそうだし、それより何より、写真の個体がオスかどうか分からないんだけどね。


オビシメの撮影に必死になっていたオレの前を、見慣れないニザダイ類が横切った。
ん? 何か見たことない魚が泳いだぞ!?
というのがスジクロハギ。
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南国のニザダイ類らしい丸っこい体型だけど、体色はサンゴ礁の住人とは思えないくらい地味。
でも、見たことない魚ということで、カメラを向けた。
オビシメと並んで、岩に付いたコケ? を盛んについばんでいたのだけど、どちらもなかなかいい位置を泳いでくれず、なかなか撮れない。
南国のサンゴ礁の住人にしては珍しい? 地味な体色が、カメラのピント合わせを阻む。
撮れないと分かると、余計に必死になるもので、しばらく粘っていたら何とか…

でも、ファインダー越しとは言え、しばらく眺めていると、その地味さの中にも、たすき掛けしたみたいな白いバンド模様や、よく見れば青っぽく見える細かい虫喰い模様とか、独特な美しさがあることに気付く。わびさび的な感じともちょっと違うけれど、全体的に渋い色合い。
積極的に目を引く魚ではないけれど、じっくり眺めてみると、意外な綺麗さにちょっとした驚きが味わえる。
同じ水槽には、鮮やかなウメイロモドキやタカサゴなどがいるから、そちらに目を奪われがちだけど、スジクロハギを見つけたら、少しだけ長めに眺めてみて欲しいと思う。


スジクロハギだけでなく、葛西臨海水族園はニザダイ類がかなり充実している。
いつぞや、クロハギとその近縁種のみの話をしたことがあったけれど、それら以外にも、余所の水族館ではあまり見掛けないような種類まで、かなりの充実ぶり。
オレみたいなニワカ・ニザダイマニアにとっては、結構楽しめる場所だ。
スジクロハギに続き、オレの心を捕らえたニザダイ類が、カリブ海水槽にいたブルータン・サージャンフィッシュ。
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かなり立派なサイズで、以前当ブログに登場したヒラニザとか、そのあたりと同じくらいありそう。
その大きさからするに、以前からいたんだろうけど、気が付いていなかったらしい。
その名の通り、青みがかった色をしたニザダイ類なのだけど、パッと見ただけでは、柄も含め、ちょっと尾ビレの形が違うヒラニザ? みたいな感じ。
大西洋にはニザダイ類は多くないらしいのだけど、大西洋自体が馴染みが薄いのに加え、どういうワケだか以前より漠然とした憧れがあるカリブ海産だと聞くと、ただのヒラニザとはちょっと違って見える(笑)

人気のカリブ海水槽はいつも混んでいて、こんな写真しか撮れていないので、コイツも再チャレンジ。
とは言え、的が大きい分、スジクロハギよりは遙かにラクだったけれど。

1月はまったく水族館に行けてないので、次回の更新は…
期待しないでおいてもらえると… 助かります(笑)
ご用の方はmistralaquqrium@gmail.comまでご連絡下さい。
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