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レゴランド シーライフ名古屋(愛知) [水族館レポート(認定)]

今年の水族館関連のニュースの中で、いろいろな意味でもっとも注目度が高いのがレゴランドの水族館「シーライフ」ではないだろうか?
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そのシーライフ名古屋がようやくオープンする。
水族館「シーライフ名古屋」は、すでにオープン、営業しているレゴランドと向かい合うように建てられたレゴランドホテルの一角にある。
11の展示ゾーンに展示されているのは、魚類を中心とした約150種類(公式発表)。
オープンよりずっと前から「知能が高いとされる生き物は扱わない」という、感じの悪い宣言がされていたため、海獣類の類はいない。

オレが行ったのは、速報で紹介するため、3月半ばのプレスプレビュー。
オープンより3週間以上も前ということもあり、まだ展示されるべき生き物が入っていない水槽や、魚の数が少なかったりした水槽もあったので、本来の姿ではなかったのだけど、水族館の雰囲気は掴めたと思う。

見学を終えての感想は、

「ここは外国の水族館だな」

レゴランドが運営するシーライフは、スコットランドで開業し、現在は世界50か所以上で展開している一大水族館グループだそうだ。
海外のシーライフを見たことがないので正確ではないけれど、海外の施設をほぼそのまま日本に持ってきたのがこのシーライフ名古屋なんだろうなぁ、と思ったからだ。

館内のところどころに設置された、タッチパネル式のゲームプログラムは、海外のものを言語だけ変更して持ってきているそうで、世界共通のシーライフ(レゴランド)の世界観で統一されているのだけど、そんな部分以上に、水槽内のレイアウトや装飾に“外国風”を強く感じた。

レゴランドの水族館だから、レゴのキャラクターが水槽に入っているのはともかく、大水槽には浦島太郎とか、ちょっと怖い乙姫? のでっかいオブジェが沈んでいて、水槽内の見えやすさや、そこにいる生き物の魅力を引き出すことよりも、独自の世界観を作り出すことの方により重点を置いているような印象。
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また、その世界観の演出に関係しているのか、水槽内の装飾サンゴや水草も、色も質感もいかにも人工的。下手に自然ぽく振る舞おうとしていないと言うか、はたまた価値観の違い? 潔いくらいに不自然さを隠していない様は、却って斬新に見えた。
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レゴランド自体が5歳から12歳とその家族をターゲットにした施設、つまり、子供向けなので、当然、シーライフもそんな年齢層の子供たちのための水族館だ。だから水槽の位置も低めになってたりする。
5~12歳の時代をはるか昔に通り過ぎてしまった現オッサンのオレには違和感な展示や水槽も、その年齢層の子たちには素敵で楽しいものに映るのかも知れないし、大人だって他所の水族館とは大きく異なる雰囲気を気に入る人もいるかも知れない。
そもそも、水族館と言っても、ここは世界共通の世界観を持ったテーマパークの一部。“ごく普通”の水族館になる訳はないのだけれど、日本の水族館を見知った子供が、この水族館を見るとどう感じるんだろう? 聞いてみたいところだ。

シーライフ名古屋には、日本独自の展示エリアがある。木曽川と竜宮城の2つがそれ。
竜宮城は最後の水槽にして、トンネルもあるこの水族館最大の水槽でもある。
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いずれも、日本独自の展示エリアにも関わらず、その世界観はしっかり統一されていて、むしろ、この水族館の“外国風”を強く感じさせるようさえに思った。
件の浦島太郎像や、乙姫像があるのもこのエリアだし、木曽川のエリアも、外国人が考えて作った日本、みたいな感じ。
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ただ、木曽川ゾーンには、地元愛知の特産品でもある弥冨の金魚が展示されている水槽があって、そこを泳ぐ金魚が綺麗で大きなものが揃っていたのは印象的だった。
木曽川にそんな金魚はいないだろ!! そんな指摘は、ここでは無粋だ。きっと。

料金が高いことが話題になったレゴランドだが、このシーライフの入館料は1900円(大人)と、まぁ、普通。もちろん、水族館だけの入館も可能だ。ただ、3歳以上から必要になる子供料金は1500円と少々お高めの設定になっている。

日本の水族館では“変わり種”の部類なのだろうけど、水族館フリークには新鮮な驚きがあるんじゃないかと思う。
シーライフ名古屋の近くには、国内最大規模の超正統派水族館、名古屋港水族館がある。
その牙城に挑む海外のチャレンジャーがこの先、どんな戦いを見せてくれるのか。そこも含め、今後の展開が楽しみだ。
ただ、アクセスはクルマでも電車でも、名古屋港水族館よりもよっぽど便利で行きやすい。
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水紀行館 水産学習館(群馬) [水族館レポート(認定)]

少し前の認識では、関東の水族館はほぼ制覇のつもりだった。残すはあと1館……
今となっては、そうじゃなかったことはよく分かっているけれど、その“最後の1館”のつもりだった施設が、群馬にある水紀行館 水産学習館だ。
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群馬は海がないせいか、水族館の空白地域で、それらしい施設がほとんどない。
そんな群馬で、ほぼ唯一に近い水族館施設がこの水紀行館。
道の駅の付属施設だが、厚岸のプティみたいなオマケ的な感じではなく、入館料も必要で、大きな水槽もちゃんとある水族館だ。

群馬県北部に位置する水上は、利根川の上流域に当たる。
そんな利根川に面した場所に建っているのが水紀行館で、その展示テーマも利根川だ。
淡水魚の水族館によくある、特定の河川をテーマにした施設である。展示されているのも淡水魚のみだ。

館内は、コの字型の順路の左右に展示が並ぶ作りで、水族館らしいサイズの水槽は2つ。
そのひとつめが、入館してすぐに目に入ってくる壁にそって並ぶ川の水槽だ。
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利根川の上流域をイメージした作り? になっていて、水槽の周りは沢山の擬岩でデコレートされている。奥側には小さな滝もあって、そこから流れ落ちる水の周辺が苔むしていたりして、なんとも涼しげな雰囲気。
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オレが行ったのは昨年7月。施設を出ると外はとても暑かったから、この涼しげな感じは見た目にも気持ちが良かった。
余談ながら、水上は群馬でも北に位置しており、寒く雪も多い。今の時期の紹介しておいて何だが、この涼しげな雰囲気を楽しむには、できれば暖かい(暑い)時期の訪問をお薦めしたい。
水槽を泳ぐ魚は、上流域をイメージした水槽らしく、マス類が中心だ。

コの字型の順路を、流れの水槽を横目に見ながら進むとトンネル水槽が出現する。
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このくらいの規模の水族館にしては、かなり立派なトンネル水槽だ。
とは言え、トンネル水槽としてはやはり小ぶりなので、中を泳ぐ魚は種類数も3種ほどしかおらず、数も少ないが、利根川らしい? アオウオとソウギョ、コイが泳いでいる。
いずれもその巨大さで驚く、みたいなサイズではないけれど、アオウオを下から見上げられる施設は全国でもここだけ。
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それ、魅力的? と言われてしまうかも知れないけれど(笑)、アオウオ好きならそんな体験にも価値を見出せる… はず!?

小規模だし、驚くほど珍しい何かがいる訳ではないし、それどころか、突っ込みどころと言うか、粗もあって、何て素晴らしい水族館!! とはいかないけれど、ドライブや温泉旅行のついでに立ち寄るには、非常に立ち寄りやすい施設なのは間違いない。
高速のインターからも近いしね。

川遊びなども楽しめるので、水の冷たさが恋しくなったら、ピッタリな施設だ。
先にも書いたように、暑い時期には、この施設の涼しげな雰囲気が気持ちよく感じるだろうから。
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男鹿水族館 GAO(秋田) [水族館レポート(認定)]

秋田と言えば、大森山動物園!!

水族館ブログとは思えない書き出しだけど、昨年10月、秋田市の大森山動物園に行ってきた。
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目的はキリン。というか、その飼育技師である柴田さんの話が聞きたかったから。
動物園やその業界のことはほとんど何も知らないのだけど、恐らく、柴田さんは日本で一番有名なキリンの飼育技師なのだろうと思う。
たまたま見たTVで見た柴田さんの話を聞いて、大いに衝撃を受けたのと同時に、知っていると思っていたキリンが、実は何も知らないということに気付かされた。
そんなところにタイミングよく、東京で柴田さんの講演があり、話を聞く機会を得た。
そこでも同じく、衝撃と感動、もっと知りたい!! が得られたんだけど、同時に、そんな柴田さんがどうやってキリンと接しているのかが実際に見てみたくなって、秋田に行くことにした。
どうせ秋田まで行くのなら、これまで足を運んだことがなかったGAOにも行こう!! という訳で、いつもと違い、動物園のついでの水族館となった。

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この長い前置きと同じく、GAOまでの道のりも長かった。
地図で見れば分かるように、GAOがあるのは男鹿半島の先端みたいな場所。
何でこんなところに? と思う施設はしばしばあるけれど、GAOもまさにそのひとつ。
秋田市内からレンタカーで行ったのだけど、公共交通機関などではさらに訪問難易度が高いらしい。

長い道のりを経て辿り着いたGAOは、日本海の荒々しい岩場に建つ、コンクリート造りの建物。
中も外も、モダンな印象で綺麗。
綺麗な水族館という印象は、入館した後も続く。
大水槽、秋田の海、川、サンゴ礁、アマゾン、そしてホッキョクグマ。
どこも綺麗。
でも、それ以上の印象があまりないのだ。

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誤解して欲しくないんだけど、悪い水族館じゃないのだ。
行ってから既に3ヶ月が経過しているのもあるかも知れないし、自分の好きな何かや、強烈なインパクトのある何かがいた訳ではなかったのも影響したかも知れない。
まぁ、だからこそ、これまで行ってなかったんだろうとも思うんだけど、展示も“ここだけ!!”感が希薄で、やはり強く印象に残らないのだ。

GAOと言えば、看板はホッキョクグマだ。
個人的には、クマを見に水族館に行こう!! とはならないけれど、流石に看板だけに立派な展示場が与えられていた。
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でも、何でホッキョクグマ? という疑問はひとまず置いておくとして、日本一遊ぶと言われる豪太も、オレが行った日はあまり遊ぶ気分ではなかったのか、飼育下のクマらしい動き。
水族館のブログで見るような可愛らしい姿は、見せてもらうことができなかった。ただ、思っていた以上の身体の大きさには少し驚いたけれど。
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そこそこ規模のある、立派な水族館なのに、印象の薄さは何なんだろう?
ここにしかないものがないから?
それとも単に、好みの問題か。
ただ、綺麗な水族館であることだけは間違いないので、水族館の雰囲気を楽しみたい、という人にはオススメできる施設だと思う。
もちろん、ホッキョクグマ好きにも、ね。
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浅虫水族館(青森) [水族館レポート(認定)]

2016年5月。ゴールデンウィークが終わった頃に出掛けた浅虫水族館。
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5月もそろそろ半ばだというのに、その日の青森は風が強く、雨もぱらつくというコンディション。
傘が役に立たない強風の中、寒さに震えながら向かった水族館は、最寄りの浅虫温泉駅から徒歩10分ほどと、それほど遠くなかったことが救いだった。
地方の水族館というと、やたらと行きにくい場所にあることも珍しくないのだけど、浅虫水族館は、他県から来た人が公共交通機関のみでも簡単に行けるのがまずよかった。青森駅からも割と近いし。
だから、という訳ではないけれど、なかなかいい水族館だと思った。

浅虫水族館は、各県に1つずつあるような、比較的規模の大きな総合水族館だが、そこそこ規模が大きいので、“いろいろ見た”というボリュームによる満足感はあるのだけど、それ以上に、展示やイルカショーに地域色があって、他県から行ったオレみたいな者からすると、“いいもの見た”感があって、考えていたよりも大きな満足感が得られた。
館内にはレストランも完備されているから、水族館で1日を過ごす、なんていう遠征組? な人でも困ることがないのも地方の水族館では高ポイントだ。

先にも書いたように、総合的な展示を行っている比較的規模の大きな施設なので、南の海の色鮮やかな魚や、外国の淡水魚なども展示されているし、オットセイやゼニガタアザラシなどの海獣もいる。そしてそれらが地元の人たちから高い人気を集めていることも分かるのだけど、物珍しさと、そこを泳ぐ魚たちの個体クオリティの高さの両面で、やっぱりその地域の魚はその地の水族館が一番だよなぁ、と深く感じ入った。
という訳で、オレがもっとも気に入ったのが、青森周辺に生息する魚たちの展示エリア。
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海と淡水の両方が並んでいたのだけど、そこにいたタラとハタハタの美しさやカッコよさには見惚れた。
とりわけスケトウダラに関しては、これまでどこで見たものよりもクオリティが高く、浅虫水族館で得られた満足感の半分はこのエリアで得られたものじゃないかと思ってるくらいだ。
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ただ、オレが行ったのは1年半前のこと。もともとスケトウダラはあまり飼いやすい魚ではないようなので、同じ個体はもういないかも知れないけれど、この展示エリアにいたスケトウダラ、マダラ、ハタハタはいつも同じクオリティで展示されてるといいなぁ、と思う。
あっ、最近だとオオカミウオの繁殖に成功したことで話題になったけれど、そのオオカミウオがいるのもこのエリアだ。

メインの大水槽には大きなトンネルもある。
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そのトンネルに鉄骨の骨組みがあるのが歴史を感じさせるけれど、この水槽の展示は2年ほど前にリニューアルされ、地元陸奥湾をテーマにしたものへと生まれ変わっている。
どことなく涼しげで、水の冷たさをイメージできそうな照明の中、ホタテやホヤの養殖を再現したかごやロープが下がり、その中をヒラメやアイナメ、ソイ、サバなどの魚が泳いでいる。
かつては暖かい海の大型魚を中心とした展示だったそうだが、青森の海の中を想像できるような今の展示の方が素敵なんじゃないか!? と思った。
まぁ、以前の大水槽を見たことがないので、あくまで想像、だけど。

総合水族館だけあって、イルカショーもある。
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寒い地域だけに、ショーは屋内スタジアムで行われるが、ここのイルカショーは仙台うみの杜水族館ができるまで、東北地方では唯一見られたイルカショーだったのだ。
それはともかく、ここのショーがいいのは、イルカたちがジャンプするBGMが津軽三味線によるものであること。
普段聞き慣れない音や音楽であることもあって、何だかとてもカッコいいなぁ、と、強く印象に残った。
今となっては、ショーでイルカたちが繰り広げたひとつひとつの技よりも、ショーのBGMの方がハッキリ憶えているくらいで、そのくらいのインパクトがあった。
このイルカショーも、魚の展示と同じく、青森らしさを強く感じさせてくれた部分で、オレの中での浅虫水族館の印象をいいものにした要因になっているのだろうと思う。

津軽三味線みたいな、音を聞いただけでその地域を連想できる名産品がある地域は強いよなぁ!! と思う反面、日本中に水族館が山ほどある中で、その地域ならではの強みを展示に繋げていくことが、その水族館自体の魅力を高めてくれる要素なんじゃないかなぁ…… そんなことを思ってみたり。

本州最北端の水族館だけに、他地域からはちょっと遠いのが難点だけど、また行きたい、と思わせてくれる水族館でした。
行ってから時間が経過していることもあり、いい印象ばかりがオレの中で美化されてるような気もするのだけど、オオカミウオの幼魚が小さい内に、また行きたいなぁ……
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八戸水産科学館マリエント(青森) [水族館レポート(認定)]

昨年のゴールデンウィーク、先の震災で被災した岩手のもぐらんぴあが5年ぶりに復活を遂げた。
それに合わせて、青森の水族館も回ってきたのだけど、ブログに登場させるのをすっかり忘れていた(汗)
というワケで、訪問から1年半も経過した今、青森の水族館の話を……

青森には認定水族館が2つあって、そのひとつは言うまでもなく浅虫水族館!! なのだけど、もうひとつが八戸にあるマリエント。
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正しくは八戸水産科学館マリエントという施設で、厳密な意味では水族館ではないのだけれど、館内の展示には水族展示が多く、いわゆる水族館相当施設に当たる施設。
そこそこ大きな水槽もあることから、水族館の全国制覇を目指す人にとっては“行かなきゃならない”認定施設にもなっている。

余談だが、マリエントの周辺の地名は“鮫”というらしく、最寄り駅も鮫駅。
サメ好きにとっては、なんとなくワクワクしてしまう感じだが、残念ながらマリエントにサメはほとんどいない。
そんなマリエントだけど、建物はかなり大きい。施設の向かいにはウミネコの繁殖地としても知られる蕪島があるし、八戸港からもすぐ近くなので、比較的分かりやすい場所にあると言っていいと思う。
しかし、建物の大きに反して、展示があるのは3Fのみ。
その上のフロアは広大な展望スペースになっていたりして、建物の大きさから想像するほど展示規模は大きくなくて、というかむしろ少ない。
ただ、展示がある3Fフロアは結構な広さがあって、水族展示はその2/3程度を占めている。

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フロア中央にある大水槽を除くと、大きな水槽がある訳ではないけれど、水槽の数自体は多く、水族館気分はそれなりに楽しめる。
ただ、大水槽の主役は2匹のアオウミガメ。ちなみに、震災後、もぐらんぴあのアオウミガメ、かめ吉が避難していたのもこの水槽だ。
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ただ、カメ以外の住人は数えられるほどしかおらず、一見、何もいない水槽に見えてしまうほど。その後、魚が追加されているとよいのだけれど、少なくともオレが行った時は、閑散とした少々寂しい水槽だった。

それ以外の展示も、八戸水産科学館という館名に反して? 八戸に関係する水族展示は少なく、むしろ色鮮やかな熱帯魚などが多め。
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それらもここでしか見られないものや、すごく珍しいものなどはなく、見られるものは比較的馴染み深いものが中心。
とは言え、タッチプールなども用意されていて、ひと通り見終えると、何となく水族館に来たような気分にはなれると思う。
同じ県内でも浅虫水族館まで行くにはちょっと遠い八戸の人たちにとっては、十分水族館としての役割を担っているのだろうと思う。

余談ながら、八戸は青森県内でも南側に位置していて、岩手県に近い。
もぐらんぴあがある久慈までは、浅虫水族館より近く、クルマなら十分ハシゴが可能。
実際、オレはハシゴしたし。
展示のボリューム的にも、両館のセットはちょうどいいくらい? ではないかと思うので、水族館巡りをしているという人には、セットで回ることをオススメしておきたい。

また、マリエントのほぼ向かいに位置している蕪島(かぶしま)も、ウミネコが営巣している時期なら、ついでに足を運ぶには面白い場所だと思う。
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野生の海鳥の繁殖地を、あれだけ間近で見られる場所もなかなかないだろうからね。
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福山大学マリンバイオセンター水族館(広島) [水族館レポート(認定)]

日本各地にある水族館や相当施設は250ほどあることが分かってしまったのだけど、それらの施設には、意外なことに、無料で見学できる施設が少なくない。

無料…… とは言え、中にはかなりしっかりした水族館もあって驚かされることも。
そんな無料水族館の中で、恐らく、日本最大の規模だろうと思われるのがマリンバイオセンター水族館だ。
その名称から分かるように、福山大学の研究所付属の施設であり、小規模ながら100tを超す大きな水槽も備えた結構本格的な水族館だ。
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水族館があるのは、瀬戸内海の因島という島で、船に乗る必要はないものの、風光明媚でサイクリストに人気の高いしまなみ海道を通っていく必要があり、少々行きにくい。
広島の水族館と言ったら、今が旬は注目の新星、マリホ水族館や、規模、歴史ともにトップの宮島水族館が有名だが、このマリンバイオセンター水族館も広島の水族館なのだけど、全国的にはあまり有名ではないような気がするのは、その微妙な行きにくさと、水族館がある場所のせいなのかも!?

水族館はしまなみ海道、因島北インターを降りて5分ほど走った海沿いの集落にひっそりと存在していた。
通り沿いに控えめな案内看板もあったけれど、それすらも見落としてしまいそうなほど、ひっそり。とても静かな場所にあった。
敷地内の適当な場所にレンタカーを止めて、水族館へと入館する……のだけれど、当たり前ながらチケットカウンターみたいなものがどこにもない。入り口に置かれていたのは、記帳用のノートと、募金用の貯金箱のみ。

でも、無料の水族館だからと侮る無かれ。
ひとつの大きな部屋の中に、水槽は大小22本あって、入館すると、大きな存在感を放つ150tもの大水槽が目に飛びこんでくる。
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暗い館内にそびえる大水槽は、水族館に来たということを強く意識させてくれる。
中を泳ぐのはタイやイサキ、メジナなど、馴染み深いものが中心で、別段驚かされるようなものはいなかったけれど、広々とした、でも、大きすぎるほどではない水槽は、中を泳ぐ魚たちをじっくり眺めるのにちょうどいいサイズ感で、ついつい見入ってしまう。
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他の水槽には、カレイやベラなど、瀬戸内海の魚を中心に展示されている。
大学付属の施設なので、展示されている魚の多くは、研究の対象だったり、行われている研究を紹介するために展示されているものなのだろう。
だが、堅苦しい雰囲気ではなく、小さなタッチプールなどもあり、オレが行った時にも、水槽をひと通り見学して、タッチプールで海の生き物に触れて、みたいな楽しみ方をしている子供連れが何組みかやってきていた。そんな楽しみ方をするには、規模的にもピッタリだろう。
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個人的には、館内が暗く、水槽は明るく、見やすい水槽が多いことも好印象だった。
また、場所柄か、オレが出掛けたのが平日だったからなのかは分からないけれど、とにかく静かで、オレがいる間、やってきた家族連れが帰ってしまうと、聞こえてくる音はオレのカメラのシャッター音と、ほぼ水槽いっぱいの大きさに育ったタマカイの若魚が時折暴れる時の水音だけ。
じっくりと展示を楽しむことができた。
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無料で楽しめる施設であることを考えれば十分以上の内容ではあるのだけど、水族館ブロガー的には、強く印象に残る部分もなかったのかなぁ、と。
というのも、展示されている魚は、どこででも見られる馴染み深いものだし、水族館自体も大規模ではないものの、適度な水族館感のある規模、水槽サイズ感など、ネガティブな印象を抱く部分がない。

という訳で、冒頭の“日本最大級の無料水族館”という結論に落ち着くのだ。

もちろん、行って損のない施設だとは思うのだけど……
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やながわ有明海水族館(福岡) [水族館レポート(認定)]

有明海といったら、長崎!! 固定観念に近いくらいに、そう思ってた。
後になって佐賀も有明海に面してることを知ったけれど、最近、福岡県も南側は有明海に面していることを知った。
そのきっかけとなったのが、やながわ有明海水族館だった。
まぁ、その水族館自体を知ったのも、比較的最近の話なのだけれど……(汗)
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くるめウスとハシゴしたのだけど、行ってみるまでは「こんな小さい水族館のために、こんな遠くまで……」と、実は少々面倒に思ってた。
でも、行ってみると、考えていた以上に楽しくて、もう1度行きたい水族館のひとつになった。
デートで行くような水族館ではないけれど、少なくとも魚が好きな人なら、きっと楽しめる。そんな水族館だった。

水族館のある柳川は、掘割と呼ばれる水路があちこちに引かれた、水郷の地として知られる観光地だったことを行ってみて知った。
水辺があれば覗き込んでしまう魚好きとしては、そんな水路が沢山あるだけでも、“いいところに来たかも!?”みたいな気分になってしまうのだけど、水族館はそんな掘割に面して建っていて、道を挟んだところにある水路の先は有明海に続く干潟になっている。

2階建ての建物は、もともとは蔵とか倉庫だったような建物で、その1階部分が水族館。
カラカラと引き戸を開けて中に入ると、目の前には引き取られてやって来たというアロワナなどが泳ぐ水槽。その周辺に並ぶのも、魚好きの人の家にありそうなサイズの水槽ばかり。そのため、水族館というよりは、入り口からして熱帯魚店みたいな雰囲気。

館内は3つの部屋に分かれていて、それらすべてが展示室になっているが、一番奥まった部屋には、この水族館最大の水槽が設置されている。
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水槽というより、生け簀のような雰囲気のその水槽には、コイやフナなどが多く泳いでいるが、かなり大きなソウギョやカムルチー、さらにはチョウザメやアリゲーターガーなど、外国産の魚まで泳ぐごちゃ混ぜ混泳水槽。
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この水槽では餌やりができるので、近所の子供とかが楽しむ水槽になってたりするが、目の前に予期せず現れる魚の姿に“こんなのもいるの!!”という驚きが楽しい水槽だった。
形や大きさの異なるさまざまな魚が、実は同じ水温、水質で管理できてしまうことがひと目で分かる水槽なのだけど、もしかしたら、遠回しに外来種の不法遺棄を注意喚起する混泳水槽なのかも? と思ったのは考え過ぎか?

大水槽のある部屋を出たところの部屋、入り口から右側の細長い部屋は、有明海や水族館周辺の掘割の魚が展示されているゾーンだ。
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規模は小さいけれど、地元ならではのものが、しっかり抑えられてるような印象。中でも水族館の近くで採集してきたというトビハゼなどの干潟の生き物たちは距離も近く、オレみたいな地元以外の者からすれば、物珍しく感じるものも少なくない。
小さな水槽が沢山並んでいることからも分かるように、展示種類数も多い。

それらの周辺には、ノートの切れ端に書かれたような手書き解説が素っ気なく貼られている。
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決して綺麗とは言えないそれらは、もうちょっと何とかしようよ… と思うところもあるけれど、反面、伝えたい思いが溢れているようにも見えて、見た目に反して? 好感が持てた。
改善の余地は大いにあると思うけれど、不思議と見ようという気にさせられるのだ。
それも、この水族館ならではのところ、かな?

とても規模の小さな水族館だから、入館前にはすぐに見終えるだろうと思っていたのに、そんな考えとは裏腹に、展示を見終えて水族館を後にする頃には数時間が経過していた。
水族館らしい大きな水槽はないけれど、展示されている生き物は70種ほどに達するそうで、ギュウギュウに圧縮したような展示が楽しかった。

普通に考えれば、この水族館に行くためだけに柳川まで行くのは現実的じゃないかも知れない。特別な魚好きでもなければ、10分くらいで見終えてしまえる規模の水族館だから。
でも、周辺の水郷観光や、近くの有明海の干潟見学などとセットにすれば、1日観光コースとして、濃厚に楽しめるのではないだろうか?

でも、個人的には、魚好きにわざわざ足を運んでみて欲しい施設だと思った。
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わくわく海中水族館シードーナツ(熊本) [水族館レポート(認定)]

各県各地に大小さまざまな水族館が点在している九州にあって、どうした訳か熊本だけは水族館の空白地帯。
海もあって、長い海岸線を有する県なのに、水族館や相当施設はたった1館だけ。その熊本唯一の水族館が「わくわく海中水族館シードーナツ」だ。

熊本市内から綺麗な海岸線を横目に見ながら(オレが行った時は雨が降っていたけれど)、クルマで1時間半くらい。
天草の静かな内湾に浮かんでいるのが、このシードーナツだ。
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シードーナツの水族館棟は、ドーナツの名前の通り、中心部分が丸く開いた船。海に浮かぶ水族館なのだ。

入館ゲートを潜ると、船まで向かう海辺の遊歩道のような道を歩いて入館(乗船)するのだけど、その海辺の小道には所々水槽が置いてある以外に、本物の砂浜が広がっていて、カニなどが普通に歩き回っている。暖かい時期なら、ここで水遊びや生き物を探したりなどの楽しみ方ができるのだろう。
その時点で何となくワクワクしてくる。オッサンだからこの程度だけど、小学生の頃のオレなら、ここできっと、異常なくらいにワクワクしていたはずだ。

ドーナツの中心は生け簀のようになっていて、そこには大きく育ったタイなどが沢山泳いでいる。
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餌やりができるので、生け簀の縁に立つとその大きなタイが沢山集まってくる。だが、その餌やりに夢中になる人が多いようで、ここに落ちる人が多いらしい。落とし物も多いのだとか。
そんなに!? と、餌を買って、餌やりしてみた。
確かに、タイたちはグワッと集まってきて、勢いよく餌を食べる。でも、それだけ。
オレがおかしいのかも知れないけれど、残念ながら、そこに落ちてしまうほど夢中にはなれなかった。
とは言え、落ちる人や、何かを落とす人は多いらしいので、くれぐれもご注意を!!

展示エリアは、甲板から階段を下りたところにある。
餌やりをしたタイがいる中央の生け簀を取り囲むように、ドーナツの食べる部分が展示室。
円形に続く館内は、薄暗く、先が見えにくい。船の中ということもあって、さほど大きな水槽はないが、点在する水槽を順番に見ていくのは、何となく洞窟探検みたいな感じもあって、ぐるりと1周しても「あれ、ここさっき見たな」と、エンドレスに続いてる? みたいな感じになる。
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どうやら、船内の狭く薄暗い通路には、本来の広さ以上に広く、長く感じさせる効果もあるらしい(笑)
1周すると展示で世界一周ができるみたいな趣向になっていて、そんなテーマに沿って展示生物が並んでいるのだけど、海に浮かんでいるというのに、館内(船内)には意外にも淡水のものが多く、陸地から淡水を引き込まなくてはならないことを考えると、驚くようなものはいないとは言え、結構贅沢な展示なのかも? と思ったり。

館内通路の壁には、所々、窓が取り付けられていて、そこから見えるのは、本物の海。
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展示室は船の喫水線の下なので、窓の外にはドーナツの内側を泳いでいたタイたちが見える。これこそ、海中水族館の海中水族館たるところ、なのだけど、波の穏やかな内湾ということもあり、水は濁っていて、本物の海中世界に感動!! とはいかないけれど……

水族館屋上展望台から見える天草の景色も素敵だった。
船上から周囲の海を眺めていると、小魚が跳ねていたり、さまざまな鳥がいたり、クラゲが泳いでいるのが見えたりと、この水族館ならではの、海の上という環境だからこその光景がいろいろ楽しめる。
水族館船の真横には、イルカがいる生け簀が浮かんでいて、3頭のバンドウイルカが簡単なパフォーマンスを見せてくれる。
ドーナツの中心部にいる魚たちもそうだが、このイルカたちにしても、ここは生き物との距離が近い。それもこの水族館ならではの魅力とも言えるかも知れない。

少し話をしたスタッフ氏によれば「普通の水族館に飽きた人にオススメ」とのことだったが、確かにちょっと変わり種の部類、だろうか?
この水族館の“普通じゃない”魅力があるとしたら、館内のあちこちに数多く貼られている手書き解説かも知れない。
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最近流行りの? 水族館の手書き解説は、ここに限らず、しばしば話題となる。
シードーナツでもあちこちに沢山貼り出されているが、その一部がTwitterで話題になったりと、やはり注目度は高いようだ。
人によっては、展示よりこちらが楽しい!! と思う人もいるかも知れない? シードーナツの注目展示のひとつだ。

少し変わったところはあるのかも知れないけれど、家族で行って普通の水族館として楽しむこともちゃんとできると思うのですよ。
という訳で、普通の水族館に飽きていない人にも、行ってみることをオススメしておきます!!
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凄いぜ!! アクアマリン・EPⅡ [水族館レポート(認定)]

目的は3つ。

・クラカケアザラシ
・オホーツクコンニャクウオ&ニュウドウカジカほか、深海の激レア珍魚
・ラブカ胎仔

前回訪問時から半年ほどしか経っていないので、目的のもの以外はほぼパス!!
急ぎ足でクラカケアザラシの元へ。

いた!! やっと会えた。
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見るのは初めてではないものの、これまで見たことがあったのはメスと幼体だけ。クラカケ柄が鮮やかな大人のオスを見るのは初めて。
これまで見知ったクラカケアザラシとは段違いに鮮やかな模様の綺麗さと、その不思議さにあらためて驚かされる。
ただ、大人のオスとは言え、顔の可愛らしさはクラカケアザラシならではのもののようだ。
ゴマフアザラシと一緒に、特に冷却等もされていない水槽で展示されていた(後日、暑さ対策でバックヤードに戻されたとのこと)ことにも驚かされた。大丈夫なんだ!! って。

ただ、困ったのがアクリルへの写り混み。
アクアマリンはガラスに覆われた建物のため、中は明るい反面、水槽のアクリルには周辺の手すりやら階段やら、もう映り込み祭り。アザラシの黒い身体にオレが映り込む始末。
写真はともかく、とにかく見にくい。海獣エリアだけの話ではないけれど、観覧面が明るすぎて展示が見にくいのはアクアマリンの難点だとあらためて強く思った。

気を取り直して、次なる目的、激レア珍魚たちがいる親潮アイスボックスへ。

するといきなり、前回訪問時には微動だにしなかったザキルスが動いている姿に遭遇。
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うわっ!! 動いてる!! とカメラを構えるも、暗く、さらに床面に置かれた水槽は非常に撮りづらい。
そもそも、アイスボックスの下段は、これまた非常に見にくいのが難点。水槽に向かって土下座するようにして見ないと見えにくく、腰痛持ちのオッサンには結構キツイ。
周りに誰もおらず、かつ、途中、追い越してきた遠足の集団がここにやって来るまで少し時間がありそうだったから、水槽前に寝転がってみたり。

長いヒレをひらりひらりと漂わせながら、顔を下に向けたまま、ゆっくりゆっくりと水槽内を周回。
吻先を砂に擦りつけるように泳いでいたので、写真で見たような優雅な感じの姿を撮ることはできなかったものの、前回、とにかく動かなかったザキルスの動いている様子を見られただけでもラッキーだったのだろう。
しばらく眺めていると、岩のところでストップ。動かなくなったと思ったら、そのままその場で、まったく動かなくなってしまった。動く姿はやはりかなり貴重なようだ。

動かないと言えば、ニュウドウカジカもやはりほとんど動かない。
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オレが行った翌日、6/17に残念ながら展示終了してしまったそうで、まさにギリギリのタイミングで見ることができた。
こちらも岩のようにジッと動かないのだけど、水槽を覗き込む度に、位置が変わっている。時々動いていたようなのだけど、結局、その動く瞬間は一度も見られなかった。

このニュウドウカジカ、“世界一醜い魚”なんて言われることもあるらしいのだけど、生きた姿はそんなに酷いものではなく、カジカ類としてはいたってスタンダードな姿をしていた。
これが醜い? 結構キリッとしていてカッコいいんじゃない?
生きた姿を見るということは、物事を正しく判断させてくれる効果もあるのだ!!

ニュウドウカジカとともに、オレをいわきまで呼び寄せた原動力ともなったオホーツクコンニャクウオ。
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デカイ!!
色も形も、ザラビクニンとか、それ系の魚によく似ているのだけれど、大きさはその3倍くらいあって、展示されている個体も70㎝もあるらしい。
しかも、ほとんど動かないだろうと考えていたオレの読みは外れ、片時も止まることなく泳ぎ続けていた。
こういういかにも動かなさそうな魚が動き回っていると、それだけで心配になってしまうのだけど、この不気味なド迫力は是非、生きてる内にご堪能あれ!!

動き回ることで驚いたのはラブカ胎仔も同じだった。
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ラブカの胎仔は以前、八景島シーパラダイスでも見たことがあったけれど、その時のはまだ初期の段階で、胎仔も1~2㎝ほどのごく小さなものだった。
でも、今回の胎仔はちゃんとラブカの形をしていて、“ラブカを見てる”感があった。
ラブカの妊娠期間は3年半ほどと言われているが、お腹の下のヨークサックは20㎝ほどの胎仔の数倍はありそうな大きさで、仔魚として生み出されるまでにはまだまだ長い時間が掛かることが見て取れた。

でも、何より驚いたのはそれが展示された水槽がかなり明るい場所にあったこと。
ラブカって光が苦手なんでしょ? こんな場所で大丈夫なの? と思うほどの明るさだ。だけど、本来なら胎内で過ごしているだろうベビーは、元気に生きていることをアピールするかのようにクネクネと身体をくねらせる。

動画


これが本当に幼魚まで育ったら…… 凄いとしか言いようのない話なのだけど、本来、胎内にいるはずの状態だから、難しいことも多いのだろうと想像する。
だから、という訳ではないけれど、早めに見に行くことをオススメしておきたい。これはこれで大変貴重な展示だしね。
何にせよ、無事に育つことを祈るばかり。

という訳で、半年前の不完全燃焼気味な気持ちは、すっかり解消し、それ以上に大きな満足感を得て帰途に就くことができたのでした。

やっぱり凄いねぇ、アクアマリンって。

凄いぜ!! アクアマリン・EPⅠ [水族館レポート(認定)]

昨年11月の話だ。
本格的な冬になってしまう前に、アクアマリンふくしまに行ってきた。
新施設の追加など、いろいろ変化していることは知っていたから、行かなくちゃ!! とは思っていたものの、クルマを所有しなくなって以降、足が向きにくくなったこともあり、気付けば2年が経過(汗)
それでもオレの背中を押してくれたのは、アクアマリンふくしまにだけ、時々搬入がある珍魚、ザキルス(Careproctus zachirus)が再び搬入され、展示が開始されたという情報だった。
今や日本で1頭、ここだけで展示されているクラカケアザラシにも会いたかったしね。

久しぶりの訪問はまず、すっかり変貌した入り口周辺で驚くところから始まった。
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その新しい入場ゲートを通ると、目の前は新しい庭園とそれを取り囲むように、これまた見知らぬ回廊ができていて、里山の庭園を見ながら水族館へと向かうような作りに生まれ変わっていた。
その先に綺麗なカワウソ水槽が作られていたりと、大きな変化を遂げていたが、明確な目的を持ってやって来ている身だけに、新水槽見学もそこそこに入館。目的の元へ。

クラカケアザラシがいるだろう水槽へ行ってみると……
いない…!? それどころか、水が落とされ、中に人が入って掃除をしている。
何となくイヤな予感がよぎるが、辺りに聞けそうな人もおらず……

仕方がない。次なる目的であるザキルスに会いに、それがいるだろうエリアへと向かった。
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そのザキルスがいる親潮・深海の展示ゾーンも、新たに「親潮アイスボックス」へと生まれ変わっていて驚かされた。

目的のザキルスは……
いた!! でも、まったく動かない。
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HPなどで公開されていた写真や動画では、それは美しい姿をしていて、是非とも見てみたい!! と思わされた。
あんまり動かないんだろうなぁ、とは思っていたけれど、思った以上に動かず、まさしく微動だにしない。
水槽の前で待っても動かず、他の水槽を見に行って戻っても動いてない。それどころか、午後には丸まってしまって、結局、その美しさを堪能させてもらうことはできなかった。
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深海アイスボックスは、以前よりもひとつひとつの水槽が小さくなり、そこに1~2種類ずつ、深海や寒い海など、低い水温に住まう住人たちが展示されていて、それらを絶対に見逃さずにすむ作りになっている。
だから、目的以外にも珍しいものをいろいろ見ることはできた…… のだけれど……
目的のクラカケアザラシは見られず、それがどうなったのかも分からず、もうひとつの目的だったザキルスは見られたものの動かない。

ウチから近くはない施設だけに、気持ちの上では、何となく不完全燃焼だった。

アクアマリンふくしまの周辺は、殺風景な港湾地域だったのに、海側には長い橋が架けられているし、水族館の道を隔てた反対側にはイオンの大きなショッピングモールが作られていた。
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この時はどちらもまだ完成してはいなかったけれど、不完全燃焼気味が気分もあって、何となく足が遠のきそう、そんな気持ちでいわきを後にした。

その後、オフィシャルFacebookでクラカケアザラシの展示再開や、新たなザキルスが搬入されたことなどを見掛けたが、前回訪問時から半年ほどが経過した今年5月末。オホーツクコンニャクウオ、ニュウドウカジカを展示しました、というニュースに気持ちが揺らぎ始めた。
どちらも見たことがないし、見るからに激レア感が強烈に漂ってる。しかも、この機会を逃すともう見られないかも知れない……

よし、アクアマリン行こう!!

そう決めた直後、またしてもとんでもないニュースが聞こえてきた。

ラブカ胎仔を展示しました、と。

期せずして、とんでもないオマケが付いた!!
Twitterなどでは、マニア達のざわつきが少しずつ大きくなりつつあった。

半年前の不完全燃焼気分を晴らすべく、再び、いわき行きの特急に乗り込んだのだった…

続く
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