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魔力級の可愛さ ハセイルカのハルカ@うみたまご あそびーち [鯨類]

現在、日本の水族館でマダライルカを展示しているのは3カ所。
小型で可愛らしいイルカだが、飼育が難しいそうで、水族館のイルカとしてはメジャーとは言えない。
でも、すごく可愛くて、個人的には好きな種類。
いるだけでもスゴイ!! 級のマダライルカが、手の届く所にいる…… それだけでもオレにとっては大分まで足を運ぶに十分な理由だ。
ということで、うみたまごのあそびーちに行った、というのは以前のブログに書いた通り。
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目的のマダライルカは3頭いて、元気よく遊び回っている様子を眺めているだけでも楽しい。
プール脇で眺めていると、時々、こちらの顔を見に来てくれたり、タイミングが合えば触ることもできたり、それはスペシャルな体験ができるのだけど、そんなマダライルカが霞んで見えるくらいに、オレの心がガッシリ掴まれてしまったのはハセイルカだった。
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うみたまごのハセイルカ、ハルカに合うのは初めてではなかったのだけど、それがまぁ可愛いこと!!
何とも語彙力に欠ける感想だが、ハルカを見てると残念ながら“可愛い”以外の言葉が出てこないので困る。そう言えば、以前に行った時にも、水から顔を上げてこちらを見上げる顔の可愛さにヤラれたような記憶が蘇ってきた。

イルカも1頭1頭顔つきは違っているものだが、ハルカを見ていると、イルカにも美人がいるんだ、ということを実感させられる。
もともとハセイルカは吻がシュッと長くてフォルムが美しく、そこに流れるような体側の模様が“綺麗なイルカだなぁ!!”と思わせてくれるのだけど、ハルカの場合は目がぱっちり大きくて、何と二重!! 
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人好きな個体だそうで、プールに近寄るとこちらの方を見に来てくれたり、顔を出して見上げてきてくれたりする。
例のぱっちり大きな目で、だ。
そりゃ、ヤラれるってものでしょう!!

でも、その人好きがよからぬ事態に結びつくかも、ということで、今はお客が入れないプールで暮らしている。
何でも、人に寄ってきては手足をガジガジ噛むのが好きだそうで、トレーナー氏が近寄っていくと、その長靴をガジガジし始める。
甘噛みとはいえ、事故が起きては困るので、人が入れないプールに移動となったそうだ。
でも、2015年の夏まではお客が入れるプールにいたそうで、それを聞いて、もっと早く行っておけば良かった~ ちょっと後悔。
オレの手足でよければ、好きなだけガジガジさせてあげたのに……

ハルカを眺めながら、自分の中に“おかしな感情”が芽生えつつあることに気が付いた。
このまま抱えて持って帰りたい……
バンドウイルカに比べると、ずっと小ぶりなサイズということもあって、つい、そんなことができそうな気分になってくるのだ。

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そんなアホな欲望と闘っていたオレを、ハルカは例のぱっちり目で見上げるのだった……
こんなの書いてたら、また大分行きたくなってきた。
日帰りで行けることだしね(汗)

要注意!? 新屋島水族館のイルカ [鯨類]

水族館のイルカ可愛い!!
そう思っている人は多いと思うし、オレだってそうだ。
しかし、先日、屋島水族館に行って、必ずしもそうではないということを思い知らされた。

新屋島水族館には4頭のイルカ(バンドウイルカ)が飼育されている。
その内の2頭はショーに登場していて、残りの2頭は水族館の裏手。アザラシプールから裏へと続く通路を60m進んだところにあるプールにいる。そこでは、アクリル製の透明ボートに乗って、足下を泳ぐイルカたちを眺めたり、間近で披露される技を見たりできるらしい。
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生憎、オレが行った日は休止日だったらしく、乗船体験の受付はしていなかったのだけど、プールのイルカたちを見ることはできた。
そこで、そんなイルカたちを見ようと、プールへと近づいていくと、イルカたちもすぐに寄ってきた。
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顔を上げつつ近寄ってくるイルカに気をよくしていたら、顔をめがけて勢いよく飛び出してきた。
飛び出るくらいの勢いで寄ってくるイルカは余所にもいるが、どうも様子が違う。勢いが強すぎるのだ。
何だよ!! と思いながらもその場にいたら、今度は大きく口を開けて飛び出してきた。ちょっとした殺気すらも感じさせるような勢いだ。
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そこで気付いた。コイツ、やる気だ(攻撃の意志がある)って。
その勢いにたじろぎながら、少し後ずさると、今度はそれを追いかけてくるかのように、大きく口を開けて、プールの縁から乗り出すように飛び出てきた。
噛んでやろうという明確な意志が感じられた。
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プールの縁には、「噛みます」と注意書きが一定間隔で並んでいた。
そんな注意書きはよく見掛けるものの、水族館でイルカに噛まれた人の話は、トレーナー以外では聞いたことがないから、少々甘く見ていた。
もちろん、噛まれてはいないけれど、驚いたのは間違いない。写真がブレブレなのも、ビビっていたからだ。

プールからちょっと距離を取って、あらためて観察していると、プールの中央でスパイホップよろしく顔を上げてこちらの様子をうかがっている。
伸び上がっても噛めない距離だと悟った2頭は、作戦を変更したらしい。
オレの前あたりにスーッと近付いてきたかと思うと、吻先を思い切り振り上げて、水を掛けてきた。もちろん、不意の攻撃である。かなり濡らされてしまった。その後も同様の水掛け攻撃を何度か受けた。

こんなに悪意? あるイルカは初めてだったので、却って興味を引かれた。
その後も水がかからなさそうな位置で観察を続けようと、プールの端に掛かるトレーナー用の階段付近で眺めていたら、今度はその付近でジャンプ。それも顎を水面に打ち付けるようにして、水が多く飛ぶような着水姿勢を取る。明らかに水を掛けようとする行動だ。
そんな風に、オレが立つ位置を変える度、こちらの位置を確認し、2頭でキューキューと盛んに鳴き交わし、何やら打ち合わせをしている様子。そして何らかの方法で水を掛けようとしてくる。

本当は飛んでくる水も無視し続けたら、どういう行動を見せてくれるのかにも興味があったのだけど、こちらはカメラを携えた身であり、海水を被る訳にもいかず、飛んでくる水を避けたり、逃げたりしていたのだけど、そんな様子を見ているのが楽しかったのだろうか。はたまた、見知らぬオレを排除するための行動なのだろうか。理由は分からないけれど、見る人からすると、ありがたくない遊び(行動)を開発してしまったようだ。

しかし、あれだけ攻撃的な個体だと、トレーナーがいたとしても、アクリルボートに乗ったお客はびしょ濡れにされてしまうのではないだろうか? 少々心配になってしまった。

それはともかく、新屋島水族館の裏手のプールにいる2頭には要注意だ。
オレが行った日、たまたま機嫌が悪かっただけかも知れないし、単にオレのことが嫌いなだけかも知れない。でも、誰に対しても同じような反応をする可能性もある訳で、とりあえず、プールの縁には絶対に手を掛けないことと、イルカを見るにしてもプールからは少し離れていた方がいいと思う。
水を掛けられるだけなら大したことではないけれど、万が一、噛まれてしまったら、痛い思いをしなくちゃならないからね。

白いハナゴンドウ@太地町立くじらの博物館 [鯨類]

紀伊半島のほぼ先端みたいな、大変行きにくい場所にある太地町立くじら博物館
行ったことがある人ならご存じかと思うが、日本でもっとも行くのが困難な水族館のひとつと言っていいだろう。
鉄道クルマ、飛行機… どの交通手段を用いても、時間が(費用も)掛かってしまう。
そんな場所に、2年の間に4回も足を運ぶことになろうとは、我ながら驚きだ。
こんな書き出しで始まっているくらいだから、もうお分かりだと思うのだけど、半年ぶり、4回目の太地に行ってきた。
太地には狂信的な人たちが嫌がらせのためだけに海外からやって来たりもしているけれど、よくもまぁ、あんな遠くて行きにくい場所まで来るよなぁ、と変な感心をしてしまうよね。

今回の目的は、昨年11月に搬入された白いハナゴンドウだ。
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半年前にオレが行った直後くらいというタイミングの悪さにガックリきたが、同時に、“あぁ、また太地まで行かなくちゃいけないのか…”みたいな嘆き? も。
お気に入りの水族館のひとつではあるけれど、やはりあの行きにくさは辛いのだ。
公開されたら行こう!! とは決めていた反面、ずっと先なら… と気持ちのどこかで思っていたりもしたのだけど、そんなオレの複雑な思い? とは裏腹に3月14日に公開開始。
行かなきゃ!! いつ? どうやって? スケジュールや乗り換え案内などを交互に眺めつつ悶々とした日々。
そんな時間が続くのにも嫌気が差し、仕事終わりで新幹線に飛び乗り、名古屋からレンタカーで太地へ。
名古屋からならまだ近いとは言え、それでも250㎞、3時間半の道程。
今回は季節外れの寒波と雨という強敵も加わり、少々気の重い遠征となったものの、行ってしまえば、そこにいるイルカたちによってハッピーな気分にさせてもらえる。
今回もそうだった。
その日最初の入館者ということもあり、歓迎してくれてるみたいにイルカたちが寄ってきてくれるので、ついつい目的を忘れそうになってしまうのだけど、気を引き締めて? 目的のハナゴンドウが暮らす生け簀にまっすぐ向かう。
雨によって、生け簀までの浮き桟橋が閉鎖されてしまうことを心配していたが、幸いにも朝一は雨も上がっていて、無事、目的を果たすことができた。

太地くじら博物館の白いイルカというと、アルビノのバンドウイルカが有名だが、今回のハナゴンドウはアルビノではないので、眼は黒い。
でも、2頭いる内の1頭は全身真っ白。ハナゴンドウには時折、白っぽい個体もいたりするけれど、そういうのとはまるで別物。見知ったハナゴンドウとは印象が違って見えたくらい。
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同じ白でもアルビノとはその成り立ちが異なる白変個体で、リューシスティックというタイプ。眼が黒いことからも分かるように、色素を持っていない訳ではないので、何かのきっかけで通常色に戻ってしまう可能性もあったりする。

もう1頭の個体は、色素を持っていることがより分かりやすくて、一部に黒い模様がある。でも、全身の85%くらいは白い。
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こんな色のまま品種固定されれば、パイボールドなんて呼ばれそうな体色だ。

いずれもオスで、真っ白リューシは約2.6m、パイボールドが約2.4m。
現在、様々なトレーニングを受けているそうだが、トレーナーから餌をもらい、ヒレを差し出すくらいの技はもうできるようだ。
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ただ、生け簀から出入りするゲートをくぐることができないのと、お客から餌をもらったり、その他の個体みたいに近寄っていったりはまだできないらしい。
それでも、何となく気にはなるようで、特にリューシスティックの方は好奇心が強いそうで、こちらの方に近寄ってきたり、見上げてきたりすることも多かった。
一方、おっとりマイペースだというパイボールドの方も、思いの外、こちらを見上げるような行動が多く、顔を見せてくれることもしばしばあった。
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しばらくすれば、他のイルカたちと同様、お客に餌をねだりに来るようになるかも知れない。まぁ、今の時点でも十分すぎるくらいに近くで見られるけれど。

当のイルカたちからすれば、まったく勝手な話だけれど、鯨類っていうのは白いだけでどうしてこんなに神秘的に見えるのだろう? ある程度は予想していたつもりだったけれど、思っていた以上に綺麗なイルカだった。

先にも書いたように、行くのは大変だけれど、行って本当によかった!! 

大きくなったね!! ルーナ @鴨川シーワールド [鯨類]

鴨川シーワールドに行く楽しみはいろいろある。
そんな中でも、ここ近年はやはり、見に行く度に大きくなってるルーナの成長ぶりが最大の楽しみと言っていい。
今回も(行ったのは昨年の12月だけど)、その成長ぶりに驚き、楽しませてもらった。

体は大きくなってた。でも、それ以上に精神的に? 大きく成長していた、という感じ。
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その前に行った時も、ショーには参加していたし、ジャンプくらいは披露してた。
でも、その頃はまだ集中力が続かず、ショー中にトレーナーの前で待っていられなかったり、午後になるとショーどころではなかったりしたのに…
久しぶりに見たルーナは、ちゃんとショーの一員になってた。

まだまだ低いけれど、ちゃんとジャンプだってこなす。
もちろん、トレーナーの指示を受けて、だ。
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とは言え、先にも書いたように、ジャンプくらいは前からできてた。
現在、ルーナがショーで披露しているのは、ごく普通のジャンプと、横から着水するスプラッシュジャンプくらい。
そのスプラッシュだって、アクリル側から離れた位置で飛ぶので、体の小ささも手伝って、あまりスプラッシュにはなってないのだけど…

でも、それが可愛かったりするのだ(笑)

驚くのは指示通りのジャンプができるようになっただけじゃない!!
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ラビーと一緒にランディングをしてみせる。
まだまだ小さいと思っていたルーナも、こうして見ると結構大きいことに驚かされる。
それでも同じプールにいるラビーやララに比べれば、まだまだずっと小さいのだけど、ショーではトレーナーを背中に乗せて泳ぐこともできるようになってた。
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リフトなどの大技は流石にまだできないのだろう。今は背中にトレーナーを乗せてゆっくりプールを横切るくらいなのだけど、まだイルカくらいの大きさのルーナだから、人を乗せて泳いでいる、というだけでも感動的なのだ(笑)

鴨川シーワールドに行くのは、せいぜい年に1~2回くらいだから、行く度にその成長ぶりに驚かされるのだけど、次に行く時には、またまた驚かせてくれるのだろうなぁ。

ショーで活躍するルーナの陰に隠れて? 影の薄いルーナの兄、アースはと言うと…
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隣のプールでひっそりひとり暮らしだけれど、こちらも元気そうだし、ちゃんと大きくなってた。
そんなアースの活躍ぶりも、いつか見られるようになるといいんだけどねぇ…

鳥羽水族館の気になる鯨類と魚 [鯨類]

ひとつ前のジンベエザメについてのブログには、書いたオレが驚いたほど、各方面から多くの反響をいただきました。
オレと同じようなことを思った水族館好きが多かった、ということなのでしょうね。
そうした声が水族館を運営する組織や人に届くこと、そして同時に、そんな声に変に萎縮してつまらない水族館になってしまわないことも願いつつ、今後も変わらず水族館ファンを続けていきたいと思っています。

さて、ガラリと変わって今回のブログは鳥羽水族館の話。
10月末の串本遠征の帰り道、久しぶりに静岡の水族館に寄ろうかな、なんて考えてた。
しかし、東名高速の集中工事に阻まれ、急遽予定を変更し、鳥羽水族館に立ち寄ることに。
約1年ぶりの訪問だったのだけど、気持ち的にはあまり久しぶりの感もなく、あまりガツガツせずに? 楽しんできた。
カエルやカメがいる温室がリニューアル工事で閉鎖されていたので、次に行く時には何らかの変化が楽しめそうだ。

そんな鳥羽水族館での大きな変化と言えば、スナメリに仔が産まれていたこと。
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しかも、母親は、いつも近寄ってきてくれる子(チョボっていったかな?)だった。
8月末頃に産まれたそうなので、オレが行った時には既に生後2ヶ月くらい。
そろそろひとりで泳ぎ始める頃なのか、ひとりで観客を覗きに来ることもしばしば。
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可愛い… のだけど、母親個体が、これまではいつ行ってもすごく寄ってきてくれていたのに、人が(イルカが?)変わったみたいに、まるで近寄ってきてくれない。
こっちを向いてさえくれないのだ。
子連れで大変な時期とは言っても、それがちょっとショックだったり…

一方、1年前は小さく作り物みたいだったイロワケイルカの仔がすっかり大きくなってた。

以前はまさにヨチヨチといった感じで泳いでいたのが、周りを泳ぐ大人と同じようなスピードで水槽内をグルグルと泳ぎ回っていた。
サイズも大人よりがひとまわりくらい小さいものの、パッと見ただけでは気がつかないくらいに大きくなってる。たった1年しか経っていないというのにね!!
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それでも仔イルカは水槽の外への興味が大人よりも強いようで、覗きに来たり、近寄ってきたりと可愛らしい。
仔イルカはいつでも寄ってきてくれるのだけど、午後になって、そんな仔イルカの行動に刺激されたのか、他の個体も寄ってきてくれるようになった。
あんまり寄ってきてくれる印象がないイロワケイルカだけど、アクリル越しのコミュニケーションを楽しませてもらった。

太地のくじら博物館に行った翌日だったせいか、イルカたちに引き寄せられてしまうのだけど、魚も少し。
入館して真っ先に気になった1匹が、サンゴの水槽にいたインディアンセイルフィンタング。
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サンゴ水槽にはヒレナガハギが泳いでいるんだけど、それらと入り交じるように泳いでいたこのイレズミニザを見て、最初は「何て綺麗なヒレナガハギなんだ!! こんな柄が入ったヤツ、見たことないよ!!」と感動していたのだ。
しかし、しばらく眺めていると、ヒレが大きくないことに気付く。当たり前だよね、別の魚なんだから。
種類の違う魚を眺めて、極上のヒレナガハギと感動していたら、別の魚だったという、大変恥ずかしいオチ(笑)
家に戻って種類を調べ、イレズミニザとして掲載していたのだけど、ジャマランディさんに寄せられたコメントでインディアンセイルフィンタングであることが判明。まさに恥の上塗り。
ジャマランディさん、ありがとうございました。

今回の鳥羽水族館は、気持ち的にゆっくり見学とはいかない事情があったので、何となく早足で全館を回る、みたいな感じだったのに加え、途中でカメラのレンズが壊れるというアクシデントに見舞われ、あまり写真を撮ることができなかった。
そんな中で、何とか撮れたのがDゾーンのサンゴ水槽にいたホワイトダムセル。
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プラチナカラーとでも言おうか、メタリック感のある白い体に、青をまぶしたような大変綺麗なスズメダイ。
スズメダイにしては、そこそこサイズもあって10㎝くらい。
また、この手の魚らしく、かなり縄張り意識が強いようで、写真の個体は周辺にやって来る魚を追い散らすのに忙しそうで、思わず「少しジッとしてられない?」と言いたくなってくる(笑)
観賞魚としても流通しているから、それほど珍しい訳ではないと思うのだけど、あまり水族館では見掛けないし、いたとしても鳥羽水族館にいるものほど大きくて綺麗なものは少ないんじゃないかなぁ?

ホワイトダムセルに限らず、この水槽の魚たちも綺麗なのだけど、正直、見にくい。
床に直置きされた背の低い水槽で、水面はよく見える(水面に映り込んだライトが丸く光っていて、水中はあんまり見えないのだけど)ものの、横から水中を見るには、背中を丸めてしゃがみ込む必要があって、通行の邪魔にもなってしまう。
それなのに何故か、鳥羽水族館はこの手の水槽が好きなようで、ほとんどの展示ゾーンに同様の水槽がある。

せっかく綺麗な魚が泳いでいるのだから、台の上に設置するとか、もう少し見やすくして欲しかったなぁ…

その名はスピカ アルビノバンドウイルカ@太地くじら博物館 [鯨類]

串本まで行ったのなら、当然、ここも寄るでしょう!! と、翌日は太地へ。
3月に見に行ったアルビノバンドウイルカは、オレが行った直後くらいのタイミングで「スピカ」という名前が付けられた。
くじら博物館の公式ブログなどを見ていると、すっかり環境にも馴染んだようで、観客の顔を覗きに行ったり、水槽内の魚を捕まえてしまったりと、様々な行動を見せてくれるようになっていたらしい。
そんなのを見聞きする度、見に行きたいなぁ、なんて思っていたのだ。

という訳で、これまた7ヶ月ぶりの太地へ。

くじら博物館のイルカたちは、どれもすごく愛想がいい。
歓迎してくれてるみたいで嬉しくなるのだけど、プールや入り江の子たちにも後ろ髪を引かれながら、マリナリウムへ。

泳ぐイルカたちに手を振ると、近寄ってきてくれた。
アルビノバンドウイルカ「スピカ」は、7ヶ月前にはせいぜいこちらを見るくらいだったものが、ものすごく近寄ってきてくれるようになった。
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近寄ってきてくれるのは嬉しいんだけど、近すぎだよ…
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その他の種類よりも人に馴れやすいバンドウイルカだけに、今ではすっかり環境にも人にも慣れて、しかも年齢の若い個体ということもあって、観客を相手に遊ぶことも多いようだ。オレもあのトンネルの中を行ったり来たりウロウロしながら、イルカたちに相手をしてもらった。
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そんな様子は餌の時間にも見て取れた。
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7ヶ月前は、人の前までは来るものの、手渡しされた餌を辛うじて食べるといった感じ。
顔を上げることはなく、水中で食べてた。
それが今や、しっかり顔を上げ、顔の周りを触ることをねだり、水族館のイルカらしい仕草を見せる。

そして驚いたのは、ジャンプを見せてくれたこと。
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普通のジャンプだし、やってることはどれも、健康なバンドウイルカなら誰でもできること。能力的には驚くことでも何でもないんだけど、たった7ヶ月でこんなに変わるんだなぁ!! とちょっと嬉しいみたいな感じだろうか?

可愛い仕草や表情、あるいは悪そうな? 悪戯っぽい表情なんかも見せてくれる。
とりあえず、すごく元気そうで安心した。

次はいつ、会いに行けるかな?
遠く行きにくいので簡単には行けないかも知れないけれど、また会える日が楽しみな「スピカ」の近況、でした。
タグ:水族館

おつかれさまでした、フジ 【追悼】 [鯨類]

11月1日、沖縄海洋博公園(美ら海水族館)で飼育されていたバンドウイルカ、フジが死んだ。
人工尾ビレのイルカとして、映画や本、TVなどで取り上げられた、あまりにも有名な個体である。フジの名は知らなくても、人工尾ビレのイルカと言えば、思い出す人も多いのではないだろうか?
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死因は感染性肝炎とのことで、年齢は推定45歳だったそうだ。
直接の死因はその感染性肝炎なのかも知れないけれど、45歳と言えばかなりの高齢である。日本記録とまではいかないものの、ほぼ天寿を全うしたと言っていい年齢じゃないかと思う。

フジは1976年、静岡伊東で捕獲され、沖縄へと運ばれた。
ショー嫌いな個体だったそうで、ショーで活躍することはあまりなかったようだけど、子育てのうまい母親イルカだったらしく、3頭のお母さんでもある。
ここまでは、飼育下のイルカの話としてはごくごくありふれたエピソード
そんなフジが“特別な”存在になってしまったのは、やはり2002年に病気で尾ビレを失ってしまってからだろう。
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“特別”と言っても、種としては日本全国で300頭近くが飼われている、よく知られたバンドウイルカである。
でも、フジが“特別”だったのは、人工尾ビレを装着したからではなく、イルカの尾ビレや体の作りの素晴らしさ、そしてその素晴らしい作りの尾ビレを、人が持つ技術で機能的には近いものが作り出せたこと、そしてそれを装着することで、完全ではなかったのかも知れないけれど、イルカが持つ本来の動きを取り戻せたことなど、人工尾ビレを介して、様々なことを知ることができたからなんだと思う。
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フジは人工尾ビレが何たるかちゃんと理解していて、自ら尾を差し出すようになったのだとか。オレが見た頃には装着もスムーズだった。

水族館で行われているイルカショーは、イルカの持つ能力の凄さを分かりやすく紹介するためのものだが、フジはショーでの活躍という形ではなく、人工尾ビレなんていう、それこそ前例のないものを装着することによって、イルカの素晴らしさを教えてくれたのだ。
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尾ビレを失うというのは、当のフジにとってはこの上ない不幸なできごとだったのだろうけど、お陰で我々は、通常、飼われているイルカや、ショーでの活躍だけでは知り得ないことをいろいろと教えてもらうことができたのだ。

フジが海洋博公園で暮らした38年の内、オレが知っているのはたったの5年だけでしかないのだけど、あれだけ有名で、かつ高齢な個体だというのに、プールを覗き込むと、とりあえず1度は寄ってきて、顔を見せてくれる、そんな愛想のよさがある個体だった。
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また、尾ビレを失って長い時間が経過していたからか、人工尾ビレを装着していない時でも、それなりに泳げるようになっていて、イルカが持つ、あるいはフジならではの素質なのかは分からないけれど、適応力の高さでも驚かせてくれた。

人工尾ビレの開発を思い立ち、それをフジと共に最前線で開発した水族館スタッフの人たち、そしてそれを技術で形にしたブリヂストン、それらすべてがいちいちスゴイ話だった。

フジは高齢だったから、いつかはこんな日が来るのだろうと思っていたけれど、実際に来てしまうと、やはり残念だし、イルカラグーンプールに行けばいつもそこにいたはずのフジが、次に行く時にはいない… そう思うと寂しくもある。
できることなら、人工尾ビレを装着したジャンプを見てみたかったなぁ…

でも、先にも書いたように、フジがいたからこそ知ることができたことは沢山あった。
だからやっぱり、ありがとう、なのだろうね。

嗚呼… ビンゴ… 【追悼】 [鯨類]

生き物なんていつか必ず死ぬものだ。
とりわけ水の中の生き物は、ビックリするほど簡単に死んでしまうことも少なくない。
そんなことはよく分かっているんだけど、残念なものはやはり残念なのである。

シャチのビンゴが8月2日、移籍先の名古屋港水族館で死んだ。
http://www.nagoyaaqua.jp/aqua/topi/20140802/index.html

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ビンゴは85年にアイスランドからやって来た個体で、日本でもっとも飼育年数の長いシャチ。年齢は32歳くらいと推定されていた。
ラビー、ララ、ラン、リンの父親でもあることはご存じの通り、なのだけど、長らく鴨川シーワールドの“顔”として、その座にあった存在だった。
名古屋へ3頭が移動になった時、5年の期限付きのレンタル移籍ではあったけれど、移籍後しばらくして「度々の移動はシャチの負担も大きく、現実的ではない…」みたい意見が名古屋港水族館の関係者から聞こえてきたりと、鴨川時代からのファンからすると、すっかり“取られてしまった”みたいな気分だった。
もしかしたら、もう名古屋から帰ってくることはないのかも… 考えたくなかったから、そう思わないようにしていたけれど、どこかでそんな風にも思ってた。

でも、名古屋には鴨川よりはるかに広く、充実したプール環境がある。
鴨川の狭く浅いサブプールにいるよりは、きっと快適なはず…  なんて思っていたら、今年の4月から調子を崩し、ずっと医療用のプールで治療を続けているというニュースが聞こえてきた。
イヤな予感がした。もしかしたらオレの考えが現実のものになってしまうのかも…

結果的に、ビンゴが生きて鴨川に帰ってくることはなかった。
シャチのオスの寿命は30年ほどとされているので、もしかしたら寿命だったのかも知れない。
でも、同じ“死ぬ”でも、名古屋で死んでしまったというのは、1ファンとして、何となく引っかかる、というか、やりきれない思いが残る。

ビンゴの死は、同時に、日本国内でのシャチの繁殖が事実上ストップしてしまうことも意味している。
冷凍保存されている精子を使って人工的に、ということもあり得るのかも知れないけれど、現実的には難しいのだろうと思う。
後は、名古屋港水族館がこれまでと同じように、強力な経済力で海外の水族館からオス個体を連れてくる、とかだろうか? それは止めて欲しいけどねぇ…

鴨川シーワールドのトレーナー氏の手記によると、性格に繊細なところもある個体だったらしい。
同じプールで暮らす仔シャチがまとわりついたりすると、うっとうしそうにすることもあったようだけど、リーダーであるステラに怒られると、仕方なさそうにされるがままになる、恐妻家? な一面もあったとか。
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シャチの大きさをもっとも分かりやすい形で見せてくれていたビンゴ。
もう会うことができないのは残念でならないけれど、オレがシャチに興味を持ち、好きになったのは、ビンゴや鴨川のファミリーがいたからだ。
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ビンゴというシャチに会えて良かった。

沖縄美ら海水族館 大水槽のマダライルカ [鯨類]

昨年の5月、美ら海水族館に仲間入りしたマダライルカ。
しかしそれが入ったのは他のイルカたちが暮らす屋外のプールではなく、ジンベエザメが泳ぐ大水槽!! 
昨年の5月に行った時、姿を見ることはできたものの、大水槽での展示はまだ始まっておらず、その時点では展示時期はまだ未定、とのことだった。
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昨年5月に撮影

次に来る時が楽しみ、なんて思っていたら、その翌月から大水槽での展示がスタート。
ちょうどその頃に行った知人や友人のSNSにアップされた画像を見ながら、ちょっぴりジェラシーを抱いたり(笑)

その後、マダライルカの展示が中止になったり、再開されたと思ったら時間限定だったりと、見に行くタイミングが少々難しい感じに。
でも、いつしかそうした事情も忘れてしまい、思い出したのは水族館の大水槽前でマダライルカ展示についてのパネルを見てから。
今回の沖縄はいつもと違い、マンタの都合を考えなくてよかったから、これまで行かなかった所にも行ってみるつもりでいたんだけど、マダライルカの登場時刻に合わせて水族館に入るようそれを変更。その甲斐あって? ちゃんと見られましたよ。

イルカたちは時間になると、いきなり現れる。
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でも、あれだけ大きな水槽だから、たった1.7m程度のイルカが泳いでも、すぐには見付けられない。
正面のアクリルパネルまでやってきて初めて、その存在に気が付く、といった感じで、それ見つけて最初に思ったのは“小さい!!”
水槽が巨大だからか、はたまたイルカが小さいからなのか。いずれにせよ、あの大水槽の中ではあまり目立つものではなかった。

しかしまぁ、水槽に放たれたイルカたちはギュンギュンと落ち着きなく泳ぎ回る。
比較的ゆったり泳いでいる魚たちと比べると、少々せわしないと感じるほど。
周りの魚は、大半がイルカと同じくらいか、少し小さいくらいの大きさがあるものがほとんどのためか、気にするそぶりはあまり見せない。
それでも小さな魚には悪戯をするようで、オレが見ていた時にも、水面近くを泳いでいたマブタシマアジの1匹がどうやらやられてしまった様子だった。

一方、水槽の主役たるジンベエザメに至っては、自分の1/5程度の大きさしかない小さなイルカなんて、意にも介さない、といった感じ。
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イルカもイルカで、ジンベエザメの周りを縫うように泳いでいく。
ジンベエザメとイルカの組み合わせ自体は、八景島シーパラダイスで既に実現していたけれど、マダライルカとはもちろん初めて。マダライルカ自体、国内3カ所でしか展示されていない比較的珍しい種類だから、やはりちょっとばかり有り難みを感じてしまう(笑)

しばらく眺めていると、1頭がツムブリが併走(泳)を始めた。
それもかなりのペースで。
矢のように突っ走るツムブリをリードするように一生懸命泳ぐイルカ。いや、その逆か?
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どちらにせよ、それぞれが楽しんでいるようで、微笑ましい光景ではあったのだけど、イルカのスピードにも、それに付いて行けるツムブリのスピードの両方に驚いた。
海でのツムブリは、人が泳いでいられないような海流の強い所でも平気な顔をして? フラフラと泳いでいるらしいが、そんな遊泳力の強さを垣間見たようだった。
イルカが大水槽に放たれるのは2回見たけれど、その間、必ず決まったツムブリとの併走が見られたので、双方が楽しみにしていることなのかも知れない。

ダイバーに対しての反応は、当たり前だが魚とはまるで違っている。
魚は当然、無関心だが、イルカは積極的に寄っていき、触れられると体を預けるようにおとなしくなる。
また、作業中も近くに寄っていって、作業の手伝い(邪魔)をする(笑)
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マダライルカは比較的かまってちゃんな個体が多いようだけど、大水槽の2頭もどうやらそんな感じらしい。体が小さく、バンドウイルカなどと比べると線の細い感じがする種類だが、反面、それがこうした仕草と相まって、何とも可愛らしい。

太地のくじら博物館でも魚類と一緒に展示されているマダライルカだが、水槽が大きく、いろいろな魚がいる分、行動を見る分にはこちらの方が楽しいかも。

でも、昨年5月に見た時には3頭いたはずなんだけど…
その1頭はどこに行ってしまったのか? 聞いてこようと思っていたものの、他に聞きたいことがありすぎてすっかり失念。
と言うワケで、この続き(←あるのか?)は、また次に美ら海水族館に行った時にでも。

鴨川シーワールド リベンジ [鯨類]

何だか物騒なタイトルだけれど、鴨川シーワールドに行ってきた、という話。

鴨川へは昨年の12月に行っていたのだけど、その時の写真カメラのトラブルを疑ってみたほどの不作ぶりで、カメラが悪かったのか、はたまたオレの問題なのか、これはもう1度行かなくちゃ、というワケで行ってきた。

とは言え、行った日は消費税アップを目前に控えた週末。
行き帰りの道中はもちろん、シーワールドもオレがこれまで行った中では最強の混雑ぶり。
写真を撮ろうにも、ショースタジアムにすら近づけない有様。
いつもなら、人波を避けて空いている所に… なんて行動パターンも、空いている場所がどこにもなければどうしようもない。とりあえず、撮れそうなタイミングで少し写真は撮ってみたのだけど、どこに行っても始終混雑で、1日混んでた印象しかない。
これはもう1度、さらなるリベンジが必要… だろうな(汗)

前回訪問時にとりわけ失敗写真を量産したのがシャチ。
中でもルーナの写真は全滅… だったので、今回こそは!! と意気込んではみたものの、混雑しすぎて、ショースタジアムに近づくことができず、満足できるものは結局撮ることはできなかった。少しばかり撮ってみた写真は、前回ほど酷くはなかったんだけど…

前回の反省を踏まえつつ撮ってみたルーナ。
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海獣に限らず、小さな仔の成長は早いもの。
昨年12月に見た時よりも、体も大きくなったように見えたし、何より、ジャンプの指示にきちんと応えられるようになっていた。
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まだ母親のラビーや叔母さんのララのようなクオリティではないものの、一応、ちゃんと跳んでる。(笑)
来年にはきっと、ショーのちゃんとした一員になってるんだろうなぁ。

そしてそのルーナの兄、アースはと言うと、サブプールで1頭で暮らしている。
時々覗きに来る妹と会話? したり、トレーナーや鳥に話しかけることで退屈しのぎをしてるようだ。
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こちらもショータイムに合わせてジャンプのトレーニングを見せてくれたが、サブプール前の車いす優先観覧スペースがなくなったお陰で、近くで見るのが難しくなってしまったのが残念なところ。

ただ、こちらもしっかり成長している模様。ランディングして全身が水から出ると、こんなに大きくなっててビックリした。
IMG_9872.jpg
いつの日か、身に付けた技をショーで披露してくれる日がくるのだろうか?

シャチを眺めていた時間はごく短かったものの、その成長ぶりにはあらためて驚かされた。
次こそちゃんと写真を撮るため、今年中のどこかでまた足を運ぼうと思った3月末の鴨川詣ででした。
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