So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン
前の10件 | -

奄美海洋展示館、再び [水族館レポート(認定)]

行った時期と、ブログにする順番がめちゃくちゃになってるので、実際に行ったのはかなり前の話なのだけど、奄美大島に行ってきた。

奄美大島に初めて行ったのは、奄美海洋展示館を目的に出掛けた2年前のこと。
その時は滞在時間も24時間未満で、しかもずっと雨だったので、せっかく奄美まで行ったというのに、webで見掛けるような綺麗な景色とか、海の青さとか、そういう奄美らしさをほとんど味わうことができなかった。
その“やり直し”と、もう少し奄美大島を知りたい。それが今回の目的。
でも、奄美大島まで行って、海洋展示館に寄らないで帰ってくるなんてことは、このオレに限ってないのである!!

2年前は平日で、天気も悪かったから海洋展示館やそれがある大浜海浜公園にもほとんど人はいなかったけれど、今回は天気のいい週末ということもあって、沢山の家族連れがピクニック? を楽しんでいた。
身動き取れない、という程ではなかったけれど、海洋展示館もとても賑やかだった。

2年前、オレを楽しませてくれた大水槽のコバンザメは1匹だけになってしまっていたけれど、見違えるほどに大きくなっていた。でも、そのせいなのかあまり泳がなくなり、壁にくっついたまま。以前のように顔を見に来てくれるようなことはなく、残念ながら今回は楽しませてもらえなかった。
しかし、その代わりに、ギチベラがカメラの前にやってきて、次々にポーズを取ってくれるサービスぶり。
LY5A6222.jpg
何でも、このギチベラ、この大水槽の主なのだそうだ。

オレが行った時、地元の高齢者の人たちの団体がやってきていたのだけど、海洋展示館の人がその人たちに「イラブチがいますよ~」とか、地元の名前で解説してた。
ちなみに、イラブチっていうのは、ブダイ類を指す名前。
当たり前の話かも知れないけど、奄美には奄美独自の魚の呼び名があって、今回の奄美ではそんな奄美名を色々と知ることができた。だから、そんな憶えたばかりの名前が聞こえる解説がオレにとってはすごくタイムリーで、すごく好印象だった。

大水槽のアイドル、ウミガメたちも数が増えていて、当日はお客が沢山いたからカメたちも次から次へとレタスをもらえていたようだった。


と、2年前と変わらず楽しんできたのだけど、今回、海洋展示館でオレのハートを撃ち抜いたのがスジアラ。
奄美ではハージンと呼ばれている、やはり高級食材だ。
LY5A6206.jpg
高級食材だから、養殖や種苗放流などもなされていて、放流された種苗の一部が展示されていたのだけど、まぁ、何とも可愛い。
10㎝ほどの小ささながら、姿形はスジアラそのもの。赤い体に青い細かいスポットが散りばめられた体色も綺麗だし、それでいてサンゴの隙間とかに隠れて、こちらを窺ってくるような表情がとにかく可愛い。
LY5A6160.jpg
すぐに家に帰って、水槽を海水で満たしたい気分になったくらいだった。
とは言え、これを見たのは4カ月ほど前の話だから、その時よりは大きくなっていて可愛さも幾分薄れている? かも知れないけれど。
次に行く時には、大水槽がスジアラだらけ、みたいなことになってるんだろうか?

初めて見る珍しいものもいた。
まず、エンマノホネガイ。
LY5A6181.jpg
ホネガイの1種、だよね!? 標本ではよく見るホネガイも生きたのを見たのは初めてかも知れない。
エンマは棘が長いのが特徴のようだけど、意外な小ささがちょっと驚き。
カメラ位置からやや角度が付くようなところにいたせいか、ほとんど動かないというのに、まともにピントを合わせられないのがオレのカメラらしい(笑・カメラのせいじゃない)

同じ水槽にいたスツボサンゴツノヤドカリ。
LY5A6258.jpg
何でも、新種らしく、恐らく、すごく珍しいもののはず。
割と見やすい位置にいてはくれたものの、ものすごく小さくて(1㎝くらい?)、老眼なオレの目にはあまり見えない生き物だった。
ええ、ピントも合いませんよ。マクロレンズも持って行ってなかったし。
まぁ、雰囲気だけでも伝われば(汗)
無脊椎は興味が薄いせいで、諦めも早い。それが超キュートなスジアラなら、暗い水槽でも、動き回る相手でも頑張るというのに……

今回は海洋展示館よりも、奄美大島自体が目的だったので、ふらりと立ち寄ってみただけだったのだけど、可愛いハージンのお陰か、何だかすごく楽しかった印象が残っている。
もしかすると、また奄美に訪れる用事、それも今度は海洋展示館が目的になるかも!? みたいな話も聞いたので、いつかまた、行く機会に恵まれそうな予感!?

行きたいところばかり増えるのも困ったものだ(苦笑)
nice!(0)  コメント(0) 

むろと廃校水族館(高知) [水族館レポート(認定)]

2018年上半期は、オープンやリニューアルする水族館が驚くほど多かったけれど、その中のひとつが、4月末、高知の室戸にオープンした「むろと廃校水族館」だ。
廃校という特殊な環境もあってか、話題を集めているようだ。

オープンの1年以上前から新聞などで報道されていたようなのだけど、各地の“水族館作ります話”は、立ち上がってはいつの間にか消え、みたいなのも多い印象で、現実的なものとなって進むまでは真に受けないことにしている…… のだけど、この廃校水族館が本当にオープンするらしいと知ったのは、もうオープンまで1カ月あるかないか、くらいのタイミングだった。
しかも、それがあるのは高知の室戸!! 室戸が高知だということは知っていたけれど、具体的な位置までは知らず、地図で確認してみると、周りに駅などもなく、これまたアクセス難易度の高そうな場所。
それもあって、流石にオープン初日には行けず、行ったのはオープンから半月ほどが経った頃。
ものすごく遠いのだろうと覚悟を決めていたのがよかったのか、想像していたほどには遠くなかったように感じたけれど、それでも高知空港から70㎞弱、レンタカーで1時間40分掛かったので、近いとは言えないよねぇ……

目的の廃校水族館は、海沿いの国道に出ている看板を目印に、1本奥まった細い通りに入っていったところにあった。
IMG_0898.jpg
“廃校”という名称から、朽ちかけの廃墟的なものを想像していたのだけど、実際は綺麗に塗りなおされて、現役の小学校よりも綺麗なくらいの建物。
見た目には寂れたような感じは微塵もなかった。

水族館として海の生き物が展示されているのは、建物の2Fと屋外のプール。
小学校らしい? やや狭い階段を2Fへと上がっていくと、かつて教室だったと思しき場所に水槽が並んでいた。
LY5A7708.jpg
水族館として水槽が並んでいるのは、横並びの3つの教室と、それに沿った廊下。
教室には直径3mの円柱形の水槽がひとつずつ据えられている他、2~3の置き型水槽が並んでいて、廊下に並ぶ水槽も同時に目に入るので、思った以上に水槽が沢山あるような印象だ。

ほとんどの水槽には砂利や装飾などはなく、入っているのは展示されている魚などのみ。そのため、中の生き物の姿形はとても見やすいが、少々素っ気ない。熱帯魚店の水槽か、活魚水槽みたい?
展示されているのは地元の定置網からやってきた魚。
黒潮が間近を流れる高知らしく、様々な魚が泳いでいて、ほとんどアピールはされていないけれど、よく見れば、他所ではあまり見ないような珍しいものもチラホラと。
変わったものが獲れると次々に搬入されるようで、水槽の内容は常々変化しているらしい。

地元の海の豊かさを感じさせる展示の対象は、何と深海にまで及んでいる。
水族館がある室戸市では、海洋深層水を汲み上げており、その過程で水と一緒に深海生物が上がってくることがあるそうで、それが水族館に運び込まれるらしい。
深海生物の水槽はあまり大きくないものが2つだけ。でも、それがあること自体が結構スゴイこと。
ただし、結露が酷くて中はとても見にくかったけれど。

水族館のあるフロアから上の階へとあがると、今度は廊下にも沢山の標本が並んでいる。
LY5A7751.jpg
かつての理科室や図書室などにも各種標本が並んでいたりする。
ただ、それらには解説などがないものも多く、無造作に並んでいたりするので、それがどんなものなのかはよく分からないものも多い。
見る人が見れば、凄いものも混じっているのかもしれない!?

そしてそして、いろいろな意味で話題となっているのが、屋外のプールだ。
IMG_0909.jpg
現在は白い砂が敷かれ、ウミガメやシュモクザメなど、館内の水槽では大きすぎるもの用の展示水槽として使われている。
かつては生徒が泳いでいた25mプールだから、暑く天気がいい今時期なら、思わず飛び込みたくなる…… かも知れないが、そこにはシュモクザメが泳いでいる!! という、小学生が喜んで話しそうな冗談みたいな光景がそこにある。
LY5A7660.jpg
そこで本当に飛び込んだとしても、起きるのはサメからの襲撃ではなく、館内スタッフの人から怒られる…… だと思うのだけど(笑)

水泳用のプールなので上からしか見られないが、白っぽい色の砂の上を泳ぐカメやサメは思っていたよりも見やすく、とりわけサバの綺麗さに驚かされた。
よく見知ったサバだが、真上から見る機会はなかなかない。こんなに青が綺麗な魚だということを知ったのは、こんな変わった環境で見ることができたからなのだろう。
余談ながら、オレが行った半月くらい後のことだっただろうか? このプールにヨシキリザメが搬入されたらしく、Twitterなどにアップされた写真を何度か見掛けた。
ヨシキリザメは現在は展示されていないが、運が良ければ、そんな珍魚に遭遇できるチャンスもあるようだ。

プールは当然、屋外なので、雨の日や、炎天下とか、長時間の観察が厳しい場合もあるし、また、オレが行った時のような曇りの日も、水面に雲が映りこむので観察しにくい。
ただ、雨に関しては、プールへの出口に小学校らしい? 黄色い傘が置かれている。

水槽やプールを泳ぐ様々な魚たちが、目の前に広がる室戸の海の豊かさを感じさせてくれるが、純粋な水族館として見れば、規模も小さいし、期間限定のイベント水族館のようでもあるのだけど、かつて小学校だったという環境が、そこを訪れるかつての小学生たちを懐かしさに浸らせてくれることで、何となく楽しい気分にしてくれるのだろうと思う。

なお、館内には飲み物の自動販売機があるが、食事をするところはない。
周辺にもほとんどなく、あってもやってなかったりして、食事難民になる可能性が高そうなので(オレはなった)、しっかり展示を見たいという人は、何かしら食べ物持参で行くことをオススメしておきます。
nice!(0)  コメント(0) 

マニア向け水族館!? 板橋グリーンドームねったい館 [水族館レポート(認定)]

板橋の植物園、グリーンドームねったい館には、ミニ水族館が併設されている。
そこで展示されている水槽は、パッと見は、水草水槽とサンゴ礁の水槽という、よくありそうな組み合わせ。
どちらも見た目に綺麗だし、誰が見ても楽しめる。
しかし、中を泳ぐ魚をよく見てみると、こういう水槽でよく見掛けるような顔ぶれとは少々(かなり?)違っていて、所謂、定番が少なく、マニアックな非・定番の魚たちが多くを占めているのだ。

板橋グリーンドームへは、オレの好きな花が咲く毎年3~4月頃、足を運んでいて、そのついでに、温室内の池で泳ぐエイの姿を見てくる、それが春の恒例行事となっている。
今年も、3月末頃、花を見るため足を運んだのだけど、今年はそれ以外にも目的があった。
3月に開催させてもらったイベントに来てくれた人が、ここをホームにしているそうで、聞けば、テンジクダイ科のマニアだとのこと。
何でも、ここには、ここでしか見られないようなテンジクダイ類が結構いるらしいのだ。
個人的にテンジクダイ類は、好みのタイプではないため、正直、ノーマークなグループ。
でも、そう聞くと、見てみたい気分になってきて、テンジクダイを見るために出掛けてみた。
するとどうだ。
あの水槽に数種類、この水槽にも数種類、と、まぁ、色々なのがいること!!
LY5A8384.jpg

LY5A6595.jpg
その手の魚がいることまでは知っていたけれど、こんなに数多くの種類が展示されていたとは思ってもいなかったので、素直に驚いた。
これはその筋のマニアなら、楽しいはずだろう。
あまり大きな水槽のないこの施設には、サイズが小さく、同じ水槽で複数種を展示できるテンジクダイ類はうってつけなのかも知れない。
それにしては、少々マニアック過ぎない? と思わないでもないけれど……

テンジクダイ類以外にも、ベラとかスズメダイとかでも、他の水族館ではあまり見掛けない海外産のものが泳いでいたりと、これまで何度も見てきた水槽なのに知らない魚が沢山いることに驚くと同時に、これまで何を見てきたんだろうと少々恥ずかしい気分に。
LY5A8383.jpg

マニアックなラインナップは淡水の水槽にも共通している。
植物園の展示テーマが熱帯アジアだそうで、それに合わせている部分もあるそうだが、水族館に置かれた水草水槽でよく見られるような○○テトラなどのカラシン類は一切おらず、どの水槽にもプンティウスやラスボラ、ダニオなど小型コイ科魚類を中心としたアジアの魚が泳いでいる。

それだけでもこだわりを感じさせるところなのだけど、展示されている個体の仕上がり具合がとにかく素晴らしい。
個人的にも、同じような魚が泳ぐ水槽の管理をサポートしているので、板橋のハイレベルに仕上がった個体は目標でもある。
なかなか同じレベルまで行かないので、飼育スタッフ氏にその秘密を聞き出そうとしてみるものの、特別なことは何もしていない、とのこと。
確かに、与えている餌や水に特別なことはなさそうだったが、ウチの水槽と違うのは底砂と照明くらい? スタッフ氏によれば、照明の効果が大きいのでは? と話してくれたが……

個人的に一番驚きなのがゴールデンバルブ。
LY5A8404.jpg
ウチにも偶然やってきた1匹がいるが、魅力的と思ったことがない魚だった。
なのに、板橋の水槽にいるものは、ヒレだけでなく体にもハッキリした赤を発色していて「こんなに綺麗になるの!!」と、驚くと同時に、「これなら欲しい!!」と思わずにいられなかった。
ウチにいるものとでは、体型も違っているようで、同じ魚とは思えないのだけれど……
でも、これも、ごく普通に売られているものらしいので、同じことをすればウチのもこうなるはずなんだけど…… 追いつく気がしない。

オレが行った時には、ちょうどフグの企画展をやっていて、そこで展示されていたヤセハリセンボンも初めて見た魚だった。
LY5A8419.jpg
展示されているのはここだけ!? とされていたが、確かに他所では見たことがない。
外洋性のハリセンボンの仲間で、青い体色が特徴の種類。
こういう変なマニアックな魚が人知れずいるのもこの水族館ならでは。
誰もが喜べるようなものではないかも知れないが、こうした“その筋のマニアなら大喜び系の珍魚”に会える可能性は高いのかも知れない。

これまで年に1~2度しか足を運ばない施設だったけれど、これ系の魚に出会えたり、テンジクダイ類やプンティウスなど、見知らぬ小型魚が増えてる可能性だってある訳だ。
もう少し、コンスタントに足を運ぶ必要がありそうだ(笑)

花とともに、これまで最大の目的だったはずのエイは、チラ見だけの存在になっちゃうか!?
とりあえず、元気にしているので、その食事シーンを動画でどうぞ。


今更だが、断言しよう。
都内の水族館では、葛西と並び(部分的にはそれ以上に)、屈指のマニアックさを誇る水族館である、と。
nice!(0)  コメント(0) 

沖縄美ら海水族館 海上生け簀見学ツアー [その他]

水族館の予備槽。

展示を控えた魚や、水族館にやってきたばかりの魚が最初に収容される水槽。
調子が悪くなった魚が隔離されたり、みたいな場合もあるかな。
いずれにせよ、水族館に行っても、見ることのできない魚がそこにはいる、ということ。
だから、“予備槽”という言葉には、そこに何がいるんだろう? という想像を掻き立てる、何とも言えないワクワク感? があるような気がするのだ。
見られないが故の“秘密の花園”的な?

美ら海水族館(以下、水族館)の予備槽は、黒潮探検の通路から見えるものとは別に、別棟にある大型の予備槽と、海上の生け簀がある。
生け簀は熱帯ドリームセンターの遠見台や、水族館に行く途中の道からも見えるが、船でしか行けない場所だから、行くことはできないんだろうなぁと思う反面、そこに何がいるんだろう? という思いも強く、長らく憧れだった。
IMG_1027.jpg

そんな生け簀に行く機会に恵まれた。
と言っても、特別な何かではなく、誰でも行ける見学ツアーが今年の3月から開始されたからだ。
https://www.osakana.okinawa/ (ツアーの申し込み先)


今回の沖縄行きの最大の目的がこのツアーだったのだけど、台風が接近するタイミングの中、ぎりぎり出港が叶い、無事、生け簀ツアーを楽しむことができた。

生け簀は海洋博公園裏の港から、5分ほど行った海上。
水族館での展示を控えた魚の中でも、マンタなどの大きなものがここで管理されている。
担当のスタッフ氏は、日々の管理のため船でそこに行き、作業をしているので、見学ツアーはそこに同乗して、生け簀と餌やりなどの作業を見学するというものだ。

見学できるのはサメやエイが暮らすものと、水族館生まれのマンタがいるものの2つ。
生け簀は他にもあるのだけど、公開されているのはその2つだけ。
その内、まずはサメとエイが暮らす生け簀への餌やりから。
以前、大水槽にいたマダラトビエイや、ヤジブカなどが泳いでおり、そこへサバやイカなどの切り身を撒いていく。
餌が撒かれると、水面付近のシイラが勢いよく餌を食べ始める。
それに続いて、アイゴやニザダイ類など沢山の魚たちが集まってくるが、これらは管理されているサメやエイなどの大型魚とは違い、勝手にそこで住み着いて育ってしまったものなのだとか。
見学者は船からその様子を見学するのだけど、水面からなので生け簀にいるすべての魚を見ることは難しい。しかし、ごく近い距離を突然エイやサメが通り過ぎていくのはちょっとした恐怖感? もあって、次は何が出てくるんだろう? というワクワク感を高めてくれる。

お次はマンタの生け簀。
近づいてくる船の音でマンタのテンションはすでに上がっていて、餌を食べる位置をぐるぐる力強く泳いでいた。
LY5A9262.jpg

ちなみに、この個体、10年前に大水槽で産まれたオス。数年前まで、大水槽で繁殖にも参加していた個体だ。
大水槽では何度も見ていた個体だが、アクリルを介さず、直接目の前で見ると、あらためてデカい!! 近い距離で直接見られるのも生け簀ツアーの魅力だ。

マンタの期待をよそに、餌より先に生け簀に入るのは網を持ったスタッフ氏。
LY5A9374.jpg
細かい餌を水ごと吸い込むマンタやジンベエザメが、水面に漂う微細なゴミを餌と一緒に食べてしまわないよう取り除くのだ。
神経質なくらいに、細かなものまで掬い取っていたが、風向きや潮の流れ次第で、ゴミだらけになっていることもあるらしい。
この作業を毎日、餌の時間の度に行うのだ。自然の中で生き物を飼う大変さをあらためて思い知らされた。

ゴミ取りが終わると、ようやく餌が与えられる。
LY5A9273.jpg
マンタが餌を食べる様子は、水族館でも見ることができるが、ここではそれよりもずっと近くで見られるので、豪快さとか迫力はこちらの方が強烈だ。



オレが参加した回は、参加者が自分たちだけだったので、案内してくれた人や、作業をしているスタッフ氏に色々聞くことができたし、曖昧な記憶なのだけど、案内してくれたスタッフ氏のひとりは、2014年に大水槽前で色々聞かせてくれた人だったような……!? 色々聞きながら、その時の記憶が蘇ってくるようで、それはそれは楽しい時間が過ごせた。
https://aquarium-mistral.blog.so-net.ne.jp/2014-07-23(2014年のその時の話)

それもあって、個人的には沖縄に行く度に生け簀ツアーに行っちゃおうかな? なんて思ったくらいに楽しかったのだけど、普通の人はどうなんだろう?

水族館の入館料の倍以上の安くない参加費が必要(大人4000円、子供3200円)で、さらに、基本は海面から見るだけなので、天候などの条件によっては見えにくかったりすることもある。先にも書いたようにアクリルを介さず直接見られるので、見え方は全然違うが、見られる魚のほとんどは、水族館でも見られる。
そういう意味では、水族館の裏側事情も見てみたいマニア向け? と思う部分もあるけれど、船で行くというアトラクション感、海上から眺める本部町や伊江島、公開されていない生け簀にいる魚に間近から思いを馳せる、とか、このツアーならではの楽しみもあるから、水族館マニアじゃない人でも楽しめるのかな?
IMG_1024.jpg
とりあえず、水族館を目的に沖縄に行くような人になら、ついでに参加してみることをオススメしたい。
水族館やその仕事をより深く理解できるような気分になれるはずだから。
nice!(0)  コメント(2) 

沖縄美ら海水族館の気になる魚Vol.8 [海の魚]

沖縄には今まさに台風が接近しているけれど(沖縄の皆さん、気を付けて!!)、先日、オレが行った時にも台風(7号)に見舞われ、それが行き過ぎた後も大雨に祟られ続けたせいか、水族館も十分に楽しめなかった。

先週のブログに書いたオオグチイシチビキ以外、特別な目的があった訳ではなかったものの、そういう時に限って、深海エリア以外でも見たことがない、美ら海水族館では初めて見る、みたいなものが多く、いつも以上に(と言ったら怒られるかもだけど)見所が多く、でも、水族館にいた時間が短く、あんまり写真も撮ってなくて、何とも不完全燃焼。
よしっ!! また行くか!! と思うところだけど、今年はもう無理…… だよなぁ…(涙)

最初の気になる1匹は、入館してすぐのサンゴ礁水槽にいたハナタカサゴ。
LY5A9176.jpg
最初、ウメイロモドキかと思ったのだけど、色合いと鱗の感じがどうも違う。しかも、黄色いラインもない。
何者だ!? と思って眺めていたところ、通り掛かったスタッフ氏に教えてもらった。
1匹しかいないらしく、そう聞くと何だかありがたみが増すような気がしてしまうのだけど、どこに隠れるのか、この写真を撮った時以降、1度も姿を見せてくれなかった。
この水槽の前はその日だけでなく、その翌日も何度も通っているのに、姿を見たのはこの時だけ。
しかも、この写真を撮った時も、スタッフ氏とちょっと話をしていた間に、すっかり消え去ってしまっていて、水槽にいるはずなのに“幻”の魚になってしまった。
できることなら、もう1度、見てみたかったのだけど……

サンゴ礁の水槽のお隣、熱帯魚の海の水槽。
この水槽もいつも、何かしらの“見たことない”に遭遇できるのだけど、今回はこの水槽をじっくり眺めることをほとんどしなかったので、その“何か”をほとんど発見できなかった。
でも、水槽の周りをぐるりと回った深場のゾーンにいたナミフエダイは美ら海水族館では初めて見る顔だ。
LY5A9421.jpg
いつもここにはチャイロマルハタがいたんだけど、どこか別の場所に隠れていたのか、姿を見ることができず、代わりにいたのがコイツ。
存在感のある大型フエダイだが、水族館で見掛けることは少ない種類。
ここにいたものもそこそこの大きさがあったけれど、もう少し大きくなるはず。そうなったら、この水槽の主みたいな顔をして泳ぐようになるんだろうなぁ、と。
次に行く時には、そんな光景が見られるだろうか。

続いては、大水槽。
美ら海水族館で見るのは初めてつながりでカッポレ。
LY5A9475.jpg
これまた水族館ではあまり見掛けない種類だ。
今回、最初に水族館に行った時、どこにも目もくれず、真っ先に深海エリアへ直行したんだけど、横目で見ながら素通りした大水槽にこれまでいなかったカッポレの姿を見つけた。
あの大水槽に2匹しかいないそうで、しかもあまり大きな個体ではないので、飼育スタッフ氏からも「よく見つけましたね!!」と言われたが、偶然の勝利?
同属の大型ヒラアジ類がひと通り揃った大水槽の中だと、他種との違いがよく分かる。
ただ、いると分かっていても、あまり大きくない個体なので、探すとなかなか見つからない。
こちらも、早く大きくなってくれることを期待したい魚だ。

一方、大水槽で初めて見たのがオオカマス。
LY5A9218.jpg
オニカマスは大水槽でも何度か見たことがあったけれど、オオカマスは初めて。
地味に珍しい、そんな感じだろうか?
でも、そこそこの大きさがある魚が群れになって泳いでいる様は、なかなかの見応え。あの大きな水槽の中でも、それなりの存在感があった。
この写真もイマイチなので何だが、実はこのオオカマスとは別に、ここに登場させたかった魚がいたのだけど、写真がきちんと撮れておらず……
オオカマスも含め、次回の宿題だ。

大水槽で見たのは初めての、ちょっと珍しい魚と言えば、クロトガリザメもそれに当たる。
LY5A9497.jpg
昨年、大水槽に搬入された2匹のツマジロを探していたら、グンと大きくなった1匹を見つけた。
そしてもう1匹。全然大きくなってないんだなぁ。同じ種類でこんなに成長差が出るとは…!! なんて思ってたら、そのサメとは別にツマジロがもう1匹。
あれっ!? と思ってよく見ると、鰭先は白くなく、背ビレの形も違うし、体形も細長く、もっと尖った感じ。
そこで気付いた。クロトガリザメだ!! と。

クロトガリザメは大水槽のお隣、危険ザメ水槽にももっと大きなのがいるが、大水槽で泳いでいる個体はそれよりずっと小さくて、見失うともう1度見つけるのが大変なくらい。
だから、カッコいい、とか、力強さ、みたいな感じではなく、ひょろっとした感じ。
ただ、ツマジロの成長ぶりを見ると、このクロトガリザメも次に見る時には、見違えるほど大きくなっているんだろうなぁ、と。
という訳で、次に見る時は、クロトガリザメ、カッコいい!! となる予定(笑)

次に沖縄に行く時には、水族館も真面目に見学&撮影を頑張らなくちゃ、なのだけど、とりあえず、次は台風来ませんように!!
nice!(0)  コメント(0) 

オススメ!! 充実の深海魚@沖縄美ら海水族館 [海の魚]

今(2018年7月1日現在)、美ら海水族館の深海エリアの展示が超充実している。
十数年ぶり、とか、初めて展示した、とか、そういう魚がゴロゴロいるのだ。
しかし、そこは飼うのが難しい深海魚だから、早めに見に行くことをオススメしたい。
深海生物を目的に沖縄に出掛けたとしても、少なくとも魚好きなら、今のラインナップを見れば間違いなく満足できるはずだ。

まず、ボロサクラダイ。
LY5A9553.jpg
とても華やかで綺麗な魚なのに、ボロとはまたおかしな名前が付けられたものだけど、深海性のハナダイの1種で、初めて展示された大変珍しい種類だそうだ。
深海の担当氏が「ボロサクラダイ、見ました?」と真っ先に言うくらいに“スゴイもの”なのだ。
深海から引き揚げられて以降、ガス抜きなどの処置を施したものの、なかなか餌を食べるようにならず、展示に出すまではかなりの苦労があった模様。
様々な工夫と処置がなされた結果、ようやく餌を食べるようになり、状態も安定。展示が実現した。
まだやや体が浮き気味とのことだが、餌もよく食べているそうで、見た目には“普通”に見えた。
大変珍しい魚なので、沖縄に出掛けた際はお見逃しのなきよう!!


お次はこれまた相当珍しいと思われるヒメクサアジ。
LY5A9551.jpg
幼魚時代は浅い海域で過ごし、成長とともに深場へと移るそうで、以前はサンゴ礁エリアの個水槽で展示されていたが、あらためて深海エリアへと移動になり、再展示されたとのこと。
まだ小さく、十分に若い個体だと思うのだけど、そのおかげで水槽が明るく、見やすい。
見た目にはエンゼルフィッシュ的な雰囲気の姿形をしていて、可愛らしい。
何より、見た目からして“珍しい”雰囲気なので、特別なものを見ている感もいい。
展示されている個体は、水槽の壁面に何か付いているのか、ほとんどの時間、そこに吸い付いているような感じで、あまりいい位置には来てくれない。
見る分には問題ないのだけど、写真を撮ろうとすると、なかなか角度が付かない位置まで出てきてくれないので少々難儀した。

十数年ぶりの展示が実現したというオオグチイシチビキも珍しいはずだ。
LY5A9435.jpg
沖縄ではタイクチャーマチという名で、主に釣りのターゲットとして知られている。
展示されている個体も釣りで採集されたもので、釣った後のケアがよく、無事に生き残ったため、十数年ぶりの展示へとつながったのだそうだ。
オレが行く少し前から展示が始まり、もっとも見てみたかった1匹だったのだけど、初めて見たはずなのに既視感が。
というのも、現在、このオオグチイシチビキが泳ぐ水槽には以前、似たようなサイズのオオグチハマダイがいたことがあり、魚の体色が分からない照明の中では、体型と長いライアーテールなど共通する特徴があるハマダイと見間違えてしまうのだ。
よく見れば顔が違うので分かるのだけど、でもまぁ、思った以上にハマダイと似ているということも本物を見られたからこそ分かった訳で、ありがたい話。
あとは、このまま大きくなって、それらしいカッコよさを見せつけてくれることを楽しみに待ちたい。

同じ水槽にいたミヤコベラも、展示されたのは恐らく初めてだろうとのこと。
LY5A9434.jpg
青い水槽の中を泳ぐクサビベラのような魚。色は分からないけれど、クサビベラでないことも分かる。
そこで、担当氏に聞いてみると、「これはミヤコベラ。多分、展示したのは初めてじゃないかと思いますよ」とのこと。
比較的深場に暮らす種類ということもあり、その扱いの難しさはよく似た浅海性の種類とはまるで違う。
この個体もずっと餌を食べずにいたそうなのだけど、環境を変えてみたら餌を食べるようになり、展示に至ったのだとか。今では展示水槽で餌食いも良好なのだそうだ。
ミヤコベラが泳ぐ水槽(オオグチイシチビキがいるのと同じ水槽)は照明が青く、中を泳ぐ魚の色はまるで分らないのだけど、人が視認できる光があると、とても綺麗な色をしていることが分かる。

最後の1匹は、これまた同じ水槽にいたキビレカワハギ。
LY5A9533.jpg
色なしの魚たちの中で、ひと際のっぺりとした印象のウマヅラハギ的な魚。
もちろん、こんな魚を美ら海水族館で見たのは初めて。
ミヤコベラの正体を訪ねた時、このカワハギも聞いてみると、キビレカワハギとのこと。
色が分からない水槽なので、黄鰭かどうかは分からなかったけれど、その照明のお陰でのっぺりとした感じが強調され、何だかとてつもなく変わった魚のように見えた。
とは言え、沖縄ならではの魚という訳でもないようで、本州付近でも漁獲されていたりするようだ。
ウマヅラハギに混じって流通することもあるらしいのだけど、オレが見たのは初めてのはず。

他にも、美ら海水族館では初めて見たルリハタとか、トウカイスズメダイとか、魚ではないけれど、やたら大きくて数もいるコトクラゲとか、今の美ら海水族館の深海エリア、超オススメです!!
nice!(0)  コメント(2) 

志摩マリンランドの気になる魚 Vol.2 [海/淡水・魚全般]

先々週のブログでボアフィッシュに誘われ、9年ぶりに志摩マリンランドに行ってきた、という話をした。
まぁ、志摩マリンランドの気になる魚と言ったら、先週のブログに書いたボアフィッシュに尽きるのだけど、魚の水族館たる志摩マリンランドだけに、他にもいろいろと。
という訳で、9年ぶりの“志摩マリンランドの気になる魚”。
そういえば、“気になる魚”をブログに書くのも久しぶりなような……(汗)

最初の1匹は、アウロノカラ・トリカラー。
LY5A5789.jpg
かつてノコギリエイが泳いでいた水槽が、マラウィ湖のシクリッドが展示された水槽になっていた、という話は先週のブログに書いた通りなのだけど、そこにいた1匹。
特徴的な色合いが目を引くシクリッドなのだけど、実は改良品種でこの色の魚がマラウィ湖で泳いでいる訳ではない。
でも、こういう大きい水槽できちんと泳がせて飼うと、綺麗に育つんだなぁ、と。
しかしまぁ、一般の家庭ではこんな大きな水槽でこういう飼い方はできないので、あまり参考にはならなさそうだけど……

2匹目。
回遊水槽にいたフエダイ。
LY5A5620.jpg
サイズもかなり大きく、肌の質感や眼など、かなり年季が入っていそうな個体だったのだけど、体色は驚くほど鮮やかで、金色? オレンジ色? に輝き、それがとりわけ目を引きつける。
この水槽で長く暮らしているんだろうなぁ… と想像させてくれるのだけど、健康そうな色や動き。
餌の時間はきっと豹変するのだろうなぁ、なんて思っていたのだけど、志摩マリンランドならではの海女の餌付けショーの時間になっても、我関せずな感じ。
結局、餌に群がる瞬間はその日、一度も見られなかったのだけど、キミ、何食べてるの?


回遊水槽のフエダイ続きでゴマフエダイも印象に残った。
LY5A5761.jpg
フエダイ類、それも大型になる種類は比較的好きな部類の魚だ。
とは言え、どこにでもいるような印象のゴマフエダイは、特別な思い入れがある訳ではないのだけど、志摩マリンランドの回遊水槽にいたものは、とにかくデカい!!
まず、それだけで、うわっ!! スゲェ!! となるのだけど、しかもそんなのが沢山いるから、これまたスゲェ!! となる。

このゴマフエダイ、幼魚時代に汽水~淡水域に侵入することがあるため、時折、観賞魚として販売されていたりすることがある。
だから、これが自分の水槽を泳いでいるのを想像してみたりするんだけど、恐ろしげな顔つきに、ボリューム感のある巨体……
こんなのウチにいたら凄いだろうなぁ、と思う反面、これは飼えないよなぁ、と、回遊水槽のゴマフエダイたちの巨体は、強力に納得させてくれるのに十分でした(笑)


巨大フエダイでもう1種。センネンダイ。
LY5A5855.jpg
これもよく見る魚だけれど、回遊水槽にいたものは、これまたやはり、年季が入っていそうな体色&巨体。
これも比較的好きな魚ということもあって、いい位置に来てくれるとカメラのシャッターを切ってしまう。
狙った訳でもないのだけど、写真の枚数がそこそこあったので、ここに(笑)
まったく関係のない話なのだけど、センネンダイ、たいそう旨いらしい。


最後の1匹はフエダイではなく、フエフキダイ。
キツネフエフキ。
LY5A5844.jpg
キツネフエフキは大型のフエフキダイで、美ら海水族館の大水槽にも大きな個体がいるけれど、それ以外の施設ではあまり見掛けないような気がするのは、その中途半端な大きさのせい? それとも、意外と珍しいのかな? 見た目は特徴的なのに……

そんなキツネフエフキが、回遊水槽に何匹か泳いでいるなぁ、なんて思いながら見ていたのだけど、志摩マリンランドの公式Twitterによると、回遊水槽に1匹だけしかいないとか。
この個体を別の場所で見ていただけのようだ(汗)

見たいと思ってもすぐに見られないキツネフエフキ。
志摩まで行けば、1匹は見られます!!
nice!(0)  コメント(0) 

上越市立水族博物館うみがたり(新潟) [水族館レポート(認定)]

上越市立水族博物館が新しい水族館「うみがたり」へと生まれ変わり、3日前の26日、グランドオープンを果たした。
2018年にオープンした水族館の中では、シーライフ名古屋と並び、もっとも注目度の高い施設ではないだろうか?

IMG_0943.jpg
「うみがたり」として生まれ変わった新生水族館は、場所こそ以前の水族館とほぼ変わらないが、建物の雰囲気は大きく変わった。内外装共に木材が多く使われた落ち着いた色合いで、旧水族館と比べると大幅にモダナイズされている。

観覧順路は入館するとまずエスカレーターで3Fまで上がり、そこから展示を見ながら1Fへと至る構成。
ちょっとした迷宮感があった旧水族館と比べると大幅に分かりやすくなり、迷ったり、何かを見落としたり、ということは起きないだろう。
ただ、通路はあまり広くなく、混雑していると逆行が難しいほぼ一方通行。もう1度見たい展示がある場合は、1Fまで戻り、順路の最初から再スタートするか、エレベーターで各階を移動するかする必要があるので、今後しばらくは見にくい水槽が出てきそうだ。

エスカレーターで3Fに上がると、そこには広々と水場が広がっている。
背後の日本海につながっているような、開けた景色に驚かされる。
そこにある水場こそ、この水族館のメインたる3つの水槽だ。
ひとつはイルカショースタジアム。一番広々としているのが日本海大水槽。そして一番小さいのがシロイルカのいるふれんどプールだ。

この3つの水槽の内の2つ、イルカショープールとシロイルカプールは新生上越水族博物館の目玉とも言える水槽だ。
以前はイルカショーは夏場のみの期間限定だったものが定番化され、いつでも見られるようになった。また、八景島からシロイルカが2頭移籍してきたことで、日本で5か所目のシロイルカ展示館ともなった。
ゆくゆくはゴマフアザラシとの混合展示を目指しているそうだ。

ショースタジアムは珍しく木材で作られており、落ち着いた雰囲気。
プールは日本海を借景としているため、とても広々として見えるが、実際はそれほど大きくはない。
しかし、そこで繰り広げられるショーは、それほど大きくないプールなのに、トレーナーもイルカと一緒に水に入り、ダイナミックな技を見せてくれる。

LY5A8593.jpg
オープン間もないというのに、イルカたちは様々な技を見せてくれることに驚いた。何でも、オープンする1年以上前から準備が進められてきたそうで、現時点で既に、ショーとして見せるのに十分なクオリティに達している。
しかも、トレーナー氏によれば、まだまだ高めていく!! とのこと。期待していいと思う。
ただ、気になったのが、観客席の傾斜が緩いこと。前の席に座る人がかなり視界に入ってくるのだ。後ろの方の座席に座ると、少々見にくく感じる人もいるかも知れない。

壁を隔ててイルカプールと並ぶ大水槽は、広々とした水面をテラスから眺められるようになっている。
しかし、そのテラスの縁が何ともいびつな形をしている。変なデザインだなぁ、なんて思って眺めていたのだけど、大水槽に浮かぶ島が佐渡島の形をしていることに気が付いた。

LY5A8487.jpg
つまり、この淵は新潟の沿岸。水槽が日本海を表現しているという訳だ。
そのため、手前(テラス側)は水深が浅くなっていて、奥に行くと急激に深くなる地形も再現されている。
中を泳ぐ魚も日本海で見られるもの。ブリやマダイ、ウマヅラハギ、コブダイ、水面を覆う沢山のマイワシに加え、小ぶりなサケの姿も見られた。
順路はこの大水槽を様々な角度から眺めながら下へ降りていくようになっていて、水中トンネルを除くと、大きな1枚パネルの窓がないので、見る位置によって違う水槽を見ているように感じたくらい表情が異なる。
LY5A8617.jpg
水槽内の複雑かつ大量の擬岩にコケでも付く頃には、より魅力的な日本海ができあがるのではないだろうか?
展示の大半を大水槽が占める日本海に特化した展示は、新潟の水族館らしさ、という点ではいいのかも知れないけれど、大水槽の周辺に並ぶ小水槽も中にいるのは日本海の生き物が中心で、淡水魚や外国の魚などはごく僅かがいるのみ。旧水族館のような展示生物のバラエティはない。また、同じ県内のマリンピア日本海とキャラが被ってくる部分もあるだろう。今度はイルカショーもあるしね。
両施設はかなり離れていて、どちらに行くか迷うほど近くないからいいのかも知れないけれど、個人的には、魚をがっつり見たいならマリンピア、イルカショーはうみがたり、かなぁ?

上越市立水族博物館と言えば、旧施設の時代から数多くのマゼランペンギンを飼育していたことでも知られていたが、もちろんうみがたりでも、マゼランペンギンは主役のひとつを担う重要な展示となっている。
何が凄いって、とにかくペンギンと近いのだ。
イメージとしては、動物園にあるフライングバードケージのペンギン版。
ペンギンの展示エリアにお客が入っていけるようになっており、観覧通路とペンギンの生活エリアを仕切るのは紐だけ。
LY5A8526.jpg

そのため、観覧通路にペンギンが出てきて、お客の足元を歩いていたりする。混雑で詰まった観客の列に並ぶみたいにペンギンがいたりして、手を伸ばせば触れられるような距離、ではなく、ペンギンと同じ場所で見学できるのだ。
ただ、ここは館内でもっとも強烈な混雑発生エリアでもある。ペンギンの息遣いまで聞こえてきそうな展示エリアだが、そんな風に楽しめるようになるのは、まだまだしばらく先のことになりそうだ。
nice!(0)  コメント(0) 

9年ぶりの志摩マリンランド [水族館レポート(認定)]

いつものように何気なくTwitterを見ていたら、見たことない魚の画像が上がっているのが目に入った。
何だこりゃ? ボアフィッシュ?
撮影した場所は…… 海外の水族館… かと思いきや、何と志摩マリンランドだった。
何でそんなものがいるの? と思ったのと同時に、見てみたい!! と。

志摩マリンランドに行ったのは過去1度きり。しかもそれは9年前のこと。
その時は前日にカメラのレンズが壊れ、満足に写真が撮れなかったので、いつか改めて、そう思っていたら9年も経ってしまっていた。
珍しいボアフィッシュの存在は、長らく行ってなかった水族館へ行くきっかけになってくれた。

まずは目的のボアフィッシュ。
LY5A5471.jpg
10㎝ほどの個体が2匹、展示されていたが、可愛い!!
サイズ的なものもあると思うけれど、動きとかオモチャみたいで、とにかく可愛い。
これでBoarfish(イノシシ魚)? この名前で呼ばれる魚にはいくつかあるようで、志摩マリンランドにいるヒシダイ科のものは、その姿形からイノシシは連想できにくい。
同じ科なので、日本のヒシダイとはよく似ているけれど。
LY5A5469.jpg
この種類(Capros aper)は地中海や東部大西洋に生息しているそうなのだけど、こんなマニアックな魚が何でここに? 大西洋や地中海の魚を展示したコーナーでもなければ、企画展の特別展示でもなく、この2匹が唐突にいる感じ。
でも、この魚が見られるのは恐らく日本ではここだけのはず。その機会を与えてくれたことには素直に感謝したい。

とても珍しい魚だから動画もアップ。



9年ぶりともなると、結構あちこち変わっているもので、巨大なホシエイがいなくなっていることは知っていたものの、建物の色が変わっていたり、入館してすぐの場所にあったウミガメの池がなくなっていたり、かつてチョウザメが泳いでいた水槽が水草水槽になっていたりと、様々な変化があった。
中でも残念だったのはノコギリエイがいなくなっていたこと。
9年前にノコギリエイが泳いでいた水槽では、マラウィ湖産のアフリカンシクリッドが展示されていた。
LY5A5708.jpg
それらも嫌いな魚ではないし、それはそれで綺麗だったけれど……

一方、9年前から変わってない… と思わせてくれたのが、2F回遊水槽の魚たち。
もちろん、入れ替わってはいるのだろうけれど、見るからに年季の入っていそうな個体も結構おり、前に来た時からいたんだろうなぁ、なんて思わせてくれるようなものも。
LY5A5836.jpg
中でも特に、いかにも年季が入ってそうなゴマフエダイやバラフエダイなどの巨大さに驚かされた。
あまり大きくない水槽だから巨大に見えるのだろうか? 

気になると言えばもうひとつ。化石コーナーの壁画。
ベレムナイト? やウミユリなどが描かれた太古の海の絵の中に泳ぐ魚が、どう見てもパイクとティラピア(笑)
LY5A5513.jpg
何故?
そんなに古代魚っぽい見た目でもないような気がするんだけど……
そもそも、描かれたような時代に、これらの魚はまだ出現していないんじゃないのかなぁ?

海獣ショーのないそれほど規模の大きくない志摩マリンランドでほぼ1日。
鳥羽水族館に行こうかな… なんていう思い付きにもめげず、長い時間を過ごしたお陰で、写真が満足に撮れず不完全燃焼に終わった9年前の“借り”は返せたのかなぁ、と。
nice!(0)  コメント(0) 

チョウザメ腕ガブ体験@標津サーモン科学館 [淡水魚]

ゴールデンウィーク中盤に差し掛かりつつあった5月2日。
携帯にメッセージが届いたことを知らせる音が鳴った。
メッセージの送り主は、標津サーモン科学館の副館長。

「めnちさんが腕ガブやりましたよ」

わざわざご連絡いただいて何なのですが、別に競っている訳では……

めnちには絶対できないと思っていたんだけど(笑)、館長にサポートされ、無事? 腕ガブされてきたらしい。
http://blog.livedoor.jp/pokomenchi0929/archives/52026055.html(めnちのブログ)

めnちが腕ガブされた6日後、別件で道東に行く機会ができたので、イベントのお礼も兼ねて標津までレンタカーを走らせた。

サーモン科学館に到着すると、オレを見るなり館長が、

「めnちさんが腕ガブやりましたよ」

競っている訳ではないんですけど……

とはいうものの、やりたいと言い続けていながら、やっていなかったのは事実。
今日こそやって帰りますよ!! と宣言すると、オレの前を歩く館長が真顔になり、

「分かってると思いますけど、骨折しても知らないですからね」

標津サーモン科学館名物? のチョウザメ腕ガブが一般の人に向けた体験メニューにならない理由は、まさにこれ。
口に歯がないとは言え、相手は2mを超すパワフルな魚。しかもそれが餌を食べるつもりでくるのだから、予測できない何かが起きるかも知れない。
その口に好きこのんで手を突っ込もうというのだから、自分のことながら、頭おかしいんじゃないの? と(笑)
骨折したら、帰り、運転できるのかなぁ? とか考えながら、チョウザメが暮らすプールへ。

ゴールデンウィークも過ぎた5月の半ばと言うのに、この日の標津の気温は真冬の東京くらいに寒くて、しかも風も強い。
ガタガタ震えながら(寒さにね)、上着の袖をまくり、チョウザメプールに腕を突っ込むと……
温かい!!
チョウザメプールの水温は16℃。
あまりの寒さに水温が暖かく感じてしまうのだ。5月半ばにしてこの寒さ。標津恐るべし。

LY5A6925.jpg
手に餌を握り、水中でしばらく待っていると、スーッとチョウザメが近づいてくる。
やってきたのは、吻の長い綺麗な顔をした“はっぴ”。(画像上)

バクッ!! バシャッ!!
IMGP1524.jpg
一瞬の出来事。
オレの腕は見事に折れ…… 

てはいなくて、突き指も怪我もなし。
それどころか、たいして痛くもなかった。
これなら館内の指パクプールにいる最大個体、ボスの方が痛いくらい。
館長によると、はっぴは優しいらしい。
TVなどで紹介される際に登場するのは、エース級の個体、“うっぴ”。
LY5A2940.jpg
うっぴの腕ガブby館長。いつかこれに挑戦したいなぁ。腕を折りたい訳ではないけれど……

うっぴの腕ガブは見た目にも豪快だが、その分、素人にはハード? らしい。
この日のうっぴは機嫌が悪かったようで、餌を持っているのに見向きもしてくれなかった。
反面、はっぴはとても反応がよく、その後も残りの餌を握ってはバクッ!! を繰り返し、少なくともはっぴが相手ならスムーズに腕ガブができるようになった。

動画


すると館長、

「回数はめnちさんの上行きましたね」

いや、だから、館長、競ってないんですってば!!

誰でも体験できる話ではない腕ガブに対し、館内の指パクなら誰でも体験できる。
この日もそちらにも手を突っ込んできたが、空腹にいきり立ってた? ボス(最大個体)が激しく泳いでおり、餌に対する反応もすごくよかった。
もちろん、手にも勢いよく喰らいついてくるのだけど、見る度にデカくなってるボスだけに、まぁまぁの圧力。
手の小さな人なら、こちらで十分腕ガブが楽しめると思うので、こちらでどうぞ。

そんなボスのガブガブもそこそこに、見慣れないチョウザメが泳いでいるのを見つけた。
前からこんなのいたっけな?
LY5A6861.jpg

その正体はカラムカルミカ。ハイブリッド同士のハイブリッドという、もはや何が何だか分からないチョウザメ。
せっかくなので、こやつに指パクしてもらうことにした。
LY5A6865.jpg

オレくらいの上級者ともなると、個体を選んで指パクしてもらうことができるのだよ。
分かるかね? めnちくん。

あっ、競ってないんだった……(汗)
nice!(1)  コメント(0) 
前の10件 | -