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尖閣湾あげしま水族館(新潟) [水族館レポート(認定)]

佐渡にそんな施設がある、ということは知っていた。

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でも、行くつもりはなかった。
行ったことがあるという人の話を聞く限り、わざわざ行かなくちゃいけないような施設とは思えなかったから。
しかし、どうやら水族館の認定基準を満たしているらしく、今年3月に開催させてもらったイベントで、認定施設となってしまった。
認定施設となった以上は行かなきゃならない。認定水族館とか言い出しちゃった側としては、ね(汗)

だが、それがあるのは佐渡島である。
これまで行ったことはなく、行こうと考えたこともなかったため、どんな島なのか、そもそもどうやって行くのか、何も知らない。
それもあって、究極級の訪問難易度、という認識だった。

6月、新潟に行く用事ができた。
上越にうみがたりがオープンしたからだが、せっかく新潟に行くのだからと、佐渡島へも行くことに決めた。
そこで、ざっくり調べてみると、島に渡る船(ジェットフォイル)は、往復で1万円以上も掛かるという!!
これまで聞いていた評判も相まって、ますます行く気が失せるような気分だった。

覚悟を決めて“難敵”に挑んではみたものの、実際に行ってみると思っていたほど遠くなかった、というか、考えていたよりずっと近くて、簡単に行けることが分かった。
感覚的には、むろとや志布志よりはずっと簡単に行けたような気がする。
新潟港へは新潟駅から路線バスで約15分。そこからジェットフォイルで約1時間で佐渡の両津港に着く。両津港からは約35㎞ほどなので、クルマなら50分もあれば到着できる。
レンタカー店も港の前に並んでいるので、スムーズな移動が可能。
東京からなら、その気になれば日帰りもできるのではないだろうか?
オレは直江津から新潟市へ移動して、新潟港から佐渡へと渡ったが、うみがたりのある直江津からも、高速フェリーが出ている。
今にして思えば、その高速フェリーとやらにも乗ってみたかったような……

ジェットフォイルに乗ったのが初めてで、そのあまりに快適な船旅はかなり楽しかったのだけど、目的は水族館である!!
水族館があるのは揚島遊園という海に面した崖の上みたいな場所にある観光施設。
お土産や簡単な食事もできて、景色や遊覧船に加えて、水族館もありますよ、みたいな位置づけ。
オレが行った日は、とても天気がよく、初夏という季節もあってか、とりわけ佐渡の景色と、綺麗な日本海が楽しめたが、景色を楽しみに佐渡まで来た訳じゃない!!
見た目からして古めかしい水族館に入館してみると…… 「あっ、昔の水族館だ」と思った。
昔と言っても、10年や20年くらいの話ではなく、もっと前の水族館のこと。
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薄暗い館内の壁面に沿って並ぶ水槽。館内中央には小さいけれど回遊水槽。その周りには、三和土(たたき)池が並び、活き魚販売よろしく魚が泳いでいる。
その暗さ、回遊水槽のサイズ感、そして昔の水族館によくあった三和土池での展示。
さらに、擬岩などのデコレーションがほとんどなく、青い壁に囲まれた素っ気ない水槽も、昔を思い起こさせる。
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オレの水族館デビューは、今から41年前の須磨水族館だったのだけど、少々大袈裟に言えば、その当時にタイムスリップしたかのようで、何とも懐かしい気分になった。
その頃の水族館の記憶がある人なら、オレと同じような懐かしさを憶えるのかも知れない。
ただし、若い人たちからすれば、古めかしいだけ、かも知れないけれど。
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規模の小ささも昔の水族館らしいところ。
館内中央の小ぶりな回遊水槽と三和土池、コの字型に壁に沿って並ぶ水槽がすべて。
かなりじっくり見て回っても、1時間もあれば十分見終えてしまうほどの規模感だ。
水槽の中を泳ぐのは、目の前の尖閣湾で見られるものが中心なので、驚くようなものはいないのだけど、通年を通して展示されている生きたイカはこの水族館の目玉だ。
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イカは時期によって獲れる種類が異なるため、時期によってヤリイカやアオリイカなど種類が変わるらしく、オレが行った時にはスルメイカが展示されていた。

例によって? オレはこの水族館に行くためだけに佐渡に渡り、他の用はなかったのだけど、この施設があったお陰で、未知の佐渡島に行く機会を得たし、水族館の全国制覇にまた一歩、近づくことができた。

小規模だが、静かにじっくり見学できるし、昔の水族館はこんな感じだったのか、と、日本の水族館の歴史を垣間見られるような気分にもなれる。
水族館巡ラー的には、マリンピア日本海やうみがたりとハシゴも(1日では無理だけど)できる、

などが、あげしま水族館に行く理由、になるだろうか。
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東京タワー水族館の話 むかしがたり [雑談]

東京タワー水族館が閉館した。

都内ではサンシャイン水族館と並ぶ老舗だが、開館40年めの節目の年にその歴史に幕を下ろすことになった。
個人的には評価の高くない施設だったから、このブログに登場する東京タワー水族館は、大抵、あまりいいことは書いていない。

しかし、思い出はある。それも膨大に。
今でこそ評価の低い東京タワー水族館だが、昔のオレにとっては、日本で一番好きな水族館だったと言っても間違いないくらい、好きで仕方がない時代があった。
30年くらい前の話だけれど、当時のオレにはひたすら“夢の国”だった。

この先、低評価が覆ることも、新しい記憶も作ることはできなくなったので、東京タワー水族館にまつわる個人的な昔話を書こうと思う。

東京タワー水族館がオレの「夢の国」だったのは、オレがまだ中学生だった頃。
開館して8年めくらいの時代。
館内のレイアウトとかは、閉館直前の頃と大きく違っていなかったけれど、当時はレッドテールキャットが泳ぐ水槽がもっと小さなものだったり、アマゾンエリアのフロア中央の水槽がなかったり、アジアゾーンのバガリウスがいた水槽もなかった。
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また、しばしば話題となった多くの種類のピラニアたちも、当時はほとんどいなかった。その頃はまだ、そんなピラニアを始め、日本未輸入の種類も多く、閉館が近づいた頃にいた魚も、見られないものが多かった。
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でも、外国産の魚、いわゆる“熱帯魚”を飼うようになって日が浅かったオレには、そこにいるすべてが眩しく、文字通り、死ぬほど感動できた。
とりわけ、当時、こんな大きな個体はここでしか見られない、みたいな個体がいたエンドリケリィやオルナティピンニスなどのポリプテルスは、その頃のオレの強烈な憧れの対象だったことも手伝って、水槽前から離れられなくなったことも1度や2度じゃなかった。
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他にも、CITES(ワシントン条約)加盟以前に輸入されたアジアアロワナや、1匹飼いされた大きなフラミンゴシクリッド、ポリプテルスと一緒な水槽にいたこれまた大きなシノドンティス・アカンソミアスとか、超強力に記憶に焼き付けられたそれらの魚たちのことは、思い出フィルターの効果もあって、死ぬまで色褪せないだろうと思う。
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そこまでオレを熱狂させたのは、東京タワー水族館にいた魚が、熱帯魚店でも見掛けるような魚で、お金さえ出せば手に入れられる実現可能な“夢”だったことがひとつ。
当時は今と違って、P.エンドリも安くても数万円はしていたから、中学生になったばかりの小僧には夢の魚。そんな憧れの存在の、カッコよく仕上がった姿には、やはり熱狂せずにはいられなかった。
加えて、かつての東京タワー水族館には、バックヤードに販売コーナーがあり、当時、そこでの販売価格が、そのほかの熱帯魚店よりやや安かったことも夢をより現実的なものとして見せてくれていた。

当時の熱帯魚店は値段だけでなく、敷居も高く、客になれない小僧のオレには大いに入りにくかった。
勇気を出して入ってみても、店主のオッサンが何も言わずギロリとこちらをにらみ、威圧してくる。
威圧してくるだけならいい方で、「ガキは帰れ」と言ってくるオッサンも少なくなかった。
今はもうそんな店はないのだろうけど、それが当たり前の熱帯魚店とは違い、入館料こそ必要だが、追い返されることなく、好きなだけ魚が見られた東京タワー水族館はまさしく天国だった。

憧れは、水槽の中を泳ぐ魚だけでなく、水槽そのものもその対象だった。
葛西臨海水族園も海遊館も美ら海水族館もない当時、水族館に行っても今日のような巨大水槽はなかなかなく、一般家庭で魚を飼育する水槽というと、90㎝水槽でも大型と言ってもらえた時代だ。
実際、当時は専門誌にも“90㎝水槽ではアロワナの終生飼育はできません”なんて、今なら誰もそんなことは考えないような文言が当たり前に載っていたりしたような時代だったから、東京タワーにある奥行き90㎝の展示水槽は、当時、何を飼っても許されるレベルの巨大水槽だったのだ。
“オレもこんな大きな水槽が持てたら……”と溜息を洩らしたものだった。
今日の基準では、狭くて窮屈そうに見える東京タワー水族館の水槽も、その頃はピラルクーが泳いでいたって、おかしなことではなかった。
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その当時は、日本に輸入されてくる魚の種類数も少なく、東京タワー水族館で見られる魚の種類も少なかったはずだが、その頃の日本はまさにバブルの突入するバブル前夜の頃。
その後、空前の好景気に合わせて、日本に様々な魚が入ってくるようになるのだが、そのことが、東京タワー水族館に求められる役割に変化をもたらすきっかけになったのかも、と、オレは考えている。

そんな話は次回…… 続く…… かも!?
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志布志湾大黒イルカランド(宮崎) [水族館レポート(認定)]

以前、飛行機に乗った時のこと。
退屈しのぎに機内誌をパラパラとめくっていると「志布志湾大黒イルカランド」なる施設が載っているのが目に入った。
航空会社に関わらず機内誌はヤバい。不意に見知らぬ施設を発見してしまうことがあるからだ。

その時は、よくあるイルカおさわり施設なのだろうと、気にも留めなかったのだけど、その後、行ったという人に何名か遭遇。その印象が概ね好評なのだ。
しかも、その内のひとりは某水族館の関係者。「全然期待しないで行ったのに、思ったよりよくてビックリした。行ってみた方がいいですよ」と、かなりの高評価。
どうやら、オレが思っていたような施設ではないようで、これは行ってみるしかない!! となったまではよかったものの、例によって? アクセス難易度が高い。

施設があるのは鹿児島と宮崎の県境みたいな場所。施設名こそ志布志湾だが、施設があるのは宮崎県。
鹿児島空港からレンタカーで向かったのだけど、空港からはほとんど高速なので道順は比較的簡単だった。しかし、時間は1時間半くらいは掛かってしまうのだけど。
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施設はイルカがいる有料ゾーンと、海産物などのお土産や食事ができる道の駅のような無料ゾーンがあって、目的のイルカランドは無料ゾーンの奥にある入り口から入館する。
余談ながらこの無料ゾーン、お土産だけでなく、海産物などかなりいろいろなものが売られていて、同行者によると、かなり魅力的なラインナップだったらしい。

施設は海沿いの崖に面した場所にあって、左右に細長いつくり。
入り口を背中に、左手側にはまずペンギンがいて、その先にポニーやウサギなど小動物がいる小動物園的スペース。
中央にイルカショープールがあり、そのさらに右手側にはウミガメやタッチプール、釣り堀、ショーに出ていないイルカのプールなど。
イルカランドという施設名に反して、かなり内容盛り沢山。規模はそれほど大きくなかったけれど、あれやこれやひと通り見て回ると、誰でも半日は十分に楽しめる。
確かにこれは侮ってたかも知れない。

主役のイルカは、イルカスタジアムにバンドウイルカ、カマイルカが6頭、きちんと確認できなかったが屋外のイルカプールにも同じくらいの数がいるようだ。
屋外にいるものは、技の練習中のようで、そのトレーニングの様子が何度か見られたが、ふれあい体験などにも参加しているらしい。
ショープールにいるものも含め、餌やりとか記念撮影など、ふれあい系の有料プログラムもいろいろ設定されていて、イルカランドの名前に抱く期待を裏切らない!! といった感じ。
ショーだってバカにできない内容だった。
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ショースタジアムにいる6頭すべてが登場するのだけど、よく見るボールタッチとか各種ジャンプ系の技を見せてくれるだけでなく、某水族館のイルカの看板的な超高度な種目も練習中だそうで、オレが行った時のショーでもその時点でできるところまでが披露された。
オレが行ってから、既に半年近くが経過しているから、今頃、さらに完成に近づいてる? かも知れない。
イルカショーで披露される定番技のひとつに、テールウォークがあるけれど、その主戦力はカマイルカ。もちろんここでもカマイルカによって披露されるが、バンドウイルカのテールウォークにもちょっと驚かされた。
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バンドウイルカが見せてくれるテールウォークにしては、高さが高いのだ。
トレーナー氏によると、高さにはこだわってます!! とのことだったが、ここのショーの注目ポイントのひとつだと思う。

ショーの内容とはまったく関係ないのだけど、写真の撮りづらさには泣かされた。
スタジアムの観客席は海に向かって座るような配置になっているのだけど、スタジアムには屋根があるので当然、海側の方がずっと明るい。
つまり、写真がすべて逆光のようになってしまい、ジャンプするイルカがすべて、シルエットみたいになってしまうのだ。
ショーで活躍するイルカたちをカッコよく写真に収めることは、相当困難なのが残念なところだ。

イルカスタジアムの下の階は、イルカショープールを横(下)から見られる窓が付いている他、小さな水族館もあった。
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飼育スタッフ氏が採集してきた魚が展示されているそうで、水槽も展示種類数も多くはないものの、水族館らしい雰囲気。
そこから外へ出ると、竜宮の館と名付けられたプールにウミガメが沢山。
しかも、驚くほど大きな個体がいたりする。
それに与える餌も売られていて、可愛らしいサイズの個体が泳ぐ小さめプールもあるけれど、ここはあえて巨大ウミガメに挑戦したい。
足元に迫る巨大ウミガメにトングごと食われるんじゃないか、みたいなドキドキ感のある餌やりが楽しめる。

そんなドキドキ感はタッチプールでも味わえた。
ここのタッチプールは大きく、様々なものが入っている。
定番のヒトデやアメフラシなどが入った区画もあるが、餌やりや針なしの釣り竿で釣りごっこができる、タイやメジナなどが沢山入った区画、さらには、「ここ、ホントにタッチプール?」と思ってしまうような、大きなネコザメやオオセ、さらにはコバンザメにヒラメが入った区画まであった。
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コバンザメやヒラメ、オオセなどはいずれも、展示用としても十分なほどの立派な大きさがあり、しかもそれらは口に歯を持つ魚たちだ。
そこに手を突っ込むのには少々(かなりの)勇気が試される。実際、オレはこちらの方を向いたヒラメの口に怯み、手を突っ込むことはできなかった(笑)

行くまでは、規模もそれほど大きくなさそうだし…… なんて思っていたのだけど、いざ行ってみると、行く先々で意外な驚きに遭遇し、それが楽しいため、結構な時間が経っていたりした。
オレが行った日は、帰りの飛行機が欠航になるかもレベルの大雨だったのだけど、これがいい天気だったなら、もっとあれこれ楽しめたような気がするのが残念だったが、これからここへ行こうという人には、時間に余裕を持っていくことをオススメしておきます!!
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森の水族館(岐阜) [水族館レポート(認定)]

3月に開催させてもらったイベントで、水族館の認定条件や、対象になっていなかった水族館をあらためて調べた結果、追加で認定された施設がいくつかあった。
岐阜の森の水族館もそのひとつ。新たに追加認定された施設だった。

施設のことは、中村さんの水族館ガイドにも載っていたし、知ってはいた。
しかし、行くつもりはまったくなかった。
規模が小さく、見たいものもない。行った人の評判もあまり…… となると、わざわざ行く理由も見つからなかったからだ。

しかし、認定となってしまったからには、行かなきゃならない。
ついでに、行きたかったアクアトトに行く予定にはしたものの、何とも気が乗らない。
行った人に聞いた“鉄道模型のジオラマを見せられる”とか“説明係のお婆さんの話を聞かなきゃいけない”とか、よく分からないルールが存在しているようで、なおさら気が重い。
しかし、意を決して、岐阜県北部、高山へとレンタカーを走らせた。

岐阜県内だから、という理由で、岐阜駅を起点に出発したのだけど、遠かった……
岐阜駅前からはほとんど高速のみ、みたいな行程だったにも関わらず、2時間少し掛かった。後であらためて地図を見てみると、岐阜というより長野寄りで、岐阜市からより松本から行った方が行きやすい? みたいな場所。
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レンタカーのナビに従って辿り着いた場所には、立派な古民家が。
目的の水族館は、この古民家に隣接している。
呼び鈴を押すと、お婆さんが出てきたので、水族館を見学したい旨を伝え、入館料を支払う。
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行ったのは4月の半ばで、岐阜市街は20℃を超えていたけれど、標高の高いこの辺りはまだまだ寒くて、10℃未満と寒い。
天気が良く、風もなく、目的の水族館はビニールハウスの中にあるので、幸い、凍えずに済んだ。
季節によっては、しっかり防寒対策が必要かも知れない。
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水族館はL字型に並んだ水槽と、小さな置き型水槽がいくつか。
全部で10あるかないか、認定基準ギリギリなライン。
水槽よりもその外側が明るいので、水槽内は見にくいところがあるものの、水槽内は山からの湧き水で満たされていて水はキリっとクリア。水流に揺らめくコケの緑がとても綺麗。
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一番大きな区画を泳ぐのは、イトウと大きなニジマス(多分、ドナルドソン)。
斜めになった水槽はイトウの区画から順に、イワナ、ヤマメ、ウグイなどへと展示魚が変わっていく。一番入り口側の区画にはチョウザメ(ベステル)もいた。
日本最小の水族館を謳っているだけあって、展示はほぼこれで終わり。
ビニールハウス内という環境のためか、水槽周辺に生えたコケや草が綺麗で、大袈裟に言えば、自然の川を覗き込んでるような感覚がちょっとだけあったとは言え、ここだけにしかいないようなものがいるでもなく、水族館だけだとホント、あっさり。
しっかりしっかり見学したとしても、30分もあれば十分だと思う。

見学を終え、帰ろうと入り口あたりまで戻ると、先ほどのお婆さんによる解説が始まった。
決まった説明口上があるらしく、イトウやチョウザメについての話を聞いた後、隣の部屋へ行って座るよう案内された。
そこで鉄道模型のジオラマを見学させられるのだ。
水族館→鉄道模型ジオラマ→古民家→古民家2階の絵画と、観覧順路が明確に決められていて、正直、水族館以外は用がないので帰りたかったのだけど、そうはさせない!! と言わんばかりの勢いで、少々威圧的にさえ感じるほどにお婆さんの案内が続く。
仕方なく、ひと通りの見学を終え、また入口へと戻ると、湧き水で淹れたというコーヒーが振る舞われた。
そこに再び案内のお婆さん。先ほどまでの威圧感が消え、柔和な表情に。
コーヒーをいただきつつ、少し話を聞いたりしたのだけど、何を話したかは覚えていないものの、解説よりこの時間の方がよほど楽しく、印象が良かったことだけは覚えている。

帰りがけ、古民家の玄関横の厩で飼われた馬を見せてくれたのだけど、この馬がお婆さんの指示でお手? をしたり、いくつか簡単な芸? を披露してくれた。
馬も言葉による指示だけでちゃんとこちらの意図が伝わることに驚いたのと、この馬が可愛く、しかも最後に見たためか、やけに強く印象に残った。
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水量10tで、一応、展示種類数以外の認定基準は満たしているし、飼われている魚も変に汚かったりしないので、悪い印象も残らない反面、水族館に行ったという満足感はあまり得られないと思う。
それに対して、その行きにくさを考えると、“全国制覇”のステータスが欲しいという人以外、わざわざ行かなくてもいいんじゃないかなぁ、みたいな気がする。

この辺りに用事があるとか、古民家に興味があるとか、そういうついでがある時に寄ってみるといいと思います!!
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サケ遠征2018@標津サーモン科学館 [淡水魚]

8月が終わりに近づき、9月が近づくにつれて気になりだすのが、標津川の動向だ。
もちろん、サケの遡上動向のことだ。
今年は例年以上に気が気じゃなかった。
というのも、一昨年は台風による大増水、昨年は大渇水で2年連続で記録級の大不調に当たってしまっていたからだ。
もし、今年もそんなだったら…… 遡上時期に標津に行くのはもう止めよう…… そう考えていたくらい、個人的には勝負の年だった。

しかし、だ。
そんな標津に行く4日前、北海道を大きな地震が襲った。
ご存知の通り、その後の北海道は全道で停電に見舞われた。
これはもう遡上どころの話ではない。泣く泣く北海道行きを諦めることにした。
しかし、行けないと思うと、頭の中にはセッパリになったカラフトマスや、ブナ毛になったサケの姿ばかりが思い浮かび、残念でならない。
オレが被災した訳でも、ウチが停電した訳でもないのに、暗く沈む1日。
そんなオレとは裏腹に、北海道の方がずっと力強かった。停電の解消に伴い、行こうとしていた水族館施設が次々に開館。
それなら、オレとしても行かない理由がない。
止めるのを止めて、予定通り、北海道へ向かう飛行機に乗った。

機内のアナウンス。「中標津空港周辺の天気は小雨……」
降りてみると、小雨ではなく、まぁまぁの雨。
普段ならガッカリする雨も、遡上見学が目的なら話は別。むしろ、いい天気と言っていい。

サーモン科学館へ到着するや否や、まず、川へ。
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天気が悪く見にくかったがそこそこの数の魚が泳いでいるのが見て取れた。
どのくらいいるのかまでは分からなかったけれど、それでも昨年より多いことは間違いない。
意気揚々と魚道水槽へと向かうと、数匹のカラフトマスとサケがいるのが目に入った。
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カラフトマスの姿は昨年も見られたが、それよりも断然多いし、何より、セッパリになったオスの姿が見られたのは、標津まで来た甲斐があったというものだ。
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停電の影響で、魚道水槽が1度、クローズされてしまったので、そこからのリセットということで、やや少なめ、とのことだったが、それでも、昨年や一昨年と比べれば天と地ほどの差だ。
何しろ、この魚道水槽で遡上サケの姿を見るのは、2015年以来なのだから。

その後も魚道水槽を眺めていたら、雨が呼び水となったのか、少しずつ魚の数が増えていき、最終的に10匹前後の数となった。
それでも館長は「少ない~」「マスばっかりでサケがいない~」と嘆いていたけれど、オレからすれば、魚道水槽でこれだけの数の遡上サケが見られたのは3年ぶり。
少ないのかも知れないけど、数匹しかいなかった昨年や、魚道水槽が開通すらしていなかった一昨年に比べれば十分に満足できる光景だった。
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また、サケよりもカラフトマスが多いことも、オレにはむしろありがたいこと。
本州でも遡上があるサケとは違い、日本ではオホーツク海に面した川にしか遡上しないカラフトマスは、オレにとっては特別感のある魚だ。
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サケもいるよ~

前日の雨が効いたのか、翌日の午前中はかなりの数の魚が魚道水槽を賑わせていたらしい。
そのことは館長からも言われていたのだけど、北海道遠征の目的のひとつでもあったくしろ水族館に行くため、その午前中をパス。
午後に標津に戻ったものの、前日と同水準程度の魚しか見られなかった。
その後、水槽前でしばらく待ってはみたものの、泥濁りが強くなり水槽内がまったく見えなくなってしまったため、待つのを止めたが、それでも今年は悪くなかったと思う。

大変な時に呑気にサケなんて見に行っていいものかと、直前まで悩んだけれど、結果的に行ってよかった。
北海道と言ってもオレが行った場所は、コンビニに物が少なかったり、夜が多少暗かったりはしたけれど、それでも7年前の東京よりは全然マシだったし、昼間は地震があったことさえ忘れててしまいそうなくらい、普通だった。
もし、サケの遡上を見に行きたいと考えている人がいるなら、標津、オススメです!!
何の根拠がある訳ではないけれど、今年の標津の遡上、何だか良さそうな気がするから。
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アクアトトぎふの気になる魚 Vol.3 [淡水魚]

キチヌ、ゴライアスタイガー以外にもうひとつ、というか、この時、アクアトトに行った最大の目的はゴライアスと同じアフリカゾーン、タンガニイカ湖水槽の新入り、オーレオクロミス・タンガニカエだった。
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以前、タンガニイカ湖の水槽では、このタンガニカエの代わりに、同属のナイルティラピアが泳いでいた。
世界中に移入され、生息している魚なので、タンガニイカ湖にもいるようなのだけど、個人的にはこの水槽で展示されていることに違和感があった。
タンガニイカ湖の水槽なのだから、名前にナイルと付くものとタンガニイカと付くものとがいるのなら、当然、後者がいるべきだろう、と。
それがついに、“本来あるべき状態”となった訳だ。

この2種類、同属だけに体形や雰囲気はよく似ているし、ほとんどの人にとっては、どちらでもいい部分かも知れない。
でも、この水槽の担当氏なのか、はたまたアクアトトのこだわりなのかは分からないけれど、わざわざこんなマニアックな魚を導入し、展示している。
もうホント、素晴らしいとしか言えないよね。

実を言うと、タンガニカエを見たのは初めて。
写真では見たことがあったし、観賞魚として流通していたことがあるのも知っていたけど、かなりマニアックな魚だし、なかなか見る機会に恵まれなかったのだ。
初めて見るタンガニカエは、驚きの綺麗さ。まさかこんなに綺麗な魚だとは思わなかった。
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かつて、写真で見たものは、ナイルティラピアと変わらないと思うくらいよく似ていた。
しかし実物は、色はより鮮やかで、赤が鮮やかな鰭もより大きくヒラヒラした感じ。オレの想像をはるかに上回る美しさに驚くやら、見とれるやら……
珍しいって言っても、ティラピアだろ? そんな風に思ってた自分を恥じるのと同時に、これならナイルティラピアと見間違うはずはない!! ということがよく分かったし、これまで知らなかった綺麗さを知ることができて、ホント、感謝!!

同じ水槽には現在、3年前、オレを岐阜へと引き寄せたペリッソドゥスも泳いでいるらしく、早くも次回の目的ができてしまっている(笑)

アクアトトのアフリカゾーンと言えば、このタンガニカエの他、先週のブログに書いたゴライアスタイガーがイチオシではあるのだけど、ふと目が留まったのが淡水フグのテトラオドン・ムブ。
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かつては小さい水槽に1匹でいたような覚えがあるのだけど、シノドンティスやコンゴテトラが泳ぐ水槽に移動になっていた。
一般的に他魚との混泳不可とされている淡水フグにあって、ムブは比較的おとなしく、加えて、あまり魚(食べるの)を好まないため、混泳も可能、と言われている。ただし、個体によりけり、だけど。
アクアトトのムブは、そんな“大丈夫”な個体だったのだろう。
たった1匹ながら、そこそこの大きさがあることもあって存在感が強く、ムブの水槽、みたいな感じに(笑)
フグが入る前から、個人的には好きな水槽だったけれど、目立つところを泳ぎ続けているフグのお陰で、この水槽を覗き込む人も増えるのではないだろうか?

アフリカゾーンの手前、アジアゾーンでもアクアトトでは初めて見るマニアックな魚が。
メコンオオナマズの水槽の隣、パールムやオスフロが泳ぐ水槽にいたオスフロネームス・エクソドン。
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水族館の水槽で泳がしておくなら、“普通の”オスフロでいいんじゃない? なんて思ってしまうのだけど、レッドフィンでもなく、あえてエクソドンを入れるところにこだわりを感じるよね。
下世話な話だけれど、このエクソドン、普通のオスフロと比べるとはるかに高額なのだ。
個人的にはエクソドンが好きな訳ではないけれど、ほとんどの人にとっては、普通のオスフロでも、エクソドンでもどっちでもいいはずで、それが即ち集客、とはならないような気がするのだけど、そんな魚に、それなりの金額を使って(展示して)くれるということ自体、個人的にはすごくありがたく思うし、そういうこだわり、ホント、好き(笑) そういえば、O.タンガニカエもそんな魚だね。

オレのアクアトトの評価がここ最近、急上昇しているのには、こういう“変な魚”の展示が増えたことに加えて、それらがきちんと綺麗な状態で展示されているから。

常々思っているのだけど、水族館ではなるべく綺麗じゃない状態の魚は展示して欲しくない。
お金を払って見に行っているから、というのもなくはないけれど、それ以上に、その魚を知らない人が初めてその魚を見た時、その綺麗じゃない状態を見て“この魚はこういう魚なんだ”と思って欲しくないから。

こういう“変わった”展示が続くと、次は何を見せてくれるのかと楽しみになる。
もう少しコンスタントに行きたいのだけど、ウチから近くないので、そう頻繁に行ける場所じゃないのが残念だよなぁ、やっぱり。
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コラムに誘われ…… アクアトトぎふ [淡水魚]

アクアトトぎふのHP内の「おもしろ飼育コラム」という、飼育スタッフ氏によるブログがある。
たまたま見掛けた回の時、キチヌについて熱い思いが綴られていた。
http://aquatotto.com/blog-diary/detail.php?p=2646

こんなの読んじゃうと、そのキチヌが見てみたい気分になってくる。

しかし、キチヌである。
言っちゃなんだが、わざわざ岐阜まで、それも淡水魚の水族館に見に行くような魚じゃない。

でも、さらにその前の飼育コラムに、これまた気になる内容が。
「ゴライアスタイガー、展示開始」
http://aquatotto.com/blog-diary/detail.php?p=2543

ゴライアスタイガーは、正直、あまり好きな魚ではないのだけど、そのコラムを読んだら、コラムの主役? に会ってみたくなってしまった。
キチヌとゴライアスタイガー。コラムの主に会うため(それ以外の目的もあったけど)、アクアトトへと足を運ぶことにした。
驚いたことに、前回行ってから既に2年半もが経過してしまっていて、さらにそれをブログにするのに半年近くが経過しているという、コラムも行ったのも結構前の話なのだけど……

まずはキチヌ。
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思ったより小さい!!
同じ水槽には、このキチヌよりもずっと大きなクロダイやアイゴも泳いでいて、水槽の中では体の小ささもあって、“態度のデカさ”は感じなかったけれど、逆に、これだけ小さな体で、大きな魚の中に入ってやっていけてるのは、コラムに書かれていた気の強さならではなのかなぁ、と。
いずれにしても、半端なサイズのキチヌを、写真に収めようと頑張ったのは初めてだ(笑) 恐るべしコラムパワー(笑)

そしてもう1匹の主役、コンゴ川水槽に仲間入りしたゴライアスタイガー。
コンゴ川水槽をゆっくりと回遊するように泳ぐその姿を見た時、思わず“カッコいい!!”と声が出た。
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この水槽にはもう1匹、同属のタイガーフィッシュもおり、それも国内ではなかなか見ない立派なサイズなのだけど、そこはやはりゴライアス。より物騒な顔つきと、大きなヒレ。堂々とした泳ぎ。すべてが格が違う!! と言わんばかりの存在感。
これまでこの水槽では、H.vittatus(タイガーフィッシュ)がカッコよく見えていたんだけど、やっぱりゴライアスと比べると、顔つきも体つきも見劣りがしてしまうような気がするなぁ。
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タイガーフィッシュ(H.vittatus)

展示されているゴライアスは、小さな幼魚から現在のサイズまで育てたものなのだそうだけど、よくもまぁ、この神経質で死にやすい魚を、こんなに綺麗にこのサイズまでしたものだと驚かされる。
観賞魚としても輸入されているので、時折、そこそこサイズになったものを見掛けるけれど、アクアトトにいるものは、水槽が大きいのもあってか、そういうものより伸びやかな育ち具合で、よりカッコいいように思った。
この個体を見て思ったのは、それが育ったというバックヤードの水槽環境も見てみたい、ということ。
遊泳性の強い大型魚を、このサイズまで綺麗に育てられる環境…… 興味を引かれるよね。
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なお、ゴライアスタイガーを展示している水族館は、日本ではアクアトトだけのはずだ。

ゴライアスタイガーは思っていた以上にカッコよかったし、それが見られるようになったことはとても喜ばしいことだとは思うのだけど、ゴライアスが泳ぐその水槽にいたナイルパーチの姿が見えないことが気になった。
特定外来の指定の影響で、展示から下げたのだろうか? ゴライアスとは違い、こちらは好きな魚なだけに、気になって仕方がない。

という訳で、メコンオオナマズの給餌解説の時に、解説していた飼育スタッフ氏に聞いてみると……
何とも残念なことに、2匹とも死んでしまったのだそうだ。
1匹が死んだ後を追うように、もう1匹も死んでしまったのだとか。開館の頃からいるし、突然だったようなので、寿命、だろうか?
大きい方の個体は、サイズもかなりのものだったし……
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仕方がないこととは言え、アクアトトに来る大きな楽しみのひとつだっただけに残念でならない。
日本では代わりの個体も手に入れられないし……


アクアトトの話はもう1週続きます。
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水族館飲み会、やります!! [その他]

9月22日、東京世田谷、若林のかなざわ珈琲にて“水族館飲み会”やります!!

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Twitterでしか告知してなかったので、一応、こちらでも。

3月、5月に開催させてもらったイベントの時、終了後、急がなくていい人はそのまま残って、簡単な打ち上げみたいなことをさせてもらいました。
それがその参加者に好評で、“こういうのまたやりたい”という感想が多く聞かれました。

水族館巡りがテーマのイベントで、水族館巡りをしている、興味がある、みたいな人ばかりが集まっていて、そんな人たち同士が水族館の話をするのだから、それは楽しい訳です。

という訳で、水族館飲み会、やることにしました。
といってもイベントではなく、私、ミストラルも、めnちもかめきちさんもいますが、コンテンツはありません。

普段、周りに水族館の話ができる人がいない、とか、とにかく水族館の話がしたい、などなど、そんな人はきっと楽しい時間が過ごせると思います。

来てくれる人はいずれも、水族館愛に溢れる人たちだろうと思います。
そんな人たちの声を直接聞くことは、水族館の人にとっても悪くない経験ではないかと思うのです。
自館の自慢やプロモーションをしてくれる水族館の人の参加もお待ちしております(笑)

なお、会場のかなざわ珈琲は17席ですが、今回はイベントではないため、定員を設定していません。当日飛び入りもOKです。
椅子がなければ立食になりますが、座りたい人は予約していただければ、と思います。

かなざわ珈琲 03-6804-0990

参加費は飲食付き3500円で、17時~。
17時に間に合わなくても、好きな時間に来てくれて構いませんし、適当な時間で帰ってもらっても構いません。
“飲み会”と銘打ってはいますが、お酒が飲めない人も参加ください。我々3人もあんまり飲めないので、全然問題なしです!!

それでは、9月22日、皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
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まかどシーマリンパーク(神奈川) [水族館レポート(認定)]

水族館大国日本には、実に様々な水族館があるけれど、全国114か所の認定施設の中でも、飛び切り級の変わり種が、横浜の間門小学校にあるまかどシーマリパークだろう。
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小学校にある水族館というと、先々週のブログで登場させた高知のむろと廃校水族館も近いかも知れない。
誰もがそこで6年間過ごした経験を持っていて、しかも、卒業後、そこに行く機会はなかなかない。だからこそ、廃校水族館でもその雰囲気に懐かしさを憶える人が多いのだと思うのだけど、まかどシーマリンパークは、生徒たちの賑やかな声が聞こえるし、先生や職員の人たちもいる現役の小学校にある施設。幼い頃の記憶はよりハッキリしたものとして思い出されるのではないだろうか?
昔の思い出に浸るには、静かな廃校の方が向いているのかな!?

とは言え、なかなか訪問ハードルの高い施設だった。
ハードルが高いと言っても、距離や時間の話じゃない。小学校という場所柄、オッサンには足を踏み入れにくいのだ。

オレが行った時、ちょうど休み時間が終わったくらいの頃だったのだろう。
賑やかな声と、校庭を走り回る大勢の小学生の姿が見えた。
そこにカメラバッグを下げたオッサンである。
それだけで通報されるんじゃないか!? みたいなドキドキ感。
見学には事前に職員室に寄って、見学したい旨を伝えることになっているので、見掛けた職員の人に声を掛けて、職員室の場所を聞く。
場所の確認もさることながら、不審者ではないアピールの意味合いもあっただろう。ここではそれも重要だ(汗)
教えてもらった職員室へ行き、水族館を見学したい旨を伝える。
職員室の扉を開けるなんて何年ぶりだろうか。オレの職員室の記憶なんて、ロクでもないものばかりだから、正直、思い出したくもないのだけれど、そういう記憶がじわじわと蘇ってくるような……

案内された水族館は、タッチプールなどがある部屋と、魚やウミガメがいる大きめの部屋、その2つの部屋をつなぐ廊下からなる3つのスペースで構成されている。
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春休みが明けた直後くらいのタイミングだったからだろうか。
水槽周辺のホコリとか、ガラスのコケとか、少しばかり“放置されてました”感が漂っていたけれど、小学校の水族館として考えれば規模、内容ともにかなりスゴイ!!
そもそも、ウミガメがいたり、擬岩がある水槽があったり、その時点で小学校にある水槽のレベルを大きく飛び越えている。
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間門小学校がある辺りは、昔は海だったそうで、それを伝えることを目的に作られた水族館だそうで、そこにいる生き物は海のものが多い。
広い方の部屋は汽車窓式の小さな水槽が並ぶ他、変形の置き型水槽などにメジナやカゴカキダイなど、比較的馴染み深い魚たちが泳いでいた。
もうひとつのタッチプールがある方の部屋は、生き物は少なめながら、南の海のナマコとかがいたりと、むしろ水族館的。
これら以外にも、先にも書いたように、アオウミガメがいたり、天然記念物のミヤコタナゴも沢山いる。
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認定条件(3月のイベント時に認定施設になった)に関しては、微妙な感じもするけれど、オレがもし、この小学校の生徒だったなら、間違いなく入り浸っていただろう空間だった。

とは言え、この水族館を管理しているのは、小学生たちではないそうだ。
基本的な管理や運営は外部のボランティア団体によって行われているらしく、小学生がやっているのは餌やりの手伝いくらいなのだとか。
水族館全体の印象として、ボランティアなら仕方がないかな? と思う部分もあるし、また、小学生たちにもっとやらせてあげれば、とも思ったけれど、もし、オレがここの生徒なら、何もかも放ったらかしにして、ひたすら水族館のことしかしなくなりそうだから、できることが制限されてるくらいでちょうどいいのかも!? もちろん、そんな子ばっかりじゃないと思うけれど(笑)

でも、同時に、ある程度の予算と、常駐のスタッフがひとりでもいれば、ものすごい施設になるポテンシャルは秘めていると思う。
例えば、やけに暗い汽車窓水槽に照明を追加したり、一般家庭の水槽的な雰囲気のタナゴやクマノミの水槽を、もう少しきちんと掃除をするとか、その程度のことでグンと見違えるはず。
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もちろん、公立の小学校だから、この水族館のためだけにそんな予算が付くとは思わないけれど、水槽を眺めながら、ああしたい、こうしたいと、妄想をしたくなるような施設だった。
それも、これだけの“器”があったればこそ。
結局のところ、これがある小学校って羨ましいなぁ、という当たり前の感想に落ち着いてしまうのだ。

ただ、難点があるとすれば、先にも書いたように、この小学校の関係者でもない者、とりわけオッサンにとっては、少々行きにくいところ。
公開日も設けられているそうなので、オッサン、というかおひとりさま男にはそっちの方がやや訪問ハードルが低いだろうか?
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奄美海洋展示館、再び [水族館レポート(認定)]

行った時期と、ブログにする順番がめちゃくちゃになってるので、実際に行ったのはかなり前の話なのだけど、奄美大島に行ってきた。

奄美大島に初めて行ったのは、奄美海洋展示館を目的に出掛けた2年前のこと。
その時は滞在時間も24時間未満で、しかもずっと雨だったので、せっかく奄美まで行ったというのに、webで見掛けるような綺麗な景色とか、海の青さとか、そういう奄美らしさをほとんど味わうことができなかった。
その“やり直し”と、もう少し奄美大島を知りたい。それが今回の目的。
でも、奄美大島まで行って、海洋展示館に寄らないで帰ってくるなんてことは、このオレに限ってないのである!!

2年前は平日で、天気も悪かったから海洋展示館やそれがある大浜海浜公園にもほとんど人はいなかったけれど、今回は天気のいい週末ということもあって、沢山の家族連れがピクニック? を楽しんでいた。
身動き取れない、という程ではなかったけれど、海洋展示館もとても賑やかだった。

2年前、オレを楽しませてくれた大水槽のコバンザメは1匹だけになってしまっていたけれど、見違えるほどに大きくなっていた。でも、そのせいなのかあまり泳がなくなり、壁にくっついたまま。以前のように顔を見に来てくれるようなことはなく、残念ながら今回は楽しませてもらえなかった。
しかし、その代わりに、ギチベラがカメラの前にやってきて、次々にポーズを取ってくれるサービスぶり。
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何でも、このギチベラ、この大水槽の主なのだそうだ。

オレが行った時、地元の高齢者の人たちの団体がやってきていたのだけど、海洋展示館の人がその人たちに「イラブチがいますよ~」とか、地元の名前で解説してた。
ちなみに、イラブチっていうのは、ブダイ類を指す名前。
当たり前の話かも知れないけど、奄美には奄美独自の魚の呼び名があって、今回の奄美ではそんな奄美名を色々と知ることができた。だから、そんな憶えたばかりの名前が聞こえる解説がオレにとってはすごくタイムリーで、すごく好印象だった。

大水槽のアイドル、ウミガメたちも数が増えていて、当日はお客が沢山いたからカメたちも次から次へとレタスをもらえていたようだった。


と、2年前と変わらず楽しんできたのだけど、今回、海洋展示館でオレのハートを撃ち抜いたのがスジアラ。
奄美ではハージンと呼ばれている、やはり高級食材だ。
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高級食材だから、養殖や種苗放流などもなされていて、放流された種苗の一部が展示されていたのだけど、まぁ、何とも可愛い。
10㎝ほどの小ささながら、姿形はスジアラそのもの。赤い体に青い細かいスポットが散りばめられた体色も綺麗だし、それでいてサンゴの隙間とかに隠れて、こちらを窺ってくるような表情がとにかく可愛い。
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すぐに家に帰って、水槽を海水で満たしたい気分になったくらいだった。
とは言え、これを見たのは4カ月ほど前の話だから、その時よりは大きくなっていて可愛さも幾分薄れている? かも知れないけれど。
次に行く時には、大水槽がスジアラだらけ、みたいなことになってるんだろうか?

初めて見る珍しいものもいた。
まず、エンマノホネガイ。
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ホネガイの1種、だよね!? 標本ではよく見るホネガイも生きたのを見たのは初めてかも知れない。
エンマは棘が長いのが特徴のようだけど、意外な小ささがちょっと驚き。
カメラ位置からやや角度が付くようなところにいたせいか、ほとんど動かないというのに、まともにピントを合わせられないのがオレのカメラらしい(笑・カメラのせいじゃない)

同じ水槽にいたスツボサンゴツノヤドカリ。
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何でも、新種らしく、恐らく、すごく珍しいもののはず。
割と見やすい位置にいてはくれたものの、ものすごく小さくて(1㎝くらい?)、老眼なオレの目にはあまり見えない生き物だった。
ええ、ピントも合いませんよ。マクロレンズも持って行ってなかったし。
まぁ、雰囲気だけでも伝われば(汗)
無脊椎は興味が薄いせいで、諦めも早い。それが超キュートなスジアラなら、暗い水槽でも、動き回る相手でも頑張るというのに……

今回は海洋展示館よりも、奄美大島自体が目的だったので、ふらりと立ち寄ってみただけだったのだけど、可愛いハージンのお陰か、何だかすごく楽しかった印象が残っている。
もしかすると、また奄美に訪れる用事、それも今度は海洋展示館が目的になるかも!? みたいな話も聞いたので、いつかまた、行く機会に恵まれそうな予感!?

行きたいところばかり増えるのも困ったものだ(苦笑)
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