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つくみイルカ島(大分) [水族館相当施設レポート]

イルカとの“ふれあい体験”が売りのイルカおさわり施設。
偏見かも知れないけれど、どうも好きになれず、わざわざ行くことはまずない。
そんな個人的こだわり? に反して、これまで行くのを避けてきた“つくみイルカ島”に行ってきた。

その名の通り、イルカに餌をやったり、イルカのいる生け簀で泳ぐドルフィンスイムができたりなど、そこで体験できるプログラムはいかにもおさわり施設のそれ。
だから、7年前、うみたまごや番匠おさかな館を回った時も、あえて行かなかった。
しかし、聞こえてくる評判はいいものが多く、それも、同業者からもそんな評判が聞かれるくらい。
オレに行くことを薦めてくれたのも、某水族館の関係者の人だった。

そんなにいいの? だったら行ってみようか、と。

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イルカ島の名前の通り、陸地の先に堤防でつながった小島があり、その小島と陸の間の内湾に広がっているのが目的の施設。
施設は大半は海の上で、フロートの上に載った大きないかだを中心に、その周りにイルカたちが暮らす生け簀が配されている。
陸地側には観客席も設けられていて、イルカショーも行われている。
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海の上に浮かんでいる施設だが、意外と広い。
生け簀に沿って巡らされた通路を端から端まで歩くと、結構な広さ。まず、その規模感に驚かされる。
そんな通路を海面を眺めながら歩いていると、イルカたちが勢いよく近寄ってきてくれる。
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餌をもらえることを期待しての行動だが、寄ってきてくれれば嬉しいものだ。
寄ってきたイルカの性格による反応の違いなんかも見られて、何もくれないの? じゃあお前には用はない、とばかりにすぐにその場を泳ぎ去ってしまうものもいれば、顔を上げ、声を上げ、何かをアピールしてくるもの、ジッとこちらを見てるだけのもの、歩く人の横を並んで泳いだり、人の前で飛び跳ねてみたりと、個体ごとの反応はそれぞれ。
14頭もいることもあり、しかもそれらとの距離が近いので、それを見て回るだけでも楽しい。

イルカの繁殖研究の拠点としての役割も担っていて、他園館とも協力して、様々な繁殖研究が行われている。
14頭という頭数の多さも頷けるところだが、実際、14頭の中には、他園館から出張中の個体がいたり、イルカ島で生まれた個体もいたりと、まさに繁殖研究拠点らしいところも見られる。
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えのすいから出張中のアテネ(多分?)

とは言え、屋外の生け簀での飼育は、何かと大変なことも多いらしい。
風や海流で吹き寄せるゴミの問題、生け簀に生える海藻の対策など、自然の海だからこその問題点。
海藻も茂り過ぎると、網が目詰まりして水が通らなくなってしまったり、網が重くなりすぎて破けてしまうなどのトラブルにつながるそうだ。
また、網目から小さな魚が侵入、そこに住み着くのはいいのだけど、イシガキダイの幼魚のように、イルカをつついたりする悪戯をするものは捕まえなくてはいけない。
釣り堀コーナーにいた小さなイシガキダイは、イルカの生け簀で捕まえたものを育てたものらしい。
また、その生け簀の網も、ふにゃふにゃたわんだりせずに、イルカの遊泳スペースに影響を及ぼさないことに加え、メンテナンスのしやすさや耐久性、耐用年数、もちろんコストも重要。それらを考慮しながら、様々なものを試しているのだとか。
実際、イルカがいる区画はそれぞれ、異なる生け簀網が使われていたりしていた。
また、ペンギンや魚もいることから、鳥や野良猫の対策も必要だし、最近では、海外から来る反イルカ飼育の活動家対策みたいなことも意識しておかなくてはいけないらしい。

同じことを水族館でするのに比べると、大変なことが多いんですよ、と、いかだの上にいたスタッフ氏が色々と苦労話を聞かせてくれた。
施設を見学しているより、そんな話を聞かせてもらっていた時間の方が長かったくらいで、オレには大変有意義な時間となった。
今にして思えば、きちんとメモとか取っておけば…… と少なからず後悔しているくらい。

話は戻って…
このイルカ島、一般的な? イルカおさわり施設と違って、イルカ以外の展示も充実していることもここならではの強みだ。
2種類のアザラシ、ペンギン、そして餌やりができる魚たちがいて、寒くない時期にはそこにカワウソも加わるらしいが、オレが行った5カ月前にはカワウソはいなかった。

アザラシはゴマフアザラシだけでなく、日本ではここ以外に3か所でしか見られないハイイロアザラシがいるのはうみたまごの姉妹施設だからこそ。
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それをどこよりも近くで、アクリルを介さずに見られるだけでなく、餌やりまでできる。
アザラシに餌を与えられる施設は他にもあるが、ハイイロアザラシに餌を与えられる施設は他にはないので、アザラシ好きにはそれだけで価値ある体験と言えるのではないだろうか。
いろいろ聞かせてくれたスタッフ氏によれば、間近で見られるのは上陸していることの多い寒い時期だそうで、暑い時期には水からなかなか上がってこないらしい。

イルカやアザラシとの距離も近いし、イルカは個体数も多い。
個人的には、いろいろ聞かせてくれるスタッフ氏がいてくれたお陰で、ガッツリ長時間楽しませてもらうことができたこともあり、行って良かった!!
イルカ好きな人なら、ふれあい体験をしなくてもそれなりに楽しめるのだろうと思うので、大分の水族館巡りをするなら、立ち寄ってみることをオススメしておく。
クルマなら、番匠おさかな館とハシゴするのもそれほど大変ではないしね。
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若狭たかはまエルどらんどの気になる魚 Vol.2 [淡水魚]

ひとつ前のブログにも書いたように、エルどらんどにいる魚たちは、自分や知人が飼っていたことのあるものや、熱帯魚店でよく見掛けていたりなど、とにかく馴染み深いものが多い。
そんな中には、昔はよく見掛けたが、最近ではあまり見掛けなくなった魚などもいて、久しぶりに見るその姿に懐かしい気分になったり。

上からしか見られない最初の池で魚たちを眺めていると、自分の真下辺りに、細長いナマズの姿が見えた。
何だ!? ゴスリニア!? いや、違う。何だあれ!?
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ちょうど天井の反射によって見えにくい上、通路の真下みたいな位置にいたから、手すりから身を乗り出すみたいにしながら一生懸命覗き込むと、部分的にだが、その姿が見える。
それでも全体像が分かるほどには見えなくて、悶々としていたところ、ふと、手すりのところにあった魚名板が目に入った。
ピラムターバ、とのこと。

ピラムターバ!! 懐かしい!!
飼ったことがないし、そもそも上からも見たことがないのですぐに分からなかったが、同属のピライーバやドラードキャットの陰に隠れて? 昔から今ひとつ人気薄のナマズだ。
ドラードキャットほど(壁に激突せず)飼いにくくなく、ピライーバみたいに巨大化もしない。今にして思えば、むしろそれらより“飼いやすい”種類だと思うのだけど……
今や輸入されてくることも滅多にない、激レアマイナー種になってしまった。
とは言え、個人的にも憧れていたことがないので、久々の遭遇も、例えて言うなら、昔、同じクラスだったけれど、仲が良くも悪くもない同級生に遭遇した、みたいな感覚だろうか。
せめて、横から見られれば、久しぶりに、いや、かつては気付かなかった魅力を再発見できたかも。
横から見えなかったことがもっとも残念だった1匹だ。

同じ池には、9年前は別の区画にいたアロワナたちが泳いでいた。
そこそこ大きいサイズから考えても、恐らく、9年前に見たのと同じ個体たちなのだろうと思う。
水面に投げ入れた餌を、チャイニーズ・ゴールデンバルブやレッドテールタイガーと争い、来場者を楽しませる役目を担っていた。
そんな中、白っぽく輝く個体の姿が。
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プラチナシルバー? プラチナっぽい色合いの個体。
だったら何? という話ではあるのだけど、何となく気になった1匹。
まぁ、これはこんな個体もいますよ、みたいな話。

プラチナと言えばもうひとつ、驚いたことにプラチナアリゲーターガーがいた。
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アリゲーターガーのいる区画は、かつて滝の水が落ちる滝つぼになっていた。
激しく水面を打つ水のお陰で、分かるのは中に魚がいることくらい。
それが今回、滝はなくなっていて、中を泳ぐアリゲーターガーがちゃんと見えるようになっていた。
池に近寄ると、ガーたちが“何かくれるの?”みたいな感じで見上げてくるのが可愛らしく、餌のひとつもあげたくなってくるが、そんなアリゲーターガーたちの中に2匹のプラチナが!!
規制直前には、結構安くなってはいたけれど、それでもこうしたところで展示する魚としてはかなり高価なものと思うのだけど、それが2匹!!
水族館ではまず見掛けない魚だけに、奮発ぶりと、この先もここで見られることができることに感謝したい。
個人的には、こうして他所で飼われているのを見掛ける度に、自分でも買っておかなかったことを後悔させられている(笑)

順路を進み、ピラルクーがいる池の反対側の小さな池を覗き込むと、そこにはフラミンゴシクリッドとオスカーの姿が。
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オスカーは同じようなサイズのものが沢山入っていたので、恐らくここで殖えたものなのだろう。
9年前の写真を見返してみると、オスカーの姿は確かにあった。
でも、タイガーとかレッドとかの、いわゆるブリードもの。
しかし、この山ほどいるオスカーたちの色柄、確証はないけど“ワイルド”のそれ。
エルどらんどで殖えたものなら、その時点でワイルドではないのだけど、ワイルドのペアから採れたもの、だろうか?
何が言いたいかというと、綺麗である、ということ。
ぐっちゃりと群れているので、それぞれの個体の美しさを堪能するとはいかないけれど、綺麗なオスカーがこれだけいて、それらが一斉に“何かくれー!!”と集まってくる様は、なかなかのもの、です!!

最後の1匹は、ピラルクー池にいたプラニケプス。
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驚くほど珍しい魚ではないはずだが、水族館で見掛ける機会は意外と多くない。
そんなプラニケプスの、なかなか綺麗な個体に遭遇したので、ここに登場させてみた。
ピラルクーの池は、横から見ることができる部分もあるのだが、このプラニときたら、アクリルから一番離れた位置から離れることがなく、横からその姿を見ることはできなかった。
ピラムターバと同様、コイツも横から見たかったなぁ……
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若狭たかはまエルどらんど・再び [水族館レポート]

丹後魚っ知館を出た後、若狭たかはまエルどらんどにハシゴした。

前回行った時もそれなりに楽しんだという記憶はあるのだけど、東京からは何しろ行きにくい。
その行きにくさを考えると、再訪の機会はないかも!? みたいに思っていたのだけど、今回のメインミッションたる福井県立海浜センターの近くに宿をとっていたため、エルどらんどは丹後魚っ知館から宿までの帰り道の途中。
という訳で期せず久しぶりの訪問となったのだけど、10年近くも間があいたこともあり、細かく色々変わっていて、以前と同様、いや、それ以上に楽しんできた。

温室内の通路から池で飼われた魚を眺めるという基本的なスタイルは以前と変わっていないものの、以前はなかった水槽が設置されていたり、池の構成メンバーも池ごとに多少の変化があった。
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池は産地や魚の系統などは関係なく、いろいろな魚が混泳しているが、最初の池で目立っていたのは、かつてはここにいなかったチャイニーズゴールデンバルブとレッドテールタイガー、以前は別の区画にいたシルバーアロワナだった。
通路には餌の入った皿が置かれていて、ひとり10粒までと数に制限はあるものの、餌を与えることができるので、これらの魚たちが積極的に集まってくる。
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チャイニーズゴールデンバルブなんて、まず他所では見ない魚だが、大きさといい、数といい、以前、琵琶湖博物館の洞庭湖水槽にいたものなのだろう。
系統の異なる魚たちと一緒に、元気に暮らしているようだ。
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通路に水槽が増設されていた、というのは先にも書いた通りだが、そんな水槽の水の循環方法は家で魚を飼う者として、少々(かなり)羨ましいものに見えた。
並んでいるのは90㎝とか、それほど大きなものではないが、それらの水槽が置かれた通路の下には魚たちが泳ぐ池がある。
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水槽で展示されている魚たちの温度や水質も、池と共通で問題ないため、水槽の水は下の池からポンプアップされ、溢れた分は下の池へオーバーフローするという作り。
池の水がどのように供給されているのかは分からないけれど、大温室だからこそできる水槽の小分け方法は、家の中でチマチマやってる者には羨ましい以外の感想を持てないものだった。

いいなぁ、魚を飼うための温室……

温室と言えば、当然、植物も植えられているのだけど、その植物の状態も9年前よりよくなっていたような気がした。
9年前に来た時は、葉っぱのスス病が酷かったような記憶があるのだけど、今回はそんなススに覆われた葉も少なく、そんな部分も好印象。
植物で言えば、オレが行った時はちょうど、マンゴーの花が満開で、ピラルクーの観察窓付近は、マンゴーの花の匂いが充満していた。
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ピラルクーを見ようと、アクリル前に行くと、何とも言えない“変な臭い”。
たまらない悪臭とまでは言わないが、ずっとその場にはいたくないような、何とも言えない臭い。
何だこの臭い? と思って辺りを見回すと、頭上でマンゴーの花が沢山咲いていた。
知っている人は分かると思うのだけど、あの“変な”臭いだ。
4月の末頃、エルどらんどではマンゴーの花の臭いの中で、ピラルクーが観察できます(笑)

エルどらんどにいる魚の多くは、オレも実際に飼っていたりしたことのある馴染み深いものが多く、そういう意味でも楽しかったりするのだけど、それだけに上からしか見られないのは残念。
もっと見たいのに、魚のいる位置によっては、光の反射などで見えにくかったりするし、その見えづらさの前に度々、悶々とさせられた。

唯一、横からも見られるピラルクーの池も、あらためて不思議な作りだ。
熱帯をイメージした温室内にある池だというのに、階段状になった池の内部はきわめて人工的で、自然ぽい雰囲気はない。
例えば、階段の手前側を擬岩みたいなもので覆い、段の所に砂を置いたりすれば、基本的な作りはそのままに、見え方の雰囲気は激変したように思うのだけど……

まぁ、こうだったらいいのに…… 的な妄想ですな。
それも、そんな妄想をしたくなるような水槽の中身だから、ということで。
10年近くぶりのエルどらんどを楽しんできた、という話でした。
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久しぶりの油壷マリンパーク [水族館レポート]

ゴールデンウィークが明けて最初の週末、久しぶりに油壷マリンパークに行ってきた。

もともと出掛けるのが嫌いで、かつ究極的な人混み嫌い。
用がなければ家に引きこもっているので、ゴールデンウィーク期間中、用のない日は外に出ることがなかった。
それは悪くないんだけど、社会復帰が困難になるのが問題。
行かなきゃいけない仕事とかでもない限り、出掛けることを避けるようになってしまい、ますます悪循環にはまる。
その悪い流れを断ち切る意味でも、ちょっと遠い油壷まで行ってきたというワケ。

2年ぶりくらいだろうか。
そこまで久しぶりという訳でもないつもりだったけれど、変化はいろいろとあった。それも、オレとしては嬉しくない方向に。
生き物のことだから、当然、寿命もあるし、何かの理由で死んでしまうことは起こり得る。いなくなって残念に思うものは、定期的に見に行っておかないといけない、と改めて思わされた。

まず、入館してすぐのチョウザメ水槽のバルチックチョウザメがいなくなってた。
他のチョウザメの数も減っていて、水槽は何だか寂しい感じに。
まぁ、大型のチョウザメを飼育、展示するには少々窮屈な水槽だったから、今くらいの数でちょうどいいのかも知れないけれど、日本で唯一、かつ、この先、絶対に日本に輸入されてくることはないバルチックチョウザメがいなくなったのは、やはり少々残念に思う。
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在りし日のバルチックチョウザメ。

2Fの回遊水槽も多少のメンバーチェンジがあった模様。
まず、1匹しかいなかったオオメジロザメが3匹に増えていた。
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今年の1月末にやってきたものだそうだ。
いずれも沖縄(美ら海水族館)からやってきたそうなので、オレにとっては再会、だろうか。

それよりも、シロワニとノコギリエイが1匹ずつになっていたことは残念だった。
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シロワニは他所でも見られるが、ノコギリエイもバルチックチョウザメ同様、この先、日本に輸入されてくることがない魚だけに、その数が減る≒見られなくなる、と考えると、やはりショックは小さくない。
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2年前はまだ3匹いたはずだが、残り1匹になってしまったことで、日本のノコギリエイは全部であと6匹。
1日でも長く生きてくれることを願うばかりだ。

残念なことばかりではなく、ラッキーな出会いもあった。
油壷のタカアシガニ水槽では、ゴールデンウィークの頃、深海ザメ、エドアブラザメが展示されていたらしい。
もちろん、すぐに駆け付けなかったので、見られるとは思っていなかったが、真っ暗な水槽を覗き込んでも、やはりそれらしい姿は見当たらなかった。
館内をひと通り見回した後、再びタカアシガニ水槽の前を通ると、アクリルの前に

“あれっ!! ギンザメがいる!!”
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全頭亜綱と言えば、最近ではゾウギンザメが話題だが、同じグループのギンザメである。
鴨川シーワールドで状態よく飼われているらしく、元気に展示されているらしいのだけど、個人的には初めて見るギンザメだった。
ジッと着底していて、タカアシガニに踏まれでもしない限り動かない。
体に傷はあまりないようだけれど、初めて見るので、それがいい状態なのかどうか判断が付かない。
近い仲間のゾウギンザメやスポッテッド・ラットフィッシュが常に泳ぎ続けていることを考えると、あまりいい状態ではないのかも知れないけれど……

状態の良し悪しはともかく、この手の魚はすぐに来なければ見られなくなってしまう可能性も高い。
そこで、その場でTwitterに上げたら、多くの人に反応(オレのTwitterにしては、ね)をいただいた。
ゾウギンザメの時にも思ったのだけど、オレのフォロワーさんや、その周辺にいる人たちはどうやら全頭類好きが多いらしい(笑)

オレがこの個体を見たのは、もう2週間も前のことなので、もう見られないと思うのだけど、この個体が見たい!! という人は電話確認などをしてみることをオススメしておきます。

とりあえず生きたギンザメが見たい、という人は、鴨川に行けば見られると思う。多分。
そういえば、オレも鴨川のギンザメ見てないし、頑張って行かなきゃ、だな。
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丹後魚っ知館の気になる魚 [海の魚]

丹後魚っ知館にはアザラシやペンギンもいるにはいるが、基本的には魚の水族館だ。
その魚の展示も、ちょっとマニアックな感じがあったりして、魚好きには楽しい。
とりわけ、あらゆる魚がギュッと沢山入った大水槽は、いろいろな魚を探し出す楽しさがある。
水槽の縁に、魚類カードよろしく“全種類分出てる?”みたいな魚名板が並んでいるのだけど、それを見ながら、“これもいるの?”と探し出すのが、この大水槽の楽しみ方だ(多分・笑)。
中でもハタの仲間は充実していて、11種類が入っていた。
魚名板は12種類分あったけれど、その中でスジアラだけはいないようで見つからなかったが、それ以外の11種類はちゃんと探し出して、その姿を見ることができた。
その中で気になったのがアカマダラハタ。
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気になった理由は、見た記憶がないから。
これまでどこかで見たことがあったのかも知れないし、よく似たマダラハタはあちこちで何度も見た覚えがあるのだけど(同じ水槽にもいたし)、このアカマダラハタは見た覚えがない。
初めてだったのか? という訳でここに。
googleで画像検索すると、丹後魚っ知館で撮影された個体(同じ個体?)の写真がいくつか出てくるので、ここにしかいないのかも知れない。

大水槽はハタ以外にもフエダイとコショウダイが多くいた。
その中で目を引いたのがアジアコショウダイ。
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幼魚は白と黒のメリハリがハッキリしていて綺麗だが、成魚は昔のTVの“砂嵐”みたいな色柄。もちろん、それもシックで綺麗だとは思うけど、万人受けする幼魚と、マニア向けの成魚、みたいな感じ?
それはともかく、ここの大水槽にはそんなアジアコショウダイの成魚が数多く泳いでいて、やけに存在感を主張していたような気がしたのだ。
サイズもそこそこあるし、動きも力強くて速い。それが目の前を次々に横切っていく。
数多ある魚の中でもアジアコショウダイが大好き!! という人がいるなら、この水槽、間違いなく最高だと思う。

スズメダイの仲間は、小さくて、水槽の中でも“その他大勢”的ポジションな魚の印象がないだろうか?
オレの好みが大きいもの、というのもあるけれど、特定の種類が強い印象となって残ることは多くないように思うのだけど、綺麗なスズメダイが多い丹後魚っ知館ではそんなスズメダイがしっかり印象に残る。

サンゴ礁水槽に沢山いたナミスズメダイもそんな1匹。
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大小沢山数が多かったものあるけれど、やはり綺麗に仕上がっているのが好印象。
水槽の前に行くまでに、何あの綺麗な魚!? と思い近寄ってみるとナミスズメダイだった。
これまた記憶にないものの、この魚は恐らく、他所の施設で見ているはず。綺麗な個体と巡り合うことで、ハッキリとした印象に残すことができたのはラッキーだった。

綺麗なスズメダイと言えばもう1種、小さなスズメダイなどを展示した水槽にいたイシガキスズメダイも印象に残った1匹だった。
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大きなサンゴ礁水槽ではなく、小さな水槽に入っていたが、デバスズメなどよく見掛ける種類が泳ぐ中で、異なった色合いのスズメダイ。
おっ!! ここにも綺麗なスズメダイがいるぞ、と水槽に近づくと、サッとサンゴの後ろに隠れてしまい、なかなかその姿を見せてはくれなかったが、出てくる時には水槽の真ん中で偉そう? にしているツンデレ系(笑)
ナミスズメダイ同様、これまで特に意識したことのない魚だったが、次はどこで会えるだろう。そんな風に思わせてくれる出会いだった。

最後の1匹は、サンマに触れない訳にはいかないだろう。
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小さな円形の水槽に、小さなサンマが展示されていたが、まさかサンマがいるとは思わず、かなり驚いた。
展示されているものは大きくても10㎝程度と小さく、水槽もさほど大きくないのだけど、水槽の上半分はプライバシーガラスのようなフィルムが貼られており、また、サンマの動きがかなり落ち着きなくビュンビュン動き回っているため、周辺の映り込みも手伝って、見にくいことこの上なしではあるのだけど、それも仕方がない。
サンマは食材としては有名だが、水族館では滅多に見られない。神経質で飼育が極めて困難な魚としてもよく知られているからだ。

こうした展示は物珍しいだけでなく、サンマの生きた姿を見られる貴重な機会でもある。
水槽が置かれている場所は明るく、水槽も小さいので、いつでも見られるとはいかないかも知れないが、もし、見ることができたらラッキーだ。

こんな魚たちを見に、また行きたいとは思うけれど、意外と行きにくいんだよなぁ……
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丹後魚っ知館(京都) [水族館レポート]

以前から“行きたい”とは思ってはいたものの、絶妙な行きにくさと、見てみたい何か、みたいな明確な目的がなかったことから、なかなか足を運べずにいた丹後魚っ知館。
水族館好きの間で評価が高い施設であることもあり、昨年のイベント開催前に足を運んだ。
しかし、そこまで行ってまさかの休館日。

水族館はいつでもやってる、みたいなイメージがあって、事前に休館日などを調べる習慣がなく、これまでも何度か休館日に遭遇するという、間抜けな経験をしているというのに、ここでもやってしまった。
木曜休館の施設ってないよな、と、これまた勝手に思い込んでいたんだけど、丹後魚っ知館は水木が連休。予想外にまさかの連休!!
新幹線と在来線特急とレンタカーを乗り継いで辿り着いた魚っ知館で、本日休館という看板だけ見て帰るガッカリ感たるや……

以後、ちゃんと休館日情報は調べて出掛けるように心掛けるようになりました(汗)

全国制覇に向け、再訪する機会を窺っていたのだけど、福井の海浜自然センターに行くのに合わせて約1年ぶりに、初訪問(笑)してきた。
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ちょうどいい。

この水族館を見た感想。

大きすぎて疲れることもなく、小さすぎて物足りなさもない、まさしくちょうどいい感じ。
規模は大きくないものの、ちゃんと水族館らしい水槽が並んでいて、水槽の中身も、地元から南の海、寒い海のものまで色々な魚が満遍なくいるし、中には“!!”と思うようなもの(サンマがいた!!)もいたりして、さらにそれらが落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと楽しめるのがよかった。
確かに、水族館好きの印象がいいというのも頷ける、と納得した。

個人的には、水族館のほとんどの面積を占める大水槽と、フロアの一番奥に位置するサンゴ礁水槽の2つが強く印象に残った。

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大水槽は温帯域~熱帯域の大小さまざまな魚がどっさり入ったような水槽で、水槽前に置かれたソファーに腰を下ろすと、目の前を色々な魚が次から次へと通り過ぎていく。個体数も種類数も多いので、魚好きには楽しい水槽だ。
この水槽で長く暮らしている魚も多いようで、何種類か入った大型ハタやロウニンアジを始め、年季の入った雰囲気? の個体が数多く見られた。
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オレが行った日は、幼稚園だか保育園の遠足が何組か来ていたけれど、中にはかつて遠足に来た子供たちが成長し、子供を連れて再訪した時、再び同じ個体に遭遇する、なんてこともあるのかも知れない?

サンゴ礁の水槽も、他所で見るのとはちょっと雰囲気が違っていた。
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水族館でよく見るサンゴ礁水槽は、横長な水槽が多い印象だが、ここのは縦長。
幅よりも高さ(深さ)を優先した作りの水槽。
また、そういう水槽の主戦力はチョウチョウウオやニザダイ類な印象だが、ここはスズメダイ類がメインな印象。
そのため、水槽の前に立った直後は一瞬、地味な水槽に見えてしまうが、よく見るとそれぞれの魚、とりわけ主戦力のスズメダイたちが綺麗に仕上がっていて、引き込まれていくような魅力がある。
丹後魚っ知館というと、サンゴ礁魚類に強いイメージ(竹島水族館のサンゴ礁魚類が丹後魚っ知館からやってきたという話を何度か聞いていたので)だったのだけど、こういう水槽にしては構成メンバーがややマニアックな感じがするのも、その“強さ”故のことなのだろうか!?

屋外に出ると、子供が入って遊べるような広いタッチプールがある他、アザラシとペンギンもいたりして、アザラシはちょっとしたショー的なフィーディングタイムもある。
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生憎、オレが到着直後から雨が降り始め、水族館を後にした直後に止むという、アザラシプールには近寄らせないぜ!! みたいな天候だったので、庇のあるちょっと離れた位置からしか眺められなかったのが残念だったけれど。

先にも書いたように、規模は大きくないんだけど、水族館に求められるものがひと通り揃っているみたいな印象で、水族館に来た、という満足感をちゃんと得られる施設だと思う。とりわえず、わざわざ足を運んでも後悔することはないんじゃないかな?

水槽に対して、周辺が少し明るいことと(反射で大水槽が少し見にくい)、他の地域からだと少々行きにくいことを除けば、不満もない。
ちょっとした食事ができる喫茶スペースもあるし、遠征組みにも優しい。ただ、水木連休だけどね。
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赤いイトウ@北の大地の水族館 [淡水魚]

ゴールデンウィーク頃の恒例? 北の大地の水族館の婚姻色を発したイトウの展示。
今年も4/27から始められているが、その最初の時、3年前のことだっただろうか、公開された写真を見た時の驚きは、今でもよく覚えている。

イトウも繁殖の時期には婚姻色を発して、それが赤っぽい色である、ということまでは知っていたし、水族館でも時折、ほんのりピンク色に色付いた個体を見掛けることもあったから、そういうものなのだろうと思っていた。
けれど、北の大地の水族館で展示されたものはというと、まさしく真っ赤!!
そこまで赤くなるとは思っていなかったので、心底驚いたし、惚れ惚れするほどのカッコよさに、これは実物を見てみたい!! そう強く思った。

すぐさま北見行きを手配しようとするも、ゴールデンウィークの北海道である。
航空券だけでなく、レンタカーやら宿やら、その暴騰した値段は、赤いイトウを“幻”とするのに十分だった。
そしてそのまま月日の流れと共に、赤いイトウのことは記憶の奥底にしまい込まれてしまっていたが、その翌年、再び“赤いイトウを展示しました”の案内を目にした時、忘れていたことを深く悔やむと共に、来年こそ!! と、固く誓った……

そして2018年。
ようやく念願の“赤いイトウ”を目にすることができた。
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カッコいい!!

写真などで、そのカッコよさは分かっていたつもりだったけれど、やはり本物はひと味どころじゃない違いがあった。
とにかくカッコよくて、夢中で写真を撮った。

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この赤い体色は婚姻色なので、燃えるような恋を全身で表現しました、と言ったところだろうか。
繁殖で死ぬことはないイトウの場合、それがサケのような“死に装束”という訳ではない。
有体に言えば、“モテたくて普段とは服装を変えた”みたいなことだけど、赤くなるだけでどうしてこんなにカッコよく見えるのか!?
もちろん、カッコよくなければモテない(子孫を残せない)訳だし、展示されているものは選び抜かれたイケメン揃いということも大いに影響していそうだけど、そのカッコよさは、春の北見に足を運ぶのに十分な理由だと思う。
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婚姻色に染まった真っ赤なイトウを見られるのは、この時期の北の大地の水族館だけだが、飼育中のものが色づいている訳ではなく、この展示のために朱鞠内湖の繁殖地から一時的に借りてくることで行われている。
飼育下のイトウがどうして赤くならないのかは分かっていないようだが、婚姻色の由来とされるカロテノイドの摂取が限られるため、様々な形でカロテノイドを摂取しているらしい野生個体のような体色にはならないのではないか、と、推測されている。
それでも、繁殖期を迎えるのは飼育個体も同じ。オスはほのかにピンク色っぽく見える程度には色付く。

わざわざ借りてきてまで展示を行っているのは、イトウは北の大地の水族館の看板的存在であることもあるのだろうけど、それ以上に、

「ボク(館長)が初めて見た時の強烈な衝撃と感動を、水族館に来る人にも味わってほしいんですよね」

という、山内館長の思いも大きいようだ。

いいよね、こういう理由。個人的には大好きだし、こういう話聞くと、見に行こうじゃないか、みたいな気分にさせられる。

山内館長の初めての時みたいに、自然環境下でそれを見られれば、もっと大きな感動が得られるのかも知れない。でも、水槽でも十分以上に衝撃的だったし、感動もできた。個人的には、2018年に水族館で見たものの最高峰だ。
留辺蘂まで行く必要はあるけれど、その時期に行きさえすれば間違いなく味わえる感動である。
もし、イトウに少しでも興味があるのなら、1度は見に行くことを強くオススメしておきたい。ゴールデンウィークも終盤となった今だが、展示期間はまだ少しあるはずだ。

婚姻色、つまりは繁殖シーズンということ。
水槽内でイトウの繁殖シーンが見られる、なんてことはないのだろうか?

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水槽のイトウたちを眺めていると、オス同士のポジション争いに加え、メスに近づいてブルブルっと産卵を促すアプローチも見られた。
また、メスもこぼすように無精卵を排出する瞬間も何回か目撃した。
実際、飼育中のイトウも、性成熟し、抱卵まではするらしい。

野生では、冬の厳冬期を乗り越え、水温の上昇に合わせて繁殖期が始まる。北海道では5月頃だそうで、その時期のオスは真っ赤な婚姻色に染まり、メスに対するアプローチを始め、メスは砂礫の川底に大きめの石で産卵床を作り、ペアになったオスと産卵、放精する。

水槽内でも冬は水温が下がるため、成熟には達するものの、産卵床を作れるような底床環境ではないことと、その場にいる個体数が多すぎることで縄張りが作れず、ペアリングに至らないらしい。

人工的に増殖されたイトウは珍しくないけれど、水槽内での自然繁殖は例がない? あっても極めて珍しいことのはず。
山内館長も「繁殖は狙ってみたいんですよね」と話してくれたが、もし、いつの日かそれが実現する機会が訪れたら、また慌てて温根湯に行くことになるんだろうな。
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水族館を楽しむためのコツ!? [雑談]

「この前、初めて美ら海水族館に行ったんですけど、思ったほどじゃなかった……」

意外や意外、初めて美ら海水族館に行ったという人から、しばしば聞かれる感想だ。
実を言うと、オレも初めての時はそう思った。今じゃもっとも好きな水族館のひとつだっていうのにね。

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沖縄旅行に行った人(水族館好きじゃなくても大抵は水族館に行く)に聞くと、「すごくよかった~!!」とか「あれは感動したな」とか、想定通り? の感想が聞かれる。

美ら海水族館と言えば、国内最大の水槽があり、そこでしか見られないものも多い大規模施設であり、国内では毎年ぶっちぎりの集客数を誇る超人気水族館である。
今ひとつな感想なんてあり得るのだろうか? 普通はそう思う。後者の感想こそが正しいはずだと。

初訪問時の感想を今ひとつなものにしてしまうのは、間違いなく期待値の高さだ。
わざわざ沖縄まで行って、さらに那覇空港から2時間前後の時間を掛けて行った先にある、きわめて高い評判と集客力のある、国内最大級の施設である。
期待するなと言われたって無理な話。誰だってものすごく期待して入館するものだ。
しかも、水族館好きの人なら、見られるものや、水族館のことをあらかじめ調べてしまうので、美ら海水族館のような情報がたっぷりあるような施設だと、行って見たものの多くに既視感があったりして、なおさら“あれっ!?”となってしまうのだ。

「すごくよかった~」な人の多くは、普段水族館に行かない人たち。
水族館は規模に関わらず、楽しいところである、ということは、このブログを見てくれているような水族館好きの人ならよ~く知っていることだろう。
普段から行っていて、その楽しさを日常的に体験している人と、沖縄旅行がきっかけで久しぶりの水族館に行った人とでは、感じ方が違うのも当然だ。

長々と書き連ねてきたけれど、ここまでは前置き。

結局のところ何が言いたいかというと、水族館を楽しむコツは

“期待しないこと”

これに尽きる。

美ら海水族館だけの話じゃない。初めて行く施設で、評価が高い施設だったりすればするほど、期待しないなんてとても難しいけれど、期待値が低ければ低いほど、行った先の水族館は楽しく、魅力的になる!!
例えば、満足度100の施設があったとしよう。そこに期待値200で行けば、当然、思ったより…… となってしまうが、反面、期待値が50なら、考えていたより魅力的!! となるから、期待値はできる限り低い方がいい!!

とは言え、期待って、しようと思ってするものでもないし、期待値を任意で下げる、なんて機械みたいなことはできないのだけれど……

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オレ個人の話をすると、昨年行った「アクアテラス錦ケ丘」がまさにそれ。
期待値が低すぎたお陰で、実際に行ってみるとすごく印象が良かったし、イベントでものすごくネガティブな評価を聞いていたA水族館も、実際に行ってみると“そこまで酷くないじゃん!! 嫌いじゃないよ”みたいな印象になったりした。
また、同じくイベントで寄ってたかってdisられてた(笑)、M水族館も、その直後くらいにめnちが行ったようだけど、思いのほかその印象が悪くなかったようなのも、期待値が大幅に下げられたことによる効果なのだろうと。(笑)

ただ、初めて行った施設が、期待していたほど楽しくなかったとしても、こんなもんか、と思わずに、もう1度足を運んでみて欲しいのだ。

初めての時とは、違った印象を受けるはずだからだ。
そしてその印象は、初めての時よりも、好転していることが多い、というのがオレが経験から得た結論だ。
生き物を展示している水族館は、時間の経過とともに同じ水槽でも見え方が違ってきたりするものだし、新しい展示も増えていたりすることもある。
また、最初の印象がイマイチだったなら、2回目訪問時は期待値も下がり、「あれ、ここ、もっとイケてないと思ってたのに、楽しいぞ」となるかも知れない。

むしろ、その後、好きになる施設は、最初の印象がイマイチだったところの方が多いような……!?

結論。

初めての水族館に行くときは期待しないこと。

趣味や好みが違うのが当たり前なので、他人の評価、それもいい方は当てにしないこと。
でも、悪い評判はしっかり聞いておいてもいい。行く前の印象が悪いと、実際に行くといい印象につながりやすい。

行ってみた水族館の印象が今ひとつだったとしても、もう1度行ってみると、そんな印象が覆ることがよくあること。

世間は10連休である。
水族館に行くという人もいるだろう。(混んでいると思うけれど)
そんな人は是非、上記2点を意識しつつ、どこの水族館に行くか決めてみて欲しい!!
タグ:水族館
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記録に挑戦!? サメ(板鰓類)の話 [サメ]

4月4日、仙台うみの杜水族館で飼育、展示中のヨシキリザメが、同館が持つヨシキリザメの飼育記録、252日を更新した。
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今日の時点で262日めに突入しているはずで、このまま順調にいけば、1年に届く!? そんな期待が持ててしまう快挙だ。

マンボウ展示を目的とした比較的大きな水槽で、全長1mにも満たない小さな個体をたった1匹。他には賑やかし役? のサバが少しいるくらいという、とても贅沢な環境で飼われている。
水流なども調整されているそうなのだけど、そういうのも含め、現時点ではヨシキリザメの飼い方としては、これがもっとも正解に近い、と言えるのかも知れない。

そもそも、ヨシキリザメに限らず、野生の生き物の正しい飼い方を知っている人は誰もいないし、100%の正解もないのだろうと思う。
でも、それが正しければ(間違っていなければ)、成長した個体が繁殖し、その産まれた個体が成長し、繁殖する。
そんなサイクルが確立された時、あらためてそれが“正しい飼い方”だったと言えるようになるのかも知れない。

仙台うみの杜水族館のヨシキリザメは今、その正解に向けた答えを探している最中で、現時点ではもっとも正解に近い環境や日常の管理は、これまでに飼育されてきた個体によって積み上げられてきたデータやノウハウから、手探り状態であれこれ試してきた中で辿り着いたものだ。

オレはそんなチャレンジを遠くから眺めているだけでしかないのだけど、時々こうして聞こえてくるチャレンジの一端を目や耳にする度、とんでもなくワクワクしてしまうのだ。

水族館から聞こえてきた、オレをワクワクさせて仕方ない話はいくつもあったけれど、ヨシキリザメ記録更新を記念? して、サメを中心とした“チャレンジの記憶”を振り返ってみたい。

かつて、ヨシキリザメの飼育記録を保持していたのは葛西臨海水族園だ。
ヨシキリザメは更新されてしまったけれど、葛西臨海水族園は他にもとんでもない記録を保持している。
サメに限れば、あのミツクリザメの記録保持者でもある。
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2014年に打ち立てられた15日が現在のレコード。
たった15日!? と言うなかれ。
大抵、水族館に搬入されても1~2日で展示終了してしまうミツクリザメを2週間以上も展示を続けただけでなく、その間、ちゃんと泳ぐ姿も見せてくれていたのだ。
残念ながら、摂餌には至らず、飼育記録というよりは展示記録だが、輸送方法や魚の取り扱い方など、活かすための方法が編み出されたのだろう。
この記録をさらに伸ばしてくれることを期待したい。

大記録と言えば、先月(3月)、飼育25年めに突入した、沖縄美ら海水族館のジンベエザメ、ジンタだ。
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ジンベエザメの展示を行う施設は、海外まで含めれば結構あるような印象だが、それでもこんなに長く同一の個体を飼育、展示しているのは美ら海水族館だけ。
今回も自らが持つレコードを更新することになった訳だが、今後、この記録に追いつく施設は出てくるのだろうか? そんな風にさえ思えるくらいの大記録だ。
95年の飼育開始時に4.6mだったものが、現在は8.7mとなり、数年前には性成熟に達したことも確認されている。
つまり、現時点でもっとも正解に近い飼い方の結果であると言え、同じようにすれば、うまく飼える可能性が高いということでもある。

サメではないけれど、伊勢シーパラダイスのノコギリエイもとんでもない記録を更新中だ。
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今日の時点で飼育日数11529日め(31年半くらい)を迎え、未確認ながら恐らく世界記録だろう、とのこと。
余談ながら、伊勢シーパラダイスの魚類担当チームの誰よりも年長らしい(笑)
仙台のヨシキリザメと同じように、30年前に水族館にやってきた当時、飼い方が分からない中で色々なチャレンジがなされた結果、今日に続く記録へとつながった。
“たまたま生きちゃった”訳ではないのだ。

ノコギリエイはこの先、新たな個体の輸入が期待できないものとなってしまったこともあり、この記録がどこまで伸びるのかに注目すると同時に、いつまでも続いてくれることを願うばかり。

伊勢シーパラのノコギリエイも凄いのだけど、それ以上の記録を持つサメが1匹いる。
美ら海水族館で現在も飼育、展示が続けられているオオメジロザメだ。
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沖縄海洋博が終わった頃に搬入されたものが、今でも生き続けていて、飼育日数は今年で41年め。まさに美ら海水族館の生き証人とも言うべき存在だ。
ちなみに、この個体、美ら海水族館(当時は海洋博記念水族館)が飼育を手掛けた最初の個体である。
長く飼われているだけでなく、繁殖にも度々成功し、現在、油壷マリンパークで飼われているものも、この個体の血を引いている。
そもそも、オオメジロザメって何年生きるの? という疑問さえ超越するような記録だが、とりあえずとんでもなく凄いことは間違いない。
生き物なのだから、いつかは死ぬ日も来るのだろうけど、今なお新たな武勇伝が伝わり聞こえてくることを思うと、この個体に限っては、そんなことはないのかも? みたいにすら思えてしまう。

とりあえず、目指せ、50年、といったところかな?
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白池地獄 熱帯魚館(大分) [水族館レポート]

水族館の全国制覇を目指し始めてまだ日が浅い頃、優先的に回る施設を決める際の条件に“ピラルクー”があった。
水族館の全国制覇と並行して、日本中のピラルクー展示施設を回ろう!! みたいに思っていたのだ。

しかし、ピラルクーを見るなら、なかがわ水遊園が最高である!! と、自分の中で結論に達してしまったことで、いつしかピラルクー巡りは意識の中から消えてしまっていた。
別府の白池地獄 熱帯魚館に行って、その頃のことを思い出した。

かつてピラルクー巡りの時に、別府にもピラルクーを展示した施設があるらしい…… と、行くことを迷った覚えがあったからだ。

時は流れ、水族館イベントでのこと。
認定施設を選定する中で“水族館”ではない“熱帯魚館”は水族館としていいものなのか、ということが話題となり、来場者の多数決によって水族館として認定された。
かつて、行こうかどうしようか迷った施設が、そこで“行かなきゃならない”施設となった。

という訳で、白池地獄である。
地獄めぐりとして様々な色の湯が轟轟と湧き出る温泉のひとつで、古くからメジャーな観光地だ。
熱帯魚館はその温泉熱を利用して熱帯魚を展示した施設だ。
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白濁した湯が沸く池を横目に、目的の熱帯魚館へ。

ここ、水族館か!?
コの字型に並んだ水槽は、考えていたよりずっと小さく、しかも暗い。6つ並んだ水槽の内、2つは稼働しておらず、魚が入った4つの水槽には、水槽1つにつき1種類ずつ、ピラニア、レポリヌス、スポッテッドガー、レッドテールキャットが展示されていた。
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水槽の前には柵、さらにワイヤー入りの強化ガラスの壁が立っていて、水槽に近づくことはできない。
恐らく、水槽はガラス製で、叩かれたりした拍子に割れてりまったりする可能性があるため、水槽に触れられないようになっているのだろう。
まぁ、それはいい。ただ、室内は暗いのに、屋外の光がまともに入ってくるため、水槽前のガラスにそれが反射しまくって見にくいことこの上ない。
だからなのか、入れ代わり立ち代わり、団体ツアーが流れ込んでくるものの、1分くらいで出て行ってしまうので、狭いのに意外とゆっくり見学できる。
とは言え、オレも30分はいなかったけれど……

さらに進むと、元・植物用の温室? みたいなところに、コロソマとアリゲーターガーがいる水槽が2つ。
ここは水槽の周りも明るい分、水槽前のアクリル壁の映り込みがさらに絶望的なレベルで、水槽の中身はほぼ見えないに近い。
頑張って写真を撮ろうにも、どうやっても自撮りになってしまう始末。
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仕方ない。ここは諦めて次に行こう!!
その次こそ、ここの主役たるピラルクーだ。
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三角形みたいな変な形の水槽に、コロソマとともに展示されていた。
保温にお金が掛からないんだから、もっと大きな水槽作ればよかったのに!! と思うサイズ感。
かつてピラルクーを目的に来なくてよかったかも。と、ちょっと思った。
ただ、中を泳ぐピラルクーの1匹が、やけに綺麗だったことは救いだった。
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正直、水族館のつもりでここに来るのはオススメできない。
見られるものは水族館ではお馴染みの顔ぶれだし、個体のクオリティ的にも驚くようなものもいない。
しかも、水槽前のガラスやアクリルの壁のお陰で、水槽の中はものすごく見にくく、本気で魚を見ようと思ったら、腹立たしくなるくらいだ。

でも、ここにはここにしかない、別の楽しみ方があるように思う。
水槽の周りに取り付けてあった“人食い魚ピラニア”みたいな解説板とか、オープンの頃から時間が進んでいないみたいな感じ。
それも、“昔の水族館”よりさらに昔、水槽の保温が簡単にできなかった頃くらいまで遡ったような時代感。
解説や、水槽周辺の注意書きとか、圧倒的なノスタルジー。
しかもそれが、昔を再現したものではなく、昔からそのまま、今も現役という点が凄いのだ。
昔懐かしいとかじゃなくて、もはや知らない世界だ。
こんな時代が止まったままの空間は、ここにしかないものだ。
だから、今ある施設を壊して、新しい水槽に作り直す、なんてことはしなくていい。
この見にくさも含め、ひとときのタイムスリップを楽しんでみて欲しいと思うのだ。

もし、ピラルクーやらピラニアが見たいのなら、うみたまごに行けばいい。
クルマなら、ここから20分ほどで行けるから。

意外と面白かったけれど、もう1回行くかと言われれば……
だけど、1度くらいは見に行っても損はないんじゃないかな? 1度だけなら(笑)
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