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2018年07月| 2018年08月 |- ブログトップ

奄美海洋展示館、再び [水族館レポート(認定)]

行った時期と、ブログにする順番がめちゃくちゃになってるので、実際に行ったのはかなり前の話なのだけど、奄美大島に行ってきた。

奄美大島に初めて行ったのは、奄美海洋展示館を目的に出掛けた2年前のこと。
その時は滞在時間も24時間未満で、しかもずっと雨だったので、せっかく奄美まで行ったというのに、webで見掛けるような綺麗な景色とか、海の青さとか、そういう奄美らしさをほとんど味わうことができなかった。
その“やり直し”と、もう少し奄美大島を知りたい。それが今回の目的。
でも、奄美大島まで行って、海洋展示館に寄らないで帰ってくるなんてことは、このオレに限ってないのである!!

2年前は平日で、天気も悪かったから海洋展示館やそれがある大浜海浜公園にもほとんど人はいなかったけれど、今回は天気のいい週末ということもあって、沢山の家族連れがピクニック? を楽しんでいた。
身動き取れない、という程ではなかったけれど、海洋展示館もとても賑やかだった。

2年前、オレを楽しませてくれた大水槽のコバンザメは1匹だけになってしまっていたけれど、見違えるほどに大きくなっていた。でも、そのせいなのかあまり泳がなくなり、壁にくっついたまま。以前のように顔を見に来てくれるようなことはなく、残念ながら今回は楽しませてもらえなかった。
しかし、その代わりに、ギチベラがカメラの前にやってきて、次々にポーズを取ってくれるサービスぶり。
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何でも、このギチベラ、この大水槽の主なのだそうだ。

オレが行った時、地元の高齢者の人たちの団体がやってきていたのだけど、海洋展示館の人がその人たちに「イラブチがいますよ~」とか、地元の名前で解説してた。
ちなみに、イラブチっていうのは、ブダイ類を指す名前。
当たり前の話かも知れないけど、奄美には奄美独自の魚の呼び名があって、今回の奄美ではそんな奄美名を色々と知ることができた。だから、そんな憶えたばかりの名前が聞こえる解説がオレにとってはすごくタイムリーで、すごく好印象だった。

大水槽のアイドル、ウミガメたちも数が増えていて、当日はお客が沢山いたからカメたちも次から次へとレタスをもらえていたようだった。


と、2年前と変わらず楽しんできたのだけど、今回、海洋展示館でオレのハートを撃ち抜いたのがスジアラ。
奄美ではハージンと呼ばれている、やはり高級食材だ。
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高級食材だから、養殖や種苗放流などもなされていて、放流された種苗の一部が展示されていたのだけど、まぁ、何とも可愛い。
10㎝ほどの小ささながら、姿形はスジアラそのもの。赤い体に青い細かいスポットが散りばめられた体色も綺麗だし、それでいてサンゴの隙間とかに隠れて、こちらを窺ってくるような表情がとにかく可愛い。
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すぐに家に帰って、水槽を海水で満たしたい気分になったくらいだった。
とは言え、これを見たのは4カ月ほど前の話だから、その時よりは大きくなっていて可愛さも幾分薄れている? かも知れないけれど。
次に行く時には、大水槽がスジアラだらけ、みたいなことになってるんだろうか?

初めて見る珍しいものもいた。
まず、エンマノホネガイ。
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ホネガイの1種、だよね!? 標本ではよく見るホネガイも生きたのを見たのは初めてかも知れない。
エンマは棘が長いのが特徴のようだけど、意外な小ささがちょっと驚き。
カメラ位置からやや角度が付くようなところにいたせいか、ほとんど動かないというのに、まともにピントを合わせられないのがオレのカメラらしい(笑・カメラのせいじゃない)

同じ水槽にいたスツボサンゴツノヤドカリ。
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何でも、新種らしく、恐らく、すごく珍しいもののはず。
割と見やすい位置にいてはくれたものの、ものすごく小さくて(1㎝くらい?)、老眼なオレの目にはあまり見えない生き物だった。
ええ、ピントも合いませんよ。マクロレンズも持って行ってなかったし。
まぁ、雰囲気だけでも伝われば(汗)
無脊椎は興味が薄いせいで、諦めも早い。それが超キュートなスジアラなら、暗い水槽でも、動き回る相手でも頑張るというのに……

今回は海洋展示館よりも、奄美大島自体が目的だったので、ふらりと立ち寄ってみただけだったのだけど、可愛いハージンのお陰か、何だかすごく楽しかった印象が残っている。
もしかすると、また奄美に訪れる用事、それも今度は海洋展示館が目的になるかも!? みたいな話も聞いたので、いつかまた、行く機会に恵まれそうな予感!?

行きたいところばかり増えるのも困ったものだ(苦笑)
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むろと廃校水族館(高知) [水族館レポート(認定)]

2018年上半期は、オープンやリニューアルする水族館が驚くほど多かったけれど、その中のひとつが、4月末、高知の室戸にオープンした「むろと廃校水族館」だ。
廃校という特殊な環境もあってか、話題を集めているようだ。

オープンの1年以上前から新聞などで報道されていたようなのだけど、各地の“水族館作ります話”は、立ち上がってはいつの間にか消え、みたいなのも多い印象で、現実的なものとなって進むまでは真に受けないことにしている…… のだけど、この廃校水族館が本当にオープンするらしいと知ったのは、もうオープンまで1カ月あるかないか、くらいのタイミングだった。
しかも、それがあるのは高知の室戸!! 室戸が高知だということは知っていたけれど、具体的な位置までは知らず、地図で確認してみると、周りに駅などもなく、これまたアクセス難易度の高そうな場所。
それもあって、流石にオープン初日には行けず、行ったのはオープンから半月ほどが経った頃。
ものすごく遠いのだろうと覚悟を決めていたのがよかったのか、想像していたほどには遠くなかったように感じたけれど、それでも高知空港から70㎞弱、レンタカーで1時間40分掛かったので、近いとは言えないよねぇ……

目的の廃校水族館は、海沿いの国道に出ている看板を目印に、1本奥まった細い通りに入っていったところにあった。
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“廃校”という名称から、朽ちかけの廃墟的なものを想像していたのだけど、実際は綺麗に塗りなおされて、現役の小学校よりも綺麗なくらいの建物。
見た目には寂れたような感じは微塵もなかった。

水族館として海の生き物が展示されているのは、建物の2Fと屋外のプール。
小学校らしい? やや狭い階段を2Fへと上がっていくと、かつて教室だったと思しき場所に水槽が並んでいた。
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水族館として水槽が並んでいるのは、横並びの3つの教室と、それに沿った廊下。
教室には直径3mの円柱形の水槽がひとつずつ据えられている他、2~3の置き型水槽が並んでいて、廊下に並ぶ水槽も同時に目に入るので、思った以上に水槽が沢山あるような印象だ。

ほとんどの水槽には砂利や装飾などはなく、入っているのは展示されている魚などのみ。そのため、中の生き物の姿形はとても見やすいが、少々素っ気ない。熱帯魚店の水槽か、活魚水槽みたい?
展示されているのは地元の定置網からやってきた魚。
黒潮が間近を流れる高知らしく、様々な魚が泳いでいて、ほとんどアピールはされていないけれど、よく見れば、他所ではあまり見ないような珍しいものもチラホラと。
変わったものが獲れると次々に搬入されるようで、水槽の内容は常々変化しているらしい。

地元の海の豊かさを感じさせる展示の対象は、何と深海にまで及んでいる。
水族館がある室戸市では、海洋深層水を汲み上げており、その過程で水と一緒に深海生物が上がってくることがあるそうで、それが水族館に運び込まれるらしい。
深海生物の水槽はあまり大きくないものが2つだけ。でも、それがあること自体が結構スゴイこと。
ただし、結露が酷くて中はとても見にくかったけれど。

水族館のあるフロアから上の階へとあがると、今度は廊下にも沢山の標本が並んでいる。
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かつての理科室や図書室などにも各種標本が並んでいたりする。
ただ、それらには解説などがないものも多く、無造作に並んでいたりするので、それがどんなものなのかはよく分からないものも多い。
見る人が見れば、凄いものも混じっているのかもしれない!?

そしてそして、いろいろな意味で話題となっているのが、屋外のプールだ。
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現在は白い砂が敷かれ、ウミガメやシュモクザメなど、館内の水槽では大きすぎるもの用の展示水槽として使われている。
かつては生徒が泳いでいた25mプールだから、暑く天気がいい今時期なら、思わず飛び込みたくなる…… かも知れないが、そこにはシュモクザメが泳いでいる!! という、小学生が喜んで話しそうな冗談みたいな光景がそこにある。
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そこで本当に飛び込んだとしても、起きるのはサメからの襲撃ではなく、館内スタッフの人から怒られる…… だと思うのだけど(笑)

水泳用のプールなので上からしか見られないが、白っぽい色の砂の上を泳ぐカメやサメは思っていたよりも見やすく、とりわけサバの綺麗さに驚かされた。
よく見知ったサバだが、真上から見る機会はなかなかない。こんなに青が綺麗な魚だということを知ったのは、こんな変わった環境で見ることができたからなのだろう。
余談ながら、オレが行った半月くらい後のことだっただろうか? このプールにヨシキリザメが搬入されたらしく、Twitterなどにアップされた写真を何度か見掛けた。
ヨシキリザメは現在は展示されていないが、運が良ければ、そんな珍魚に遭遇できるチャンスもあるようだ。

プールは当然、屋外なので、雨の日や、炎天下とか、長時間の観察が厳しい場合もあるし、また、オレが行った時のような曇りの日も、水面に雲が映りこむので観察しにくい。
ただ、雨に関しては、プールへの出口に小学校らしい? 黄色い傘が置かれている。

水槽やプールを泳ぐ様々な魚たちが、目の前に広がる室戸の海の豊かさを感じさせてくれるが、純粋な水族館として見れば、規模も小さいし、期間限定のイベント水族館のようでもあるのだけど、かつて小学校だったという環境が、そこを訪れるかつての小学生たちを懐かしさに浸らせてくれることで、何となく楽しい気分にしてくれるのだろうと思う。

なお、館内には飲み物の自動販売機があるが、食事をするところはない。
周辺にもほとんどなく、あってもやってなかったりして、食事難民になる可能性が高そうなので(オレはなった)、しっかり展示を見たいという人は、何かしら食べ物持参で行くことをオススメしておきます。
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マニア向け水族館!? 板橋グリーンドームねったい館 [水族館レポート(認定)]

板橋の植物園、グリーンドームねったい館には、ミニ水族館が併設されている。
そこで展示されている水槽は、パッと見は、水草水槽とサンゴ礁の水槽という、よくありそうな組み合わせ。
どちらも見た目に綺麗だし、誰が見ても楽しめる。
しかし、中を泳ぐ魚をよく見てみると、こういう水槽でよく見掛けるような顔ぶれとは少々(かなり?)違っていて、所謂、定番が少なく、マニアックな非・定番の魚たちが多くを占めているのだ。

板橋グリーンドームへは、オレの好きな花が咲く毎年3~4月頃、足を運んでいて、そのついでに、温室内の池で泳ぐエイの姿を見てくる、それが春の恒例行事となっている。
今年も、3月末頃、花を見るため足を運んだのだけど、今年はそれ以外にも目的があった。
3月に開催させてもらったイベントに来てくれた人が、ここをホームにしているそうで、聞けば、テンジクダイ科のマニアだとのこと。
何でも、ここには、ここでしか見られないようなテンジクダイ類が結構いるらしいのだ。
個人的にテンジクダイ類は、好みのタイプではないため、正直、ノーマークなグループ。
でも、そう聞くと、見てみたい気分になってきて、テンジクダイを見るために出掛けてみた。
するとどうだ。
あの水槽に数種類、この水槽にも数種類、と、まぁ、色々なのがいること!!
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その手の魚がいることまでは知っていたけれど、こんなに数多くの種類が展示されていたとは思ってもいなかったので、素直に驚いた。
これはその筋のマニアなら、楽しいはずだろう。
あまり大きな水槽のないこの施設には、サイズが小さく、同じ水槽で複数種を展示できるテンジクダイ類はうってつけなのかも知れない。
それにしては、少々マニアック過ぎない? と思わないでもないけれど……

テンジクダイ類以外にも、ベラとかスズメダイとかでも、他の水族館ではあまり見掛けない海外産のものが泳いでいたりと、これまで何度も見てきた水槽なのに知らない魚が沢山いることに驚くと同時に、これまで何を見てきたんだろうと少々恥ずかしい気分に。
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マニアックなラインナップは淡水の水槽にも共通している。
植物園の展示テーマが熱帯アジアだそうで、それに合わせている部分もあるそうだが、水族館に置かれた水草水槽でよく見られるような○○テトラなどのカラシン類は一切おらず、どの水槽にもプンティウスやラスボラ、ダニオなど小型コイ科魚類を中心としたアジアの魚が泳いでいる。

それだけでもこだわりを感じさせるところなのだけど、展示されている個体の仕上がり具合がとにかく素晴らしい。
個人的にも、同じような魚が泳ぐ水槽の管理をサポートしているので、板橋のハイレベルに仕上がった個体は目標でもある。
なかなか同じレベルまで行かないので、飼育スタッフ氏にその秘密を聞き出そうとしてみるものの、特別なことは何もしていない、とのこと。
確かに、与えている餌や水に特別なことはなさそうだったが、ウチの水槽と違うのは底砂と照明くらい? スタッフ氏によれば、照明の効果が大きいのでは? と話してくれたが……

個人的に一番驚きなのがゴールデンバルブ。
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ウチにも偶然やってきた1匹がいるが、魅力的と思ったことがない魚だった。
なのに、板橋の水槽にいるものは、ヒレだけでなく体にもハッキリした赤を発色していて「こんなに綺麗になるの!!」と、驚くと同時に、「これなら欲しい!!」と思わずにいられなかった。
ウチにいるものとでは、体型も違っているようで、同じ魚とは思えないのだけれど……
でも、これも、ごく普通に売られているものらしいので、同じことをすればウチのもこうなるはずなんだけど…… 追いつく気がしない。

オレが行った時には、ちょうどフグの企画展をやっていて、そこで展示されていたヤセハリセンボンも初めて見た魚だった。
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展示されているのはここだけ!? とされていたが、確かに他所では見たことがない。
外洋性のハリセンボンの仲間で、青い体色が特徴の種類。
こういう変なマニアックな魚が人知れずいるのもこの水族館ならでは。
誰もが喜べるようなものではないかも知れないが、こうした“その筋のマニアなら大喜び系の珍魚”に会える可能性は高いのかも知れない。

これまで年に1~2度しか足を運ばない施設だったけれど、これ系の魚に出会えたり、テンジクダイ類やプンティウスなど、見知らぬ小型魚が増えてる可能性だってある訳だ。
もう少し、コンスタントに足を運ぶ必要がありそうだ(笑)

花とともに、これまで最大の目的だったはずのエイは、チラ見だけの存在になっちゃうか!?
とりあえず、元気にしているので、その食事シーンを動画でどうぞ。


今更だが、断言しよう。
都内の水族館では、葛西と並び(部分的にはそれ以上に)、屈指のマニアックさを誇る水族館である、と。
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