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マリンピア日本海の気になる魚 Vol.4 [海/淡水・魚全般]

久しぶりに新潟のマリンピア日本海に行ってきた。
と言っても、実際に行ったのはうみがたりのオープンの時だったから、もう4カ月前のことだけれど……(汗)
前回行ったのは、マリンピアがリニューアルして間もない頃だったから、5年ぶり!!

新しく生まれ変わったライバル? を迎え撃つ水族館の“今”はどうなっているのだろうと足を運んでみるも、結果的には思った以上に楽しめてしまった。
オレの中では、良くも悪くも強い印象の水族館ではなかったのだけど、水槽内が見やすいことがとても好印象で、久しぶりだったのも手伝って? それまでの印象は大きく好転した。

という訳で、気になった魚を……

まず、エントランスから大水槽へと向かう通路の深海コーナー。
ここがよかった!! 
展示生物の珍しさで言えば、ここより珍しいものが揃うところもあるけれど、水槽の大きさ、暗さが絶妙で、見やすさと雰囲気で“ここいいじゃん!!”となった。
初めて見た訳ではないのだけど、比較的最近、他所の施設の同様の展示コーナーでガッカリさせられたことがあったせいか、余計に良く見えたような気がする。
そんな深海エリアにいたビクニンが最初の気になった1匹。
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大きな背びれをピラピラさせながらクルクル泳ぐ姿がおもちゃみたいで可愛らしかった。
見る機会が少ないせいか、この手の魚はあまりよく知らなかったりするのだけど、魚名板もなく、クサウオ科の魚であることは分かったけれど、何の種類だろう?
大水槽の給餌解説の時に、解説のスタッフ氏に聞いてみたら、わざわざ聞きに行ってくれて教えてもらうことができた。
そんなこともあって、印象に残った1匹となった。

マリンピア日本海の魚と言えば……
繁殖に成功したアカムツ(のどぐろ)を避けては語れない… のだけど、敢えて避けよう(笑)
気になるのは“祭り”状態の大量のアカムツの中に混じって暮らす、何匹かの別の魚。
中でも、ハツメはマリンピア日本海でしか見られない珍しい魚だ。
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いるのは知っていたけど、もちろん見たのは初めて。
比較的深いところに暮らす魚らしく、それが水族館であまり見掛けない理由のはずなのに、それが何匹かいたこと、そして想像していたよりも綺麗な魚であることに驚かされた。
水槽を埋め尽くさんばかりのアカムツの中で、それに次いで存在感を放っていたのがこのハツメ。
他にも何種類かの魚が混じっていて、それを探すのが楽しかった。

マリンピア日本海の魚と言えば…… 個人的にはカリブ海の大型魚が泳ぐ水槽だろうか。
ターポンやスヌークは年季を感じさせるようになってきていたが、まだまだ元気そうではあった。
個人的にマリンピアらしさをもっとも感じる水槽だけに、水槽の縁にカメラバッグを置いて、じっくり魚たちを眺めていると、カメラバッグのところにブルーエンゼルが近寄ってきた。
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これまた立派な個体!!
ブルーエンゼルというと、何となくクイーンエンゼルの陰に隠れがち、みたいな印象の魚だが、この水槽の個体ときたら、大きさといい、その綺麗さといい、全体的な仕上がり具合はブルーエンゼルのイメージを覆すような超絶美個体。
もちろん、こんな綺麗な個体を見るのは初めてだ。
そんな美個体が、カメラバッグを動かす度にくっついてくるのが可愛くて、すっかりお気に入りの1匹に。

マリンピア日本海の魚と言えば…… 大きなウケクチウグイがいるのもここならではの楽しみだ。
しかし、マリンピアのウグイといったら、河口の水槽にいるジュウサンウグイに注目したい。
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マルタと同種として扱われてきた魚だが、2014年に亜種として分けられた魚。
ちなみに、基亜種はこちら、ジュウサンウグイの方。
そういう意味では特別珍しい魚ではないのだけど、ジュウサンウグイの名前で展示しているのはもしかしたらマリンピアだけかも? ということでここに紹介。
とは言え、ウケクチの方がよっぽど特別感があるんだけどね(笑)

最後の1匹は、屋外の池にいた錦鯉、黄白。
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頭にも柄が入っていればもっと良かったのに……

新潟と言えば、錦鯉の発祥の地としても知られている。
現在は質、量ともにNo.1の座は他県に譲っているらしいのだけど、それでも5年前のリニューアル直後の時、屋外の池にいた錦鯉は結構いいのが泳いでいたことに流石!! と思わされたものだった。
しかし、その時から5年経った今回、かつて泳いでいたようなクオリティの高い個体はほとんどいなくなっており、水族館のよくある外池になってしまっていたのだけど、その中で、おおっ!! と目を引いたのがこの黄白。
新潟県で4年前に作出された新品種なのだとか。
サイズこそ小さめながら、流石に新潟の新品種、と言ったところか。
このまま綺麗に大きくなってくれるとよいのだけれど……

という訳で結論。

マリンピアとうみがたり、この2館は近くないので、地元の人からすれば、どちらに行くか迷う対象ではないのだろうけど、魚を見るのが目的ならマリンピアをオススメしたい!!
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尖閣湾あげしま水族館(新潟) [水族館レポート]

佐渡にそんな施設がある、ということは知っていた。

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でも、行くつもりはなかった。
行ったことがあるという人の話を聞く限り、わざわざ行かなくちゃいけないような施設とは思えなかったから。
しかし、どうやら水族館の認定基準を満たしているらしく、今年3月に開催させてもらったイベントで、認定施設となってしまった。
認定施設となった以上は行かなきゃならない。認定水族館とか言い出しちゃった側としては、ね(汗)

だが、それがあるのは佐渡島である。
これまで行ったことはなく、行こうと考えたこともなかったため、どんな島なのか、そもそもどうやって行くのか、何も知らない。
それもあって、究極級の訪問難易度、という認識だった。

6月、新潟に行く用事ができた。
上越にうみがたりがオープンしたからだが、せっかく新潟に行くのだからと、佐渡島へも行くことに決めた。
そこで、ざっくり調べてみると、島に渡る船(ジェットフォイル)は、往復で1万円以上も掛かるという!!
これまで聞いていた評判も相まって、ますます行く気が失せるような気分だった。

覚悟を決めて“難敵”に挑んではみたものの、実際に行ってみると思っていたほど遠くなかった、というか、考えていたよりずっと近くて、簡単に行けることが分かった。
感覚的には、むろとや志布志よりはずっと簡単に行けたような気がする。
新潟港へは新潟駅から路線バスで約15分。そこからジェットフォイルで約1時間で佐渡の両津港に着く。両津港からは約35㎞ほどなので、クルマなら50分もあれば到着できる。
レンタカー店も港の前に並んでいるので、スムーズな移動が可能。
東京からなら、その気になれば日帰りもできるのではないだろうか?
オレは直江津から新潟市へ移動して、新潟港から佐渡へと渡ったが、うみがたりのある直江津からも、高速フェリーが出ている。
今にして思えば、その高速フェリーとやらにも乗ってみたかったような……

ジェットフォイルに乗ったのが初めてで、そのあまりに快適な船旅はかなり楽しかったのだけど、目的は水族館である!!
水族館があるのは揚島遊園という海に面した崖の上みたいな場所にある観光施設。
お土産や簡単な食事もできて、景色や遊覧船に加えて、水族館もありますよ、みたいな位置づけ。
オレが行った日は、とても天気がよく、初夏という季節もあってか、とりわけ佐渡の景色と、綺麗な日本海が楽しめたが、景色を楽しみに佐渡まで来た訳じゃない!!
見た目からして古めかしい水族館に入館してみると…… 「あっ、昔の水族館だ」と思った。
昔と言っても、10年や20年くらいの話ではなく、もっと前の水族館のこと。
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薄暗い館内の壁面に沿って並ぶ水槽。館内中央には小さいけれど回遊水槽。その周りには、三和土(たたき)池が並び、活き魚販売よろしく魚が泳いでいる。
その暗さ、回遊水槽のサイズ感、そして昔の水族館によくあった三和土池での展示。
さらに、擬岩などのデコレーションがほとんどなく、青い壁に囲まれた素っ気ない水槽も、昔を思い起こさせる。
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オレの水族館デビューは、今から41年前の須磨水族館だったのだけど、少々大袈裟に言えば、その当時にタイムスリップしたかのようで、何とも懐かしい気分になった。
その頃の水族館の記憶がある人なら、オレと同じような懐かしさを憶えるのかも知れない。
ただし、若い人たちからすれば、古めかしいだけ、かも知れないけれど。
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規模の小ささも昔の水族館らしいところ。
館内中央の小ぶりな回遊水槽と三和土池、コの字型に壁に沿って並ぶ水槽がすべて。
かなりじっくり見て回っても、1時間もあれば十分見終えてしまうほどの規模感だ。
水槽の中を泳ぐのは、目の前の尖閣湾で見られるものが中心なので、驚くようなものはいないのだけど、通年を通して展示されている生きたイカはこの水族館の目玉だ。
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イカは時期によって獲れる種類が異なるため、時期によってヤリイカやアオリイカなど種類が変わるらしく、オレが行った時にはスルメイカが展示されていた。

例によって? オレはこの水族館に行くためだけに佐渡に渡り、他の用はなかったのだけど、この施設があったお陰で、未知の佐渡島に行く機会を得たし、水族館の全国制覇にまた一歩、近づくことができた。

小規模だが、静かにじっくり見学できるし、昔の水族館はこんな感じだったのか、と、日本の水族館の歴史を垣間見られるような気分にもなれる。
水族館巡ラー的には、マリンピア日本海やうみがたりとハシゴも(1日では無理だけど)できる、

などが、あげしま水族館に行く理由、になるだろうか。
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東京タワー水族館の話 むかしがたり [雑談]

東京タワー水族館が閉館した。

都内ではサンシャイン水族館と並ぶ老舗だが、開館40年めの節目の年にその歴史に幕を下ろすことになった。
個人的には評価の高くない施設だったから、このブログに登場する東京タワー水族館は、大抵、あまりいいことは書いていない。

しかし、思い出はある。それも膨大に。
今でこそ評価の低い東京タワー水族館だが、昔のオレにとっては、日本で一番好きな水族館だったと言っても間違いないくらい、好きで仕方がない時代があった。
30年くらい前の話だけれど、当時のオレにはひたすら“夢の国”だった。

この先、低評価が覆ることも、新しい記憶も作ることはできなくなったので、東京タワー水族館にまつわる個人的な昔話を書こうと思う。

東京タワー水族館がオレの「夢の国」だったのは、オレがまだ中学生だった頃。
開館して8年めくらいの時代。
館内のレイアウトとかは、閉館直前の頃と大きく違っていなかったけれど、当時はレッドテールキャットが泳ぐ水槽がもっと小さなものだったり、アマゾンエリアのフロア中央の水槽がなかったり、アジアゾーンのバガリウスがいた水槽もなかった。
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また、しばしば話題となった多くの種類のピラニアたちも、当時はほとんどいなかった。その頃はまだ、そんなピラニアを始め、日本未輸入の種類も多く、閉館が近づいた頃にいた魚も、見られないものが多かった。
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でも、外国産の魚、いわゆる“熱帯魚”を飼うようになって日が浅かったオレには、そこにいるすべてが眩しく、文字通り、死ぬほど感動できた。
とりわけ、当時、こんな大きな個体はここでしか見られない、みたいな個体がいたエンドリケリィやオルナティピンニスなどのポリプテルスは、その頃のオレの強烈な憧れの対象だったことも手伝って、水槽前から離れられなくなったことも1度や2度じゃなかった。
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他にも、CITES(ワシントン条約)加盟以前に輸入されたアジアアロワナや、1匹飼いされた大きなフラミンゴシクリッド、ポリプテルスと一緒な水槽にいたこれまた大きなシノドンティス・アカンソミアスとか、超強力に記憶に焼き付けられたそれらの魚たちのことは、思い出フィルターの効果もあって、死ぬまで色褪せないだろうと思う。
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そこまでオレを熱狂させたのは、東京タワー水族館にいた魚が、熱帯魚店でも見掛けるような魚で、お金さえ出せば手に入れられる実現可能な“夢”だったことがひとつ。
当時は今と違って、P.エンドリも安くても数万円はしていたから、中学生になったばかりの小僧には夢の魚。そんな憧れの存在の、カッコよく仕上がった姿には、やはり熱狂せずにはいられなかった。
加えて、かつての東京タワー水族館には、バックヤードに販売コーナーがあり、当時、そこでの販売価格が、そのほかの熱帯魚店よりやや安かったことも夢をより現実的なものとして見せてくれていた。

当時の熱帯魚店は値段だけでなく、敷居も高く、客になれない小僧のオレには大いに入りにくかった。
勇気を出して入ってみても、店主のオッサンが何も言わずギロリとこちらをにらみ、威圧してくる。
威圧してくるだけならいい方で、「ガキは帰れ」と言ってくるオッサンも少なくなかった。
今はもうそんな店はないのだろうけど、それが当たり前の熱帯魚店とは違い、入館料こそ必要だが、追い返されることなく、好きなだけ魚が見られた東京タワー水族館はまさしく天国だった。

憧れは、水槽の中を泳ぐ魚だけでなく、水槽そのものもその対象だった。
葛西臨海水族園も海遊館も美ら海水族館もない当時、水族館に行っても今日のような巨大水槽はなかなかなく、一般家庭で魚を飼育する水槽というと、90㎝水槽でも大型と言ってもらえた時代だ。
実際、当時は専門誌にも“90㎝水槽ではアロワナの終生飼育はできません”なんて、今なら誰もそんなことは考えないような文言が当たり前に載っていたりしたような時代だったから、東京タワーにある奥行き90㎝の展示水槽は、当時、何を飼っても許されるレベルの巨大水槽だったのだ。
“オレもこんな大きな水槽が持てたら……”と溜息を洩らしたものだった。
今日の基準では、狭くて窮屈そうに見える東京タワー水族館の水槽も、その頃はピラルクーが泳いでいたって、おかしなことではなかった。
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その当時は、日本に輸入されてくる魚の種類数も少なく、東京タワー水族館で見られる魚の種類も少なかったはずだが、その頃の日本はまさにバブルの突入するバブル前夜の頃。
その後、空前の好景気に合わせて、日本に様々な魚が入ってくるようになるのだが、そのことが、東京タワー水族館に求められる役割に変化をもたらすきっかけになったのかも、と、オレは考えている。

そんな話は次回…… 続く…… かも!?
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