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美ら海水族館の気になる魚 Vol.9 [海の魚]

夏休みシーズンも終盤となり、水族館の混雑もそろそろ落ち着いてくる頃だろうか?

6月末に行った美ら海水族館の話の続き。

美ら海水族館に行った時、とりわけ楽しみにしているのが深海コーナーだ。
ここ2~3年くらいは特にそんな印象があるのだけど、いつ行っても、何かしら見たことないものに遭遇できたり、珍しいものが見られたりと、特別な体験ができるからだ。
深海は文字通り、未知の世界。それだけに、その価値が分からない、気づかない、なんてことも多い。
しかし、今回(7月)は、久しぶりに見る(オレが知ってる)珍魚に遭遇できた。

1種類めはミハラハナダイ。
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個人的には見るのは初めてではないが、美ら海水族館では初めて見た。
眼が大きく、ずんぐりとした大きめサイズのハナダイということで、どことなくアカマツカサみたいな雰囲気の魚。
かつて下田海中水族館で見た時には、もっと赤い色の濃い体色だったように記憶していたが、美ら海水族館にいたものは比較的薄い色。
産地の違い? 個体差?
オレが行った時はまだ水槽に入って日が浅いのか、隠れがちであまり泳いではくれなかったが、次に見る時には、泳ぎ回っている姿を見せてくれることだろう。

同じ水槽にいたヒシダイも久しぶりに見る顔だ。
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最後に見たのがいつだか憶えていないのだけど、生きたヒシダイを見たのはミハラハナダイ同様、下田海中水族館でのことだった。
美ら海水族館で見たことがあったけれど、もう10年くらい前のことのように思う。
なかなか見られない≠珍しい魚と言う訳だ。

深い場所に住む魚は水族館では珍しいものだが、例えば、〇〇ハナダイ、みたいな、他に似たような種類がいるものだと、知らなければその凄さに気付きにくいが、このヒシダイなら見た目からして特別感? があって、知らない人でも珍しさが見て分かるのではないだろうか?
なかなか見られない魚なのに、3匹も展示されているのもスゴイ!!
見たことない人には、沖縄行きに理由にならないだろうか?

久しぶりと言えばもう1匹、ウチワフグもそう。
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これまた深海に住まうフグで、腹部を広げるとその名の通りウチワのようになるというフグ。
美ら海水族館ではこれまで何度か展示をしており、過去10年の間に2~3回は見たような気がするが、ここ数年は見られていなかった。
沖縄周辺海域に多いのか、それとも技術的、設備的な問題だろううか。美ら海水族館以外では見たことがない。
久しぶりに展示されたものは、過去に展示されていたものより小ぶりだが、数は多く、1種類で展示された水槽には数匹が泳いでいる。
ウチワ状の腹部は、時々広げることがあるらしいのだけど、オレは見たことがない。
運が良ければ、膨らんでいるところにも遭遇できることがあるらしい。

深海コーナー以外の魚も。
熱帯魚の海水槽にいたトビハタ。
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水槽を回りこんだ岩場(深海みたいな暗いところ)にいて、そのあたりを行ったり来たりしていた。
暗い水槽で黒い魚なので、なかなか正体が分かりづらかったのだけど、ライトが着いた瞬間、たまたま水槽前を通りがかった時にその姿が目に入り、正体に気付いた。
トビハタも水族館ではあまり見掛けない(見掛けても気づかない?)顔だが、沖縄にもいるんだ!! ということにまず驚いた。
とりあえず、美ら海水族館で見たのは初めて。沖縄では多分、珍しい魚のはずなので、そういう意味では貴重な1匹と言えるかも?

最後は大水槽からも。
美ら海水族館でサメ、それも遊泳性のメジロザメ類はサメ水槽で展示されるが、まだ小さくてサメ水槽には入れられないような個体だと、大水槽で育成されるようだ。
例えば、6月にサメ水槽に移動されたツマジロやクロトガリザメも、以前は大水槽を泳いでいたのだ。
それらが移動されたことで、大水槽からはメジロザメ類がいなくなったと思っていたら、小さなサメがヒョロッと泳いでいるのを見つけた。
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何だあのサメは!! スタッフ氏に聞いてみると、ホウライザメだろう、とのこと。
多分、ホウライザメで間違いないはずだが、まだ小さくはっきりしない部分もあるためだそうだ。
ホウライザメの可能性が高いメジロザメ属の1種とするのが最適かな?
それはともかく、オレが見た7月初め時点ではそれはもう小さくて、大水槽にいると他の魚に食われてしまうんじゃないかと心配になるくらいの小ささ。(この写真を撮るのもかなり苦労した)
これまで他のサメがそうだったように、1年もすれば見違えるように大きくなるのだろうと思うが、今はまだ、あの大きな水槽でその姿を見つけるのも大変なレベル。
サメ水槽のイタチザメやツマジロ、クロトガリザメは要注目だが、サメを目当てに出掛けた人は、大水槽のこの個体も探してみて欲しい。
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サンシャインラグーンでマニアックな暇つぶし [海の魚]

3月以降、サンシャイン水族館に度々足を運んでいる。
ゾウギンザメの産卵に始まり、バイカルアザラシの出産、ベビーの公開など、とんでも級のニュースが続いたからだ。
ゾウギンザメの産卵や産み落とされた卵は、それほど苦労することなく写真に収められたものの、バイカルアザラシベビーには苦労させられた。
ご存知のように、暗い水槽を泳ぐ黒い被写体。それだけでも大変なのに、しかも、水中を泳いでいてくれないと姿すら見えない水槽の構造上、陸上に上がられると完全にお手上げ。
泳いでいるかは時の運。オレが行くとアザラシベビーは決まって陸上にいて、写真どころかその姿を見ることさえできないことが続いた。

泳いでくれるのを待つ間、他の水槽を眺めたりしているのだけど、度々足を運んでいれば、知り合いに遭遇することもある。
ある時、ラグーン水槽前で、Twitterを介して繋がりがあるアポゴン(テンジクダイ類)マニア氏に会ったことがあった。
彼が、キュウセンフエダイがいますよ、とか、主要なタカサゴ類は全部います!! とか教えてくれるものだから、それは探し出して、ちゃんと見なきゃいけない、という“宿題”となり、アザラシ待ちの合間にそれらを探し出すことにした。

まずはキュウセンフエダイ。
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これは会った時に教えてもらったので、すぐに分かった。

ヨスジフエダイやロクセンフエダイに混じって泳いでいることが多いが、いつ行っても見られるその2種とは異なり、全然姿が見えない時もある。1匹しかいない?
でも、見られる時にはアクリル前をずっと泳いでいたりして、簡単に見つかる。
よく似たフエダイシリーズとしては、ヨスジ、ロクセン、ベンガルの3種がメジャー? だが、キュウセンは他所の水族館でもあまり見掛けない。
なお、ラグーン水槽にはヨスジ、ロクセンはいるが、今のところベンガルは見掛けたことがない。発見できてないだけかも知れないけど。

そして、タカサゴ類。
あの水槽に数多くいるタカサゴ類だが、先のテンジクダイ類マニア氏がいう主要な種類とは、Pterocaesio属の4種類、クマザサハナムロ、タカサゴ、ニセタカサゴ、イッセンタカサゴのこと。
クマザサ、タカサゴ、ニセの3種は分かっていたけど、イッセンは気付いたことがなかったので、こちらも探してみることに。
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タカサゴ。

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ニセタカサゴ。

不思議なんだけど、ニセタカサゴがよく見られる日は、この水槽、ニセタカサゴしかいないの? というくらい、そればかりが目に付くのに、反面、タカサゴしか見えない日もあって、あれだけいたニセタカサゴはどこ行ったの? と。
だからなのか、イッセンタカサゴも探すと見つからない。
本当にいるの? とか、この3種は唐揚げにしちゃえば、全部“ぐるくん”じゃねぇか!! とか思いつつ(笑)、ラグーン水槽を眺めていると……

いた!!
イッセンタカサゴ。
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しかも、1匹だけとかではなく、ある程度まとまった数がいる模様。
このイッセンタカサゴ、イッセンタカサゴとして魚名板が出ていることは少なく、水族館ではあまり見掛けない印象だが、タカサゴが沢山いる水槽をよく探すと、こうして見つけられたりするのかも知れない。
タカサゴ、ニセタカサゴ、イッセンタカサゴも、いずれも泳いでいる個体は小さめな上に、都合よくアクリルの前まで来てくれるとは限らない。
小さな魚の写真を撮るには、大きすぎるラグーン水槽で、狙ったタカサゴを撮る……
アザラシベビーが泳いでいるのを見るまでに、結局、4回ほど足を運ぶことになったものの、こんなことをしていたお陰で、アザラシが陸地で眠っている間も退屈せずに済んだけれど……

本来の目的たるアザラシの写真はというと……
まだサンシャイン通いを続ける必要があるようです(涙)

おまけ。
2Fのアマゾン水槽を横目でチラ見しながら前を通り過ぎようとすると、底をついばんでいるカラープロキロダスの中に、違う種類がいることに気が付いた。
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プロキロダス属は種類数が多く、どの種類かは分からないが(←調べてもいないし・汗)、シルバープロキロダスとして流通しているものだろうと思う。Semaprochilodus taeniurus?

昔、ヒレが赤い“カラー”に対し、ただのプロキロダスと言われていたものじゃないかな?
すごく珍しいという訳ではないと思うけど、よく見掛けるカラープロキロダスに比べると、見掛ける機会は少ないのだろうと思う。これまたオレが意識してないだけかも知れないけれど。
4匹いる内の2匹なので、これはすぐに見つかるはず。

サンシャイン・暇つぶしマニアックス、でした(笑)
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丹後魚っ知館の気になる魚 [海の魚]

丹後魚っ知館にはアザラシやペンギンもいるにはいるが、基本的には魚の水族館だ。
その魚の展示も、ちょっとマニアックな感じがあったりして、魚好きには楽しい。
とりわけ、あらゆる魚がギュッと沢山入った大水槽は、いろいろな魚を探し出す楽しさがある。
水槽の縁に、魚類カードよろしく“全種類分出てる?”みたいな魚名板が並んでいるのだけど、それを見ながら、“これもいるの?”と探し出すのが、この大水槽の楽しみ方だ(多分・笑)。
中でもハタの仲間は充実していて、11種類が入っていた。
魚名板は12種類分あったけれど、その中でスジアラだけはいないようで見つからなかったが、それ以外の11種類はちゃんと探し出して、その姿を見ることができた。
その中で気になったのがアカマダラハタ。
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気になった理由は、見た記憶がないから。
これまでどこかで見たことがあったのかも知れないし、よく似たマダラハタはあちこちで何度も見た覚えがあるのだけど(同じ水槽にもいたし)、このアカマダラハタは見た覚えがない。
初めてだったのか? という訳でここに。
googleで画像検索すると、丹後魚っ知館で撮影された個体(同じ個体?)の写真がいくつか出てくるので、ここにしかいないのかも知れない。

大水槽はハタ以外にもフエダイとコショウダイが多くいた。
その中で目を引いたのがアジアコショウダイ。
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幼魚は白と黒のメリハリがハッキリしていて綺麗だが、成魚は昔のTVの“砂嵐”みたいな色柄。もちろん、それもシックで綺麗だとは思うけど、万人受けする幼魚と、マニア向けの成魚、みたいな感じ?
それはともかく、ここの大水槽にはそんなアジアコショウダイの成魚が数多く泳いでいて、やけに存在感を主張していたような気がしたのだ。
サイズもそこそこあるし、動きも力強くて速い。それが目の前を次々に横切っていく。
数多ある魚の中でもアジアコショウダイが大好き!! という人がいるなら、この水槽、間違いなく最高だと思う。

スズメダイの仲間は、小さくて、水槽の中でも“その他大勢”的ポジションな魚の印象がないだろうか?
オレの好みが大きいもの、というのもあるけれど、特定の種類が強い印象となって残ることは多くないように思うのだけど、綺麗なスズメダイが多い丹後魚っ知館ではそんなスズメダイがしっかり印象に残る。

サンゴ礁水槽に沢山いたナミスズメダイもそんな1匹。
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大小沢山数が多かったものあるけれど、やはり綺麗に仕上がっているのが好印象。
水槽の前に行くまでに、何あの綺麗な魚!? と思い近寄ってみるとナミスズメダイだった。
これまた記憶にないものの、この魚は恐らく、他所の施設で見ているはず。綺麗な個体と巡り合うことで、ハッキリとした印象に残すことができたのはラッキーだった。

綺麗なスズメダイと言えばもう1種、小さなスズメダイなどを展示した水槽にいたイシガキスズメダイも印象に残った1匹だった。
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大きなサンゴ礁水槽ではなく、小さな水槽に入っていたが、デバスズメなどよく見掛ける種類が泳ぐ中で、異なった色合いのスズメダイ。
おっ!! ここにも綺麗なスズメダイがいるぞ、と水槽に近づくと、サッとサンゴの後ろに隠れてしまい、なかなかその姿を見せてはくれなかったが、出てくる時には水槽の真ん中で偉そう? にしているツンデレ系(笑)
ナミスズメダイ同様、これまで特に意識したことのない魚だったが、次はどこで会えるだろう。そんな風に思わせてくれる出会いだった。

最後の1匹は、サンマに触れない訳にはいかないだろう。
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小さな円形の水槽に、小さなサンマが展示されていたが、まさかサンマがいるとは思わず、かなり驚いた。
展示されているものは大きくても10㎝程度と小さく、水槽もさほど大きくないのだけど、水槽の上半分はプライバシーガラスのようなフィルムが貼られており、また、サンマの動きがかなり落ち着きなくビュンビュン動き回っているため、周辺の映り込みも手伝って、見にくいことこの上なしではあるのだけど、それも仕方がない。
サンマは食材としては有名だが、水族館では滅多に見られない。神経質で飼育が極めて困難な魚としてもよく知られているからだ。

こうした展示は物珍しいだけでなく、サンマの生きた姿を見られる貴重な機会でもある。
水槽が置かれている場所は明るく、水槽も小さいので、いつでも見られるとはいかないかも知れないが、もし、見ることができたらラッキーだ。

こんな魚たちを見に、また行きたいとは思うけれど、意外と行きにくいんだよなぁ……
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珍魚・ゾウギンザメ展示開始@サンシャイン水族館 [海の魚]

1週間前のことだっただろうか。
サンシャイン水族館で3月15日より「ゾウギンザメ」の展示が開始されることが発表された。

ゾウギンザメだと!!
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もちろん驚いた。
とんでもない級のビッグニュースなのはよく分かる。でも、どこか降って沸いたような話、みたいな印象だったし、当のゾウギンザメ自体、よく知らない魚だし……

オレはギンザメ類に憧れを抱いたことは、正直言うとなかった。
サメの名前が付いた軟骨魚類ながら、その見た目はずいぶん印象が異なっているし、オレがサメやエイに求めてる魅力みたいなものを、ギンザメ類に見出すことができなかったから、なんだろうと思う。
余談ながら、ギンザメ類はサメやエイと同じ軟骨魚鋼に属しているけれど、サメやエイが属する板鰓亜鋼ではなく、全頭亜鋼という別亜鋼に属している。
つまり、近いようでいて、それほどでもない間柄、と言ったところだろうか。

ギンザメ類に興味が薄いのは、あまりにも馴染みがないことも影響している気がする。
オレが見たことのあるギンザメ類といったら、スポッテッド・ラットフィッシュただ1種のみ。
今現在、鴨川シーワールドでギンザメが展示されているようなのだけど(それも早く行かなくちゃね)、生きた姿を見る機会なんて同じ深海の住人であるはずのミツクリザメやラブカよりずっと少ないのだからね。

そんな馴染みが薄いギンザメ類の、しかも日本にはいない種類が唐突にやってきたのである。
正直、どう驚けばいいのか分からない、みたいな感覚だった。
でも“生き物系水族館ブロガー”としては、やっぱり行かない訳にはいかないよね。
しかも、未飼育種へのチャレンジ、それも簡単じゃなさそうな魚種、等々、オレ好みなワードも並んでいるし。
なのに、公開日には行けない……
15日のTwitterには、ゾウギンザメの画像が並び、遠くからそれを羨ましく眺めていた。

そして18日、朝一で駆け付けたオレの前に、初めて見るゾウギンザメが。
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特徴的な突き出た吻もさることながら、一般的な? ギンザメとは大きく異なるチョウザメのような尾ビレが何とも印象的。
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胸ビレを羽ばたかせるような泳ぎ方はギンザメらしいところだが、突き出た吻先、大きな頭、高く尖った背ビレ、比較的高い体高など、全体的なフォルムはロングノーズ・コリドラスのような印象。
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※参考 ロングノーズ・ブロキス(コリドラスじゃないけど・笑)
こうして見るとあんまり似てないね。

でも、とりあえず、見た目からして珍しさが伝わってくるようなフォルムと、水槽の前に立つだけで目に入る適度なサイズ感など、水族館の話題の新人には素晴らしいくらいの条件が揃っている。
ゾウギンザメは卵の形もとても変わっているが、サンシャイン水族館ではその展示を目指していたそうなのだけど、いろいろ情報を集めていると、魚自体が手に入ることが分かり、今回の展示と相成った、とのこと。

ゾウギンザメはかつて葛西臨海水族園でも展示されていたことがあるそうで、その意味では、今回が日本初ではないのだけど、葛西で展示されたものは今回サンシャイン水族館で展示されたものとは別の種類。
サンシャイン水族館のものはオーストラリア産のCallorhinchus miliiという種類で、葛西のものはC.callorynchusという南米産の種類だったようなので、今回の展示は日本唯一にして日本初と言っていいはず。

ゾウギンザメは繁殖期になると浅いところまで上がってくるため、その時期に捕獲されたものは水槽でも状態よく飼育することができるのだという。
現地で畜養されていたこともあり、とてもいい状態で日本に到着したそうで、到着した早々から餌を食べ始めたらしい。
今では、アジやエビなどの餌を毎日大量に食べているのだそうだ。

状態がいいと、黒と銀が混ざったような体色になるそうで、サンシャイン水族館の展示個体はとてもいい状態であることが分かる。
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この手の魚にありがちな“早く行かないと見られなくなる”みたいな危うい感じがないことでも、状態の良さが見て取れる。
そのことをTwitterに上げたら、多くの人がリツイートやいいねをしてくれて、この魚に関心が高い人が多いことが分かった。
水族館の関係者でもないのだけど、珍しい魚に高い注目が集まることはオレも嬉しい。

サンシャイン水族館では、ゾウギンザメの繁殖を目指すと発表しているが、そんな夢のような話が意外とすんなりいけてしまうのでは? みたいな気さえしてしまう。

この不思議な感じは多くの人に見てみて欲しいと思うのだけど、状態がいいので慌てる必要はない。
これから先は、いつ行っても見られるだろうからね。
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小笠原水産センター 小さな水族館の気になる魚 [海の魚]

小笠原海洋センターの気になる魚と言えば、やはり水族館の顔と言ってもいいアカハタ(アカバ)の話をしない訳にはいかないだろう。
ちなみに、アカバというのは小笠原での呼び名。
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小笠原の周辺には多いらしい。
せっかく小笠原まで行ったのだからと、寒かったけど海に入ってシュノーケリングを頑張った? のだけど、その時もその姿を見掛けた。
だが、水産センターのものは、小笠原に多いから展示されている訳ではなく、そこで種苗生産がなされているから。放流もされているらしい。
何でも、ワイルドとブリード個体では鼻孔の形状が違うそうで、見分けることが可能なんだとか。

でも、そんなことより、水産センターのアカハタは可愛いのだ。
ブリードだからか、はたまた飼育環境によるものなのか、水産センターのアカハタはよく見知ったアカハタよりも茶色い。館内の水槽にいる小さな個体の方がアカハタらしい体色をしていたが、それでもやっぱり茶色っぽい。
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そういえば、海で見掛けた個体も茶色かったような…… 明るい場所にいるからなのか? それとも小笠原産の特徴?
茶色っぽくてアカハタっぽくない色をしてるが、大きいものも小さいものも、それはそれは可愛い!! という点は共通している(笑)

何しろ、マッサージしてやるとうっとりしてしまうような魚である。
ハタの仲間にはそんなのがしばしばいるが、タマカイとかクエみたいに巨大化する訳ではなく、家に置ける水槽でも飼えそうなサイズ……
歯みがきプールでオレを見上げてくる目線、そして館内水槽で組み体操? している小さな個体を見ていると…… ウチに連れて帰りたい… そんな感情がムクムクと……

結果、ウチの水槽は海水で満たされることにな……  りはしなくて、画像を眺めながらニヤけるだけなのだけど。
ウチの近所で良好な海水が手に入るなら、迷うことないんだけどなぁ……

とりあえず間違いないこと。小笠原水産センターに行くと、アカハタが好きになります!!

お次の1匹は色鮮やかなチョウチョウウオなど小笠原周辺の魚が泳ぐ水槽にいたフウライボラ。
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本州付近、千葉などの磯でも見られるらしいのだけど、水族館では稀種だろう。オレは見た記憶がない。
1匹しかいなかったけれど、普通のボラとの最大の違いである顔(口元)は、ここでは非常に分かりやすかった。
というのも、同じ水槽には普通のボラも1匹入っていて、常にそれと寄り添って2匹で泳いでいたため、アクリルの前を通り抜けるだけで、両者の差が一目瞭然に分かるのだ。
フウライボラをじっくり観察したい、ボラとの違いをしっかり見極めたい、そんな人がいるとしたら、小笠原水産センター、オススメです!!

水族館での稀少種と言えば、カッポレもそう。
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ギンガメアジやロウニンアジなどの大型ヒラアジ類の1種だが、不思議と水族館では稀種で、オレの知る限り、現在、展示されているのは美ら海水族館の大水槽と小笠原水産センターにいるものだけのはず。
もともと、大型ヒラアジ類は好きな魚の部類というのもあるけれど、その稀少性も手伝ってか、その姿にはちょっとしたありがたみ? を感じてしまう(笑)
ここにも1匹しかいないのだけど、美ら海水族館の大水槽に比べればはるかに小さい水槽に入っているので、すぐに見つかるし、目の前にも来てくれるので、よく見える。
会いに行くには片道24時間航海が必要になるが、カッポレファン? にはオススメだ。

カッポレやフウライボラも稀少だが、それ以上かも知れないのが、屋外の池にいたガラパゴスザメ。
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オレは初めて見たサメだ。
このサメも以前(10年くらい前)、美ら海水族館で展示されていたらしいのだけど、オレが行くようになった09年以降は1度も見ていない。
とは言え、メジロザメ属のサメらしく、きわめてオーソドックスなメジロザメ体型。
そのため、初めて見たのに初めてな気がしない(笑)
同じ池では、小笠原でよく見られるサメであるネムリブカが一緒に飼われていて、大きさも同じくらい、上からしか見られない水槽(池)であるため、正直、どれを見ても“サメ”だったりするのだけど、ガラパゴスザメは水面から背ビレを出しながら常に泳ぎ回っているので、分からないということはないと思う。

できれば、横から見られると嬉しかったなぁ……
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沖縄美ら海水族館の気になる魚Vol.8 [海の魚]

沖縄には今まさに台風が接近しているけれど(沖縄の皆さん、気を付けて!!)、先日、オレが行った時にも台風(7号)に見舞われ、それが行き過ぎた後も大雨に祟られ続けたせいか、水族館も十分に楽しめなかった。

先週のブログに書いたオオグチイシチビキ以外、特別な目的があった訳ではなかったものの、そういう時に限って、深海エリア以外でも見たことがない、美ら海水族館では初めて見る、みたいなものが多く、いつも以上に(と言ったら怒られるかもだけど)見所が多く、でも、水族館にいた時間が短く、あんまり写真も撮ってなくて、何とも不完全燃焼。
よしっ!! また行くか!! と思うところだけど、今年はもう無理…… だよなぁ…(涙)

最初の気になる1匹は、入館してすぐのサンゴ礁水槽にいたハナタカサゴ。
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最初、ウメイロモドキかと思ったのだけど、色合いと鱗の感じがどうも違う。しかも、黄色いラインもない。
何者だ!? と思って眺めていたところ、通り掛かったスタッフ氏に教えてもらった。
2匹しかいないらしく、そう聞くと何だかありがたみが増すような気がしてしまうのだけど、どこに隠れるのか、この写真を撮った時以降、1度も姿を見せてくれなかった。
この水槽の前はその日だけでなく、その翌日も何度も通っているのに、姿を見たのはこの時だけ。
しかも、この写真を撮った時も、スタッフ氏とちょっと話をしていた間に、すっかり消え去ってしまっていて、水槽にいるはずなのに“幻”の魚になってしまった。
できることなら、もう1度、見てみたかったのだけど……

サンゴ礁の水槽のお隣、熱帯魚の海の水槽。
この水槽もいつも、何かしらの“見たことない”に遭遇できるのだけど、今回はこの水槽をじっくり眺めることをほとんどしなかったので、その“何か”をほとんど発見できなかった。
でも、水槽の周りをぐるりと回った深場のゾーンにいたナミフエダイは美ら海水族館では初めて見る顔だ。
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いつもここにはチャイロマルハタがいたんだけど、どこか別の場所に隠れていたのか、姿を見ることができず、代わりにいたのがコイツ。
存在感のある大型フエダイだが、水族館で見掛けることは少ない種類。
ここにいたものもそこそこの大きさがあったけれど、もう少し大きくなるはず。そうなったら、この水槽の主みたいな顔をして泳ぐようになるんだろうなぁ、と。
次に行く時には、そんな光景が見られるだろうか。

続いては、大水槽。
美ら海水族館で見るのは初めてつながりでカッポレ。
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これまた水族館ではあまり見掛けない種類だ。
今回、最初に水族館に行った時、どこにも目もくれず、真っ先に深海エリアへ直行したんだけど、横目で見ながら素通りした大水槽にこれまでいなかったカッポレの姿を見つけた。
あの大水槽に2匹しかいないそうで、しかもあまり大きな個体ではないので、飼育スタッフ氏からも「よく見つけましたね!!」と言われたが、偶然の勝利?
同属の大型ヒラアジ類がひと通り揃った大水槽の中だと、他種との違いがよく分かる。
ただ、いると分かっていても、あまり大きくない個体なので、探すとなかなか見つからない。
こちらも、早く大きくなってくれることを期待したい魚だ。

一方、大水槽で初めて見たのがオオカマス。
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オニカマスは大水槽でも何度か見たことがあったけれど、オオカマスは初めて。
地味に珍しい、そんな感じだろうか?
でも、そこそこの大きさがある魚が群れになって泳いでいる様は、なかなかの見応え。あの大きな水槽の中でも、それなりの存在感があった。
この写真もイマイチなので何だが、実はこのオオカマスとは別に、ここに登場させたかった魚がいたのだけど、写真がきちんと撮れておらず……
オオカマスも含め、次回の宿題だ。

大水槽で見たのは初めての、ちょっと珍しい魚と言えば、クロトガリザメもそれに当たる。
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昨年、大水槽に搬入された2匹のツマジロを探していたら、グンと大きくなった1匹を見つけた。
そしてもう1匹。全然大きくなってないんだなぁ。同じ種類でこんなに成長差が出るとは…!! なんて思ってたら、そのサメとは別にツマジロがもう1匹。
あれっ!? と思ってよく見ると、鰭先は白くなく、背ビレの形も違うし、体形も細長く、もっと尖った感じ。
そこで気付いた。クロトガリザメだ!! と。

クロトガリザメは大水槽のお隣、危険ザメ水槽にももっと大きなのがいるが、大水槽で泳いでいる個体はそれよりずっと小さくて、見失うともう1度見つけるのが大変なくらい。
だから、カッコいい、とか、力強さ、みたいな感じではなく、ひょろっとした感じ。
ただ、ツマジロの成長ぶりを見ると、このクロトガリザメも次に見る時には、見違えるほど大きくなっているんだろうなぁ、と。
という訳で、次に見る時は、クロトガリザメ、カッコいい!! となる予定(笑)

次に沖縄に行く時には、水族館も真面目に見学&撮影を頑張らなくちゃ、なのだけど、とりあえず、次は台風来ませんように!!
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オススメ!! 充実の深海魚@沖縄美ら海水族館 [海の魚]

今(2018年7月1日現在)、美ら海水族館の深海エリアの展示が超充実している。
十数年ぶり、とか、初めて展示した、とか、そういう魚がゴロゴロいるのだ。
しかし、そこは飼うのが難しい深海魚だから、早めに見に行くことをオススメしたい。
深海生物を目的に沖縄に出掛けたとしても、少なくとも魚好きなら、今のラインナップを見れば間違いなく満足できるはずだ。

まず、ボロサクラダイ。
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とても華やかで綺麗な魚なのに、ボロとはまたおかしな名前が付けられたものだけど、深海性のハナダイの1種で、初めて展示された大変珍しい種類だそうだ。
深海の担当氏が「ボロサクラダイ、見ました?」と真っ先に言うくらいに“スゴイもの”なのだ。
深海から引き揚げられて以降、ガス抜きなどの処置を施したものの、なかなか餌を食べるようにならず、展示に出すまではかなりの苦労があった模様。
様々な工夫と処置がなされた結果、ようやく餌を食べるようになり、状態も安定。展示が実現した。
まだやや体が浮き気味とのことだが、餌もよく食べているそうで、見た目には“普通”に見えた。
大変珍しい魚なので、沖縄に出掛けた際はお見逃しのなきよう!!


お次はこれまた相当珍しいと思われるヒメクサアジ。
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幼魚時代は浅い海域で過ごし、成長とともに深場へと移るそうで、以前はサンゴ礁エリアの個水槽で展示されていたが、あらためて深海エリアへと移動になり、再展示されたとのこと。
まだ小さく、十分に若い個体だと思うのだけど、そのおかげで水槽が明るく、見やすい。
見た目にはエンゼルフィッシュ的な雰囲気の姿形をしていて、可愛らしい。
何より、見た目からして“珍しい”雰囲気なので、特別なものを見ている感もいい。
展示されている個体は、水槽の壁面に何か付いているのか、ほとんどの時間、そこに吸い付いているような感じで、あまりいい位置には来てくれない。
見る分には問題ないのだけど、写真を撮ろうとすると、なかなか角度が付かない位置まで出てきてくれないので少々難儀した。

十数年ぶりの展示が実現したというオオグチイシチビキも珍しいはずだ。
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沖縄ではタイクチャーマチという名で、主に釣りのターゲットとして知られている。
展示されている個体も釣りで採集されたもので、釣った後のケアがよく、無事に生き残ったため、十数年ぶりの展示へとつながったのだそうだ。
オレが行く少し前から展示が始まり、もっとも見てみたかった1匹だったのだけど、初めて見たはずなのに既視感が。
というのも、現在、このオオグチイシチビキが泳ぐ水槽には以前、似たようなサイズのオオグチハマダイがいたことがあり、魚の体色が分からない照明の中では、体型と長いライアーテールなど共通する特徴があるハマダイと見間違えてしまうのだ。
よく見れば顔が違うので分かるのだけど、でもまぁ、思った以上にハマダイと似ているということも本物を見られたからこそ分かった訳で、ありがたい話。
あとは、このまま大きくなって、それらしいカッコよさを見せつけてくれることを楽しみに待ちたい。

同じ水槽にいたミヤコベラも、展示されたのは恐らく初めてだろうとのこと。
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青い水槽の中を泳ぐクサビベラのような魚。色は分からないけれど、クサビベラでないことも分かる。
そこで、担当氏に聞いてみると、「これはミヤコベラ。多分、展示したのは初めてじゃないかと思いますよ」とのこと。
比較的深場に暮らす種類ということもあり、その扱いの難しさはよく似た浅海性の種類とはまるで違う。
この個体もずっと餌を食べずにいたそうなのだけど、環境を変えてみたら餌を食べるようになり、展示に至ったのだとか。今では展示水槽で餌食いも良好なのだそうだ。
ミヤコベラが泳ぐ水槽(オオグチイシチビキがいるのと同じ水槽)は照明が青く、中を泳ぐ魚の色はまるで分らないのだけど、人が視認できる光があると、とても綺麗な色をしていることが分かる。

最後の1匹は、これまた同じ水槽にいたキビレカワハギ。
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色なしの魚たちの中で、ひと際のっぺりとした印象のウマヅラハギ的な魚。
もちろん、こんな魚を美ら海水族館で見たのは初めて。
ミヤコベラの正体を訪ねた時、このカワハギも聞いてみると、キビレカワハギとのこと。
色が分からない水槽なので、黄鰭かどうかは分からなかったけれど、その照明のお陰でのっぺりとした感じが強調され、何だかとてつもなく変わった魚のように見えた。
とは言え、沖縄ならではの魚という訳でもないようで、本州付近でも漁獲されていたりするようだ。
ウマヅラハギに混じって流通することもあるらしいのだけど、オレが見たのは初めてのはず。

他にも、美ら海水族館では初めて見たルリハタとか、トウカイスズメダイとか、魚ではないけれど、やたら大きくて数もいるコトクラゲとか、今の美ら海水族館の深海エリア、超オススメです!!
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沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.7 [海の魚]

今年の水族館初めも、沖縄美ら海水族館からだった。
イトマキエイやマンタの話をしているので、今さらな感じだけれど……(汗)
いつもとは違い、今回の沖縄行きは水族館が目的ではなかった。でも、オレが沖縄まで行って、美ら海水族館に行かずに帰ってくる、なんてことはあり得ない!!
行ってしまえば、やっぱりいろいろと楽しくて、イトマキエイやマンタ以外にも驚きがあって、すっかり満足して帰って来られたのでした。

今年最初の美ら海水族館で、オレを一番驚かせてくれたのがオキナワオオタチ。
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4年もの歳月を掛けて展示に漕ぎ着けたという、沖縄の深海に住まう巨大タチウオ。
最大2mにも達するとかで、その大きさから釣り人にはメガタチなんて呼ばれているらしい。

実物を見て思うのは、デカイ!! のひと言に尽きる。
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水族館まで運んでこれるくらいのサイズなので、オキナワオオタチにしては驚くほどのサイズではないのかも知れないけれど、それでも1m超の大きさは、一般的なタチウオと比べると相当大きい。生きたタチウオを見たことがある人なら、余計にその大きさに驚けるのではないだろうか?

動画(ほぼ動かないけど)


食材としてはよく知られたタチウオが、水族館であまり見られないのは、輸送や飼育が難しいから。もちろん、オキナワオオタチも例外じゃない。むしろ、その大きさが輸送をより難しいものにするのだろうと思う。
昨年の末頃にも展示されたことがあったようなのだが、その時はごく短期間で展示が終了してしまっていた。しかし、深海担当のスタッフ氏たちはそこで終わりにはしなかった。引き続きチャレンジを続け、前回を上回る規模で再展示を実現させた。

展示個体は1匹ずつ、釣りで採集され、餌付いたものから展示水槽へ。
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展示されている水槽は、それまで深場の魚たちが展示されていた水槽。マンボウ水槽のようなビニールフェンスが設置され、擬岩や底砂も取り出され、水槽の雰囲気はそれまでとガラリと変わっていた。
以前の展示の時には、薄暗い水槽ということもあってか、それほど水槽前が混雑する印象がなかったのに、水槽の住人がタチウオに変わった途端、やはりその巨大さが目を引くのか、はたまた圧倒的な珍しさからなのか、水槽の前には人だかりが絶えなくなった。
個人的には、元々の住人たちも好きだったから、それらに会えないのはちょっと残念に思う部分もあるけれど、誰が見てもひと目で“スゲェ!!”と思える巨大タチウオは、美ら海水族館ならではの新しい見所と言っていい。

いずれにしても、飼うのが難しい魚であることは間違いないので、興味があるという人は、できるだけ早く見に行くことをオススメしておきます!!

オキナワオオタチがいる深海エリアを抜けると水族館の出口ゲートが出てくる。その先のお土産ショップを抜けて、エスカレーターを下ったところにある水槽をご存じだろうか?
これまでヒラアジ類の幼魚が泳ぐ、これまた個人的には結構お気に入りの水槽のひとつだったのだけど、その水槽が久しぶりに展示替えがされ、新しい住人としてミズンが搬入された。
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ミズン? 簡単に言えば、沖縄のイワシ。
マイワシと比べると、体高が高く薄っぺらな体型で、色や柄もなく銀ぴか。そのため、イワシというよりはサッパに似てる。
そのため、既視感があったりする…… のだけど、関東はおろか、本州では見られない魚なので、沖縄の人以外からすれば、見慣れない珍しい魚だ。

以前、危険ザメ水槽で展示されていたこともあったので、見たことがある人もいるかも知れない。でも、小さな小魚だから、大きなサメ水槽で見るよりも、この水槽での方が、どんな魚なのかはよく見えると思う。
なお、この水槽がある美ら海プラザは、水族館に入らなくても無料で入れるので、ミズンだけは“タダで”見ることができる。

余談ながら、地元では“みじゅん”と呼ばれていて、標準和名もそれに由来するものだと思うのだけど、オレもミズンよりみじゅんの方が好き(笑)


オキナワオオタチやミズンは、目を引く展示だから、見る人も多いはず。
だが、その水槽の中の1匹、みたいな、注目されなさそう? なものにスポットを当てるのがこのブログなので? そんな1匹も。
大水槽へと至る、サンゴ礁エリアの個水槽。その中にクマノミとヘコアユが泳ぐ水槽がある。
クマノミが暮らすイソギンチャクがちょうど水槽の中央に配置されていて、子供を中心に「あっ!! ニモ~」という声とともに人だかりができる人気の水槽だ。
ひねくれ者のオレは「そんな水槽には用はないぜ!!」と、素通りしてた。そもそも混雑していて近づきにくいしね。
でも、ある時、水槽の前を通った時、変な動きをしているヘコアユの姿が目に入った。
何だ? どうなってるんだ? と水槽に近づいてみたところ、変な動きをしていたヘコアユはヘコアユではなく、カマスベラの幼魚だった。
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色といい、形といい、遠目から見ればヘコアユに見える。おまけにこの個体は大きさもヘコアユ級だったから、もしかして、小さい内はヘコアユと混棲してるの? みたいに思ったくらい。実際はどうなのかは分からないけれど……

これ、狙ってやってるんだとしたら、この水槽の担当の人、スゲェなぁ、と。

と、こんな感じで、水槽担当者のこだわりを感じられる? 美ら海水族館の水槽・魚 3選、でした。

コバンザメ可愛い!!@奄美海洋展示館 [海の魚]

奄美海洋展示館でもっとも印象に残ったもの…… それはコバンザメだった。
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珍しい種類でも、スペシャルな個体でもない、どこの水族館でも見られるごく普通のコバンザメだ。

何で!? と思われるかも知れない。逆の立場ならオレだってそう思う。
理由は簡単。可愛かったから。奄美海洋展示館はコバンザメが可愛く見える水族館だった。

コバンザメって、一般的にあまりいいイメージのない魚なのだろうと思う。
例えば、美ら海水族館のジンベエザメにくっついた沢山のコバンザメ。危険のない環境の中、はち切れそうな腹を上に向けて、泳ぎもせず運ばれているだけ…… そのあまりに不格好な見た目もあって、いい印象はなかなか持ちにくいものだ。
しかし、奄美海洋展示館の大水槽にいた2匹のコバンザメたちは、そんなイメージを覆し、実はとても可愛い魚であるということを教えてくれた。

奄美海洋展示館の大水槽にはコバンザメがくっつけるような大型魚がいない。
唯一くっつけそうなアオウミガメもさほど大きくないので、くっつこうと近付いてもそれを許してくれない。それどころかカメたちはコバンザメが近付くと口を開けて噛もうとする。
それでいて、壁などに張り付いてジッっとしているでもなく、水槽内をスイスイ回遊するように泳ぎ回っている。
水族館のコバンザメというと、大抵太りすぎて不格好だけれど、ここのはスリムで綺麗な体型を維持している。

ひとつ前のブログにも書いたように、奄美海洋展示館では大水槽のアオウミガメにおやつのレタスを与えさせてくれる。
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だから、人を見つけると、アオウミガメたちは必死の形相で集まってくるのだけど、それにつられて? 魚たちも集まってくる。
その中には件のコバンザメもいるのだが、水槽に投げ入れているのはレタスである。
寄ってきてもお前には関係ないよ…… と、近寄ってきたカメの前にレタスを投げ落とすと、コバンザメがそれをかすめ取っていった。
リアクションバイトかと思いきや、驚いたことに、吐き出すことなく、本当に食べてしまったのだ!!
コバンザメがレタスを食べるなんて聞いたことがないし、そもそも、コバンザメに草食性はないはずだ。
何かの間違い? 再びコバンザメにレタスを投げると、やっぱり食べる。
その度に“ええっ!! 食べた”と驚いていたら、そこにいた飼育スタッフ氏が「ウチの魚は何でも食べるんですよ」と、レタスの破片を投げてみせる。
すると、コバンザメ以外のイシダイやベラ類など、コバンザメ同様、普段は藻類などを食べなさそうな連中までレタスを食べる。
そんな意外な光景が驚きで、おかしかったから、カメのためのおやつだというのに、細かくちぎっては魚に投げるを繰り返してしまった(笑)
でも、カメとは違い、集まってきた魚たちも、好きこのんでレタスを食べていた訳ではないようなのだ。

閉館が迫り、魚たちの給餌の時間にそれが発覚した。
餌はごく普通に? オキアミなど。水槽に餌が撒かれると、コバンザメたちも他の魚と争うようにそれに群がる。
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そこにレタスが落ちてきても、カメ以外は見向きもしない。目の前に落ちてきても素通り。
オキアミの小さな破片には反応するのに、だ。
好きな餌、というか、本来食べているものがあるのなら、やっぱりそちらがいいようだ(笑)

魚たちの給餌時間が終わり、散会した後も、その場で眺めていたら、水槽内をそれまでと同じように泳いでいたコバンザメが寄ってきて、こちらの顔を覗き込むようなそぶりを見せる。
それも1度だけではなく、遊泳コースの途中、ほぼ毎回、こちらの顔を覗き込んでから泳いでいくのだ。何かしら気になることがあったのだろうか?
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どういう意図だったのかは知る由もないが、しばらくそんな様子を見ていたら、コバンザメが何だか犬のように思えてきて、「コバンザメ、可愛い!!」となったという訳だ(笑)

奄美海洋展示館のアイドルは、アオウミガメで間違いない。そこに異論はないけれど、個人的にはこのコバンザメを推したい!!
オレの知る限り、日本で一番可愛い? コバンザメがいるのはここだと思う(笑)

葛西臨海水族園の気になる魚 Vol.4 [海の魚]

ひとつ前のブログにも書いた通り、ミツクリザメが展示されていた11月1日~16日の間、葛西臨海水族園へは3回も足を運んだ。
2週間で年間パスポートの元を取ってしまった感じ。これもミツクリザメ効果だな(笑)

2日に行った時は、他のものは何も見ず、ただただミツクリザメだけ。
2回目は8日。その時はその他の水槽もささっと流し見? する程度に見学。
その時、えっ!! こんなの前からいなかったよね!? みたいな魚がいくつかいたので、3回目の10日は、ミツクリザメ以外の魚も撮ってみた。

最初の気になる1匹は、順路の最初のあたり、「カナダ沿岸」という小さな水槽にいるチューブスナウト。
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チューブ口の名の通り、細長い口先をした15㎝ほどのクダヤガラの仲間。カナダ沿岸地域産のクダヤガラ、といったところかな?
小さいし、色も派手な魚ではないけれど、水槽を覗き込むと、魚の方もこちらを覗くように近寄ってくるのが可愛らしい。
近縁種のクダヤガラは日本の沿岸にもいるけれど、こんな風にその可愛らしさを感じられるほど、近くで観察することはできないので、水族館ならではの展示と言えると思う。
凄く好きなワケでも、惹かれて仕方がないワケでもないけれど、何となく見たくなる。まさに気になる1匹だった。

お次は「バハ・カリフォルニア水槽」に新たにやってきたキングエンゼル。
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この水槽はこれまで、ファインスポッテッドジョーフィッシュという顔に尻尾が付いたみたいな魚だけが展示されていたんだけど、顔以外は砂に潜っていて、中央付近にはいつも何もいない水槽だった。
そのため、その状況を打破するため? 新たに追加されたのがキングエンゼルだったのだ。
キングエンゼルは観賞魚としても流通しているけれど、葛西にいるみたいな完全な成魚、しかもかなりの大きさの個体はなかなか見掛けない。
何となく水槽前を通り過ぎただけでもその存在に気付くサイズ。
次来た時に絶対撮ろう!! と思ってチャレンジしたんだけど、どうもこのキングエンゼル、底砂を掘り返すのが好きらしく、水槽の奥の方で激しく土木工事を行っている。
それに夢中で、正面の方にやってこないので、なかなか写真は撮りづらかった。
でも、時々前の方にやってきては、キングの存在感をアピールするようにポーズを取り、そして再び工事を始める。その繰り返し。
葛西にはエンゼルの素晴らしい個体が揃っているけれど、また新しいスターが増えた。
一見の価値アリ、だと思う。

ミツクリザメが泳いでいた深海水槽にもニューカマーがいたのをご存じだろうか?
それがカゴカマス。
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その泳ぐ姿を見付けた時、すみやきという名で食用として流通するクロタチカマス、クロシビカマスなどの近縁種で、オレも泳ぐ姿を見付けた時、そのどちらかかと思った。
食用にはなるが、東京のスーパーなどでは見掛けることはないだろう。すみやきよりは淡泊な味らしい。見た目は強面のサンマ、みたいだけど(笑)
ただ、深海の住人だけに水族館で生きた姿を見られるのは非常に珍しいことは間違いない。
最初にミツクリザメを見に行った時、このカゴカマスがミツクリザメの鼻先をかすめた。
すると、そちらの方を向くようなそぶりを見せたので、もしや襲ってしまうのでは!! といろいろな意味でドキドキさせられた、というのがこのカゴカマスでもっとも印象的なできごと、だった。ものすごく小さいできごとだけど…

順路後半、屋外の光が降り注ぐ「伊豆七島」の水槽にいたナンヨウブダイの幼魚も気になった1匹だ。
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葛西臨海水族園では、幼魚と成魚で色の変化があるものの変化前の状態を「イニシャルフェイズ」として紹介しているが、このナンヨウブダイは普通に「幼魚」だった。
何が違うんだろう?

ナンヨウブダイ自体は、美ら海水族館で何度か見ているし、大きく飛び出た額と、鮮やかな青緑色が印象的な魚という印象だったのだけど、幼魚を見たのは初めて。
驚いたのは、やはりその色。
水槽前を通りがかった時、やけに目立つ縦縞の魚が泳ぎ回っているのが目に入った。
それがナンヨウブダイの幼魚であること自体も驚きだったのだけど、その思わぬ綺麗さにも驚かされた。よく見ると、白に見えた地色は、光の加減で青にも緑にも見え、将来の色合いを予感させるのだ。
水族館で見掛けるブダイ類の幼魚は、あまり成長速度が速くないように思うのだけど、この先、色合いの変化が楽しめるのだろうか?

ナンヨウブダイの幼魚を撮ろうと四苦八苦していたら、色を揃えたみたいな色柄の小魚が行ったり来たりしているのが目に入った。
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何だこれ? 綺麗じゃん!! と水槽脇の魚名板に目をやると、カモハラギンポとあった。
いわゆるオレのタイプではないため、知らない魚だったんだけど、意外な綺麗さと、よく見れば可愛らしい顔つきをした魚だった。
ただ、動きはあまり速くないものの、とにかくジッとしていない。写真を撮ろうとすると、ベラとはまた違ったイヤなタイプ。
ホンソメワケベラの協力? によって、何とか撮れた。
よく動くし、綺麗なので、眺める分にはいい魚だと思う。

それにしても、葛西臨海水族園ってスゴイねぇ。
行く度に何かしらの発見というか、新顔に巡り会える気がするよ。