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水族館レポート(認定) ブログトップ
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奄美海洋展示館、再び [水族館レポート(認定)]

行った時期と、ブログにする順番がめちゃくちゃになってるので、実際に行ったのはかなり前の話なのだけど、奄美大島に行ってきた。

奄美大島に初めて行ったのは、奄美海洋展示館を目的に出掛けた2年前のこと。
その時は滞在時間も24時間未満で、しかもずっと雨だったので、せっかく奄美まで行ったというのに、webで見掛けるような綺麗な景色とか、海の青さとか、そういう奄美らしさをほとんど味わうことができなかった。
その“やり直し”と、もう少し奄美大島を知りたい。それが今回の目的。
でも、奄美大島まで行って、海洋展示館に寄らないで帰ってくるなんてことは、このオレに限ってないのである!!

2年前は平日で、天気も悪かったから海洋展示館やそれがある大浜海浜公園にもほとんど人はいなかったけれど、今回は天気のいい週末ということもあって、沢山の家族連れがピクニック? を楽しんでいた。
身動き取れない、という程ではなかったけれど、海洋展示館もとても賑やかだった。

2年前、オレを楽しませてくれた大水槽のコバンザメは1匹だけになってしまっていたけれど、見違えるほどに大きくなっていた。でも、そのせいなのかあまり泳がなくなり、壁にくっついたまま。以前のように顔を見に来てくれるようなことはなく、残念ながら今回は楽しませてもらえなかった。
しかし、その代わりに、ギチベラがカメラの前にやってきて、次々にポーズを取ってくれるサービスぶり。
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何でも、このギチベラ、この大水槽の主なのだそうだ。

オレが行った時、地元の高齢者の人たちの団体がやってきていたのだけど、海洋展示館の人がその人たちに「イラブチがいますよ~」とか、地元の名前で解説してた。
ちなみに、イラブチっていうのは、ブダイ類を指す名前。
当たり前の話かも知れないけど、奄美には奄美独自の魚の呼び名があって、今回の奄美ではそんな奄美名を色々と知ることができた。だから、そんな憶えたばかりの名前が聞こえる解説がオレにとってはすごくタイムリーで、すごく好印象だった。

大水槽のアイドル、ウミガメたちも数が増えていて、当日はお客が沢山いたからカメたちも次から次へとレタスをもらえていたようだった。


と、2年前と変わらず楽しんできたのだけど、今回、海洋展示館でオレのハートを撃ち抜いたのがスジアラ。
奄美ではハージンと呼ばれている、やはり高級食材だ。
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高級食材だから、養殖や種苗放流などもなされていて、放流された種苗の一部が展示されていたのだけど、まぁ、何とも可愛い。
10㎝ほどの小ささながら、姿形はスジアラそのもの。赤い体に青い細かいスポットが散りばめられた体色も綺麗だし、それでいてサンゴの隙間とかに隠れて、こちらを窺ってくるような表情がとにかく可愛い。
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すぐに家に帰って、水槽を海水で満たしたい気分になったくらいだった。
とは言え、これを見たのは4カ月ほど前の話だから、その時よりは大きくなっていて可愛さも幾分薄れている? かも知れないけれど。
次に行く時には、大水槽がスジアラだらけ、みたいなことになってるんだろうか?

初めて見る珍しいものもいた。
まず、エンマノホネガイ。
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ホネガイの1種、だよね!? 標本ではよく見るホネガイも生きたのを見たのは初めてかも知れない。
エンマは棘が長いのが特徴のようだけど、意外な小ささがちょっと驚き。
カメラ位置からやや角度が付くようなところにいたせいか、ほとんど動かないというのに、まともにピントを合わせられないのがオレのカメラらしい(笑・カメラのせいじゃない)

同じ水槽にいたスツボサンゴツノヤドカリ。
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何でも、新種らしく、恐らく、すごく珍しいもののはず。
割と見やすい位置にいてはくれたものの、ものすごく小さくて(1㎝くらい?)、老眼なオレの目にはあまり見えない生き物だった。
ええ、ピントも合いませんよ。マクロレンズも持って行ってなかったし。
まぁ、雰囲気だけでも伝われば(汗)
無脊椎は興味が薄いせいで、諦めも早い。それが超キュートなスジアラなら、暗い水槽でも、動き回る相手でも頑張るというのに……

今回は海洋展示館よりも、奄美大島自体が目的だったので、ふらりと立ち寄ってみただけだったのだけど、可愛いハージンのお陰か、何だかすごく楽しかった印象が残っている。
もしかすると、また奄美に訪れる用事、それも今度は海洋展示館が目的になるかも!? みたいな話も聞いたので、いつかまた、行く機会に恵まれそうな予感!?

行きたいところばかり増えるのも困ったものだ(苦笑)
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むろと廃校水族館(高知) [水族館レポート(認定)]

2018年上半期は、オープンやリニューアルする水族館が驚くほど多かったけれど、その中のひとつが、4月末、高知の室戸にオープンした「むろと廃校水族館」だ。
廃校という特殊な環境もあってか、話題を集めているようだ。

オープンの1年以上前から新聞などで報道されていたようなのだけど、各地の“水族館作ります話”は、立ち上がってはいつの間にか消え、みたいなのも多い印象で、現実的なものとなって進むまでは真に受けないことにしている…… のだけど、この廃校水族館が本当にオープンするらしいと知ったのは、もうオープンまで1カ月あるかないか、くらいのタイミングだった。
しかも、それがあるのは高知の室戸!! 室戸が高知だということは知っていたけれど、具体的な位置までは知らず、地図で確認してみると、周りに駅などもなく、これまたアクセス難易度の高そうな場所。
それもあって、流石にオープン初日には行けず、行ったのはオープンから半月ほどが経った頃。
ものすごく遠いのだろうと覚悟を決めていたのがよかったのか、想像していたほどには遠くなかったように感じたけれど、それでも高知空港から70㎞弱、レンタカーで1時間40分掛かったので、近いとは言えないよねぇ……

目的の廃校水族館は、海沿いの国道に出ている看板を目印に、1本奥まった細い通りに入っていったところにあった。
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“廃校”という名称から、朽ちかけの廃墟的なものを想像していたのだけど、実際は綺麗に塗りなおされて、現役の小学校よりも綺麗なくらいの建物。
見た目には寂れたような感じは微塵もなかった。

水族館として海の生き物が展示されているのは、建物の2Fと屋外のプール。
小学校らしい? やや狭い階段を2Fへと上がっていくと、かつて教室だったと思しき場所に水槽が並んでいた。
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水族館として水槽が並んでいるのは、横並びの3つの教室と、それに沿った廊下。
教室には直径3mの円柱形の水槽がひとつずつ据えられている他、2~3の置き型水槽が並んでいて、廊下に並ぶ水槽も同時に目に入るので、思った以上に水槽が沢山あるような印象だ。

ほとんどの水槽には砂利や装飾などはなく、入っているのは展示されている魚などのみ。そのため、中の生き物の姿形はとても見やすいが、少々素っ気ない。熱帯魚店の水槽か、活魚水槽みたい?
展示されているのは地元の定置網からやってきた魚。
黒潮が間近を流れる高知らしく、様々な魚が泳いでいて、ほとんどアピールはされていないけれど、よく見れば、他所ではあまり見ないような珍しいものもチラホラと。
変わったものが獲れると次々に搬入されるようで、水槽の内容は常々変化しているらしい。

地元の海の豊かさを感じさせる展示の対象は、何と深海にまで及んでいる。
水族館がある室戸市では、海洋深層水を汲み上げており、その過程で水と一緒に深海生物が上がってくることがあるそうで、それが水族館に運び込まれるらしい。
深海生物の水槽はあまり大きくないものが2つだけ。でも、それがあること自体が結構スゴイこと。
ただし、結露が酷くて中はとても見にくかったけれど。

水族館のあるフロアから上の階へとあがると、今度は廊下にも沢山の標本が並んでいる。
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かつての理科室や図書室などにも各種標本が並んでいたりする。
ただ、それらには解説などがないものも多く、無造作に並んでいたりするので、それがどんなものなのかはよく分からないものも多い。
見る人が見れば、凄いものも混じっているのかもしれない!?

そしてそして、いろいろな意味で話題となっているのが、屋外のプールだ。
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現在は白い砂が敷かれ、ウミガメやシュモクザメなど、館内の水槽では大きすぎるもの用の展示水槽として使われている。
かつては生徒が泳いでいた25mプールだから、暑く天気がいい今時期なら、思わず飛び込みたくなる…… かも知れないが、そこにはシュモクザメが泳いでいる!! という、小学生が喜んで話しそうな冗談みたいな光景がそこにある。
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そこで本当に飛び込んだとしても、起きるのはサメからの襲撃ではなく、館内スタッフの人から怒られる…… だと思うのだけど(笑)

水泳用のプールなので上からしか見られないが、白っぽい色の砂の上を泳ぐカメやサメは思っていたよりも見やすく、とりわけサバの綺麗さに驚かされた。
よく見知ったサバだが、真上から見る機会はなかなかない。こんなに青が綺麗な魚だということを知ったのは、こんな変わった環境で見ることができたからなのだろう。
余談ながら、オレが行った半月くらい後のことだっただろうか? このプールにヨシキリザメが搬入されたらしく、Twitterなどにアップされた写真を何度か見掛けた。
ヨシキリザメは現在は展示されていないが、運が良ければ、そんな珍魚に遭遇できるチャンスもあるようだ。

プールは当然、屋外なので、雨の日や、炎天下とか、長時間の観察が厳しい場合もあるし、また、オレが行った時のような曇りの日も、水面に雲が映りこむので観察しにくい。
ただ、雨に関しては、プールへの出口に小学校らしい? 黄色い傘が置かれている。

水槽やプールを泳ぐ様々な魚たちが、目の前に広がる室戸の海の豊かさを感じさせてくれるが、純粋な水族館として見れば、規模も小さいし、期間限定のイベント水族館のようでもあるのだけど、かつて小学校だったという環境が、そこを訪れるかつての小学生たちを懐かしさに浸らせてくれることで、何となく楽しい気分にしてくれるのだろうと思う。

なお、館内には飲み物の自動販売機があるが、食事をするところはない。
周辺にもほとんどなく、あってもやってなかったりして、食事難民になる可能性が高そうなので(オレはなった)、しっかり展示を見たいという人は、何かしら食べ物持参で行くことをオススメしておきます。
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マニア向け水族館!? 板橋グリーンドームねったい館 [水族館レポート(認定)]

板橋の植物園、グリーンドームねったい館には、ミニ水族館が併設されている。
そこで展示されている水槽は、パッと見は、水草水槽とサンゴ礁の水槽という、よくありそうな組み合わせ。
どちらも見た目に綺麗だし、誰が見ても楽しめる。
しかし、中を泳ぐ魚をよく見てみると、こういう水槽でよく見掛けるような顔ぶれとは少々(かなり?)違っていて、所謂、定番が少なく、マニアックな非・定番の魚たちが多くを占めているのだ。

板橋グリーンドームへは、オレの好きな花が咲く毎年3~4月頃、足を運んでいて、そのついでに、温室内の池で泳ぐエイの姿を見てくる、それが春の恒例行事となっている。
今年も、3月末頃、花を見るため足を運んだのだけど、今年はそれ以外にも目的があった。
3月に開催させてもらったイベントに来てくれた人が、ここをホームにしているそうで、聞けば、テンジクダイ科のマニアだとのこと。
何でも、ここには、ここでしか見られないようなテンジクダイ類が結構いるらしいのだ。
個人的にテンジクダイ類は、好みのタイプではないため、正直、ノーマークなグループ。
でも、そう聞くと、見てみたい気分になってきて、テンジクダイを見るために出掛けてみた。
するとどうだ。
あの水槽に数種類、この水槽にも数種類、と、まぁ、色々なのがいること!!
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その手の魚がいることまでは知っていたけれど、こんなに数多くの種類が展示されていたとは思ってもいなかったので、素直に驚いた。
これはその筋のマニアなら、楽しいはずだろう。
あまり大きな水槽のないこの施設には、サイズが小さく、同じ水槽で複数種を展示できるテンジクダイ類はうってつけなのかも知れない。
それにしては、少々マニアック過ぎない? と思わないでもないけれど……

テンジクダイ類以外にも、ベラとかスズメダイとかでも、他の水族館ではあまり見掛けない海外産のものが泳いでいたりと、これまで何度も見てきた水槽なのに知らない魚が沢山いることに驚くと同時に、これまで何を見てきたんだろうと少々恥ずかしい気分に。
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マニアックなラインナップは淡水の水槽にも共通している。
植物園の展示テーマが熱帯アジアだそうで、それに合わせている部分もあるそうだが、水族館に置かれた水草水槽でよく見られるような○○テトラなどのカラシン類は一切おらず、どの水槽にもプンティウスやラスボラ、ダニオなど小型コイ科魚類を中心としたアジアの魚が泳いでいる。

それだけでもこだわりを感じさせるところなのだけど、展示されている個体の仕上がり具合がとにかく素晴らしい。
個人的にも、同じような魚が泳ぐ水槽の管理をサポートしているので、板橋のハイレベルに仕上がった個体は目標でもある。
なかなか同じレベルまで行かないので、飼育スタッフ氏にその秘密を聞き出そうとしてみるものの、特別なことは何もしていない、とのこと。
確かに、与えている餌や水に特別なことはなさそうだったが、ウチの水槽と違うのは底砂と照明くらい? スタッフ氏によれば、照明の効果が大きいのでは? と話してくれたが……

個人的に一番驚きなのがゴールデンバルブ。
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ウチにも偶然やってきた1匹がいるが、魅力的と思ったことがない魚だった。
なのに、板橋の水槽にいるものは、ヒレだけでなく体にもハッキリした赤を発色していて「こんなに綺麗になるの!!」と、驚くと同時に、「これなら欲しい!!」と思わずにいられなかった。
ウチにいるものとでは、体型も違っているようで、同じ魚とは思えないのだけれど……
でも、これも、ごく普通に売られているものらしいので、同じことをすればウチのもこうなるはずなんだけど…… 追いつく気がしない。

オレが行った時には、ちょうどフグの企画展をやっていて、そこで展示されていたヤセハリセンボンも初めて見た魚だった。
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展示されているのはここだけ!? とされていたが、確かに他所では見たことがない。
外洋性のハリセンボンの仲間で、青い体色が特徴の種類。
こういう変なマニアックな魚が人知れずいるのもこの水族館ならでは。
誰もが喜べるようなものではないかも知れないが、こうした“その筋のマニアなら大喜び系の珍魚”に会える可能性は高いのかも知れない。

これまで年に1~2度しか足を運ばない施設だったけれど、これ系の魚に出会えたり、テンジクダイ類やプンティウスなど、見知らぬ小型魚が増えてる可能性だってある訳だ。
もう少し、コンスタントに足を運ぶ必要がありそうだ(笑)

花とともに、これまで最大の目的だったはずのエイは、チラ見だけの存在になっちゃうか!?
とりあえず、元気にしているので、その食事シーンを動画でどうぞ。


今更だが、断言しよう。
都内の水族館では、葛西と並び(部分的にはそれ以上に)、屈指のマニアックさを誇る水族館である、と。
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上越市立水族博物館うみがたり(新潟) [水族館レポート(認定)]

上越市立水族博物館が新しい水族館「うみがたり」へと生まれ変わり、3日前の26日、グランドオープンを果たした。
2018年にオープンした水族館の中では、シーライフ名古屋と並び、もっとも注目度の高い施設ではないだろうか?

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「うみがたり」として生まれ変わった新生水族館は、場所こそ以前の水族館とほぼ変わらないが、建物の雰囲気は大きく変わった。内外装共に木材が多く使われた落ち着いた色合いで、旧水族館と比べると大幅にモダナイズされている。

観覧順路は入館するとまずエスカレーターで3Fまで上がり、そこから展示を見ながら1Fへと至る構成。
ちょっとした迷宮感があった旧水族館と比べると大幅に分かりやすくなり、迷ったり、何かを見落としたり、ということは起きないだろう。
ただ、通路はあまり広くなく、混雑していると逆行が難しいほぼ一方通行。もう1度見たい展示がある場合は、1Fまで戻り、順路の最初から再スタートするか、エレベーターで各階を移動するかする必要があるので、今後しばらくは見にくい水槽が出てきそうだ。

エスカレーターで3Fに上がると、そこには広々と水場が広がっている。
背後の日本海につながっているような、開けた景色に驚かされる。
そこにある水場こそ、この水族館のメインたる3つの水槽だ。
ひとつはイルカショースタジアム。一番広々としているのが日本海大水槽。そして一番小さいのがシロイルカのいるふれんどプールだ。

この3つの水槽の内の2つ、イルカショープールとシロイルカプールは新生上越水族博物館の目玉とも言える水槽だ。
以前はイルカショーは夏場のみの期間限定だったものが定番化され、いつでも見られるようになった。また、八景島からシロイルカが2頭移籍してきたことで、日本で5か所目のシロイルカ展示館ともなった。
ゆくゆくはゴマフアザラシとの混合展示を目指しているそうだ。

ショースタジアムは珍しく木材で作られており、落ち着いた雰囲気。
プールは日本海を借景としているため、とても広々として見えるが、実際はそれほど大きくはない。
しかし、そこで繰り広げられるショーは、それほど大きくないプールなのに、トレーナーもイルカと一緒に水に入り、ダイナミックな技を見せてくれる。

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オープン間もないというのに、イルカたちは様々な技を見せてくれることに驚いた。何でも、オープンする1年以上前から準備が進められてきたそうで、現時点で既に、ショーとして見せるのに十分なクオリティに達している。
しかも、トレーナー氏によれば、まだまだ高めていく!! とのこと。期待していいと思う。
ただ、気になったのが、観客席の傾斜が緩いこと。前の席に座る人がかなり視界に入ってくるのだ。後ろの方の座席に座ると、少々見にくく感じる人もいるかも知れない。

壁を隔ててイルカプールと並ぶ大水槽は、広々とした水面をテラスから眺められるようになっている。
しかし、そのテラスの縁が何ともいびつな形をしている。変なデザインだなぁ、なんて思って眺めていたのだけど、大水槽に浮かぶ島が佐渡島の形をしていることに気が付いた。

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つまり、この淵は新潟の沿岸。水槽が日本海を表現しているという訳だ。
そのため、手前(テラス側)は水深が浅くなっていて、奥に行くと急激に深くなる地形も再現されている。
中を泳ぐ魚も日本海で見られるもの。ブリやマダイ、ウマヅラハギ、コブダイ、水面を覆う沢山のマイワシに加え、小ぶりなサケの姿も見られた。
順路はこの大水槽を様々な角度から眺めながら下へ降りていくようになっていて、水中トンネルを除くと、大きな1枚パネルの窓がないので、見る位置によって違う水槽を見ているように感じたくらい表情が異なる。
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水槽内の複雑かつ大量の擬岩にコケでも付く頃には、より魅力的な日本海ができあがるのではないだろうか?
展示の大半を大水槽が占める日本海に特化した展示は、新潟の水族館らしさ、という点ではいいのかも知れないけれど、大水槽の周辺に並ぶ小水槽も中にいるのは日本海の生き物が中心で、淡水魚や外国の魚などはごく僅かがいるのみ。旧水族館のような展示生物のバラエティはない。また、同じ県内のマリンピア日本海とキャラが被ってくる部分もあるだろう。今度はイルカショーもあるしね。
両施設はかなり離れていて、どちらに行くか迷うほど近くないからいいのかも知れないけれど、個人的には、魚をがっつり見たいならマリンピア、イルカショーはうみがたり、かなぁ?

上越市立水族博物館と言えば、旧施設の時代から数多くのマゼランペンギンを飼育していたことでも知られていたが、もちろんうみがたりでも、マゼランペンギンは主役のひとつを担う重要な展示となっている。
何が凄いって、とにかくペンギンと近いのだ。
イメージとしては、動物園にあるフライングバードケージのペンギン版。
ペンギンの展示エリアにお客が入っていけるようになっており、観覧通路とペンギンの生活エリアを仕切るのは紐だけ。
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そのため、観覧通路にペンギンが出てきて、お客の足元を歩いていたりする。混雑で詰まった観客の列に並ぶみたいにペンギンがいたりして、手を伸ばせば触れられるような距離、ではなく、ペンギンと同じ場所で見学できるのだ。
ただ、ここは館内でもっとも強烈な混雑発生エリアでもある。ペンギンの息遣いまで聞こえてきそうな展示エリアだが、そんな風に楽しめるようになるのは、まだまだしばらく先のことになりそうだ。
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9年ぶりの志摩マリンランド [水族館レポート(認定)]

いつものように何気なくTwitterを見ていたら、見たことない魚の画像が上がっているのが目に入った。
何だこりゃ? ボアフィッシュ?
撮影した場所は…… 海外の水族館… かと思いきや、何と志摩マリンランドだった。
何でそんなものがいるの? と思ったのと同時に、見てみたい!! と。

志摩マリンランドに行ったのは過去1度きり。しかもそれは9年前のこと。
その時は前日にカメラのレンズが壊れ、満足に写真が撮れなかったので、いつか改めて、そう思っていたら9年も経ってしまっていた。
珍しいボアフィッシュの存在は、長らく行ってなかった水族館へ行くきっかけになってくれた。

まずは目的のボアフィッシュ。
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10㎝ほどの個体が2匹、展示されていたが、可愛い!!
サイズ的なものもあると思うけれど、動きとかオモチャみたいで、とにかく可愛い。
これでBoarfish(イノシシ魚)? この名前で呼ばれる魚にはいくつかあるようで、志摩マリンランドにいるヒシダイ科のものは、その姿形からイノシシは連想できにくい。
同じ科なので、日本のヒシダイとはよく似ているけれど。
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この種類(Capros aper)は地中海や東部大西洋に生息しているそうなのだけど、こんなマニアックな魚が何でここに? 大西洋や地中海の魚を展示したコーナーでもなければ、企画展の特別展示でもなく、この2匹が唐突にいる感じ。
でも、この魚が見られるのは恐らく日本ではここだけのはず。その機会を与えてくれたことには素直に感謝したい。

とても珍しい魚だから動画もアップ。



9年ぶりともなると、結構あちこち変わっているもので、巨大なホシエイがいなくなっていることは知っていたものの、建物の色が変わっていたり、入館してすぐの場所にあったウミガメの池がなくなっていたり、かつてチョウザメが泳いでいた水槽が水草水槽になっていたりと、様々な変化があった。
中でも残念だったのはノコギリエイがいなくなっていたこと。
9年前にノコギリエイが泳いでいた水槽では、マラウィ湖産のアフリカンシクリッドが展示されていた。
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それらも嫌いな魚ではないし、それはそれで綺麗だったけれど……

一方、9年前から変わってない… と思わせてくれたのが、2F回遊水槽の魚たち。
もちろん、入れ替わってはいるのだろうけれど、見るからに年季の入っていそうな個体も結構おり、前に来た時からいたんだろうなぁ、なんて思わせてくれるようなものも。
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中でも特に、いかにも年季が入ってそうなゴマフエダイやバラフエダイなどの巨大さに驚かされた。
あまり大きくない水槽だから巨大に見えるのだろうか? 

気になると言えばもうひとつ。化石コーナーの壁画。
ベレムナイト? やウミユリなどが描かれた太古の海の絵の中に泳ぐ魚が、どう見てもパイクとティラピア(笑)
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何故?
そんなに古代魚っぽい見た目でもないような気がするんだけど……
そもそも、描かれたような時代に、これらの魚はまだ出現していないんじゃないのかなぁ?

海獣ショーのないそれほど規模の大きくない志摩マリンランドでほぼ1日。
鳥羽水族館に行こうかな… なんていう思い付きにもめげず、長い時間を過ごしたお陰で、写真が満足に撮れず不完全燃焼に終わった9年前の“借り”は返せたのかなぁ、と。
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城崎マリンワールド(兵庫) [水族館レポート(認定)]

名前くらいは知っていたけれど、来たことはなかった城崎温泉。
オレが知らなかっただけで、駅周辺はそれらしい雰囲気の温泉街が並んでいるメジャーな観光地。
とは言え、オレが温泉目当てに遠く城崎まで出掛ける訳はなく、目的はもちろん水族館だ。城崎マリンワールドである。
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目的の水族館へは駅からバスで約10分ほど。
海と崖の間に沿って各施設が存在するような作りになっていて、高い場所にある入り口からは施設のほとんどの部分が見えず、全貌はつかめない。期待を高めるのにちょうどいい?

入館すると明るく広々としたフロアに、地元の川を再現した水槽と、その奥に大きな磯水槽がひとつ。
背の高い水槽がないからこその広々空間なのだけど、その磯の水槽に近づくと、吹き抜けのフロアのずっと下まで続く深い水槽であることが分かる。
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これこそ、城崎マリンワールドが誇る、深さ日本一の水槽だ。その深さ、12m。
水槽に沿って階段があって、階下に行くのに合わせて深く潜っていくような演出だ。
しかしこの水槽、深さは日本一ながら、下の方は三角形になっていて底面積はあまり広くないことに気づかされる。実はそれほど大きくないのだ。
この水槽以外にも、城崎マリンワールドの水族館「SeaZoo」は、小さめな水槽でも高さがあるような作りになっていて、深さにこだわりがある様子。
でも、メインの大水槽も含め、その深さを活かした展示でもないようで、“深いこと”“縦長”とかがテーマだったのかなぁ、と。
個人的に一番いいと思った水槽も、そんな縦長の水槽ではなかったし。

「SeaZoo」を出ると、「Tube」というトドやアザラシ、ペンギンがいるゾーンとなる。
城崎マリンワールドは、あらゆる部分がやけにモダンでスタイリッシュな作りになっているが、この「Tube」もまた、海獣の展示施設らしくないみたいなスタイリッシュさ。
あたりに漂うペンギン臭がなければ、ここが海獣展示施設とは思わないかも知れない。
でも、水族館がSeaZoo(海の動物園)で、海獣がいるここがTube?
その疑問は、トドとアザラシのプールの間の階段を下りていくと解ける。
アシカが泳ぐプールにアクリルのチューブがあるのだ。
その中をアシカがスイーっと泳いでいくのが見られるのだけど、そのアシカがまだ比較的若いせいか、反応がよく、まぁまぁ遊んでくれる。そのため、しばしここで足止めを食らった(笑)

でも、このゾーンの主役はやっぱりトドだ。
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時間になると崖の手前に作られたジャンプ台からのジャンプが披露されるのだけど、アクリル面で見上げていると、結構高い位置からトドが落ちてきて、その水飛沫が自分の方に向かって飛んでくるので、なかなかの迫力だ。
だが、観覧面が限られる点に物足りなさを感じた。
というのも、1Fだとアクリルについた水滴が邪魔で、見上げれば時間によっては逆光気味になるため見にくくなる。しかし、2Fからだとアクリルや水滴に邪魔されることはなくなるが、ジャンプを見下ろすような形となるため、すぐ目の前で飛んでいるはずのジャンプの迫力が感じにくく、さらに2Fは1Fへ至る通路みたいな場所からの見学なので、柵の前に並べる人の数にも限りがある。
どちらで見るべきか。トドの給餌タイムの度に迷わされた。

さらに海沿いを進むと、釣って、それを食べることができるアジ釣りコーナーがある。
オレはパスしたけれど、ここが元祖のはずの有名なアトラクションだ。
釣りを楽しむ人たちを横目に進むと、その先にイルカショーが行われる「SeaLand」、さらにその奥に「DolphinTank」がある。

「SeaLand」はいわゆるショースタジアム。イルカだけでなく、アシカやセイウチまで出てくるショーが行われる。
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ショーはイルカパート、鰭脚パートがあって、カマイルカ、鰭脚、バンドウイルカと続く流れで時間的ボリュームもたっぷり。観客をショーに巻き込むような演出もあって、なかなか楽しい。
以前は火が吹き出す演出があったそうなのだけど、オレが見たのは洪水みたいに水があふれ出る演出のみ。だから、という訳ではないのだろうけど、以前のショーの方が楽しかった、なんて声もあるみたい。以前を知らないオレには十分楽しめるショーだったけれど。

イルカショーはもうひとつ。「SeaLand」の先にある「DolphinTank」でも行われる。
ここは完全な屋内施設で、映像を交えた解説型のショーと言ったところ。
ただ、屋内だからなのか客席からイルカまでの距離が近く感じられて、意外と楽しい。
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イルカの表情や、プハッ!! という息遣いは、ショープールよりもこちらの方がより強く感じられる。
その距離の近さのため、ショーを1Fの観覧席で見ていると、かなり大量に水が飛んでくる。水を被りたくないという人は2Fから眺めた方がいいだろう。
2Fでもかなり間近までイルカが飛んでくるので、楽しさは変わらないと思う。

ここでのショーに登場するイルカの内の1頭が、この施設で産まれた若い個体だったので、ショー中も他の個体にちょっかいを出してみたり、勝手に遊び始めたりと、とにかく見ていて楽しい。
ショーを見るなら「SeaLand」がオススメだが、イルカが見たいという人には「DolphinTank」がオススメだと思う。
ただし、「DolphinTank」にいるのはカマイルカだけ、だけれど。

この水族館が掲げる“水族館以上であること”というのは、どの辺のことを言っているのか分からなかったけれど、建物などのモダンさやスタイリッシュさは確かに水族館以上、かも知れない。
考えていたほど規模は大きくなかったし、個人的には水族館「SeaZoo」にもう少しガツンとくるような何かが欲しかったけれど、総じてなかなか楽しい水族館だったと思う。
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なぎさ水族館(山口) [水族館レポート(認定)]

マリホ水族館オープンの時の話だから、もう10か月くらい前の話なのだけど……(汗)
広島まで行くのに合わせて、周辺の施設も回ってきた。
マリンバイオセンター水族館に笠岡市のカブトガニ博物館、短時間だけど宮島水族館、それから山口のなぎさ水族館にも足を伸ばした。
山口と言っても、なぎさ水族館があるのはかなり広島寄りの場所。
しかし、行きにくさが有名なこともあって、これまでなかなか足が向かなかったのだ。
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実際に行ってみると…… 噂通り、遠かった。

岩国駅前でレンタカーを借り、水族館がある周防大島へ。
岩国市街から周防大島までは30分くらい。橋を通って島に渡り、そろそろ到着かと思いきや、実はそこからがスタートみたいな感じ。
クルマで10分、20分と走り進む内、まだ着かないの? と思い始め、そこからさらに時間は進み、もはや島に渡ったことを忘れた頃、ようやく目的の水族館に到着。
一体どれだけデカいんだ、周防大島!! 
まさに島の端。何でこんなところに? みたいな場所になぎさ水族館はあった。

と言っても岩国市街からは1時間半くらいだから、そこまで遠い訳でもないのだろうけど、東京から飛行機、バス、電車、レンタカーを乗り継いで行ったせいか、気分的にはものすごく遠く感じた。

入館すると、フロアを囲むように並んだ水槽に出迎えられる。
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いずれも90㎝とか120㎝とか、アクアリストの家にならありそうなサイズのもので、いわゆる水族館級の大きな水槽はない。
しかし、水槽はどれもピカピカに掃除がされていて、すごく綺麗。
しかも水槽が小さいので、中の生き物の写真はとても撮りやすい。
展示されているのは水族館周辺で見られるもの。珍品には会えな……くもなくて、驚くほどではないけれど、ちょっと珍しい、みたいなものはチラホラ。
水族館の規模が小さく、水槽も小さいので、そうした“ちょっと珍しい”がしっかり目に止まるのだ。
オレが行った時には、イボダイの幼魚がクラゲと一緒に展示されていたり、尾ビレが欠損してマンボウみたいな形になったウマヅラハギなどが“ちょっと珍しい”展示物だった。

また、周防大島周辺はニホンアワサンゴの国内最大の群生地だそうで、その地元の特産種もしっかり展示されている。
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これは恐らく、ここだけでしか見られない珍品なのだろうと思う。
しっかり開いたポリプが水流に揺らめく様は、じっくりゆっくり眺めたくなる魅力がある。
流石に地元!! と言ったところなのだけど、どうせならもっと大きな水槽で、この水族館の看板として展示したらいいのに…… 大きなお世話ながらそんなことを思ったり。

人によっては、そうした展示よりも印象深いのが手書きポップかも知れない。
最近、各所で人気を集めているが、ここにもたくさんあった。
しかも、その内容はかなり“独自路線”(笑)
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これをきっかけにプチブレイクする水族館もあるから、バカにできない展示だったりするのだけど、通常業務に加えて、こうした図画工作をしてるスタッフ氏はスゴイと思う。ここに限った話ではないけれど。

なぎさ水族館と言えば、館内別棟に大きなタッチプールがあることでも知られている。
建物のフロアのほぼすべてがタッチプールになっていて、浅く広い池にはそのまま入ってもいいらしい。
池は足首くらいの深さのところと、膝下くらいの深さの場所に分かれていて、浅い方はヒトデやナマコなど、タッチプールの常連が。深い方(の一角)には小さなドチザメが泳いでいた。
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おとなしいドチザメはタッチプールでもよく見掛ける顔だが、ここにいるものは、浅い池をジョーズよろしく、背びれを水面から出してギュンギュン泳ぎ回っていて、小さな個体とは言え、数の多さと泳ぎの勢いにビビッてしまう子もいる…… だろうなぁ(笑)

小さな施設であることは分かっていたし、失礼ながらさほど大きな期待はしていなかったのだけど、行ってみたら思っていた以上に楽しかった。
でも、人には少々オススメしにくい。遠いから。
例によって、オレはこの水族館に行くためだけにここまで行ったんだけど、そもそも周防大島って何をしに行くところなのだろう? 釣り? 海水浴?
水族館のためだけに行くには、不便すぎるような気がするのだけれど……
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レゴランド シーライフ名古屋(愛知) [水族館レポート(認定)]

今年の水族館関連のニュースの中で、いろいろな意味でもっとも注目度が高いのがレゴランドの水族館「シーライフ」ではないだろうか?
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そのシーライフ名古屋がようやくオープンする。
水族館「シーライフ名古屋」は、すでにオープン、営業しているレゴランドと向かい合うように建てられたレゴランドホテルの一角にある。
11の展示ゾーンに展示されているのは、魚類を中心とした約150種類(公式発表)。
オープンよりずっと前から「知能が高いとされる生き物は扱わない」という、感じの悪い宣言がされていたため、海獣類の類はいない。

オレが行ったのは、速報で紹介するため、3月半ばのプレスプレビュー。
オープンより3週間以上も前ということもあり、まだ展示されるべき生き物が入っていない水槽や、魚の数が少なかったりした水槽もあったので、本来の姿ではなかったのだけど、水族館の雰囲気は掴めたと思う。

見学を終えての感想は、

「ここは外国の水族館だな」

レゴランドが運営するシーライフは、スコットランドで開業し、現在は世界50か所以上で展開している一大水族館グループだそうだ。
海外のシーライフを見たことがないので正確ではないけれど、海外の施設をほぼそのまま日本に持ってきたのがこのシーライフ名古屋なんだろうなぁ、と思ったからだ。

館内のところどころに設置された、タッチパネル式のゲームプログラムは、海外のものを言語だけ変更して持ってきているそうで、世界共通のシーライフ(レゴランド)の世界観で統一されているのだけど、そんな部分以上に、水槽内のレイアウトや装飾に“外国風”を強く感じた。

レゴランドの水族館だから、レゴのキャラクターが水槽に入っているのはともかく、大水槽には浦島太郎とか、ちょっと怖い乙姫? のでっかいオブジェが沈んでいて、水槽内の見えやすさや、そこにいる生き物の魅力を引き出すことよりも、独自の世界観を作り出すことの方により重点を置いているような印象。
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また、その世界観の演出に関係しているのか、水槽内の装飾サンゴや水草も、色も質感もいかにも人工的。下手に自然ぽく振る舞おうとしていないと言うか、はたまた価値観の違い? 潔いくらいに不自然さを隠していない様は、却って斬新に見えた。
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レゴランド自体が5歳から12歳とその家族をターゲットにした施設、つまり、子供向けなので、当然、シーライフもそんな年齢層の子供たちのための水族館だ。だから水槽の位置も低めになってたりする。
5~12歳の時代をはるか昔に通り過ぎてしまった現オッサンのオレには違和感な展示や水槽も、その年齢層の子たちには素敵で楽しいものに映るのかも知れないし、大人だって他所の水族館とは大きく異なる雰囲気を気に入る人もいるかも知れない。
そもそも、水族館と言っても、ここは世界共通の世界観を持ったテーマパークの一部。“ごく普通”の水族館になる訳はないのだけれど、日本の水族館を見知った子供が、この水族館を見るとどう感じるんだろう? 聞いてみたいところだ。

シーライフ名古屋には、日本独自の展示エリアがある。木曽川と竜宮城の2つがそれ。
竜宮城は最後の水槽にして、トンネルもあるこの水族館最大の水槽でもある。
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いずれも、日本独自の展示エリアにも関わらず、その世界観はしっかり統一されていて、むしろ、この水族館の“外国風”を強く感じさせるようさえに思った。
件の浦島太郎像や、乙姫像があるのもこのエリアだし、木曽川のエリアも、外国人が考えて作った日本、みたいな感じ。
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ただ、木曽川ゾーンには、地元愛知の特産品でもある弥冨の金魚が展示されている水槽があって、そこを泳ぐ金魚が綺麗で大きなものが揃っていたのは印象的だった。
木曽川にそんな金魚はいないだろ!! そんな指摘は、ここでは無粋だ。きっと。

料金が高いことが話題になったレゴランドだが、このシーライフの入館料は1900円(大人)と、まぁ、普通。もちろん、水族館だけの入館も可能だ。ただ、3歳以上から必要になる子供料金は1500円と少々お高めの設定になっている。

日本の水族館では“変わり種”の部類なのだろうけど、水族館フリークには新鮮な驚きがあるんじゃないかと思う。
シーライフ名古屋の近くには、国内最大規模の超正統派水族館、名古屋港水族館がある。
その牙城に挑む海外のチャレンジャーがこの先、どんな戦いを見せてくれるのか。そこも含め、今後の展開が楽しみだ。
ただ、アクセスはクルマでも電車でも、名古屋港水族館よりもよっぽど便利で行きやすい。
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水紀行館 水産学習館(群馬) [水族館レポート(認定)]

少し前の認識では、関東の水族館はほぼ制覇のつもりだった。残すはあと1館……
今となっては、そうじゃなかったことはよく分かっているけれど、その“最後の1館”のつもりだった施設が、群馬にある水紀行館 水産学習館だ。
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群馬は海がないせいか、水族館の空白地域で、それらしい施設がほとんどない。
そんな群馬で、ほぼ唯一に近い水族館施設がこの水紀行館。
道の駅の付属施設だが、厚岸のプティみたいなオマケ的な感じではなく、入館料も必要で、大きな水槽もちゃんとある水族館だ。

群馬県北部に位置する水上は、利根川の上流域に当たる。
そんな利根川に面した場所に建っているのが水紀行館で、その展示テーマも利根川だ。
淡水魚の水族館によくある、特定の河川をテーマにした施設である。展示されているのも淡水魚のみだ。

館内は、コの字型の順路の左右に展示が並ぶ作りで、水族館らしいサイズの水槽は2つ。
そのひとつめが、入館してすぐに目に入ってくる壁にそって並ぶ川の水槽だ。
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利根川の上流域をイメージした作り? になっていて、水槽の周りは沢山の擬岩でデコレートされている。奥側には小さな滝もあって、そこから流れ落ちる水の周辺が苔むしていたりして、なんとも涼しげな雰囲気。
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オレが行ったのは昨年7月。施設を出ると外はとても暑かったから、この涼しげな感じは見た目にも気持ちが良かった。
余談ながら、水上は群馬でも北に位置しており、寒く雪も多い。今の時期の紹介しておいて何だが、この涼しげな雰囲気を楽しむには、できれば暖かい(暑い)時期の訪問をお薦めしたい。
水槽を泳ぐ魚は、上流域をイメージした水槽らしく、マス類が中心だ。

コの字型の順路を、流れの水槽を横目に見ながら進むとトンネル水槽が出現する。
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このくらいの規模の水族館にしては、かなり立派なトンネル水槽だ。
とは言え、トンネル水槽としてはやはり小ぶりなので、中を泳ぐ魚は種類数も3種ほどしかおらず、数も少ないが、利根川らしい? アオウオとソウギョ、コイが泳いでいる。
いずれもその巨大さで驚く、みたいなサイズではないけれど、アオウオを下から見上げられる施設は全国でもここだけ。
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それ、魅力的? と言われてしまうかも知れないけれど(笑)、アオウオ好きならそんな体験にも価値を見出せる… はず!?

小規模だし、驚くほど珍しい何かがいる訳ではないし、それどころか、突っ込みどころと言うか、粗もあって、何て素晴らしい水族館!! とはいかないけれど、ドライブや温泉旅行のついでに立ち寄るには、非常に立ち寄りやすい施設なのは間違いない。
高速のインターからも近いしね。

川遊びなども楽しめるので、水の冷たさが恋しくなったら、ピッタリな施設だ。
先にも書いたように、暑い時期には、この施設の涼しげな雰囲気が気持ちよく感じるだろうから。
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男鹿水族館 GAO(秋田) [水族館レポート(認定)]

秋田と言えば、大森山動物園!!

水族館ブログとは思えない書き出しだけど、昨年10月、秋田市の大森山動物園に行ってきた。
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目的はキリン。というか、その飼育技師である柴田さんの話が聞きたかったから。
動物園やその業界のことはほとんど何も知らないのだけど、恐らく、柴田さんは日本で一番有名なキリンの飼育技師なのだろうと思う。
たまたま見たTVで見た柴田さんの話を聞いて、大いに衝撃を受けたのと同時に、知っていると思っていたキリンが、実は何も知らないということに気付かされた。
そんなところにタイミングよく、東京で柴田さんの講演があり、話を聞く機会を得た。
そこでも同じく、衝撃と感動、もっと知りたい!! が得られたんだけど、同時に、そんな柴田さんがどうやってキリンと接しているのかが実際に見てみたくなって、秋田に行くことにした。
どうせ秋田まで行くのなら、これまで足を運んだことがなかったGAOにも行こう!! という訳で、いつもと違い、動物園のついでの水族館となった。

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この長い前置きと同じく、GAOまでの道のりも長かった。
地図で見れば分かるように、GAOがあるのは男鹿半島の先端みたいな場所。
何でこんなところに? と思う施設はしばしばあるけれど、GAOもまさにそのひとつ。
秋田市内からレンタカーで行ったのだけど、公共交通機関などではさらに訪問難易度が高いらしい。

長い道のりを経て辿り着いたGAOは、日本海の荒々しい岩場に建つ、コンクリート造りの建物。
中も外も、モダンな印象で綺麗。
綺麗な水族館という印象は、入館した後も続く。
大水槽、秋田の海、川、サンゴ礁、アマゾン、そしてホッキョクグマ。
どこも綺麗。
でも、それ以上の印象があまりないのだ。

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誤解して欲しくないんだけど、悪い水族館じゃないのだ。
行ってから既に3ヶ月が経過しているのもあるかも知れないし、自分の好きな何かや、強烈なインパクトのある何かがいた訳ではなかったのも影響したかも知れない。
まぁ、だからこそ、これまで行ってなかったんだろうとも思うんだけど、展示も“ここだけ!!”感が希薄で、やはり強く印象に残らないのだ。

GAOと言えば、看板はホッキョクグマだ。
個人的には、クマを見に水族館に行こう!! とはならないけれど、流石に看板だけに立派な展示場が与えられていた。
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でも、何でホッキョクグマ? という疑問はひとまず置いておくとして、日本一遊ぶと言われる豪太も、オレが行った日はあまり遊ぶ気分ではなかったのか、飼育下のクマらしい動き。
水族館のブログで見るような可愛らしい姿は、見せてもらうことができなかった。ただ、思っていた以上の身体の大きさには少し驚いたけれど。
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そこそこ規模のある、立派な水族館なのに、印象の薄さは何なんだろう?
ここにしかないものがないから?
それとも単に、好みの問題か。
ただ、綺麗な水族館であることだけは間違いないので、水族館の雰囲気を楽しみたい、という人にはオススメできる施設だと思う。
もちろん、ホッキョクグマ好きにも、ね。
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